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インフレーション宇宙論への反論


著者  田 敞



始めに

 インフレーション宇宙は、普通に考えれば荒唐無稽な現象だけでできています。なぜなら、現在証明されている物理理論に合う現象ではないからです。インフレーション宇宙に合う理屈を創って、それにそってできています。科学の方法ではなく、空想科学小説の方法と同じやりかたです。何がそうなのか、それについて考えていきます。全13回になる予定です。


2021年2月21日完結しました。読んで下さった方、途中で投げ出した方、ありがとうございました。


更新日 題  内 容 
 2021,2,19 インフレーション宇宙論への反論10   遠くを見れば宇宙が始まったときの様子が見える、ということだそうです。それが、マイクロ波宇宙背景放射だということです。そうでしょうか。遠くを見れば過去の宇宙の何でも見ることができるのでしょうか。それについて考えてみます。
 2021,2,15 インフレーション宇宙論への反論1   佐藤勝彦氏は、その著書「インフレーション宇宙論」の中で{宇宙創生について、物理学の言葉で語ることのできる時代になっていると考えています。}と述べていますが、そう手放しでいえることでしょうか。
 2021,2,15  インフレーション宇宙論への反論2  宇宙は膨張しているということです。それも、物質が離れていっているだけではなく、宇宙空間も膨張しているというのです。空間が膨張する仕組みはどうなっているのでしょう。その証拠が遠い銀河の光ほど大きく赤方偏移していることだと言います。そこで赤方偏移の原因も考えてみます。
 2021,2,16 インフレーション宇宙論3   マイクロ波宇宙背景放射は、ビッグバンの名残の光といわれているけれど、そうだろうか。そのために、3つの矛盾を解かなくてはなりません。御ころが、火の玉を含め、証明されている物理学では説明できないことです。それに対して、マイクロ波宇宙背景放射が、宇宙の塵が出す光とする考えならば中学で習う物理学で簡単に説明できます。
 2021,2,16 インフレーション宇宙論への反論4   銀河の赤方偏移の原因は、ビッグバン論者の言う、銀河の後退速度なのか、宇宙空間の膨張によるものなのか。それらは現在分かっている物理理論で説明できる現象なのか検討します。そして、その他に、銀河の赤方偏移を高校で習う物理で十分説明できる現象があります。それを紹介します。
 2021,2,17 インフレーション宇宙論への反論5   ビッグバン宇宙論には5つの問題点があるということです。インフレーションはこれを解決できる現象だということです。それはめでたいことです。しかし、この問題を解決するには、他の現象でもできます。神さまだってびっくりするほどの大膨張が必要なインフレーションを起こさなくても、微々たる現象が、ぽつぽつと気長に起こるだけで簡単に解決できます。
 2021,2,17 インフレーション宇宙論への反論6   真空の相転移がインフレーションを起こして宇宙ができたということだそうです。真空も相転移するそうです。説明では、水が氷になるのと同じことだということです。水が氷になるのと同じことで宇宙ができたそうです。宇宙を作るのは簡単ですね。
 2021,2,17  インフレーション宇宙論への反論7  インフレーションで宇宙は{10のマイナス35乗秒からマイナス34条秒というほんのわずかな時間で}{10の43乗倍}大きくなったということです。ビッグバンが始まる前にはすでに宇宙はこの宇宙より大きくなっていたということのようです。138億年前、宇宙は1点から始まったというビッグバン論とは一致していません。考えてみます。
 2021,2,18  インフレーション宇宙への反論8  急激な加速膨張。10のマイナス35乗秒からマイナス34乗秒の間に、10の43乗倍という膨張。1ナノメートルが{私たちの宇宙よりずっと大きくなることができる。}ということだそうです。すごいですね。ものすごいですね。神業どころじゃないですね。こんな現象が起こるという考えは、現実の宇宙を無視して、パソコンの中の宇宙しか見ていないからではないでしょうか。パソコンならどんな数字だって簡単に書けますから。しかし、実際にそれが起こるとなると、そうは問屋がおろさないものですよ。
 2021,2,19 インフレーション宇宙論への反論9   {膨張とは、ポテンシャルエネルギーで見れば落下しているのと同じ状態なのです。}とはどういう状態なのでしょう。普通膨張と落下は正反対の現象です。エネルギーにおいても正反対です。それなのに、なぜ{同じ状態}なのでしょう。
 2021,2,19 インフレーション宇宙論への反論10   遠くを見れば宇宙が始まったときの様子が見える、ということだそうです。それが、マイクロ波宇宙背景放射だということです。そうでしょうか。遠くを見れば過去の宇宙の何でも見ることができるのでしょうか。それについて考えてみます。
 2021,2,20 インフレーション宇宙論への反論11   128億年前、宇宙の大きさは今の8分の1だったそうです。そうすると銀河系とアンドロメダ銀河の間も8分の1の距離になっていたということです。そのことや、8分の1という宇宙とハッブル定数の関係も考えてみます。
 2021,2,20 インフレーション宇宙論への反論12   ダークエネルギーやダークマターについて考えます。なぜ発見されないのかについてです。
 2021,2,21  インフレーション宇宙論への反論13  インフレーション宇宙論とマルチバース宇宙論と定状宇宙論を比較してみます。え!今頃なんで定状宇宙論?ということでしょう。ま、読んでみてください。納得しますから。