保証人って何?
保証人とは主たる債務者(保証される債務のことを主たる債務といい、その債務者のことを主たる債務者といいます)が、債務を履行しなかった場合に代わりに履行しなければいけない人のことです。
よく保証人にだけはなるなって言われるのはこのためです。他人の借金を払う羽目になるかもしれないのですから。自分が頼まれた場合は絶対ならないようにしましょうね。
保証人は、履行を請求された場合、自分の前にまず主たる債務者に請求せよ(催告の抗弁権という) 、自分に強制執行する前に主たる債務者に対して強制執行せよ(検索の抗弁権という) と主張することができます。
保証人が複数いる場合には主たる債務を保証人の人数で割った分を各自が保証することになります(分別の利益という)。たとえば、1000万円の債務に5人保証人をつけた場合一人200万円を保証することになるというわけです。
連帯保証人について
債務を保証するという点では普通の保証人と同じですが、連帯保証人には催告の抗弁権、検索の抗弁権、分別の利益がありません。
つまり、債権者は、主たる債務者に請求しないでいきなり連帯保証人に請求したとしても文句を言われることはないですし、連帯保証人が複数いたとしてもそのうち一人に全額請求することができます。
債権者にとっては、連帯保証人の方が都合がよいので(保証する側からすればとんでもない話ですが)、保証人を取るといった場合はたいてい連帯保証人のことを指しています。ちなみに主たる債務が商取引によって生じたものであるときは、当然に連帯保証となります。
つまり、債権者は、主たる債務者に請求しないでいきなり連帯保証人に請求したとしても文句を言われることはないですし、連帯保証人が複数いたとしてもそのうち一人に全額請求することができます。
債権者にとっては、連帯保証人の方が都合がよいので(保証する側からすればとんでもない話ですが)、保証人を取るといった場合はたいてい連帯保証人のことを指しています。ちなみに主たる債務が商取引によって生じたものであるときは、当然に連帯保証となります。
保証人を取るときの注意点
注)現在、保証契約は、書面により行わなければ効力が生じないことになっています。
保証契約は、主たる債務者と保証人の間で結ばれる契約ではなく、債権者と保証人の間で結ばれる契約ですから、保証契約を結ぶときは保証人に直接会って、ちゃんと説明した上で保証する意思があるのかを必ず確認し、書面により保証契約を行いましょう。
保証契約は、主たる債務者と保証人の間で結ばれる契約ではなく、債権者と保証人の間で結ばれる契約ですから、保証契約を結ぶときは保証人に直接会って、ちゃんと説明した上で保証する意思があるのかを必ず確認し、書面により保証契約を行いましょう。
保証人にはこんな人を
1、資産家−何も持っていない人を保証人にしたところで何も取れません。お金持ちであるに越したことはありません。
2、信用がある人−社会的な信用がある人は、信用を失ってしまう自己破産はしたがらないでしょう。他からお金も借りやすいですし、債務が多額でもない限りなんとか支払ってくれるでしょう。
3、責任感がある人−借りたものは返さなければいけないという考え方が強い人からは回収できる可能性が強いでしょう。 おまけ
最初に自分が頼まれた場合は絶対に保証人にならないようにと書きましたが、どうしても断りきれないときがあるかもしれません。そんなときあなたならどうしますか?主たる債務者がきちんと弁済することを信じて待ちますか?
それもいいでしょうけど、私なら保証人になってしまった日から財産隠しに走りますね。不動産は家族に名義変更し、銀行預金は全額おろし、金目のものは人目につかないところに隠したり、ともかく、考えつくありとあらゆる方法で財産を隠します。取られるものさえなければ怖いものなしですから。あとは自己破産して終わりというわけです。
2、信用がある人−社会的な信用がある人は、信用を失ってしまう自己破産はしたがらないでしょう。他からお金も借りやすいですし、債務が多額でもない限りなんとか支払ってくれるでしょう。
3、責任感がある人−借りたものは返さなければいけないという考え方が強い人からは回収できる可能性が強いでしょう。 おまけ
最初に自分が頼まれた場合は絶対に保証人にならないようにと書きましたが、どうしても断りきれないときがあるかもしれません。そんなときあなたならどうしますか?主たる債務者がきちんと弁済することを信じて待ちますか?
それもいいでしょうけど、私なら保証人になってしまった日から財産隠しに走りますね。不動産は家族に名義変更し、銀行預金は全額おろし、金目のものは人目につかないところに隠したり、ともかく、考えつくありとあらゆる方法で財産を隠します。取られるものさえなければ怖いものなしですから。あとは自己破産して終わりというわけです。