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2005.3.9
日産 ノートのCM
(NISSANN/NOTE)
先週に引き続き日産車。日産6新車ラインアップ計画のトリを飾る「日産・ノート」のCM。
このCMは非常におもしろい。
自動車の機能の一部分をピンポイントでなんとな〜く見せているだけだから。
以前に車のCMには「車のイメージ映像で終始するCM」と「乗る人を限定し、乗ったらこーなるというのを再現するCM」の黄金の2パターンしかないと書いたことがあったが、このCMはこの2つに当てはまらない気がするのだ。
どちらかというと、後者のパターンに近いけど、過去のこういったCMというのは「この車を買うと、こーんなイメージになりますよ!」とイメージ映像をガンガン見せつけられて、ちょっとイメージの押し売りに近い感覚も感じた。
が、このノートのCMは、性能・機能を表現している
「乗っている人の1ページを切り取ったCM」に仕上がっている。
・高速道路でトレーラーを自然に追い抜くパターン
・風船と猫を車の中に一緒に入れてしまうパターン
これは、新しい車のCMなんじゃないだろうか?しかも、車の形も最後までしっかりとは見せてないときている。うっかりすると広告だとは気がつかず、ドラマや映画の延長で映像を見てしまい、思いがけず自分の中に入ってくる。広告だからと自分に無関係な情報をシャットアウトするような感覚がない。
書いていて思い出したけど、「日産・モコ」のCMもこのパターン。ながーいフランスパンや、まーるい物も「モコなら大丈夫」と簡単に車の中に収納するという、これも車を乗っている人の1ページを切り取ったようなCMだった。
モコはスズキ・MRワゴンとして、世間に認知されている形だから理解できなくもないが、そうでもない新型車種のノートがこのパターンなのは、形も名前もパッとしない車が、いち早く市場に認知されるための苦肉の策なのか?
CMという、長くても30秒の世界で、性能の一部分だけをピックアップするなんて、広告費用に換算すればとてつもなくもったいない気がしていたんだけど、、、と気になって月間販売台数を調べてみたら、2005年2月では、なんと堂々の3位ランクイン(日産車では1位)
苦肉の策どころか、すでに出世頭。
ハッキリ言って、車としてのポジションが中途半端で名前も地味、CMも「これが日産の最終車種じゃ!」といった気合いもみれなかったので、こんなに売れるとは思っていませんでしたm(_
_)m このCMは売れる自信の裏付けだったということか・・・!
関連リンク |
ノート |
http://www.jada.or.jp/ |
モコ |
http://www.nissan.co.jp/MOCO/ |
新車阪大台数
(自販連) |
http://www.jada.or.jp/ |
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担当:cafe |
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