【廃墟マニヤ File015】
Y・Hの館/Dの里(山口県)
(その11)
太鼓のようなものがあると思ったら……
……反対側はこんなでした!
パンフレットを見ると「男根みこし」と紹介されています。でもこの棒の長さだと、4人ぐらいしか担げないですよ。
「男根みこし」のまわりを囲むように展示されているのは、すべて道祖神です。
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彩色祝言道祖神とあるけれど彩色されてませんね。あまり詳しくないのですが、安曇野あたりは色を塗る行事があるようです。
一点ずつ紹介しているとキリがないので、集合写真でお楽しみください。
……思うに道祖神は、農村などの自然の風景の中にあるからいいのであって、こんな暗い場所で大量に見せられても、数に反比例してありがたみが減っていく感じです。
三猿がいるので庚申塔でしょうか。上の人物(観音様?)は、なかなかイカしたプロポーションですね!
みこしの先に、ガネーシャと猿の像がありました。
農村ジオラマ(!)に置かれた猿の像。性器のついた猿の像をよく見かけるのはなぜなのかと調べてみると、江戸時代に山王神のつかいである猿に女陰を彫り込んで、子授けの像として信仰することが流行ったためだそうです。
結構大きなガネーシャの像。日本では歓喜天とされています。歓喜天は一般的には夫婦和合&子授けの神として信仰されており、この秘宝館ではこちらの像を「夫婦円満地蔵」と名付けていたようです。
(続く)
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