【廃墟マニヤ File001】
H島礦(長崎県)
(その8)
65号棟に入り、色々なものが転がった暗い廊下を進んで行くと、荒れ果てた部屋から中庭がのぞけます。島を離れるとき、住民の方は「再び戻ってきたときのために」と、きちんと戸締まりをしていったという話を思い出し、ちょっと悲しい気分になりました。
奥に進むとテレビが残された部屋に出ました。歯科医院だったのでしょうか、机の上には歯の型(入れ歯?)が置かれ妙に生々しい感じです。
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突き当たりにあったトイレ。
時々ブカブカする嫌な感じの階段を上がり、屋上を目指します。
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65号棟から見たH島小中学校。よく見るとグラウンドのナイター用照明が残っているのがわかります。
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H島小中学校の最上階は、生徒数増加に伴って後から増築されたものだそうです。
ようやく日も昇ってきて、暑いながらもさわやかな雰囲気に。
暗く、いつ上から物が落ちてくるかわからない建物の内部から屋上に出て、ちょっとほっとしました。
実はほっとしたのはそれだけではなく、携帯の電波が届くところに出られたためもあります。というのは、風が強くなったら帰りの船を予定より早く出すので、携帯の電源を入れておけと言われていたからです。食料もほとんどなしで島に足止めされたらかないません。
中庭側。ベランダが危険な感じですね。
(続く)
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