日常生活での出来事などを俳句に詠んでみました。
俳画とはいきませんが、一応絵も添えましたのでご覧下さい。
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♪ 夕日受く 飛行機雲や 空高し(11.29)
♪ 溜め池の 主を競うか ウシガエル(5.13)
♪ 春の野に リンドウ咲くを 今ぞ知り(07.4.16)
♪ 稲実り 懐かしきかな 群すずめ(11.3)
♪ 虫の音に しばし耳鳴り 去りにけり(10.12)
♪ 我が庭が 終の住処か 雨蛙(10.8)
♪ 夏の日を 受ける葉の無き 木や哀れ(9.15)
♪ 梅雨空に 水玉纏う 蜘蛛の家(8.1)
♪ 太き穂も 土産とならず 猫じゃらし(7.9)
♪ 蜜蜂の 羽音に花の 有るを知り(6.13)
♪ 穂の波に 矢車草の 顔見たり(6.5)
♪ 風立ちて 麦の穂緩く 波を打ち(5.17)
♪ 雲雀鳴く 眼下に畑 疎らなり(5.12)
♪ 雪融けて 磁針となりぬ 浅間山(4.28)
♪ 待てど来ぬ 友に菜の花 寂しけり(4.28)
♪ 寂しけり 疎らな枝に 咲く桜(4.4)
♪ 達磨なる 梅の株にも 花は咲き(3.27)
♪ 立退きを 雀に謝して 枝落とし(2.17)
♪ 麦踏みも ローラー走る 世となりぬ(1.22)
♪ 寒空を 悠々滑る 鳶一羽(06.1.10)
♪ 晴れわたる 空も凍てつく 月夜かな(12.28)
♪ 風止んで 雀来ぬ間の 障子貼り(11.27)
♪ 整枝せぬ 金木犀にも 花の香が(10.11)
♪ 農道の 舗装を避けて 曼珠沙華(10.4)
♪ 稗実る 俺はここぞと 頭出し(9.27)
♪ 名月を 愛でる気を殺ぐ 俗世なり(9.19)
♪ 乱れ舞う 番いの蝶の 幸祈る(7.29)
♪ 紫陽花の 恨み涙か 遅き雨(7.6)
♪ 幸あれと 迷い子スズメ 放ちけり(5.25)
♪ ボロ屋根も スズメ喜ぶ 都なり(5.14)
♪ 花落ちて 背筋を伸ばす 椿かな(4.29)
♪ 夜も更けて 眠れぬ鳥の 声哀し(4.17)
♪ 今は無き 巨木を偲ぶ 椿かな(4.6)
♪ 空缶の 種は何処や 麦畑(3.26)
♪ 満開の 花もまばらに シクラメン(3.5)
♪ 山肌に 白き爪痕 痛々し(2.27)
♪ 鳥の巣に 剪定鈍る 梅林(2.21)
♪ 屋外の 蛇口緩んで 逆つらら(1.27)
♪ 木枯らしに 蜂の巣揺れる 細き枝(05.1.13)
♪ 熟したる 柿に群がる 鳥も無し(11.13)
♪ 蝙蝠の 見えぬ夕暮れ 死の気配(10.29)
♪ 案山子さえ 職を失う 世となりぬ(10.8)
♪ 虫の音の 合唱ありて 夜静か(9.18)
♪ ひとり鳴く 蝉の悲しき 昼下がり(8.15)
♪ 元服を 終えて嬉や 雨蛙(8.1)
♪ 紫陽花の 顔もほころぶ 雨静か(6.11)
♪ 控え目に オオバコ芽吹く 芝生かな(6.3)
♪ 燕よ 家賃は要らぬ 空家あり(5.12)
♪ 水稲の 留守はお任せ れんげ草(5.3)
♪ 春雨や オイラも元気 もぐら塚(4.29)
♪ いかめしき 株に寄り添う すみれかな(4.24)
♪ 若鳥の 下手もまた良し ホケホケキョ(4.11)
♪ 騒音に 負けじと唄う 初音かな(4.6)
♪ 荒れ畑に はぐれ菜の花 健気なり(3.29)
♪ 庭先に 赤影落とす 椿かな(3.14)
♪ 初雪や ??の 子猫かな(2.22)
♪ これはまあ お久し振りの 霜柱(2.16)
♪ 十六夜の 光も凍る 夜更けかな(2.8)
♪ 野良猫の 水場奪うか 初氷(04.1.23)
♪ 痩せ尾根に りんどう一つ 我一人(9.13)
♪ 夕暮れて 今年も来ぬか オニヤンマ(03.9.10)