ブロードバンド配信 Gyao「桜庭一樹 少女には向かない職業」を見る

パソコン通信が、インターネットに変わり・ブロードバンドが普及し、次は光通信とか無線とか次々に変わってゆきます。

テキスト配信から、静止画配信を経てブロードバンドによる動画配信の時代になっています。

技術の進歩は早いのでこれが発展するのか、いつまで続くのかの予測は難しいです。

既にポッドキャステイング配信が始まりつつあります。

現実には、動画配信が急速に増加しておりそのなかにオリジナル作品が含まれるのでその進展は興味があります。

ブロードバンド配信形態が、テレビの民放とよく似た形態を取っているのでそれとの比較も必要になります。

無料配信を取り上げていますが、有料配信も多くあります。そしてこちらが先行したのも事実です。

特にアダルト関係が先行するのはいつもの事です。

一般的な動画の有料配信も行われていますが、いつも問題になるのがファイル交換システムなどによる著作権侵害の問題です。

危険性がたびたび警告されていますがまだ、重要個人情報・機密情報の流出が報道されています。

勿論著作権問題も全く解決していません。

無料配信は、わざわざ違法コピーの必要がなく上記の問題は発生しやすい状態と考えます。

配信サイトは多数ありますが、無料配信という事でGyaoを代表として取り上げます。無料ですが、登録は必要です。

個人情報はちょっとという人もいるかも知れません。現状では、新コンテンツなどの情報のメルマガの配信以外には登録の動きはありません。

何がコンテンツかというと、テレビとほぼ同じジャンルといってよいかと思います。

当然長くコンテンツの制作を行っているテレビよりも、自作コンテンツの比率は現状では少ないとは言えます。

無料ですので民放テレビと同様に、コマーシャルが入ります。

ブロードバンドといえども速度が安定では有りませんので先読みを行います。

おおよその時間ごとに区切りがあり、それぞれの先頭にコマーシャルが入ります。

区切りの飛ばしは可能ですがコマーシャルの飛ばしはできません。正確には早送りも可能なのでしょうが、筆者の環境ではデータのダウンロード速度に余裕が少ないので現実は無理でした。

区切りを作る事と、その先頭にコマーシャルを入れる事は事実上、テレビと類似になります。

同時にブロードバンドの先読みの区切りにもなり丁度よい時間区切りと感じます。

テレビは番組表に従い放送されますが、ブロードバンド配信は配信可能期間が設定されており、その期間内では多数のコンテンツの中から視聴者が選んで見る事が出来ます。

この点が大きな違いといえます。テレビ放送にビデオ等の録画が付きものですが、ブロードバンド配信は見る時間の制約が非常に弱いのが特徴です。

上記で述べた区切り単位では、異なる時間に見る事も可能です。

それでは、一度実際に見てみようとしたのが「桜庭一樹 少女には向かない職業」です。

桜庭一樹原作の小説のドラマ化でブローバンド独自コンテンツの連続ドラマです。

1回がおおよそ45分です。このおおよそと言うのもブロードバンドの特徴です。

テレビでは秒単位まで規定されています。ブロードバンドでは、多少の時間は気にする必要はありません。

映画等も放送時間に合わせて時間編集の必要はありません。毎週1回追加更新で、全10回で完結です。

完結後しばらくまでは、初回から配信可能です。筆者も最初の8回はまとめて見ました。(1日2話ぐらい)

原作と映像化については、あらゆるメデイア共通のテーマですのでここでは述べませんが「感想記入欄」を読むと最終回の評判が非常に悪かったと感じます。

原作は、最終回分がなくその前の最後の一歩手前で終わっていますのでオリジナル脚本の部分です。

さて特徴を上げれば、

(1)右側に配役が絶えず表示される。従って最終回は始まった段階で違和感が伝わる。

(2)第4話がほとんどが第3回までの総集編になっている。

(3)約15分単位に分かれており飛ばし・戻しが可能。

(4)テレビの番組表のように各話ごとの内容紹介が配信スイッチと同じ所についている。でも番組表と同様にたぶん浅くしておりあまり意味はない。

(5)視聴者の感想公開・記入欄がある、それを読んだ人がそれ自体を採点できる。

(6)テレビの視聴率と同様に視聴率ベストが公開される。

(7)新番組情報等がメールで送られて来る。

極端に言えば、配信中の見たいときにいつでも見れる事以外は殆ど民放のテレビと類似または類似機能を持つと言えます。

イメージとしては、テレビの定時放送性が習慣になっている人と、録画して見る事が習慣になっている人でブロードバンド配信の受け入れかたが変わると思います。勿論、後者の人に受け入れやすい事は確かでしょう。

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