第20回 2004年１月9日
Ⅳ 政策過程と制度設計
4-1 政策の概念と政策過程
●政策の概念──社会システムとその制御
●政策 ＝行政活動のシナリオ／設計図／プログラム
政策の形式 公示形式 法律／予算
政策の要素 目的／主体／対象／手段
政策手段 権力的手段／経済的誘因提供／情報提供／物理的制御
●政策と法
法律による行政の原理
現代の行政法の理論
政策の執行と法律の執行
法の限界と法制度の設計
●政策過程
基本的な考え方 ①問題の分析 ②解決の仕組の考案 ③制度設計（法律にする）
政策過程 ＝作業段階の循環
①課題の設定 現実と期待のギャップ／確定
②原案の作成
③公式決定
④政策の執行
＜以下、次回2004年１月１３日＞
●政策の評価
事業評価／プログラム評価
事前評価／事後評価
評価の射程／対象（アウトプットとアウトカム）／評価基準／因果関係
評価手法 費用効果分析／費用便益分析
評価手法の問題と政治性 評価者（第三者性）／評価情報
評価の限界と予算・計画との連動の必要性
4-2 制度設計の手法と環境変化への適応
●政策決定の方法モデル 合理的決定モデル／インクリメンタリズム／etc.
●多様な選択肢
①直営／委託
②専門家／一般市民
③実施単位 全体／近隣地域
④独占／競争
⑤一般会計／受益者負担
●環境変化の要因
①自然環境の変化
②社会環境の変化
③技術の進歩
④予期せぬ効果
⑤相互学習
●変化の認識
●適応能力
①部分的適応
②再編成
③模倣
④新規開発
＜文献＞
１．森田 『現代の行政』 １２章～１４章
２．西尾 『行政学』 １４章、１５章
３．フッド 『行政活動の理論』 ４章、５章