2014年の目標ミネルヴィニの成長株投資法
バリュー投資の強化書
ゲイリー・スミスの短期売買入門
元気指数が再び1000ポイント越え手を広げすぎ、ロスカット続出
2006年のTOPIX

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ショートコラム(2014年1月)

■2006年のTOPIX(2014年1月26日)

下のチャートは、2006年のTOPIXです。1月が似たような感じで推移していることから、このようなパターンになることも想定されます。

これでも、TOPIXはまだ値を保っていたほうで、中小型株や新興市場の下げはもっときつく、2005年の相場で一世を風靡したカリスマ投資家をはじめに、数多くの個人投資家が退場させられました。

運が良ければ、株式市場で一時的に小金持ちになることはありえますが、実力がなければそれを維持することはできません。

今年は、例年にも増して、守りを重視したいと考えています。

2006年のTOPIX株価チャート(日足)


■手を広げすぎ、ロスカット続出(2014年1月24日)

今日は、久しぶりにマーケット氏からガツンとやられました。1月の利益がかなり吹き飛んだ計算になります。

実のところ、今年は年初から持株が好調でした。そうなれば、つい調子に乗ってしまうのが人間の悲しい性です。

1月中に日本株の組入れを増やそうと、つい気がはやってしまい「何か、適当に銘柄はないか」という安易な投資姿勢になっていました。

そして、いつの間にか自分の守備範囲を離れてしまい、手を広げすぎたところでNYダウが急落。日経平均の連れ安に巻き込まれ、ロスカットさせられる「毎度おなじみのパターン」です。

投資は、スポーツと同じく、やるものなので、ミスが何度も起こります。いくら練習しても、テニスのサーブでダブルフォルトがなくならないのと似ています。

それでも、ミスが少ないに越したことはありません。本日の失敗をマーケット氏からの警告と受け止め、貴重な教訓としたいものです。

今後の銘柄選択においては、次の3つを自問自答するよう、心掛けたいです。

1.その銘柄は、自分の流儀に合っているか
2.その銘柄は、自分の守備範囲を超えていないか
3.今買うとして、チャートに逆らっていないか


■元気指数が再び1000ポイント越え(2014年1月22日)

私が勝手に「元気指数」と呼んでいる株価インデックスがあります。東証マザーズ指数です。この指数が上がれば、個人投資家が元気になるからです。

昨年5月に1000ポイントを超えた後に急落。6月27日にはザラ場で600ポイントを切り、いったん「終わった」ように思えた東証マザーズですが、そこから切り返して再び1000ポイントに乗せてきました。

今後、昨年の高値を抜くようであれば、個人投資家の売買がますます活発になりそうですね。どうか、羽目を外しすぎないようお願いします(笑)。そういえば、昨年の今頃も絶好調でした

東証マザーズ指数 株価チャート(日足)


■ゲイリー・スミスの短期売買入門(2014年1月16日)

株本の話題ばかりで恐縮です。もうひとつ、紹介させてください。

2009年10月のショートコラムで取り上げた『ゲイリー・スミスの短期売買入門』ですが、出版社の直販サイトにて「この商品は在庫限りで取り扱いを停止します。 お早目にご注文ください!」と表示されるようになりました。

編集者さんが、常々、言われているように「内容が良くても、必ずしも売れるわけではない」という本の典型だと思っています。

本書には、いくつのも付せんを貼り、数多くのアンダーラインを引いています。その中で、一番気に入っている箇所を引用します。

トレーディング指標について、私が極めて強く感じているのは、指標を正確で、絶対的で、黒白のはっきりしたトレーディングのシグナルとして使ってはいけないということだ。

指標は、せいぜい将来の価格の動きの手掛かりか、ヒントとして使われるべきなのだ。

トレーダーが自分の愛用する指標のとりこになって、自分自身で考える能力を失ってしまうケースはあまりにも多い。


■バリュー投資の強化書(2014年1月15日)

編集者さんより、2008年に出版した『バリュー投資の強化書』の在庫が少なくなってきたと連絡がありました。当時、相当の情熱を込めて執筆した書籍であり、細々とでも売れているのは、著者として嬉しい限りです。

出版社としても、増刷するなり、電子書籍化するなり、対応を検討してくれるそうです。ただ、可能性として、紙の本が入手できなくなるかもしれませんので、この際PRしておきます。

内容的には、決算書や有価証券報告書の詳細な分析に加え、潮の流れ(信用膨張、信用収縮)や投資家心理にも触れてあり、株式投資に本腰を入れたい方に、ぜひとも読んでいただきたいです。

書評、目次、訂正箇所などは、バリュー投資の強化書サポートページにあります。


■ミネルヴィニの成長株投資法(2014年1月8日)

マーケットの魔術師 株式編』には、15人のトレーダーが登場します。バリュー投資家であれば、マイケル・ラウアーやアーメット・オクマスあたりがお気に入りかもしれません。でも私は違います。以前のショーコラムでも取り上げたように、マーク・ミネルヴィニが一番です。

そのマーク・ミネルヴィニの著書『ミネルヴィニの成長株投資法』の翻訳が出版されたので、正月から読んでいます。さすが、度重なる失敗にもめげず、努力を重ねながら、一流のトレーダーになっただけあって、言葉の重みが違います。今、線を引きながら、2巡目に入っています。

とりわけ、第12章、第13章のリスク管理については、何度もうなずいてしまいました。損切りについて、未だ納得できない方がいらっしゃれば、大きな書店で本書の第12章、第13章だけでも立ち読みしてください。きっと、反論はできないはずです。


■2014年の目標(2014年1月1日)

あけましておめでとうございます。2014年の目標を書いておきます。

●スーツやジャケパンで出かけられる場を増やす
●何か新しいことを始める
●企業のパーシャル・オーナーになる

まず、スーツやジャケット+パンツで出かけられる機会を増やしたいです。増税前の駆け込みで、久々に新しいスーツ類を購入したためです。そのためには、仕事もプライベートも充実させる必要があります。また、私と同じように個人事業主として頑張っておられる方とのネットワークを構築できればいいなと思っています。

次には、新しいことにも挑戦したいです。仕事であれば新規事業、趣味ならテニス以外のスポーツなどが考えられます。中小企業診断士については、いったん区切りをつけましたので、今まで試験勉強に取られていた時間を有効活用したいです。

今年は、投資に関しても目標を設定します。 私にとっての株式投資の理想は、やはり企業のパーシャル・オーナーになることだからです。 2011年以降、リスク管理を最優先した投資を行い、一定の成果を上げてきました。ただ、その代償として、長期保有のポジションを取りづらくなりました。別途、長期投資枠を設けることにより、じっくり型の投資も再開したいです。

とにかく、まずまずであった2013年以上に良い年にしたいものです。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。



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