【廃墟マニヤ File001】
H島礦(長崎県)
(その11)
護岸の上に上がれる階段があったので登ってみたところ、北側の防波堤の上に出ました。
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かなり苦労して先に進みます。写真は20から23号棟のいずれかでしょう。なお、21号棟には警察派出所があり、そこには木製の柵の留置施設が残っているという話だったのですが、地図を忘れたもので、これまたうっかりスルーしてしまいました!
木造の建造物があったらしく、残骸の山ができあがっています。記憶があやふやなのですが、48号棟付近でしょう。
なんとか「昭和館」付近まで進みました。「昭和館」は2階建ての映画館で、後には集会所や卓球場としても使われたとか。右側手前の石垣の上にある小さな建物は「泉福寺」というお寺の一部のようです。
便所の床部分が、とんでもないところに転がってますよ! こりゃあ大惨事だったでしょう。
この「昭和館」も20年前に来ていれば、意匠を施された昭和初期の映画館らしい姿を実際に見ることができたかと思うと非常に残念ですね。
今ではその痕跡がわずかに残るのみです。ちなみに実物の柱はもっと鮮やかな黄色に見え、灰色ばかりのこの島で非常に印象的でした。
への字形に曲がった31号棟の裏手付近。
(続く)
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