パス戦術

パスと言ってもサッカーやバレーボールではなく、攻撃権の放棄の事です。

ゲームや競技やスポーツのいくつかは、攻撃と守備があります。

具体例は、囲碁・将棋・チェス・連珠・野球・アメリカンフットボール・等が思い付きます。

攻撃とか手番が交互に来るものです。

アメリカンフットボールは微妙かも知れません。

基本は、手番が得点を得る・有利になるチャンスです。

そして、パスという選択が可能な競技と不可能な競技があります。

そのパスについて考えて見ます。

パスが成立する条件は、手番がマイナスになる可能性が有ることです。

専門的にはありうると思うが、マイナス得点のない野球は省かれるとするべきでしょう。けが、疲れ、打順等であり得る可能性は不明です。

やはり、対戦型思考ゲームでかつ完全情報ゲームが主流です。

麻雀のように、明らかに振り込みというマイナスを抱えるゲームはパスは有効であるし、トランプのゲームの中には、予めパスの回数を制限するルールがある種類もあります。

これらは考察する以前にパスは有効な戦術です。

結局は、完全情報ゲームが主流というよりもこれしか思いつきません。

チェスは、パスしか出来ない局面は引き分けとルールがあります。

これは、後攻めは引き分け狙いという戦術が発生しています。

囲碁と連珠は、先攻めと後攻めにハンデを付ける事でバランスを取っています。

囲碁の場合は、終盤のダメ詰めの時にパスが認められていると認識しています。

それ以外は、陣形囲い取りという内容からパスが有効と考え難いです。

マイナスになる悪手は存在しても、パスよりも悪手は中盤以前に存在しないのではないかと思います。

将棋の場合が、近年不思議な状況になっています。

古来、手得という概念が大きなものでした。

ところが最近は、使用駒の性格=前に利きが強い=後ろに戻れない駒が多い、事からある局面では最善がパスという事が生じる事が次第に共通認識になりつつあります。

それに加えて、コンピュータ将棋の手法です。

しらみ潰しに、あらゆる手を読んで評価します。

そこで、枝刈りという悪手を省く手法が使用されます。

その時に枝狩りの基準を、パスとする(規約上は不可ですが)手法があると聞きました。全ての候補中で、パスはまだ有効とする見方です。

パスは、対戦に於いて双方に有効の場合がかなりあります。

従って、双方パスを止める仕組みが必要です。

・パスは禁止

・パスは、回数を制限

・パスは、引き分け

・双方パスは、ゲームが終了

等です。

トランプの7並べでは、パスの回数制限があります。

将棋はパスは出来ません。

囲碁は、双方パスは終局です。

チェスは、合法手がないパスは引き分けです。(スチールメイト)

合法手があればパスは出来ません。

パスという戦術は多くは高度な技術の元で現れると思えます。

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