【廃墟マニヤ File015】

Y・Hの館/Dの里(山口県)

(その4)

ヌード入口

さて、いよいよ建物内部を目指すことにします。
建物側面についていたドアのガラスの部分を見ると、ヌード入口と書かれています。どうやらヌード公演もここで行われていたようです。とりあえずドアが開くか試してみましたが……やっぱり開きませんでした。

 

出口部屋

なんとかしてお邪魔することに成功! 入ったところは、出口につながる最後の部屋でした。

実は今回、写真の順番を入れ換えて、館内入口の方から紹介していくつもりでしたが、臨場感のあるコメント(たいしたことない!?)が書きづらいので、この後、見ていった順番通りに紹介していくことにします。そのため今回のレポート、山場が前半に来て、後半ショボくなっていきます。……まあ、諦めてお付き合いください。

 

パンフレットや入場券

一か所に集められたパンフレットや入場券。明らかにナニモノかによって、撮影用に並べられたものですね。

 

ヌードショー料金看板

ヌードショーの料金は2500円だった模様。ちなみに落ちていた秘宝館の入場券は1300円でした(Keiさん情報によると、オープン時の入場料は1000円で、「Dの里」となってから1300円に値上げされたのだろうとのことです)。

 

温劇訓

楽屋か事務所に貼られていたものでしょうか。最後に「温劇訓」とありますね〜。「温劇」はやっぱり「温泉劇場」ですよね。ということは最初に見たヌード劇場はやはり、この秘宝館の関連(というか同経営の)施設だったことは間違いないようです。

私とKeiさんの推理(というほど大袈裟なものではありませんが)では、恐らくある時期に、この秘宝館内で行われていたヌードショーが、前の場所に独立移転したのでしょう。


残されていたエロ本

出口前のガラスのショーケースの上にはエロ本が残されていました。ヤングのみなさんにはちょっとわからないかもしれませんが、憧れのスウェーデンをタイトルに謳ったポルノ本です。もちろん本当にこのモデルがフロム・スウェーデンであるかは怪しいところですが……。

中を見ようとしたら湿気でページがくっついていて剥がれず、河原に落ちていたエロ本を棒で開いて見ようとしていた少年時代を思い出しました。ビニール袋に入っているものは恐らく開いたと思いますが、わざわざ袋から出して見たいほどでもなかったので、結局内容は未確認です。

 

ちなみに、表紙の顔の横にある、妙に存在感のある赤いボタンっぽいものはなにかと思ったら、電話のダイヤルでした。さすがスウェーデン、オシャレなデザインですね〜(バイブレーターかと思った人は私と同類の人間です)。

 

部屋の奥側

部屋の奥側。パーティションの向こう側に、先ほど「ヌード入口」と書かれていた扉があります。

 

エロ写真販売機?

たぶんエロ写真の販売機。しかしこのサンプル写真、最近見たことのないモノすごい前バリですよ。

 

暗闇の隣室

……さて、この先はどうやら壁の向こうの真っ暗な部屋へ進むしかないようです。

いつも書いているように心霊的な現象に対する恐怖はないのですが、やはり暗いと色々なリスクが増えるのでそれなりに緊張する上、空気も良くないし(昼間なのに暗いということは、ほぼ閉塞状態ということですから)、なにより写真を撮るのが大変なので、あんまり気乗りがしません。


(続く)


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