| 「返ってこない金は貸さない〜」でお金を貸すときはくれてやるつもりで貸せと書きましたが、とはいっても、返って来ないよりは返してもらった方が、よいに決まってますから、貸すときはそれなりの準備をしておく必要があります。 金銭消費貸借契約書を書かせる・担保・公正証書化など、いろいろな方法があります。 上記のような方法を取らないまでも、せめて簡単な借用書ぐらいは書いてもらいましょう。 借用書には、借りた金額・日付、貸主、借用書作成日、そして相手（借主）の署名をメモ用紙にでもいいですから、書いてもらいましょう。 「今、ハンコ持ってないから今度でいい?」と言われても、貸すときに必ず借用書を書いてもらういましょう。 本音トーク 借用書は必要？ 実は上記の文章はまだ私が駆け出しの頃に作成した文章が元になっています。それから幾多の相談を受けた今の私が本音をお話します。 個人的には、借用書なんて実は多くのケースでは要らないと考えています。借用書はお金を貸す際に必ず作らなくてはいけないものではありません。借用書は将来のトラブルに備えて作るものです。 トラブルに備えて借用書を作るわけですが、いざトラブルになると借用書が役に立たないこと多いんです・・・ 借用書があれば、お金を貸したことが証明しやすく、裁判になってもまず勝てるでしょう。でも、裁判に勝ててもそのとき相手に資産がなければ、結局お金は戻ってきません。 相手に資産がなければ借用書など紙切れに過ぎません。個人間のトラブルの場合、返さないのではなく、返せない ケースというのが多いのです。そのような場合、借用書を書いてもらっているからと言って、お金を取り戻すのは難しいのです。 後で、トラブルになるために借用書を作成する。でも、実際トラブルになると借用書があっても回収できないことが多い。 つまり、借用書があってもなくても変わらないので、借用書は多くのケースでは要らないと考えています。そして、借用書を作成を考えなくてはいけないケースではお金を貸すべきではないと考えます。 ⇒続きはコチラ |
|
| 姉妹サイト 内容証明の達人 クーリングオフの達人 |