相場で合格点を取る方法今のような相場で勝ちたければマーク・ミネルヴィニ
夕凪さんに聞いてみました簿記試験対策と株式投資の共通点インテリトラップ

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ショートコラム(2011年10月)

■インテリトラップ(2011年10月29日)

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近場の書店で見つけた『勝ち抜け! サバイバル投資』という本に、インテリトラップという、とても興味深い表現がありました。

インテリトラップとは、直前の高値から2〜3割ほど安くなった銘柄を「おお、これは割安だ」と買ってしまうことです。バブル相場の崩壊過程にて、数多くの被害者を出しています。

著者の土居氏は、次のようなタイプがインテリトラップに引っ掛かりやすいと指摘しています。

●勉強熱心な投資ビギナー
●自信過剰になりやすい男性
●職業柄、自分の投資判断に絶対的な自信を持っている企業経営者、弁護士、医師など

そういう自分も、何度か痛い目に合っています。ファンダメンタル分析派としては、バリュートラップ(万年割安株をつかんでしまうこと)と共に、気をつけたいものです。

インテリトラップ


■簿記試験対策と株式投資の共通点(2011年10月26日)

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ブログにも書きましたとおり、簿記2級を受けることにしました。もう試験日まで1か月を切っており、多少焦りながら、過去問に取り組んでいます。

簿記にしろ、情報処理にしろ、資格試験対策の王道は、過去問を繰り返すことです。そうすることにより、理解のあやふやなところ、間違いやすいところが明確になります

また、本番形式の問題を解くことにより、時間配分のコツも分かってきます。後は「どうすれば、合格点に達するか」を自分なりに考え、試験日までのスケジュールを調整していくかで合否が決まります。

そして、このやり方は、株式投資にも当てはまります。セミナーや書籍などで基本的な知識を身に着けたなら、過去問をやるべきです。

ここでの過去問とは、自分の売買記録をチェックすることです。当時の相場環境、銘柄のファンダメンタル、株価チャートを突き合わせて確認してください。そうすれば、儲かっている売買、損をしている売買をある程度パターン化できます。

さらに、試験本番での時間配分に当たるマネーマネジメントができていたかもチェックしておきます。マネーマネジメントができておれば、大損はありえないでしょう。

ここまで分析できれば、損をしている売買をやめればいいわけですから、パフォーマンスの改善が見込めるはずです。

ただ、この作業は、相当の痛みを伴います。誰しも、損をした売買なんて、思い出したくありません。でも、マーケットで合格点を取るためには、避けて通れない道です。


■夕凪さんに聞いてみました(2011年10月24日)

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たまたま、夕凪さんとメールをやりとりする機会がありましたので、本人に聞いてみました。「何度か開催されているセミナー中で、一押しを教えてください」と。

返信にあげられていたのが、次の2つです。

まず、万人向けとして「金融バブルが崩壊しても通用した夕凪流「イベント投資法」DVD」。数々のイベント投資の中で、長い期間有効性を保っている投資手法を厳選して紹介されています。ゆうこりん(小倉優子さん)に伝授して、彼女が実際に利益を上げた手法も含まれているとか。

やや上級向けとしては「夕凪式イベント投資マスター講座 」。上記に加えて、TOBと会社四季報についても解説、数学的な理論と実際例を多めに加えており、説明のレベルも上がっているそうです。こちらはオンデマンドになります。

ちなみに、私もイベント投資を少し実践しています。特に、8月以降の急落相場で助かったのは、この手の銘柄群が値を保ったまま、利食いできたことです。

また、保ち合い相場に強いことから「バリュー株+イベント投資」という組合せについて、本腰を入れることも検討しています。いつもセミナーに来られている方から「角山流のイベント投資についても話をしてほしい」というご要望をいただいているのですが、まだレクチャーできる段階ではないと考えています。

イベント投資に関しては、本家本元の教材にて、じっくり勉強されることをおすすめします。

最後に、蛇足ながら、私が“逃した魚”のチャートを掲載しておきましょう。これほど分かりやすい銘柄はなかったのに「なぜ買わなかったのだろう」という自戒の意味を込めて。

オリエンタルランド 株価チャート


■マーク・ミネルヴィニ(2011年10月19日)

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『マーケットの魔術師』シリーズには、様々なタイプの投資家が取り上げられています。その中で、みなさんの一番好きな投資家は誰でしょうか?

私のお気に入りは『マーケットの魔術師【株式編】《増補版》』に登場するマーク・ミネルヴィニです。金言といえるものをいくつか紹介しておきましょう。

●重要なのは、何もせず様子見すべきときがあるのを知ること
●長期間にわたって含み損を抱えた銘柄を持ち続ければ、自分の資金を凍結させていることにもなる
●自分が常に過ちを犯すのだということを肝に銘じること
●過ちを悲惨なものにしないための唯一の方法は、まだ額の小さいうちに損切りして、次に進むしかありません
●ほとんどの人は失敗から学ぼうとするのではなく、忘れようとする。これは大きな間違い

こういった発言は、実際にマーケットで血を流していなければできません。特に、今のような局面では、言葉の重みを感じます。


■今のような相場で勝ちたければ(2011年10月12日)

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9月のセミナーで「今のような相場で勝てるやり方はありますか」という質問をいただきました。

はっきりいって、オーソドックスな買い持ちで取るには難しい相場です。一般的な個人投資家であれば、無理をせず「休むも相場」でいいと思います。

でも、休みたくなければ、どうすればいいのでしょうか。その場合は「イベント投資」や「うねり取り」を検討することになります。

イベント投資は、株価の値上がりする可能性が高い出来事に便乗する手法です。興味のある方は夕凪さんのイベント投資5日間集中講座がおすすめです。無料講座につき、気軽に参加できます。

うねり取りは、同一銘柄を繰り返し売買して、売りでも買いでも取る手法です。このやり方に関しては、優利加さんがチャートの読み方と建て玉操作セミナーで解説をされるようです。

相場の低迷が続けば、投資セミナーも少なくなります。でも、その中から「これぞ」というものを見つけて、勉強だけは続けてください。かつての自分がそうだったように、きっと花を咲かせるでしょうから。


■相場で合格点を取る方法(2011年10月5日)

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このところ、本棚から書籍やDVDを引っ張り出して、復習しています。本日も、先ほどまで『公式化したシンプルな相場アプローチ【実践編】』を見ていました。

改めて感じたのは、林則行氏のやり方が資格試験対策によく似ていることです。宅建でも、簿記でも、売れている本は「分かりやすく、試験合格に特化したもの」です。このような書籍に対して「本当の勉強にならない」という声もありますが、合格を第一目標とするのであれば、それで十分です。

このDVDも、投資で利益をあげることに特化しており、それ以外は切り捨ててあります。相場で合格点を取るのが目的であれば、こういった割り切りがむしろ正解ではないでしょうか。難しいことをやろうして自滅する投資家の少なくない中、シンプルな点も評価できると思います。



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