ひぐち英明onWEB

[HOME]

[08年A]

[08年@]

[07年B]

[07年A]

[07年@]

[06年]

[05年B]

[05年A]

[05年@]

[04年C]

[04年B]

[04年A]

[04年@]

[03年]  



2004年9月27日(月)

■エコランド音羽の杜

焼却灰溶融炉建設問題で話題のエコランド音羽の杜(東部山間埋立処分地)を視察してきました。

なんとも広大な敷地で、今後30年間は埋め立てを続けられるという京都市の説明は、なるほどそのとおりかな、と思わせる施設でした。

一方で、下流域に山科や醍醐といった地域があるすぐその上の山の中に、ゴミを埋め立ててしまって、そこから染み出す水が土壌を汚染しないのか、という心配は多くの人が感じるところだと思います。

水は染み出さない、とは、京都市の弁ですが、それをどう証明できるのか。疑問はつのります。

最後に、焼却灰溶融炉の建設予定地を見ましたが、全くこじんまりとした敷地でした。現在の空き地だけではおさまらないので、まわりの山を削るということで、造成の費用として今年度2億円の予算が計上されています。

溶融炉建設の総予算は230億円。毎年のランニングコストが18億円。この手の溶融炉は、まだ技術的に未確立の部分があり、全国でも爆発事故を起こしたり、その他の事故が相次いでいる施設。埋立地を延命させるためにつくるとのことですが、30年間は使うことができるという今の埋立地。しかも、今後、リサイクルやりユースを進めてゴミを減らしていこうというのが、京都市の方針ですから、今、急いで危険な溶融炉をつくる必要は全くありません。

結局、大型の公共事業を何が何でもつくる、ということだけが目的の施設に、市民の貴重な税金が使われようとしているのですから、本当に許せません。

この問題に関しては、9月市会でわが党の西野さち子議員が代表質問で、詳しく解明しているので、そちらもぜひご覧ください。http://web.kyoto-inet.or.jp/org/cpgkyoto/


埋立地・白い部分が現在埋め立てている最中のゴミ


溶融路建設予定地・横の山を削り敷地を拡張する



2004年9月26日(日)

■学区の運動会

運動会のシーズン真っ盛りということで、各地で運動会が開かれています。私もいくつかの学区を訪問させていただきました。

静原では、障害物競走に飛び入り参加。キッチンペーパーを賞品でいただきました。その後、小学校高学年の児童による伝承太鼓。低学年のまだ参加できない子どもたちが、お兄ちゃんやお姉ちゃんたちが太鼓をたたく真似をしながら聞いているのが、とてもほほえましく印象的でした。


この写真は岩倉北学区の運動会
一番左端で大縄を回しているのは梅木のりひで府会議員



2004年9月25日(土)

■シンポジウム「左京に息づく火の文化」

「左京に息づく火の文化 〜炎に願いを託して〜」というシンポジウムに参加しました。これは、まちづくりを考える一環として左京区役所が主催して行なわれたもので、今回が2回目になります。

1回目は8月8日に行なわれましたが、残念ながら私は参加できず、2回目を楽しみにしていました。

今回は、大原の左義長、鞍馬の火祭り、八瀬赦免地踊り、石座神社の火祭りを、それぞれの保存会の会長さんが紹介。また、基調講演は長浜城歴史博物館の橋本章さんが行ない、パネルディスカッションのコーディネーターは佛教大学の八木透先生がつとめました。

各保存会長さんが共通して言われていたのが、後継者不足の問題でした。また、道具を作る技術の継承や材料の確保も困難になってきていること(鞍馬の火祭りで松明を作るためのつるが山になくなってきているなど)も紹介されていました。

会場には久多の出張所の所長さんが来られていたのでお話をしていたら、久多の花笠は、八瀬の赦免地踊りと同じように、本来子どもがかぶるものだけれども、その子どもがいなくなっていしまい、今は大人が持って踊っている、との事でした。

各地に伝わる伝統芸能・文化のすばらしさを紹介し、多くの人の共通認識にしていこうという今回のシンポジウム。その中で明らかになった後継者不足と材料すらなくなるって来ているということ。

少子化対策・過疎対策・農林業対策を真剣に行なわないことで、すばらしい伝統行事・文化がなくなりかねない状況になっていることを、あらためて感じました。


パネラーのみなさん


八瀬赦免地踊りの灯籠の見事な細工
これを子どもがかぶる



2004年9月22日(水)

■京建労市庁舎包囲請願行動

京建労のみなさんが、住宅改修助成制度の創設で、地域の経済の活性化を、との要請行動で、市庁舎前に座り込み及び個人請願行動を行いました。私も激励に駆けつけ、連帯のあいさつ。

市会議員団として、住宅改修助成制度の条例提案を行おうということで、現在条例案を作成中です。これからこの条例案を持って、建設関連団体や業者団体との懇談をすすめ、共産党としても運動を大いに盛り上げるなかで、議会へと提案していきたいと思っています。


連帯のあいさつ


座り込みにも参加



2004年9月17日(金)

■京都市立芸術大学視察

市立芸大へ視察に行きました。資料室が手狭になっている状況や、就職の援助の体制の状況などをはじめにお聞きし、それから、ホールや資料室などを見せていただきました。

独立行政法人化の問題に関しては、教えている内容から考えると、一対一の対応が求められるものであり、効率的な運営を優先させる独立行政法人という形態は、必ず大きな問題が生じるだろうと感じられました。


許容量の3倍の資料がつまれる資料室

■桂イノベーションパーク視察

市立芸大に引き続き、桂イノベーションパークにある研究成果活用プラザと京大桂ベンチャープラザを視察してきました。

両施設とも大学と企業の連携による研究成果を社会に還元していくための施設ですが、ベンチャープラザのほうが、より中小企業を意識したもののようです。

両施設とも、今年度開設したばかりの施設です。インキューベション施設と言うことでも共通していますが、研究成果活用プラザのほうが、施設の空間の使い方などずいぶん贅沢に使われていました。

ちなみに、「イノベーション」とは「技術革新」、「インキュベーション」とは「卵のふ卵器=技術を育て社会にだすための場」という意味だそうです。カタカナが多くなってきて、話だけ聞いているとなんだかよくわからなくなります。


ベンチャープラザの一室



2004年9月12日(日)

■京建労左京支部拡大月間出陣式

左京支部の拡大月間に向けたまつり&出陣式が行われました。昨年と同様に高野団地の東開公園で、各分会が出店を受け持ち大変なにぎわいよう。会場内は常に人があふれかえり、いったい何百人が参加したのかわからない、といった雰囲気でした。

久しぶりに顔を合わせた組合員さんもたくさん。激励もたくさんいただきました。また、相談もいくつかお聞きししたので、早速対応していく予定です。

京建労が持っている建設国保は、厚生労働省の概算要求では昨年より3.4億円増を勝ち取っており、さらに組合員を増やす運動の中で勢いをつけて、予算を獲得しようと、大いに意気が上がっています。

運動の力でくらし・仕事を守っている京建労。そして、左京支部はこの不況下においても、次々と組合員の実数を増やしてきている支部で、勢いがあります。

この勢いに大いに学び、あらゆる運動にいかしていきたいものです。


府市会議員そろってあいさつ


会場は大にぎわい


2004年9月9日(木)

■9月議会始まる

開会本会議でした。

新聞報道にありましたが、民主党を除名された小川議員が弁護士に伴われて辞職願いを議長に提出。開会本会議で承認されました。

小川議員は今年4月から連絡がつかない状態が続いており、その後の委員会や本会議をすべて欠席。新聞報道によれば「借金取りから逃げるため東京の知人宅に隠れていた」そうです。

本人はもちろん、所属していた民主党にも、事実経過を明らかにする責任があります。

■代表質問があります

13日(月)午後3時半過 −西野さち子議員(伏見区)
14日(火)午前10時  −佐藤和夫議員(伏見区)
      午前10時半過−宮田えりこ議員(山科区)

宮田えりこさんは初質問。みなさん、応援(傍聴)しに来てください。



2004年9月7日(火)

■京都市内高速道路

8月に発表された各省庁の政府概算要求に関連して、京都市内高速道路の京都市負担が大幅に増えそうとのことです。

市内高速道は、現在油小路線と新十条通りの2路線の建設が進められており、現段階でも総工事費が4,000億円を超え、京都市の負担分は、400億円を超えると言われています。

今回、高速道路建設の事業主体が阪神高速道路公団から国の直轄事業になることも含めて、とにかく国の負担を減らす方向が考えられているようで、これを放置すれば京都市の負担はこの先、100億円単位で増えていくことも考えられる状況です。

三位一体改革に見られるように、国は地方に次々と負担を押し付けてきており、これもその一環と見ることができます。すなわち、京都市負担の増加というのは、国の大きな方針に沿って行われてきています。

もともと、自動車の流入を促進する市内高速道路の建設は、京都市が基本計画で掲げる「あるいて楽しいまちをつくる」という方針と全く逆の方針です。また、つくったところで採算は取れないとされていることも周知の事実です。

京都市の基本計画にも反し、自動車公害を促進し、採算的にも全く破綻している高速道路に、国であれ京都市であれ、莫大な税金を注ぎ込み続けることに大きな問題があります。

市内高速道路の建設は、中止するしかないことがはっきりとしてきています。


この写真は第二京阪の久御山ジャンクション
この類のものが京都市内にもできる予定


■プロ野球がストライキ権の行使を決定

プロ野球選手会の古田会長が大奮闘しているようで、本当に応援したくなります。

選手間でも考え方はさまざまであって当然ですが、「球団合併について一年間しっかりと話し合おう」という方向でまとまっていっていることは、すごいなぁと感じています。

■BSE全頭検査廃止

内閣府の食品安全委員会のプリオン専門調査会が6日にまとめた報告書によると、BSE対策として全頭検査から生後20カ月以上の若い牛の除外を容認したものとなっています。

現段階で、若い牛からの病原体検出技術がないのであれば、検出技術を高める努力をしていけばいい話です。「アメリカ産牛肉を受け入れる」という結論がはじめから決まっていたかの印象を受ける報告です。

アメリカからの圧力によって、日本の食の安全を放棄してしまうのは、言語道断ではないでしょうか。アメリカからの要請であればなんでも「OK」の日本の姿勢が、ここでもよく現れています。



2004年9月3日(金)〜4日(土)

■第29回京都地方議員会議

2日間にわたって、日本共産党の京都地方議員会議が行なわれ、159人の府・市・町・村会議員が集まり、参議院選挙の総括やいくつかの分科会に分かれての討論が行なわれました。

私は地方行革・合併問題の分科会に参加しました。合併で大きな問題となるのは行政と住民の距離が遠く離れてしまうこと、との発言がありましたが、今すすめられている行革の中で、民間委託の進行などは、合併をしなくても、住民から行政が離れてしまうことになる例であり、これにより、合併と同じように住民切り捨ての施策が進められています。

今でも、ちびっ子プールの廃止や保育運営費の大幅カットなど住民の意見を無視して切捨てが進んでいるのに、さらに行政が住民から遠くなってしまったら、住民の思いがさらに伝わりにくくなり、意見の切り捨てに拍車がかかることは目に見えています。

民主主義がどんどん遠ざけられようとしている流れを、なんとしても変えなければなりません。


議員と職員で総勢240人ほどの会議



2004年9月1日(水)

■一条山乱開発・その2

一条山についてですが、都市計画局風致保全課に確かめたところ、40%の緑地を残すという部分に関しては、一部現状の緑を残し、壁面をきちんと段上に整備を終えた後、業者から寄付を受けるとの念書をかわしたとの事でした。

一部現状の緑を残すとの説明には、大いに疑問が残ったので、現状を見に行ったのですが、残す部分というのはどうやらモヒカン山の頂上部分ではなく、その西側の現段階では全く手をつけていないところのみ残すということのようです。

つまり、モヒカン山といわれている部分はすべて削り取ってしまい、その後ろ(西側)に残されている林部分だけは残すということですから、山の形状は全く失われてしまい、小高い丘しか残らないということです。

もちろん、これが3年前の合意事項ですから仕方がないといえばそれまでですが、運動を進めてきた皆さん、また、地元の住民のみなさんの無念の思いというのを、あらためて実感させられました。


真ん中の山がモヒカン山で今回残されるのはその左に一段下がって見える林部分(矢印部分)のみ
モヒカン山そのものはすべてなくなる




2004年8月31日(火)

■一条山(通称モヒカン山)乱開発

岩倉にある一条山、通称モヒカン山は、もともとは緑におおわれた里山でした。ところが20数年前に、業者の乱開発と京都市がそれを容認したために、山の周囲を無残にも削り取られてしまい、現在は垂直の壁の上の山頂部に樹木が残るモヒカン状の山となってしまっています。

地元の住民の方々がこれ以上の開発をさせるな、ということで訴訟もおこしながら住民運動を進めてきていました。今回、緑地を40%残すとした開発業者と京都市の3年前の確約にそったかたちで開発が再開され、緑地は京都市が寄付を受けることとなったと、京都市が発表しました。

40%の緑地という数字そのものは、住民にしてみたら決して満足のいくものではありませんが、京都市と業者が一条山を全部なくしてしまうとしていた時期もあったことを思うと、一部といえども緑地が残されるというのは、住民の運動の成果だと思います。

「これまでの経過からして、今後、これらの条件が覆されることのないよう引き続き見守っていく必要がある」と、関係者の方が話されていましたが、まさにそのとおりだと思います。



2004年8月29日(日)

■京建労拡大出陣式

京建労本部の拡大出陣式に参加しました。9月10月の拡大月間を成功させようということで、朝から学習会と活動者会議、そして夜は出陣式ということですから、本当に目一杯の日程です。

しかし、組合員のみなさんはとても元気。小林組織部長の「世の中変えて、経済状況も変えていこう。そのためにも、拡大月間をなんとしても成功させよう。」との行動提起で始まった出陣式も、様々な出し物、支部間の拡大競争の挑戦状、主婦の会のにぎやかな踊りなど、例年と変わらずものすごいパワー。本当にこの勢いには圧倒されます。

現実には小泉構造改革の中で、一番のダメージを受けているのが建設業界ですから、私たち市会議員団も住宅改修助成制度など、多くの建設業者のみなさんと相談しながら、中小業者の応援、地域経済の活性化に取り組んでいきたいと思います。


主婦の会のみなさんの松健サンバ


拡大競争での健闘を誓い合う左京支部と北支部



2004年8月15日(日)

■洛北平和集会

毎年8月15日に行なっている洛北平和集会も、第10回を数えるところとなりました。今回は、大原念仏寺の大島亮準さんに、平和記念して鐘を鳴らしていただき、その後、原水爆禁止世界大会参加者からの報告、そして、今年の映画は『アフガン零年』でした。

大島亮準さんが、「憲法九条の心を身につけて」と言われていたのはまさにそのとおり。映画では、戦争で犠牲なる子ども、女性の姿がリアルに描かれていました。

アメリカから「憲法九条がじゃま」と言われて、自民党も民主党も九条を変えようとしていますが、ここで戦争をする国に日本がなってしまえば、さらに多くの犠牲者が日本にも、世界中にも生まれることになります。

そんな世界を望む人は、戦争によって利益を得る一部の人たちです。一部の人間が利益を得るために、多くの人間が犠牲になる、そんな時代に逆戻りさせるわけには行きません。


平和の鐘を突く大島亮淳さん

■八桝の松上げ

夜は、花背八桝町の松上げを見に行きました。

松上げは、火の守護神として知られる愛宕神社信仰の祈りが込められた行事で、稲作の豊作と無病息災を祈って行なわれているそうです。

夜の9時から何百と並べらている松明に火がともり始め、そして、灯籠木(トロギ・20メートルほどの大きな木の先にモジという傘状の籠を取り付けたもの)に「上げ松」と呼ばれる松明を投げ上げて、灯籠木に火がつき始めると大きな歓声が上がります。

そして、灯籠木の籠が大きく燃え盛ったその時に、一気に灯籠木が倒され、ごう音が鳴り響きました。なんとも勇壮な火の祭礼です。


@灯籠木に向かう松明の列





C上げ松があがり始める





Fごう音


Aはしから松明に火がつき始める





D灯籠木の籠に火がともる





Gその後も祭礼は続く



B何百という松明に火がともる






E灯籠木が倒される






















2004年8月4日(水)

■原水爆禁止世界大会

8月4日〜6日の日程で、今年も原水爆禁止世界大会が行なわれます。

私は今年も、世界大会に参加する左京の代表団の「見送り」に京都駅まで行ってきました。これは、原水協の役員になってから毎年来ているものです。自分自身は1回しか世界大会に参加したことがなく、参加したいのは山々なのですが、今年も残念ながら見送りだけでした。

参加するみなさん、世界大会での経験を、大いに地域に還元して、みんなで、核も戦争もない世界をつくっていきましょう。


見送りだけです



2004年8月3日(火)

■西新道商店街

西新道商店街を視察してきました。

この商店街は、FAXで注文を受けての宅配や、商店街カードの導入など、商店街の活性化に積極的に取り組み、成功を収めているところとして、全国から注目されています。

理事長の安藤さんにお話をお聞きしましたが、「大型店問題でも、一方的に“あかん”というのではなく、地域の人と一緒に考えると言う立場を貫くことが重要」など、示唆に富んだお話を聞くことができました。