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香港から中国へ  由香港到中國的通路
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香港はすぐ北に広がる中国と人も物も情報も毎日行き交っている。
歴史上の時期によりそれが太い流れのときがあったり、細々と流れていたりという変化はあったが、現在では大きな奔流となって双方向に交流がある。
香港政府の統計によると、陸上交通と海路での往来は1日あたり68万人を超えている(2017年)という。
外国人だってパスポートさえあれば、香港から中国に日帰りでちょっとだけ行ってくるなんてことは簡単。
なお、春節期などは境界通過人員が激増し、境界通過に数時間を要するときもある模様。

※ 香港は中国の一部で香港特別行政区ですが、香港中国間には出入境管理があります。
   外国人はパスポートが必要で他の国境と同様の手続きが要ります。
   日本国パスポートの場合は短期観光はビザが免除されます。

参考:香港の周辺地区 

現代の香港を知るKEYWORD888『現代の香港を知るKEYWORD888』

飲食・街角・芸能・のりもの・歴史・ビジネス・観光など幅広く香港を捕らえる888のキーワードで香港を読みつくす本

香港~中国間の交通路2018
             上図のが入管事務所です。オレンジ色が道路か徒歩用、青や緑は駅併設。
          ※上図は2017年時点を示しています。2018-19年には高速鐵路(下記1-a’)と港珠澳大橋(2-g)が開通しています。

香港~中国間の通路は次のように陸海空と多彩でもある。

区分 通路 中国側入口 方法など
 1
陸路 鉄道
1-a
直通列車
広州、他 紅磡駅中国直通列車カウンター九龍にある香港鐵路の紅磡駅から直通列車(城際)は発着している。
通常の香港域内列車とは区分された、国際空港を思わせる手続きを経てホームへ出る。
この駅を出ると広州東など次は中国域内となるので、始発駅で香港出境手続きを済ませる。

写真:香港九龍紅磡駅の直通列車カウンター
1-a’
高速鐵路
(直通列車)
深圳市福田、
広州南他
いわゆる新幹線の廣深港高速鐵路。2018年9月23日開通。
香港の九龍西駅で香港出境と中国入境をまとめてできる「一地兩檢」が実現してしまった。
ホームは既に中国の管轄下。「2-a」と逆の一地兩檢状態。
良いのか悪いのか、香港内に中国法を執行する空間ができてしまい
香港基本法に反するのではとの懸念も表明されながら実現した。
列車九龍西駅を出ると次は中国内の駅に停まる。
広州南までは48分、北京へは9時間と格段に短縮された。
1-b
境界で乗換
1-b1
羅湖口岸
香港鉄路の東鐵線終点羅湖駅は中国境界羅湖駅ホームより北望に接している。
同じビル内の改札口の先にあるのは香港イミグレーションだけ。つまりこの駅は境界越え専用駅なのだ。
香港を出境するとすぐ境界の深圳川を歩いて橋で渡り、中国イミグレへ。
中国側に出るとそこは経済特別区深圳市だ。広州をはじめ中国各地へ列車の出る深圳駅や市内各地への地下鉄の始発駅がそこにはある。

写真:手前が香港側MTR羅湖駅ホーム。奥は深圳駅。その間で深圳川を渡る。
1-b2
皇崗駅
皇崗~落馬洲の通路羅湖の通路が混雑を極めるため、2007年に東鐵線羅湖駅のひとつ手前で分岐して落馬洲に至る支線線ができた。落馬洲駅も境界越え専用駅。
きれいで幅の広い通路で深圳川を渡ると、中国側深圳市皇崗だ。香港域内からここ落馬洲駅までの路線バスもできた(下記の2-e)ので、バスからここを歩いて深圳皇崗に行くこともできる。
深圳地下鉄四号線の皇崗駅(站)がある。

写真:境界通路で深圳側から香港側を望む。
 2
陸路 道路
2-a
西部通道
深圳口岸 香港~深圳を西側海上で結ぶ西部通道陸路境界通路の最も西で、長大な橋で海を渡る2007年に開通した通路。
ここの特徴は香港・中国双方の境界事務を中国深圳にまとめたこと。巨大なビルの中で出入境事務が行われ、時間短縮に役立っている。
このルートには元朗発のB2(NLBバス)と屯門発B3の路線バスが設定されている。

写真:西部通道を北に向かう。
2-b
落馬洲
皇崗口岸 道路ではここが一番の幹線。境界も24時間開いており、香港側は9号公路に直結しており、中国側も広州への高速道路がすぐそばから始まる。
香港側の陸地は境界に沿って細長い立入禁止地帯「禁區」があり、禁区内に香港のイミグレーション(管制站)があり、境界の中皇崗バス香港側乗り場、新田バスターミナル国側に入ったところが中国側イミグレ福田口岸である。
ここの境界越え専用シャトルバス「皇崗バス」に乗ると、路線中間の香港側イミグレでいったん下車し、乗客は歩いて入境事務所を通り、再びバスに乗る。香港側バス停は禁區の外側にある。実質乗車時間は5分程度だが、乗車手続き、香港側手続きでの途中下車などで30分程度はかかる。
写真:香港側のターミナル。9号公路沿いにある新田シャトルバスターミナル。
2003年から夜間に限りタクシーと緑のミニバスが禁區内の落馬洲管制站まで乗り入れるようになった。管制站以北は皇巴士に乗ることになる。
2-c
文錦渡
文錦渡口岸 最も地味な通路。公共交通は通常の路線バスはなく、中長距離バスが通るだけ。
2-d
沙頭角
沙頭角口岸 公共交通に通常の路線バスはなく、中長距離バスが通るだけ。
ここ沙頭角最大の特徴は境界上に街があること。イギリスによる新界租借のときに沙頭角の集落の中に境界線が引かれたことが始まり。近年中国側が沙頭角開発に力を入れているので、ひなびた香港側との対比が際立つ。通常は住民以外の人は立ち入れない。(参考、上水発沙頭角行き78Kバス
2-e
MTR落馬洲駅
皇崗駅 落馬洲駅は禁區内にあるがここまでのバス路線があり、バスから駅内の香港側イミグレ(落馬洲支線管制站)に入り出境手続を受けることができる(上記の1-b2)。バスは路線バスのB1と数本の緑のミニバス75番で、それぞれ元朗始発である。
2-f
中距離バス
中国各地 西部通道と落馬洲の路線バス以外に、香港各地と広東省を中心に中国各地を結ぶ中長距離バスが多数運行されている。日本の感じでいえば高速バスといった風情のものだ。
香港各地にバス乗り場があるが、旺角太子駅付近、尖沙咀童軍徑(九龍講演北西端)、新界錦上路駅、香港国際空港、ディズニーランドなどにターミナルがある。
2-g
港珠澳大橋
港珠澳大橋香港口岸 2009年末から建設関連の作業が始まった海上橋で、2018.10.24開通。全長55km。
ランタオ島北岸の高速道路から、空港の東海上に新たに造る埋立地に香港側イミグレーションができる。空港島とランタオ島の間を西に向かい、海上橋と海底トンネルで珠江河口を越える。マカオ直前でY字形に別れて、珠港とマカオに到る。
香港中国間通過のパターン陸路で境界を通過する場合は、従来香港側中国側それぞれで出入境(入管)手続きをした。
図左の2-b落馬洲パターンである。これは基本的に2-c、2-dとも同じ。
図右の西部通道では入管事務所が一箇所に集約されたのでバスの乗降は1回で済む。

海路
3-a
中港客運碼頭発着
中国各地 中国フェリーターミナル@尖沙咀珠江デルタ地帯を中心に、中国各地への航路がある。
尖沙咀西岸に濃い金色に輝くビル群の中港城にある。広いロビーは国際空港の様でもある。

写真:中港客運ターミナルのロビー
3-b
港澳碼頭発着
広東省各地 香港島上環にあるマカオフェリーターミナルからは、中国広東省への航路もある。
深圳、番寓、中山、珠海などを結んでいる。
3-c
香港国際空港発着
広東省
珠江三角州各地
空港から直接中国に行く航路もある。珠海、深圳、虎門、中山などに加え、マカオ行きもある。
この場合、香港への入境手続きを経ずに中国に向かうことになる。

空路

香港国際空港
中国各地 中国主要都市へ多数の便があり。
これはいうまでもありませんね。

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