浅間山ー群馬と長野の県境に位置する活火山である。
江戸時代の天明の大噴火では山麓への被害だけでなく、
大気中への塵埃放出により地球規模の災害をもたらしている。
私が子供の頃には大きな音を立てて爆発したこともあるが、
最近は小規模の噴火はあっても大災害は発生していない。
 
冬場に家の前の開けた場所に出ると、
西方に真っ白な姿の浅間山を見ることが出来る。
今年は近年稀な寒い冬となったが、
それでも4月ともなれば雪融けも進んでくる。
残雪の模様は極単純なものであり、
白馬岳や爺ケ岳のような面白味には欠ける。
しかし南面から雪が消えていくので、
山を見れば地元の人でなくても方角を知ることが出来る。
切り株の年輪を見れば方角が分かると言われてきたが、
年輪では常に正しいとは限らないようである。
 
浅間の雪融けを見て方角を知っても役にはたたないが、
見知らぬ土地でも応用の出来ることではある。
 

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