【廃墟マニヤ File060】
C父セメント第一工場(埼玉県)
(その17)
サイロの上から、無事地上に降りてきました。写真上の建物部分が先ほどまでいたところ。
サイロの周囲を歩いていると巨大なエアファンネルを発見! おそらく冷却機の吸気部ではないかと思われます。開口部は軽く人間が吸い込まれてしまうほどの大きさです。
建物上部に向かって伸びていたダクト。
低くなった部分には水が溜まっています。射し込んだ一条の光によって、水中のものが意外な色彩を浮かび上がらせていました。
クリンカーサイロの裏側。このへんは最近まで車の出入りがあったような気配です。
こちらにもボールミルがありました。
先ほど見たモノよりしっかりしている感じ。
さて、最後に裏手にあった錆びた煙突(?)のついた施設を見て帰ることにしました。
手前のダクト状の部分がカッコイイですね。
最初に書いたように、私が小学生のとき、グループ学習で埼玉を代表する産業のひとつとして、セメントについて調べて発表したのですが、まさかそんな主要な産業の一翼を担っていた巨大工場が閉鎖されてしまう日がやってくるとは、思いもよりませんでした。時代の移り変わりの激しさを、あらためて感じさせられました。
※2008年5月、ついに取り壊しが開始されました。およそ1年ほどかけて全て解体・撤去する予定だそうです。解体後の敷地の利用方法についてはまだ決まっていないようです。2012年に工場跡地がどうなっているのか様子を見に行ったので、興味のある方はコチラをどうぞ。
END
(2003.6/2005.2/2005.3)
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