香港巴士鐵路旅遊協會 HONG KONG PUBLIC TRANSPORT TOURISM ASSOCIATION
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お気に入りのバス路線 落馬洲皇崗穿梭巴士
お気に入りのバス路線へ 皇崗口岸~落馬洲公共交通轉車站
乗車日:1998.4.27
記 者:[001]
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 香港新界の落馬洲と中国深圳(シンセン)の皇崗口岸を結ぶ境界通過のための専用シャトルバス。落馬洲至皇崗過境穿梭巴士とか簡単に皇崗巴士または過境穿梭巴士などと呼ばれる。皇崗口岸とは中国側のイミグレーションのことだ。
 私が乗ったのは少し前になるが、1998年の春。普通、深圳に行くならKCRで終点羅湖駅で出境手続きをするのが普通。旅行者がこのルートを使う必要はほとんど無い。でも、一度どんなところか見てみたくて羅湖経由で入って日帰りで皇崗口岸を経て戻ってきた。

 深圳と香港の境界は1997年の「香港返還」前後で変化は特になし。ほとんどが川の境界には柵が続いていて、中国側は普通の深圳市街地。香港側は「禁區」と呼ばれる緩衝地帯がある。禁區は500~1000m程度の幅で境界の香港側にあり、ほとんどが湿地や草原。普通の人はそこには入れない。このシャトルバスは、この禁區の両側を行き来するだけのバスだ。
 皇崗口岸の中国側バスのりばはイミグレを出た場所にある。イミグレの建物は羅湖の中国側のものとそっくりのデザイン。当時バス代は香港ドルのみの表示だった。「国際線」級だからだろうか。一緒にいた香港人の友人は免税でタバコを買って奥さんに睨まれていたっけ。バスは発車するとすぐ香港域内に入る。周囲は湿地帯だ。この道は3本ある香港と中国を結ぶ道路の中で最も交通量が多いルートで、トレーラーなどの交通が多い。禁區内の香港側イミグレ

 少し走ると香港側イミグレ(管制站)に着いて一旦停車。周囲は相変わらず湿地で何もない。高速道路の料金所のようなところをバスは通る。乗客は荷物ごと全員下車。すぐ脇の管制站建物に入り、香港の入境手続きを受ける。香港人は身分証で簡単にイミグレ通過。だが外国人である私たちは通常の入境手続きで時間が随分かかる。香港の人たちはそれを待つので時間の無駄だなあ、などと考えていたら心配御無用だった。バスは適当な時間になると勝手に発車してしまうのだった。適当な間隔で運転されているので、イミグレを出てきた人たちは、さっきの降車位置から少し進んだ場所でバスに乗る。中国を出たときのバスとは違ってもいいのだ。

 皇崗口岸をでておおよそ30分ほどで、香港側終点の落馬洲公共交通轉車站に到着。9号幹線新田公路の脇に作られた駐車場のようなバスターミナルだ。すでにここは禁區外である。
★落馬洲公共交通轉車站からの交通
 277バス 元朗行き始発
 76Kバス 上水駅経由華明行き(東行)、元朗行き(西行)
 赤のミニバス 上水行き
 緑のミニバス44B屯門碼頭行き始発
 このほかにも路線多種

★香港~中国間の交通-->香港から中国へ 

●このバスは香港中国間を走るため、当然ながらパスポートを持っていないと乗車できません。

【写真】禁區内の香港イミグレーション「管制站(Control Piont)」

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