夜明け前から鶯の声が聞こえる。
だが今朝の鶯は・・・
どう贔屓目に聞いても下手である。

鶯が上手に鳴くためには、
上手い鶯の鳴き声を聞き、
学習していく必要があるのだそうである。
とすれば、
早朝から鳴いていた下手な鶯は、
昨年生まれた若鳥かと思われる。

1年を無事に過ごして成鳥となり、
自然も僅かとなったこの地へも来てくれた。
そう思えば素敵なことではないか!

下手に聞こえる鳴声は、
鶯の子孫が育っていることを告げているのだ。
来年もまた聞きたいものである。



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