【廃墟マニヤ File060】
C父セメント第一工場(埼玉県)
(その12)
このタワーは、キルンで焼成する前に原料が化学反応しやすいよう高温ガスで暖める装置らしいのですが……
2003年に撮った写真と見比べてみると、バイクの集合管のような部分が無くなってます!
こちらの方も結構部品が取り外されているような気配ですね。赤錆の感じからすると、かなり高温になるブロックだったのでしょう。
これじゃあ途中からこぼれちゃうのでは!? 細かく見ていくと、錆で穴があいている箇所があちこちに。
更に先に進んでいくとサイロが登場。形状的にはセメントサイロだと思われますが……。
サイロの下まで行ってみると、電話が置かれた小屋がありました。この隣は原料ホールの搬入口なので、原料を持ってきたダンプの運転手か監視員が、ここから何か連絡を入れていたのかもしれません(上の写真にも写っているので、サイロの大きさの比較用としてご覧ください)。
あまりに目立つのと、危険のわりに上は面白くなさそうなので、この階段を上るのはパスすることにしました。
工場全体を俯瞰で撮りたかったので高い所へ。
本当はもう一段上があったのですが、急斜面直登か、ぐる〜っと大回りしなければ行けそうにないので、ここで手を打つことにします(……とは言っても、この場所に辿り着くには錆びた金網通路を通らねばならず、自分としては結構頑張ったほうだと思います)。
ちなみにこの写真は工場北側が切れてしまいました。35mm判換算で20mmという広角レンズでこれですから、パノラマにしないと全体を入れるのは難しいようです。
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低いほうのタワー。こちらも2003年時より、かなりスカスカという印象です。
(続く)
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