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最初に読むべき本:株の本(投資書籍)


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■ステップ1:最初に何を読めばいいか

投資を始める前、あるいは始めた頃に読んでほしい本です。

稼ぐ! ロジカル株投資 個人投資家だからできる「勝者のゲーム」」・・・ファンドマネジャーとして、中小型株の運用をされていた太田忠氏の新刊です。もはや右肩上がりではない、今の時代にふさわしい、リスク管理を重視した投資手法を解説しています。

ファンダメンタル投資の教科書」・・・個人投資家でもある公認会計士の書いた本。ポイントを押さえてあり、実践的で分かりやすいです。なお、売買(テクニカル分析)についても簡単に紹介しており、その章が意外に(失礼!)秀逸でした。

株式投資の学校[入門編]」・・・ファイナンシャルアカデミーの人気講座「株式投資の学校」のテキストを書籍化したものです。株式投資に必要な知識がバランス良くまとめられています。

投資で一番大切な20の教え」・・・久々に感動を覚えた本。投資家として、中長期的に成功するための心構えについて触れています。初心者のうちは意味の良く分からない箇所があるかもしれません。それでも、折に触れて読み返してください。著者の言葉に重みを感じるようになれば、投資家として一人前です。

稼げる投資家になるための投資の正しい考え方」・・・プロ投資家として、着実に利益を上げている上総介さんの著書です。本書の「正しい考え方」を理解しているか否かで、投資家としての人生が違ってきます。とにかく、読んでみてください。

〈新〉角山式 副業の株 儲けの方程式」・・・手前味噌ですが、個人投資家として20年生き残ってきた私(角山智)の著書です。ファンダメンタル分析、テクニカル分析、売買ルールについて、分かりやすくまとめました。

最初に読むのに最適な6冊
稼ぐ! ロジカル株投資 個人投資家だからできる「勝者のゲーム」 ファンダメンタル投資の教科書 株式投資の学校[入門編] 投資で一番大切な20の教え 稼げる投資家になるための投資の正しい考え方 〈新〉角山式 副業の株 儲けの方程式

■ステップ2:理解を深めたい

基本が身に付き、さらに理解を深めたい方には、次の5冊をおすすめします。

伝説のファンドマネージャーが教える株の公式」・・・株式投資の要諦をシンプルな公式にまとめた、ある意味で画期的な本です。さらに詳しく学びたいのであれば、続編『株の絶対法則』も合わせて読まれることをおすすめします。ちなみに、著者の林則行氏は、プロとしてオイルマネーを運用していました。

投資の王道―株式市場のテクニカル分析」・・・本書を読んで「チャートはまがいもの」というテクニカル分析に対する偏見を改めました。とりわけ「第3章新井邦宏の投資哲学」が素晴らしいです。ファンダメンタル分析派のまじめな方こそ、読んでみてください。

ヘッジファンドの懲りない人たち」・・・70歳にてヘッジファンドを立ち上げたバートン・ビッグスの著書です。読み物としても面白く、資産運用の大変さがよく分かる本です。ちなみに、著者によれば、ヘッジファンドの元祖はケインズだとか。

ホントは教えたくない資産運用のカラクリ (3) 「錬金術入門」篇」・・・著者らしいウイットに富んだ解説でズバリ投資の本質を突いている『ホントは教えたくない資産運用のカラクリ』シリーズの最高傑作です。「裏目じじい」のたとえには大笑いしました。

ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理」・・・本書がはじめて翻訳されたのは、今から20年前。初心者時代に繰り返し読んだ本です。自分でも色々なやり方を試してみましたが、著者の主張はおおむね正しいと思っています。投資の入門書として、おすすめできます。

理解を深めるための5冊
伝説のファンドマネージャーが教える株の公式 投資の王道―株式市場のテクニカル分析 ヘッジファンドの懲りない人たち ホントは教えたくない資産運用のカラクリ(3)「錬金術入門」篇 ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理

■ステップ3:ファンダメンタル分析を極める

ファンダメンタル分析を極めたい方は、次の4冊を読んでみてください。

MBAバリュエーション」・・・企業価値評価の定番として、よく読まれています。EV/EBIDAの解説が分かりやすいです。

バリュー投資入門」・・・元は米国ビジネススクールのテキストです。内容は高度ですが、力をつけたいのであれば取り組む価値のある本です。

投資家から「自立する」投資家へ」・・・この本もレベルが高いです。個人投資家としては、ここまでマスターできれば十分でしょう。

バリュー投資の強化書」・・・私(角山智)の著書です。定量分析、定性分析については詳説、さらに経済動向や市場心理の見方まで加え、タイトルのとおりバリュー投資を“強化する”内容となっています。書評、訂正箇所などはバリュー投資の強化書サポートページをご覧ください。

ファンダメンタル分析を極めるための4冊
MBAバリュエーション バリュー投資入門 投資家から「自立する」投資家へ バリュー投資の強化書

■ステップ4:偉大なる投資家の著書

ここでは、偉大なる投資家の著書を紹介しておきます。

賢明なる投資家」・・・“バリュー投資の父”と呼ばれるベンジャミン・グレアムの名著です。金融ジャーナリストのジェイソン・ツバイクが解説を加えた「新賢明なる投資家 (上)」「新賢明なる投資家 (下)」もあります。

バフェットからの手紙」・・・バークシャー・ハザウェイの株主向け書簡がまとめられており、実質的にはバフェットの著書といえます。

ピーター・リンチの株で勝つ」・・・全米ナンバーワンのファンドマネジャーが個人投資家向けに株式投資を分かりやすく解説しています。初心者時代、夢中で読みふけった本です。

オニールの成長株発掘法 【第4版】」・・・オニール独自の投資法である「CAN-SLIM(キャン・スリム)」の解説書です。成長株投資に興味をお持ちの方は読んでみてください。

ミネルヴィニの成長株投資法」・・・『マーケットの魔術師 株式編』にも登場するマーク・ミネルヴィニの著書です。第12章、第13章のリスク管理だけでも読む価値があります。

偉大なる投資家の著書5冊
賢明なる投資家 バフェットからの手紙 株で勝つ オニールの成長株発掘法 【第4版】 ミネルヴィニの成長株投資法

■ステップ5:偉大なる投資家を取り上げた本

こちらは、偉大なる投資家のインタビュー集や伝記です。

世紀の相場師ジェシー・リバモア」・・・投機家として有名なリバモアを取り上げた本です。トレーダーの間ではバイブルとされていますが、長期投資家にも十分に役立つ内容です。

マーケットの魔術師」・・・トレーダーのインタビュー集ですが、オニールやジム・ロジャーズが登場します。

新マーケットの魔術師」・・・続編です。タートルズの生みの親、エックハートが登場します。

マーケットの魔術師【株式編】《増補版》」・・・マイケル・ラウアーやアーメット・オクマスといったバリュー投資家が登場します。

続マーケットの魔術師」・・・『マーケットの魔術師』シリーズらしい深い内容です。本書でも、いくつかの“気づき”を得ることができました。リーマンショック後に書かれただけあり、よりリスク管理に注力した内容となっています。

偉大なる投資家を取り上げた5冊
世紀の相場師ジェシー・リバモア マーケットの魔術師 新マーケットの魔術師 マーケットの魔術師 続マーケットの魔術師


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