HONG KONG PUBLIC TRANSPORT TOURISM ASSOCIATION | |
オクトパス 八達通 Octopus | |||||||
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オクトパス(八達通/Octopus)はICカード式の乗車券です。香港では1997年に登場し、いまではこの1枚でほとんどの乗り物に利用できます。 更に、香港中にあるコンビニやスーパーの支払いにも使える電子マネーでもあり、乗車券の域を超えて香港生活には欠かせない便利なカードとなりました。関東のSuica(スイカ)にも似ていますが、香港での便利さと存在感は圧倒的です。 |
このページは縦に長いのでまず目次を書きますね オクトパスとは 使い方いろいろ(交通) オクトパスの交通サービス 種類と販売価格 オクトパスで利用できる交通機関 発売箇所 オクトパスの交通機関以外への利用範囲拡大 オクトパス用語(日中英語)集 香港でのカード式乗車券の歴史 |
駅にあったオクトパス利用説明ボード。 『先拍[カード] 後入閘』=先にタッチしてから改札を通る、です。 |
オクトパスとは [2008年1月の情報を基に記載してあります。一部2010年6月に修正を加えています。]
《ここでは、IC乗車券の基本的な機能を説明します。色々なタイプがありますので「種類と販売価格」の項も見てくださいね》
0 | オクトパスは大きく分けて、(1)租用版と(2)買取版の2種があります。 ここでは、標準的な「租用版」で説明します。 詳しくはこのページ下の方の「種類と販売価格」でどうぞ。 |
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1 | まず、カードはデポジットを含んだ価格で購入 | ||
大人用の場合販売価格HK$150(内、運賃HK$100, デポジットHK$50)。 | |||
2 | デポジットはカードを返納すれば払い戻される。 注:購入後3ヶ月以内の場合は手数料HK$7が必要。 |
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3 | 購入時の額面は一律だが、購入後現金をチャージすることができ、高額なカードとして利用することもできる。 | ||
☆チャージ方法は下記の通り。 | |||
A | 駅のチャージ機(増値機)により、現金でチャージ。 | ||
B | 駅のチャージ機(増値機)により、銀行キャッシュカードを利用して銀行口座からチャージ。 | ||
C | カスタマーサービスセンター窓口でチャージ。 この場合、HK$100紙幣を渡してHK$50だけチャージすることも可能。 なお、腕時計式オクトパスはこの方法でのみチャージ可能。 |
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D | 銀行口座からオートチャージ 注:予め契約した「個人カード」の場合。このD項は変更になっているかもしれません。ご注意ください。 |
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E | ショッピングセンターなど市内のチャージ機で、銀行キャッシュカードを利用して銀行口座からチャージ(EPC方式)。 ★右の写真は旺角の新世紀廣場にあったもの |
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4 | 利用時に残金が不足した場合も、1回に限りHK$35まで「借り」られ、次回チャージ時にその分が差引かれる。 | ||
5 | 最終チャージ時から3年経過すると、カード上にチャージされた価値が無効となる。 | ||
6 | カード上の残額は駅にある残額表示機で確かめられる。 | ||
7 | 交通運賃の支払い以外にも、色々な使い道がある。 |
オクトパスの使い方いろいろ(交通)
a | 自動改札で入出場 | |
MTR(香港鐵路) 註:2007.12.2にMTRとKCRは合併して、MTR/香港鐵路となりました。 | ||
※ MTRでは一部にオクトパス専用自動改札口が設置され始めている。【実はコレ'03年秋の話】 '04年夏には、改札口は原則的にオクトパス専用で、一部従来の「磁気券」利用可のものが設置されている。右の写真で「緑」の印付がオクトパスと磁気券利用可能改札機。つまり、印無しはオクトパス専用。 |
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b | 自動改札で入場(出場は不要、出口に改札そのものが無い) | . |
スターフェリー | . | |
離島航路フェリー | . | |
c | 特殊なもの | . |
AEL空港駅には改札口そのものが無く、空港行き列車利用時は乗車駅での入場改札のみ、空港発列車利用時は市内の降車駅で出場改札のみ。 | . | |
d | 乗車時または降車時に「タッチ」 | . |
バス、緑のミニバスは乗車時に支払 | . | |
路面電車は降車時に支払 | . | |
e | 乗車時および降車時にホームで「タッチ」 | |
LRT(輕鐵)はホームに改札が無く、乗車用と降車用のオクトパス感知器が設置されている。 感知器の傘カバーの色で機能が区分されている。 オレンジ色:乗車前(入站)、緑:降車(出站)、青:カード残額確認用(査閲) |
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f | 東鐵線(East Rail Line)の一等(頭等)車料金 | . |
ホーム上に専用オクトパス感知器が設置されており、オクトパスで通常入場した旅客はホームでこの感知器にタッチすれば一等車に乗れる。車内では連結部の入口に感知器がある。 乗車前にこのタッチをしないで車内検札に見つかるとHK$500。 |
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> | タッチ方法(共通) | . |
感知器の感度が良いため、財布の中、鞄の底などに入れたまま感知器にかざす人が非常に多い。正常の場合電子音は「1回」のみ鳴る。 | . |
オクトパスの交通サービス
a | 基本運賃割引 | |||
普通乗車券に対し、同一区間利用時の引落し額が、数パーセント~2割程度低く設定されている。 | ||||
b | 乗り継ぎ割引 | |||
1 | MTR(地下鉄)-AEL(空港特急) MTRとAELを1時間以内に乗り継ぐとMTRの運賃が無料になる。 ただし、旧MTRの路線(港島、觀塘、[艸/全]湾、東涌、将軍澳、迪士尼の各線)に限る。 |
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2 | MTR-バス 一部の駅でMTRと特定のバスもしくはミニバスに乗り継ぐ場合、割引がある。 |
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3 | MTR・LRT-MTR会社運営バス MTRやLRTとMTR会社運営のバスを乗り継ぐときは、バス代が割引になる。 ☆かつては、乗継割引票の授受が必要だったりしたが、現在ではオクトパス割引に一本化された。 KCRと新世界第一バス701、702路線利用時はバス代が無料になる。 |
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4 | MTR会社運営バス MTR会社運営のバスを相互に乗り継ぐときは、高い方のバス代だけを支払うだけとなる。 |
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5 | MTR尖東と尖沙咀この乗換 MTRとKCRの合併後もこの2駅間は改札口を経ての乗換となる。 普通乗車券では通しキップを買えないが、オクトパスなら通し運賃で計算される。 |
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c | 優惠站/Fare Savers ★事前割引予約機器 | |||
香港市内各地に設けられた「優惠站處理器/Fare Saver machine」にオクトパスをタッチして、指定のMTR駅から乗車すると同日中に1回HK$2割引になる。 割引でMTRに誘導する仕掛けなので、設置箇所はやや駅から離れていて、わざわざ駅に行くか近くでバスに乗ろうか迷うあたりの距離に多い。乗車駅はタッチし機器械毎に指定されているが、降車駅はどこでもいい。ただし、AEL機場快線は除外。設置箇所別に実施期限があるので、下表は2005年春の状況。 |
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設置箇所 . | 指定乗車駅 . | |||
1 | ミッドレベルエスカレーター(荷李活道付近) | 中環、上環、香港 | ||
2 | 中環中心(告士打道の北側、超高層ビル) | 湾仔 | ||
3 | 集成中心(軒尼詩道302號) | 湾仔、銅鑼湾 | ||
4 | 和富中心(糖水道の西、海辺) | 北角、炮台山 | ||
5 | 中港城(九龍公園の西、広東道) | 尖沙咀、九龍 | ||
6 | 半島中心(尖沙咀東部) | 尖沙咀 | ||
7 | 新分華中心(尖沙咀東部) | 尖沙咀 | ||
8 | 新世紀廣場(KCR旺角駅) | 旺角(MTR旺角駅) | ||
9 | 駿發花園(油麻地駅南西側) | 油麻地 | ||
10 | 啓徳花園購物商場(黄大仙駅南、大成街、新蒲崗の北西) | 黄大仙 | ||
11 | 企業商場(九龍湾常悦道9號、九龍湾駅の西方) | 九龍湾 | ||
12 | 英皇娯楽廣場 | [全]湾 ※[全]=草冠に全の字 . | ||
13 | 富寧花園商場(坑口寶寧路、坑口の北東) | 坑口 | ●写真左:優惠站處理器 写真右:その表示画面のアップ 半山自動扶梯にて |
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14 | 尚徳商場(調景嶺唐明街、将軍澳駅の北) | 将軍澳 | ||
d | 指定期間内の指定利用回数達成による特典 「1週間に10回以上MTRに乗車すると幾ら分カードに返金」というようなキャンペーンが時々実施される。 LRTでは6日間にHK$30以上使うとHK$3.2もらえる。最終回が割引なのか、3.2元分追加か不明だが、多分後者。【2005.3.31まで】 |
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上記と同様な条件で、特典をキャラクターグッズなどとする場合もある。 この場合、職員が駅頭に机を出しカード利用データの読み取り機により顧客のカードをチェックして特典を渡す。 |
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e | 定期券「全月票」 (東鐵線、西鐵線) 全月票とは、月初から月末まで利用できる定期券。月ごとの発売となる。 通常のオクトパスを駅に持っていくと定期券データを書き込んでくれる。 東鐵線用:HK$390 利用できるのは東鐵線(馬場、羅湖、落馬洲を除く)と馬鞍山線および西鐵線(紅磡~尖東) 西鐵線用:HK$480 利用できるのは西鐵線と輕鐵(LRT) 西鉄線屯門~南昌用:HK$410 <上記の価格は2010年7月からのもの> それぞれ、MTR運営の接続バスの一部路線も利用できる。 これら以外にも「全日通」という1日自由乗車のパスもあるが、オクトパス書込みにはならない、単独のパスとなる。 |
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f | 弾性時間割引(既に終了) | |||
以前、MTRで月~金曜日の8:00以前と9:00~9:30の間に都心部に向かう場合、3割引としてピークサイドへ利用を誘導した。逆に8:00~9:00の間に同区間を利用すると小人などの割引カードも大人普通運賃を引き落した。都心部への路線が拡充されたため、1999年に制度は廃止されたが、機能としてはこのような活用ができる。 |
オクトパスの種類と販売価格
●先ず大きく分けて、租用版と銷售版(買取版)の2種類があります。
租用版/On-Loan | 銷售版/Sold(買取版) | |||||
主な カード |
カード名 販売価格(利用可能額/デポジット) | カード名 販売価格 | ||||
成人/Adult(大人) | HK$150 (HK$100/HK$50) | 成人/Adult(大人) | HK$70 | |||
小童/Child(子供) | HK$70 (HK$20/HK$50) | 小童/Child(子供) | HK$70 | |||
長者/Elder(高齢者) | HK$70 (HK$20/HK$50) | 長者/Elder(高齢者) | HK$70 | |||
- | ||||||
個人/Personalized(個人) | HK$100 (HK$30/HK$50) ※手数料HK$20 |
- | ||||
機能 | ★販売価格には乗り物の運賃などに使える「儲値/Stored Value」と「デポジット」が含まれている。 ★儲値が不足した場合は、1回に限り最大HK$35まで利用できる。次回の増値(チャージ)時に、その分が引かれる。 ★個人カードは氏名・顔写真が表示され、銀行口座からオートチャージができる。 |
★販売価格はカードそのものの値段で、「儲値/Stored Value」も「デポジット」も含まれていない。 ★あたかもカード式の「お財布」を買ったようなもの。カード券面がキレイな記念乗車券的な販売がされていて、コレクターや贈答品と考えられる。 ★デポジットよりも高いカード代のカードを買う人がいるのだろうか? かなり不思議なオクトパス。 |
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払戻 | 「儲値/Stored Value」、「デポジット」ともに払戻し可能。発行から3ヶ月以内の場合はHK$7の手数料がかかる。 | 払戻し不可。 | ||||
条件 | 小童は3~11歳、長者は65歳以上(共通) ※學生用は2005年秋から発売中止、2006年2月から使用しても友情大人運賃が引かれることになった。學生は、個人オクトパスカードを使うことになる。 |
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遊客八達通/Toursts Octopus(旅行者用オクトパス 租用版の一種) | ||||||
カード名 販売価格(MTR3日間以外の利用可能額/デポジット) | ||||||
種類 | 「兩程機場快綫旅遊票(Travel Pass with 2 Airport Express Single Journeys
)」 MTR3日間有効、AEL(空港特急)往復 |
HK$300 (HK$20/HK$50) | ||||
「一程機場快綫旅遊票(Travel Pass with 1 Airport Express Single Journey )」 MTR3日間有効、AEL(空港特急)片道 |
HK$220 (HK$20/HK$50) | |||||
機能 条件 |
★MTR(地下鉄)は3日間何回でも乗車でき、その間は「儲値/Stored Value」は減額されない。 ★MTR以外の乗り物と3日間使用後のMTRは「儲値」部分のチャージ金で普通のオクトパスと同様利用できる。 ★「儲値/Stored Value」と「デポジット」は通常の租用版と同じ。 ★デポジットの払戻しもできる。 ★MTRの3日間自由乗車は、AEL(MTRが経営)、東鉄線の羅湖駅、落馬州駅、及び一等車を含まず、乗れない。 |
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そのほかのオクトパス(不思議なおもしろいオクトパスが時々現れます)の例 | ||||||
腕時計式オクトパス | 時々数量限定で腕時計にオクトパスICを内蔵したものが発売される。 | デポジット無し。 チャージは駅の客務中心などの窓口で。HK$35までの「借り」はできる。 これらはいつでも販売されているわけではない。 |
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キーリング時計 | キーリングつきの時計にオクトパスICを組み込んだもの。 | |||||
携帯電話のカバー | ノキアの一部の機種で、携帯電話の着せ替え用カバーにオクトパスのICチップが着いているもの。モバイル何とかといった難しいことではなく、ICカード乗車券付き携帯に早変わりする。 <最近はあまり見かけません> |
オクトパスで利用できる交通機関
○ | . | オクトパスで利用できる交通機関 | 参 照 |
. | × | オクトパスで利用できない交通機関 | |
○ | . | MTR(Mass Transit Railway)/香港鐵路 香港と九龍などを走る旧地下鉄各路線(港島、觀塘、[艸/全]湾、東涌、将軍澳、迪士尼の各線) East Rail 九廣東鐵(尖東~羅湖) West Rail 九廣西鐵(南昌~屯門) 馬鞍山鐵路(大圍~烏溪沙) |
MTR 東鐵線 西鐵線 馬鞍山線 |
○ | AEL(Airport Express Line)/機場快線 博覧館~空港~香港 | AEL | |
. | × | KCRの中国大陸直通列車(広州、上海、北京行きなど。香港域内無停車) | 城際列車 |
○ | . | LRT(Light Rail Transit)/輕鐵 屯門~元朗など | LRT |
○ | . | 路面電車(Tram、中文では「電車」) | 路面電車 |
○ | . | ピークトラム(Peak Tram) | ピークトラム |
× | ゴンピンスカイレール/(Ngong Ping Skyrail) | 昂坪スカイレール | |
○ | . | バス(路線バス) KMBバス シティバス 新世界第一バス 龍運バス 新ランタオバス ディスカバリーベイバス(愉景湾交通) MTR・LRT接続バス |
バス 空港バス |
○ | 空港バス シティバス(Cityflyer) 龍運バス(Airbus) 新ランタオバス |
空港バス 空港から市内へ |
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△ | 住宅バスの多くの路線 | . | |
○ | 境界シャトルバス「港深穿梭巴士」 (落馬洲~皇崗) いわゆる「黄巴士」 | 港深穿梭巴士 | |
○ | 境界シャトルバス「NLB新大嶼山巴士B2路線」 (KCR元朗~福田) | . | |
○ | 境界シャトルバス「跨境全日通」 (KCR錦上路駅~皇崗) | . | |
△ | 中国直通バス(一部の路線《会社》は、乗車場所にオクトパス感知器を設置しています) | . | |
△ | ミニバス【緑】(16人乗り、路線バス)多くの路線で使える | . | |
○ | × | ミニバス【紅】(16人乗り、路線に制限はあるが自由運行) | . |
○ | ○ | 港内線フェリー スターフェリー(ビクトリアハーバーの主要フェリー) 新世界第一フェリー 港九フェリー |
スターフェリー 港内線フェリー |
○ | ○ | 離島航路フェリーおよびその他のフェリー、街渡 新世界第一フェリー、港九フェリー ディスカバリーベイ(愉景湾)フェリー 珀麗湾フェリー(馬湾~中環) 香港仔~鴨[月利]洲の街渡(サンパン) 富裕フェリー(屯門~大澳) |
離島航路 サンパン |
△ | 中小会社運営のフェリー(ローカル線の水運)、街渡の一部は使えます | . | |
○ | × | タクシー | タクシー |
発売箇所 《変更になることもありますので、ご注意を》
区分 | 租用版 On-Loan Octpus 《通常のもの》 |
銷售版 Sold Octopus |
MTR(香港鐵路) | 各駅客務中心/カスタマーサービスセンター | 同左(ただし例外あり) |
AEL(エアポートエクスプレス) | 各駅客務中心/カスタマーサービスセンター | 空港駅客務中心 |
LRT(輕鐵) | 客務中心/カスタマーサービスセンター | - |
KMB/九龍バス | 沙田市中心バスターミナル | - |
新巴/新世界第一バス | 金鐘バスターミナル | - |
新世界第一フェリー | 八達通服務站/オクトパスサービスセンター | - |
コンビニエンスストア | - | セブンイレブンおよびOK(サークルK) |
オクトパスの交通機関以外への利用範囲拡大
駅構内の営業施設 | 1 スピード写真機 2 公衆電話(PCCW) 3 構内売店~ゴメンナサイ~構内売店での利用は未確認です。駅売店は「地利店」という名で多数出店しているので試してみてください。 |
. |
流通分野への拡大 (右記以外にも拡大中) |
1 セブンイレブン、サークルK 2 スーパー「百佳/Park'n Shop」「惠康/Wellcome」 (百佳、惠康は大手スーパーで、市内至る所で見られる) 3 ドラッグストア「屈臣氏/Watsons」「萬寧/Mannings」 4 飲料自動販売機での支払 5 ファーストフード店 「大家樂」「大快活」「マクドナルド」など多数 4 クーポン発券機 MTR駅構内などに設置されている優待クーポンを発券する機械で、オクトパスをかざすと特典付きクーポンが発券される。詳細は不明。 |
パーキングメーター[002] |
駐車場 | 非常に多くの駐車場で料金支払いに使える。 パーキングメーターの支払。 |
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新しい利用方法 | 遊園地のゲームセンター。 展望台(ピークなど)の望遠鏡の支払い。 |
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社会生活への浸透 | 1 一部の学校では、学生証とオクトパスを一体としたものを利用している。ICを活用して登下校の状況確認や売店支払等に使用できる。 2 企業によっては社員証や入出館の鍵として活用している例がある。 3 マンションの鍵として利用されている場合もある |
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香港域外へ | 2006年12月日から、マカオとシンセンの一部店舗での利用が始まった。 換算レート マカオ:マカオパタカ=香港ドル シンセン:実勢レートを基に換算(2007.6.30から、それ以前は1:1) |
. |
オクトパスのリユース
オクトパスは要らなくなったら返納してデポジットを返してもらえる。 HK$50のデポジットを受け取った後で気になるのは返したオクトパスのその後。 ずばり、再利用されるのだ。 オクトパス会社に回収されたオクトパスカードは検品され、異常なくきれいなものは再利用される。 では、異常はないが表面が汚れたものは? なんと、表面に同じ柄を貼って「新品同様」になって再び市場へ出て行くのである。 現代的に正しい再利用がされているのだ。 ←リユース・オクトパス 表面をめくると以前の表面が見える。 |
オクトパス用語(日中英語)集
《オクトパスには香港特有の用語もあるので、簡単な用語対照表を作りました》
中国語 | 英語 | 日本語 | 備考 |
八達通 | Octopus | オクトパス | 英語スペルは~~passではありません。 |
租用版 | On-Loan Octpus | 租用版 | |
銷售版 | Sold Octopus | 買取版 | 日本語は私[001]の造語 |
成人 | Adult | 大人(カード) | ~~カードの語は省略してあります。 |
小童 | Child | 子供(カード) | 〃 |
學生 | Student | 学生(カード) | 〃 |
長者 | Elder | 高齢者(カード) | 〃 /長者は中文では金持ちではなく高齢者 |
個人 | Personalised | 個人(カード) | 〃 |
遊客八達通 | Toursts Octopus | 旅行者用オクトパス | . |
八達通手[金表] | Octopus watch | オクトパス時計 | . |
儲値 | Stored Value | チャージ金/SFバリュー | . |
増値 | Reload | チャージ | 何と、英語ではchargeではないのでした。 |
按金 | Deposit | デポジット | . |
退款 | Refund | 払戻 | . |
手續費 | Handling Charge | 取扱手数料 | . |
自動増値服務 | Automatic Add Value Service | オートチャージ | 個人カードのみのサービス |
査閲機 | Enquiry Processors | チャージ額確認機 | . |
頭等核准機 | 1st Class Processor | 一途料金処理器 | 九広東鉄の一等車用 |
香港でのカード式乗車券の歴史
>磁気式カードの普及
① 1980年代頃、磁気カード式の「通用イ諸値票, Common Stored Value Ticket」が登場。
パスネットとほぼ同様なシステムだが、購入後1年等の有効期限あり。
② 「通用イ諸値票」はMTRとKCRの共通利用。
③ バス会社に利用範囲が拡大されたが、バスのへの読み取り機の設置は余り進展しなかった。
>オクトパスの登場と磁気式カードの廃止
① 1997年秋にオクトパス登場
② 1997年12月に「通用イ諸値票」を廃止。ただし、オクトパスの品薄のため多少延長された。
>オクトパスの利用範囲拡大
① 当初利用範囲ははMTRとKCRであったが、2000年頃に急拡大しほぼ香港域内の交通機関をカバーするに至っている。
② 現在、交通機関以外のサービス・流通分野へ利用範囲が拡大している。
③ 2006年12月からマカオ、シンセンの一部店舗でも利用開始。
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