平成26年7月14〜18日 新潟旅行記


 昨年(平成25年)は一度も新潟に行きませんでした。僕は、1年くらいならばまだしも、3年新潟に行かないと強烈に「新潟に行きたい!」と思って、他のことが手につかなくなってしまう人間です。それほど新潟に思い入れがあります。

 今回、運良く夏休みとして4連休が取れました。4連休が取れるとわかった瞬間、「よし、新潟に行こう。」と迷わず決めました。
 僕は旅行が趣味ですが、次の旅行の第一候補としている東北(仙台方面)に行くにはもう少し余裕が欲しいところ。それこそ5連休か6連休で行きたいと思っていました。4連休ならば今回は新潟に行くのがベストだと思ったのです。

 これまで、新潟に行く際には何かしら目的を定めていました。教育実習で使った宿泊施設に行くとか、彌彦神社などの神社仏閣参拝とか。今回の目的は「大学時代の思い出の食事を再体験する」です。もちろん一つだけではなく「大学時代の友人が住んでいたアパートを見て回る」というのも目的の一つにしました。




14日(月)
 この日は午前中で勤務が終了したので、とりあえず午後は用事を済ませてから休憩。
 午後9時過ぎに自宅出発。松代PA、妙高SA、新井PA、大積PAで休憩。





15日(火)
 午前3時に新潟に到着。今回の旅行で宿泊する予定の友人T・Y氏宅の前を通る。電気がついていたがこの時点では寄らず、明るくなるまで新川漁港で休憩。ちなみに新川漁港に行ったのは初めて。
 明るくなってから、新潟大学東側にある、大学時代の友人T・H氏がかつて住んでいたアパートに行く。かなり迷ったが、なんとかたどり着く。外観の写真を撮影。近くで何か事件があったらしく、警察官がかなりの数来ていた。・・・不審者扱いされなくてよかった。
 その後、内野西にある大学時代の友人N・K氏がかつて住んでいたアパートに行く。外観の写真を撮影。さほど迷わなかった。
 更に明るくなってから、内野駅周辺・内野商店街で写真撮影。内野駅が高架橋の工事を行っており、仮駅舎になっていた。以前の姿がなくなってしまうことに寂しさを覚える。

工事中のJR越後線 内野駅


内野駅 仮駅舎



 よく行っていたスーパー「いちまん内野駅前店」のスーパーのロゴが変わっていて、軽く驚いた。

いちまん内野駅前店
 昔はひらがなで「いちまん」だったのに・・・。



 大野交差点・坂井交差点の近辺でも写真撮影。僕が大学生だった頃の店がほとんどなく、ここでも寂しさを覚える。
 大堀幹線を通って青山まで行く。大学時代、部活の小旅行の帰りに朝食を食べたレストラン(建物は残っていたが、違う店になっているかもしれない)を見る。
 午前8時ころ、大学時代に住んでいたところの大家さんの家に行く。2年前に来た時は大家さん(80代女性)が介護施設のショートステイに行っていたので会えなかったが、今回もいたのは大家さんの息子さんだけだった。しかし、「金曜日の昼に来ればいると思う」と言われたので、今回は帰ることにし、金曜日に再度来ることにした。
 道の駅新潟ふるさと村へ。午前10時ころ到着したが、バザール館(土産の売店)は午前10時半開館だったので、時の旅人館(新潟観光情報館)やアピール館(新潟の歴史・文化等の資料館)、庭園を見て時間を潰す。バザール館では日本酒や煎餅などを買う。

道の駅新潟ふるさと村
 緑色の屋根の建物がバザール館。土産を買うには絶好のポイント。



 近くにあるサントノーレ新潟店へ。何も買わず。

サントノーレ新潟店
 ブランド品が数多く売られており。大学時代に何度も来た。



 新潟の人気ラーメン店「吉相」の女池インター店へ。昼前だったが既に混んでいた。昼食でラーメンこってり味海苔10枚トッピングを食す。美味。

吉相 女池インター店


吉相 ラーメン こってり味 海苔10枚トッピング
 とにかく海苔が好きなので・・・。



 ホンマ健康ランドに行く。外観を見ただけ。過去に何回か来たことがあり、宿泊したこともある。

ホンマ健康ランド



 新潟県庁へ行く。県庁駐車場に車を停め、写真撮影。県庁の近くにあったお好み焼き屋(友人T・H氏と一度来たことがある)を探したが見当たらず。

新潟県庁



 水族館「マリンピア日本海」へ。ここに来るのは初めて。売店で小さなガラス製のイワトビペンギン、イワトビペンギンのひな、氷山イメージの置物ベースを買った。入館料が1500円と高かったので、水族館自体は入館しなかった。

マリンピア日本海



 大学周辺に戻り、往来橋近くの岩田たばこ店へ。ダビドフ・ゴールド1カートンと銀張りのシガレットケースを購入。コイーバのジッポーがショーケースに並んでいたが、値札がついておらず、店番をしていたおばあさんでは金額がわからないということで購入を断念した(あとで調べたら、コイーバのオフィシャルグッズではないらしく、5000円前後で買えることがわかった)。
 午後2時すぎ、友人T・Y氏宅へ。夕方までゴロゴロと過ごす。
 夕方、T・Y氏と西蒲区巻にあるラーメンの名店「古潭」へ。野菜味噌ラーメン大盛りを食す。相変わらず大変に美味。我々二人が入店した直後、麺だかスープだかが終わったらしく、後に来た人達は断られていた。

古潭 野菜味噌ラーメン大盛り
 僕がこれまでに食べたラーメンの中で最高だと思う。



 帰りに、現在栃木に住んでいる大学時代の友人N・K氏から電話が来て、久々に話した。
 スーパー原信内野店でサッポロの新潟限定ビール「風味爽快ニシテ」を購入し、T・Y氏宅で飲む。そのまま朝まで飲み、食い、語る。





16日(水)
 昼までT・Y氏宅でゴロゴロと過ごす。外は雨。
 昼食は新潟大学前のとんかつ屋「かねこ」で。大学卒業後、平成18年5月に一度来ている。大学時代この店で最も食べたと思われる名物カツ丼を食す。美味。

とんかつ かねこ


とんかつ かねこ  名物カツ丼
 ご飯の上にカツ3枚、ご飯の中にもカツが2枚入っている。計5枚のカツは食べごたえ充分。



 大学生協で買い物。新潟大学グッズ(Tシャツ、マグカップ、ペン、饅頭)を買う。饅頭は自分とT・Y氏の分でバラ売りを2個買ったが、レジのお姉さんが間違えて1個120円くらいのものなのに、1個720円でレジを打ち、値段が跳ね上がったので驚いた。
 大学は図書館が新しくなったり、いろいろ変わっていたが、これまでの正門が「旧正門」となり、新しく正門が作られていたのには正直ショックだった。

新潟大学 正門
 旧正門は画像左奥方向。





 再びT・Y氏宅で夕方まで休憩。午後5時30分、T・Y氏の車で新潟の繁華街「古町」へ向けて出発。部活の先輩との飲み会のため。
 午後6時20分に古町の旧大和百貨店の前で部活の先輩方と待ち合わせ。T・Y氏は僕を古町で下ろして一旦自宅へ戻る。
 先輩方が待ち合わせ場所に来る直前の30分間、新潟三越に入る。・・・が、何も買わず。
 2学年上のK・R先輩、1学年上のK・D先輩、僕の3人で、1次会は割烹、2次会はバー、3次会はクラブ、4次会はバーで飲む。
 日付回って午前1時過ぎに解散。T・Y氏に迎えに来てもらい、T・Y氏宅に戻る。





17日(木)
 昼まで休憩。
 昼食は大堀幹線沿いのラーメン屋「天心坊 大堀店」。ここは味噌ラーメンが主力だが、僕はここの五目ラーメンが好きだった。大学卒業後も1〜2回来ているような気がするが、五目ラーメンの味が変わってしまった時期がある。
 五目ラーメンを食す。心なしか、味が好きだった頃に戻っているような気がして嬉しかった。ただし、具材のイカの種類が変更されていて、切り方も以前は凝っていたが、簡単な切り方になっていた。

天心坊 大堀店


天心坊 五目ラーメン
 醤油ラーメン系では今まで食べた中でトップクラスで好きかも。



 大堀幹線沿いの和菓子店「貴餅」へ。持参した新潟のガイドブックにこの店が掲載されており、T・Y氏が「ここの看板商品の貴福餅は美味い」と言ったことで興味を持ち、食べてみようということになった。貴福餅と紅茶かん(紅茶味ゼリー)を購入。
 新潟駅方面へ。新潟駅南口の有料駐車場に車を停め、歩いて「新潟日報メディアシップ」へ行く。ここはできたばかりの高層ビルで、新潟の新しいランドマークの一つである。展望台で新潟市街地を見下ろしながら休憩。

新潟日報メディアシップ
 北前船(江戸時代の帆船)をイメージしており、壁面が風を受けた帆のようにカーブを描いている。地上高105メートル、地上20階。


メディアシップ20階 展望室
 繁華街である古町方向に向けて撮影。中央の高層ビルは新潟のランドマークビル「NEXT21」。


メディアシップ20階の展望室から見た日本海方面
 新潟のランドマークである高層ビル「万代島ビル」が見える。


メディアシップ20階の展望室から見た新潟駅方面
 中央の建物はANAクラウンプラザホテル新潟。



 メディアシップをあとにし、新潟駅ビルCoCoLoで土産を買う。更に、新しく駅ビルの中に日本酒の専門店「ぽんしゅ館新潟駅店」に行き、日本酒と徳利を買う。
 T・Y氏宅で夕方まで休憩。前述の貴福餅と紅茶かんを食べたが、確かに美味だった。
 午後6時、部活の監督と飲むため、T・Y氏の車で監督の家の近くの割烹まで送ってもらう。監督とは昨年の8月に神戸で会っているので1年ぶり。午後6時半から午前0時まで同じ割烹でひたすら飲み、部活の話をしていた。その後、監督の家で少し飲んで、午前1時にT・Y氏に迎えに来てもらう。
 新潟大学西門前のラーメン屋「担々麺屋大学前店」へ。ここは、大学生の時最も多く来たラーメン店である。午前2時まで開店している。僕が大学生の時は一番基本となる「担々麺」は500円だったが、今回確認したところ600円に値上げされていた。夜遅くまでやっており、大学に近いということもあり、大学卒業後も何度も来ている。今回は岩のり担々麺を食す。美味。

担々麺屋 岩のり担々麺
 昔は辛さをかなり上げて注文したのに、今は普通の辛さでも結構大変。



 T・Y氏宅に戻り、休む。





18日(金)
 昼まで休憩。
 昼食は回転寿司「ことぶき寿司内野店」へ。ここは回転寿司だがレベルが高い。
 真鯛、カワハギ、マグロ中落ち軍艦、エンガワの炙り、甘鯛、ヒラメ、シマアジ、厚焼き玉子、本マグロ赤身を食す。大変美味。
 T・Y氏と歩いている時に、面白い話を聞いた。「新潟大学の学籍番号のうち、最後に来るアルファベットは大学入試の際の成績順になっており、Aが一番良く、続いてB→C→D・・・となっていくらしい。教授や講師が学籍番号を見ただけでその学生の勤勉さを測れるかららしい。」というものだった。・・・僕、Aだったんだけど。本当だろうか?。確かに、大学入試の際、自己採点では相当良かったが。大学入学以来、そんな話初めて聞いた。
 昼食後、新潟市内の某酒造店へ。ここの酒はとても美味しいので、一応酒造店も見てみるかということになったのだが、酒造店の社長さんがとてもいい人で、いろいろ話してくれたり、所有している骨董品を見せてくれたり、果てには骨董品の酒盃2個や、酒造店オリジナルのぐい呑をプレゼントしてくれた。
 その後、内野商店街で地酒を購入。
 その後、T・Y氏を家に送り、大学時代に住んでいたところの大家さんのところへ。大家さんと会い、久しぶりの再会を楽しむ。大家さんのご好意により、僕が住んでいたところも見せてもらえた。ここは僕が出て以来誰も住んでおらず、物置として使われていた。老朽化というほどではないが、それなりに古いため、いつ改修なり取り壊されてもおかしくないので、今回は写真を撮りまくった。
 大家さんの家をあとにし、T・Y氏の家へ。夕方まで休憩し、大学の近くの定食屋「はりま屋」へ。ここは部活の帰りに食事をすることが多かったところであり、担々麺屋と並び、僕が大学時代最も多く通った外食先である。定番だった唐揚げ定食を食す。

はりま屋


はりま屋 唐揚げ定食
 唐揚げ10個はボリューム満点。



 T・Y氏宅で少し休憩したあと、午後8時に出発。新潟西インターから高速道路へ流入し、栄PAでトイレ休憩、米山SAで買い物と食事(レストランでアサリラーメンを食す)をし、小諸の自宅に帰ったのは午前0時ちょうどだった。









 以上が今回の旅行の行程です。

 今回の旅行は、最初に掲げた目標である「思い出のグルメ探訪」といった要素が濃いです。ラーメン、カツ丼、定食など、大学時代の思い出を再体験しました。特にはりま屋なんて大学卒業以来ですよ。卒業してから確実に足を踏み入れてなかったですからね。大学時代の食事の再体験、大変堪能しました。そのため、このページの掲載写真は僕にしては珍しく、食べ物の写真が多くなっています。
 ちなみに、思い出のグルメ以外にも今回は新潟の海の幸を堪能しました。魚介類大好きな僕は、結構本気で「長野に帰りたくない!」と思うほどでした。

 今回は、大学時代からの友人T・Y氏に甘えっぱなしの新潟滞在でした。たまたま彼の都合と僕の日程が合ったので、彼の家で3泊し、部活の監督や先輩方と飲む時には送り迎えまで頼んでしまいました。T・Y氏、本当にありがとうございました。

 実は今回、新潟県内に住んでいる大学時代の友人C・M氏とも会う予定だったのです。しかし、直前にC・M氏に退っ引きならない事情ができてしまい、今回は会えませんでした。もし会えれば平成20年8月以来、6年ぶりだったんですけどね。今度会えればいいですね。

 部活の先輩方は相変わらず忙しいみたいですが、そんな中スケジュールを割いていただき飲むことができました。本当に、本当にありがとうございます。こうやって会うたびに、いい先輩方でよかったなぁ、と実感します。部活をやっていたことによる最大の収穫は、このように素晴らしい先輩方と会えたことかもしれません。

 部活の監督とは実は昨年(平成25年)に神戸でも会っているので、「懐かしい」とまではいきませんが、それでもやはり会って酒を飲みながら話すのは楽しいことです。OBとしての真剣な話も結構出来たので、実り多い対談にもなりました。



 今回の旅行における僕の車の総移動距離は729.4kmでした。友人の車での移動もかなりありますので、実際には800km位にはなるでしょう。ちなみに、小諸〜新潟間は275kmでした。

 今年は、11月に再び新潟に行く計画があります。次に来る時は多分こんなにゆっくりした滞在にはならないと思いますし、おそらく新潟大学周辺に行くことはないと思いますが。
 ああ、改めて、僕は新潟を愛しているんだなと実感した旅行となりました。