大きく歴史は変貌を遂げる。
そして変貌を遂げた歴史は第一の激流を迎える。
救われる筈の無い者、凄惨な運命を辿る者、
その者達に救いの使者は静かに舞い降りる。
序『魔法使い』 | 歴史は澱みより抜け出し、激流の時を迎える。 それを告げるのは一人の魔法使い。 |
一『出立』 | 少年は迷う。 父に諭され、親しき少女に止められて・・・ しかし・・・決断を下す。 |
二『死徒』 | 訪れた欧州にて起こる死闘。 哀れなる少女の声無き嘆きがこだまする。 この世で最も優しく、最も恐ろしき死神が覚醒の時を迎える。 |
三『埋葬機関』 | 『真なる死神』はその圧倒的なる力で災厄を滅ぼす。 会合するは異端を狩る者達・・・ |
四『姫君』 | 巡り合うは無垢なる姫と優し過ぎる・・・そして強過ぎる死神。 ただ守る為に神が降臨する。 |
五『聖獣召喚』 | この地に現れしは二つ。 一つは神に等しき獣。 もう一つは魔道の頂点に君臨する者・・・ |
六『千年城・千年錠』 | 牢獄に辿り着き己の力を知る少年。 そして哀しき純白の姫はその地で眠る。 また新たなる出会いもここでは待っていた。 |
七『思考林・擬人樹』 | 姫君を救う手段を求めて禁断の森に向かう一行。 呼応するように目覚める森の王。 闘いが始まろうとしていた。 |
八『思考林の死闘』 | 外と内で続けられる死闘。 そこで少年は見せ付ける。 死神が死神である所以を。 |
九『夢魔・復活・指針』 | 眼を覚ます純白の姫君。 道を見据えるのは絶望から立ち直った少女。 そして思わぬ岐路に立つ少年は・・・ |
十『アトラスの少女』 | これはある優しき初恋の話、ささやかな幕間話。 |
十一『黒の姫君』 | 思わぬ知らせに城を訪れる姫君。 始まるのは思わぬ決闘。 そこで眼のあたりとする禁技が禁技たる所以・・・ |
十二『神具・・・そして五年』 | 決闘の終着は思わぬ方向に事態を運ぶ。 そして月日は流れる・・・ |
十三『タタリ』 | 元の歴史と同じ時同じ場所で現れる異形。 それにより狂わされる二つの運命が一人の死神の手で救われる。 そして、師達が告げるのは・・・ |