【廃墟マニヤ File060】
C父セメント第一工場(埼玉県)
(その9)
薄暗い建物の下に何基ものボールミルがありました。その禍々しささえ感じさせる巨大さに圧倒されます。
この辺は原料ストレージホールの裏手にあたるのですが、ボールミルは最終工程で使用する装置のはずです。やはり施設の配置はかなり複雑に入り組んでいるようですね。
だいぶボルトが抜けていますよ……。末期には使用されなくなっていたのかもしれません。
現役時代は、この巨大な装置が轟音を上げながら回転していたのでしょう。
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さて、薄暗い柱の間を抜け、石灰などを貯蔵する原料ホールの表側に出てきました。
ホールの横に立ち、見上げてみるとまるで迷路のようです。
1階から直接ホール内に入れそうな入口を見つけることが出来なかったので、上にあがることにします。ところが、階段はたくさんあるのですが、ほとんどの階段は錆びて強度的に危険な感じになっており、一番マシな所を探してようやく上がることができました。
上がって部屋のようになった所にあったコンベアーのライン。
そして、さらに先へ進むと、奥にとんでもなく広い空間が広がっていました。
(続く)
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