誰にもわかるコード進行
も く じ



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おとずかい
  
フォークのこと
   コード


このコーナーは和音の展開を中心にしています。
音楽の約束や和音のしくみは「おとずかい(音図解)」、西洋音楽の印象は「音楽ガイド」でふれています。
理屈を並べるだけでなく、実際にギターを弾いて確かめるように努めています。
本文に組み込むとわかりにくくなる内容は別紙にしました。
こどもの歌やフォーク・GSを弾いてみたい方は別紙を先に眺めてください。
簡単に弾けるように移調をした、練習曲集を加えました。
        

  弁解にかえて
1 音のつながりにはパターンがある
      補論 禁則を踏まえた和音相性表
2 和音の大海で難破しないために
      補論 音のしくみと和音のあらまし
      参考 五度圏図と調号早見表
         別紙1 コード進行の基本用語集
         別紙2 コードの基本パターン集
         別紙3 同じ和音が繰り返される曲名(はじまり4小節
3 スリーコードで和音を付ける
     補論 複雑なコード進行を簡単にする方法
4 終止形の使われ方
     参考 70年代フォークの終了パターン
         別紙13 こどもの歌の終り部分
5 こどもの歌でコードを確かめる
         別紙4 こどもの歌のはじまりパターン
         別紙11 こどもの歌を弾く
6 中継ぎのコード
      参考 「70年代フォークにみるフレーズの繰り返し」
         別紙5 フォークとGSの特徴パターン
7 代理コードと展開
      補論 短調の代理和音を確かめる 
8 スリーコードと4コード
         別紙6 3つのコードで弾ける曲
         別紙7 4つのコードで弾ける曲
         別紙8 スリーコードで作られた歌の進行パターン
         別紙9 4コードの進行パターンと使われた歌
         別紙12 実際に弾いてみたい方に(フォーク)
9 循環コードあれこれ
         別紙14 循環コード曲プラス2(フォーク・GS)
10 セカンダリー・ドミナントコード
         別紙10 フォークとGSのセカンダリー・ドミナント・コードの使用
11 ルート進行
     補論 じゃまのようでも欠かせない音:非和声音・和声外音
12 コード進行の修飾
   弁解にかえて
 
 ヘタなヤツほど理屈を並べる。そんなヒマがあったら頭と身体を動かせ。
 職場や家庭で臆面もなくそんな憎まれ口を並べてきました。
 クルマの運転やパソコンいじりとちがって、ギターは弾くだけではすぐあきます。
 また、いつまでたっても上達しないいらだちも増します。
 レパートリーを増やせば何とかなるだろうと今年は唱歌や童謡に手を染めました。
 楽譜の文字は大きいし、音符もすっきりしています。
 今まで気がつかなかった音と音のつながりが見えてきました。
 惜しいことに唱歌や童謡には和音がついていません。
 市販されている歌集はアレンジされたコードがつけられています。
 そのままではシャクなのであれこれ試すうちに主要三和音を当てはめれば良いと気づきました。
 市販されている歌集より簡単で、歌集に見当たらない歌までコードが付けられます。
 試行錯誤の結果でも、わからないですませるよりマシでしょう。
 こんなムダがきっかけになって、楽譜が見当たらず弾くのをあきらめていた歌の耳コピをしています。
 レコードに歌詞があっても音符やコードが分からない曲ってけっこうありますね。
 おまけにヒネクレモノですから、かかわった歌い手は譜面集も発売されないマイナーな歌い手ばかりでした。
 「それなら自分でコードをつけて弾けば良い」という居直りが、いつものようにわいてきます。
 ヒットしたから記憶に残るのでなく、さりげないフレーズに共感したから残る歌もあります。
 心の歌は他人に押し付けられるものでなく、自分が共感した香りが生み出すものではないでしょうか。
 耳コピはコード進行のパターンを知って身につくようです。
 ギターはそのために欠かせない道具になっています。
 弾いて確かめなければ音楽じゃありません。
 これから取り上げるコードの進行はきわめて初歩的なことです。
 解説書を読んでも理解できない説明を比較し、自分でギターを弾いて確かめたことを整理しました。
 いつものとおり早とちりと、へ理屈がまざっています。
 原稿は夏休みに書き上げ、ブログに掲載しましたが不充分なので訂正と加筆をしました。
 そして、以前に書いたものを訂正して補論や参考に加えました。
 また、画像にすると細かすぎてブログに掲載できなかった図表も加えています。
 ひとつでも参考になれば幸いです。
 温泉めぐりにギターを持ち歩き、夜中にこっそり音を出せば妻はいやな顔をします。
 「それじゃ森の中で弾いてみるか」と言えば、「鳥やサルがひきつけを起こすんじゃない」と笑います。
 音楽は聴くものだと思い込んでいる妻には自分で音を出す楽しみが理解できないようです。
 うまいヘタを問わず、実行する楽しさがギターいじりにつきまといます。
 勘にたよるのでなく、理屈で考える楽しみもあります。
 コードや題名を並べて、かんじんなフレーズにふれていないのが心残りです。
 取り上げた歌のフレーズや歌い手の想い出は「想い出の歌」や「フォークのことあれこれ」にまとめています。
 音楽も詩も聴く人や読む人に響く何かをもって歌い継がれるからです。
 ヘタでもギターを続けるのはそんなところにあります。      2010年9月 真夏日

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