ツヤクワガタ トップ



2014年羽化 ブルマイスター♂94mm


2014年羽化 ミクロスツヤ♂43mm

ブルマイスターに似てると言えば似ていますね^^


まず、はじめにツヤクワガタの飼育は、人それぞれです。
最近、雑誌等での古い記事などを拝見させて頂きましたが、
共感する部分は、非常に多かったり、良いアイデアは、沢山ありましたが、根本の考え方が、大きく異なっている事は、はっきりしてきました。

どっちが、正しいと言う事ではなく、自分にあっているかだと思いますので、参考程度とお考えください。
産卵使用中資材
■産卵材■
必要ありません。ダミー材を入れると産みやすい種もあります。
ダミーは、マットを侵さないように、無加水、樹皮つきなどで、入れる
事が多いです。マットの質が、非常に重要な種の場合は、絶対に入れません。

■マット・飼育難易度について■
種類によって全く異なりますので、ツヤ用と言うマット1つの商品で、トータルサポートは、完全に不可能だと思います。
また、セッティングも同様です。あのツヤが、こうやって産んだからこのツヤもは、無理です。

難易度は、どのように飼育してきたかで、面白い位変動するのが、
ツヤです。例えば、ストリアータこちらは、全く難しくないと思いますが、
飼育法を変えるとかなり難関種になりますし、難しいと言う方も多い
種類だと思います。基本カブトマットを使わない飼育法が、当店のやり方ですので、ちょっと一般的ではありませんが、本来には、近い気がします。

基本的に、入門種と言われるツヤであるブルマイスターやらダールマン系、アルケスなどは、ツヤと言う大きなカテゴリーで見ると異常だと自分は、考えております。上記種は、国産カブトと変わらないイメージです。

基本卵でも初令でも触ると危険と言う物が、
ツヤの標準型な気がしております。更に、やっかいなツヤは、どの過程の幼虫でも触るな危険状態なのだと思います。
そこに、マットの好み、水分量、加齢で、環境の好みが変わるタイプなど複数の試練が待ち受けております。

ですので、好きな方は、非常に好きだと思われますが、どんな資材を
作成したところで、環境設定なしでは、飼育出来ない物も多いので、マニアックである事は、間違えないと思います。

更に、挑戦者には、最高ですが、超難関種が、WDで安く入手出来ますので、本気を出せば、いろいろやれます!が、当然生体自体は、安いので、売る体では、成立しませんので、本当に好きな人間以外飼育しないのが、現状です。

これを見て”やってみたい!”と言う方は、あえて
飼育品の流通しているツヤを避けた物から飼育した方が、
上手くいく気がします。(もちろん、最初は、失敗する体です><)
流通している物を入門としてやってしまうと、それが、基盤になるので、
余計に難しくなる気がします。
当店としては、ルデキン、ラコダール、ワラストン辺りが、値段的にも
面白い気がします。

”無理だ・・・”と言う方は、飼育品が、多く出ているツヤを
飼育するのが、オススメです。
基本的に、飼育品が、多く出ているツヤ等ない気もしますね・・・
幼虫使用中資材
■ツヤ リベンジの方へ■
飼育品が、流通しているツヤでも飼育してきた虫が、大きく異なれば、十分難種になるのが、ツヤです。

でもリベンジしたい!と言う方は、一度カブトマットから離れてみては、
どうでしょうか?
当店流は、基本一般的な考え方と逆な方向ですが、カブトマットで
飼育が、難しいと感じた方は、合っているかもしれません。
特に、当店のマットを使う必要もありませんが、ヒントになれば、
幸いです。

ここからは、ブルマイスター、アルケス、ダールマン(インターメディアなど)の当店流飼育法になります。難関種は、解説不可能な感触みたいな物もあったり、チャレンジャーの方は、知りたくない場合も多いので、省略致します。自分も判らない事だらけですし・・・
あまり、知りたくない場合も多いので。

■幼虫飼育編■

当店の場合、まず大きく異なるのが、”基本交換はしない”
これは、多分上で書いた事が理由です。
スペースが、無限にあり、マットも無限にあれば、迷いなく、無交換
設定にします。ここで、カブトマットと大きく異なるのが、”雑菌は、あって当たり前で、有効利用する”です。粘菌なども同様で、上手く使うと言う考えです。基本雑菌と言われる物や粘菌の入っていないマットはないので、後は、活性するかしないかです。基本的に、こちらで飼育法を書いているツヤは、3令幼虫では、結構硬い材などを普通に食べますので、3令以降の飼育は、オオクワ飼育用みたいなマットで良いです。

ただ、国産カブト同様、自分が食べた糞に住みかを形成し、中和しながら食い進む必要がありますので、ブレンドが、必要ですが、基本食べているチップ自体は、一般的なクワガタと変わりません。

また、この辺のツヤは、非常に強いので、ある程度活性しやすい未熟な熟度のチップを配合する事で、無交換とか
ちょっとの補充のみでの飼育も可能になります。
当店では、ライトLv3での飼育をよく書いておりますが、この飼育法で、飼育していると言って言いと思います。
食べなかったチップも繭の時に重要な役目があります。

この飼育法ですと雑菌と言われる物の分解は、むしろ大歓迎となります。逆に、彼らを止めれば、成立しませんし、慣れれば、名前すら知らないような菌をある程度狙って分解させる事が出来ます。
(湿度や温度、詰め方など)
初期の乾燥が、進む環境化では、水分を生み出す雑菌類の
効果が、大きいです。
いる物は、駆除せず上手く利用するのが、当店流かもしれません。
完全駆除は、どう考えても無理ですし、大体は、一時的効果です。

自分を取り巻く糞などの安定環境とのバランスは、必要ですが、
これらの種の3令は、あまり問題ありません。
ライトLv3などで全交換してもほぼ落ちませんし、売れ残りのちょっと
熟度の進んだ物であれば、問題は、全くありません。
ただ、ストレスは、あると思うので、基本は、補充です。
これからの時期ですとライトLv3を暑い日に袋ごと炎天下に何日か
放置して頂ければ、すぐ安定します。(偶にひっくり返すと尚更良いです。蒸し風呂になりますので、雑虫も入りません。ガスは、抜いてください。)

■繭支度■
後半戦は、水分が上がってきますので、水分を抜いていく作業を
し繭玉に備えます。これ1つの要素ではありませんが、水分過多ですと窒息死だけでなく、繭の強度が、出せませんので、手がまわれば、繭玉に備えた補充交換をします。餌と言うよりは、乾燥チップなどを混合して水分調整と繭の強度を出す為の工夫をする工程です。
もう3令後期の幼虫の環境でしたら、かなりの無茶も安定方向になりますので、それ程気にせず、未熟なチップをガンガン粗チップを補充します。(もちろん泥状が、メインなので、補充は、あくまで補充です。)
この頃には、ハエが、出ていたとしても落ち着いており、それ程、気にする必要もなくなりますし、ライトLv3の場合、生き残るチップが、多くあるので、そのまま利用する事も多いです。(更に、ある程度の水分抜きを行うので、尚更問題なくなります。)
それでも、菌と違い雑虫だけは、入れない方が、ベストです。
上手く水分コントロールすれば、基本不全やら死んでしまう蛹は、
ほとんど出ません。結構抜いちゃっても無事羽化しますが、自力で
出れなくなる場合がありますので、ほどほどに。

■産卵〜初2令■
産卵〜初2令を最後に書いたのは、繭支度後のマットを利用するのが、ベストだと考えている為です。この辺は、マルバネと変わりませんが、(て言うより、自分は、ツヤ先行ですので、ツヤからマルバネです。)基本的に、どんな状況でも羽化から成熟の間に、カリカリに干してください。有益な菌とかそう言う状況より、使用済み自体が、必要で、新たなマットも混合するので、ハエを残すと増産してしまいます。
上記飼育の弱点が、産卵〜初2令になりますが、使用済み利用で、当店では、ライトLv3&未発酵粗チップのみで成立します。
L-1などやPM-01などでは、文句なく産卵可能ですが、この辺の
ツヤですとコスト面を考えるともう少し低価格で・・・と考えており、
現在使用済みが、ない方の為のベースを開発中です。
無添加または、微添加でテスト中です。
ライトLv1やLv2を上記で述べたように、袋のまま天日でも十分対応出来ますし、限定ですが、ライトLv2熟などでも産卵可能です。
また、他の業者さんなどのツヤ用マットなどでも良いかもしれませんが、あまりコバエの誘発が、高い物ですとベースとしてあまり向きません。

以上です。ここから飼育難易度が、少し上がる虫の場合は、雑菌の
活性に弱めだったりするので、補充を少なくしたり、多少熟度を上げて補充したりコントロールするとかなりの種類飼育出来ます。

超難関と言われる物は、いろいろな絡みが、出てきますので、
話は、別です。難しいポイントは、種で異なります。

産卵は、種類によって異なります。詰まっている部分が、好き。
それでも潜るのが上手い♀が、いたり、詰まっている部分に産むけど、潜るのが下手などさまざまですので、いろいろ混ぜ込んだりします。
この辺は、初期の♀観察と♀の形状などでもある程度判ってきますし、産卵成功例などを見て判断すると良いと思います。

ここで書いた種類は、特に工夫なしで産んでくれると思います。

※L-3などの使用済みと違い、一度ハエなどの沸いた添加系の
使用済みは、未処理で新しいマットを補充しセットを組むとほぼ
100%線虫が増殖し産卵しませんので、ご注意ください。
状況により、キノコバエも再発生致します。