東京大学法学部 2003年度 「行政学」 講義

2004-1-20


2003年度の行政学の授業は終了しました。


●  2003年度冬学期開講    法学部 25番 教室
  
   毎週  火曜日2限(10:20〜12:00)
        金曜日4限(15:00〜16:40)



第1回 10月7日 0 ガイダンス

第2回 10月10日 T 行政国家の成立と行政学の発展
  1-1 行政国家


第3回 10月14日   1-1 行政国家(続き)  


第4回 10月17日   1-2 行政学の誕生と発展

第5回 10月21日   1-2 行政学の誕生と発展(続き)
 
 1-3 行政改革の理論


第6回 10月24日   1-3 行政改革の理論

第7回 10月28日 U 統治構造と政府間関係
  
2-1 政府体系  

第8回 10月31日   2-2 議会と行政府
  
2-3 中央と地方


第9回 11月4日   2-3 中央と地方(続き)  


第10回
11月7日
  2-4 分権改革    <資料あり>


第11回 11月11日   2-4 分権改革(続き)  <資料あり>


第12回 11月14日   2-4 分権改革(続き) 


第13回 11月18日 V 組織と管理
  
3-1 官僚制の理論


番外 11月21日  休講=人事院による特別講義

第14回 11月25日   3-1 官僚制の理論(続き)
  3-2 組織と管理


第15回 11月28日   3-2 組織と管理


第16回 12月2日   3-2 組織と管理(続き)
  
3-3 日本の内閣制度


第17回 12月5日   3-3 日本の内閣制度


第18回 12月9日   3-3 日本の内閣制度(続き)
  3-4 省組織と決定過程


番外 12月12日  休講=人事院による特別講義

第19回 12月16日   3-5 公務員制度
W 政策過程と制度設計
  4-1 政策の概念と政策過程


休講 12月19日   公共政策大学院入試準備のため


第20回 1月9日 W 政策過程と制度設計
  4-1 政策の概念と政策過程
  4-2 制度設計の手法と環境変化への適応


第21回 1月13日 W 政策過程と制度設計
  
4-2 制度設計の手法と環境変化への適応


休講 1月16日   センター試験場設営のため


第22回 1月20日 X 行政参加と行政責任
    

● 授業の進め方

 1.休講等の授業に関する連絡事項および使用する教材、読んでおくべき文献等については、このホームページで随時掲示する。
   毎回、授業の前には、このホームページをみて予習および教材の準備をしておくことが望ましい。 

 2.授業は、以下に示す計画に従って進める。授業の回数は、22〜24回を予定している。
   休講等で、授業計画通り進行しない場合には、1月に補講をする。

 3.講義の冒頭に、時事的な解説をして、行政学の実際の問題への応用、適用の方法を紹介する。
   毎日、新聞、テレビのニュース等に関心をもつことが望ましい。

 4.試験は、通常の試験期間中に行う。単なる知識ではなく、現実の問題解決に必要な能力を問うような出題をする予定。

 5.授業や行政学に関する質問は、講義の終了時にするか、私宛のメールでアポイントメントをとって研究室に来てもらいたい。
   メールでの質問は、授業の冒頭に紹介し、回答する予定。


● 授業計画

 ★現時点で予定している授業の概要とキーワードは下記の通り

 0. ガイダンス──行政学とはどのような学問か? 行政学の勉強の仕方(1回)

 1. 行政国家の成立と行政学の発展──行政国家/行政学とは?/行政改革の理論(4回)

 2. 統治構造と政府間関係──政府体系の構造/議院内閣制と大統領制/国地方関係地方分権(4回)

 3. 組織と管理
       ──官僚制/組織と管理/日本の内閣制度/省庁組織と決定過程/公務員制度(5回)

 4. 政策過程と制度設計
       ──政策過程
/制度設計/環境変化への適応/行政計画と政策評価/法と政策(5回)

 5. 行政参加と行政責任──NPO/住民投票制度/行政責任と情報(3回)


 授業で使用する基本的教材について

  いわゆるそれに沿って授業を行うような教科書は使わない。
  しかし、手元に置いて、随時参考にすべき基本的文献として、とりあえず、次のようなものをあげておく。
  1から3は、教科書。4,5は、論文集で参考文献。

 1.森田朗著 『改訂版 現代の行政』日本放送出版協会

   放送大学の教科書であり、一般読者向けに書かれているので、法学部の行政学の授業では易しすぎる。
   しかし、授業の体系と概要を知るためには必要。

 2.西尾勝著『行政学[新版]』有斐閣

  わが国で最も権威ある体系的で詳細な教科書。
  しかし、行政環境が激変しつつある今日、最近の動向が充分に反映されていないところがある。

 3.クリストファー・フッド著(森田朗訳)『行政活動の理論』岩波書店

 
 「新公共管理論」に基づく行政活動のメカニズムについての優れた教科書。行政活動に関しては、本書に拠るところが多い。

 4.森田朗編著『行政学の基礎』岩波書店

 
 最近の行政学の基本概念について論じた若手の行政学者による論文集。

 5.西尾勝著『行政学の基礎概念』東京大学出版会

  行政学の基礎概念について論じた重要な文献


 
● 以上の外にも授業では多数の文献を読む必要があるが、それらについてはその都度指示する


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