仁科神明宮 本殿・釣屋・中門


探訪年月日・・・平成25年(2013年)5月22日

 大法寺三重塔は子供の頃見たことがあるらしいのです。安楽寺八角三重塔は中学の社会科見学で行った他、平成24年正月にも行きました。善光寺は何回も行っています。松本城は遠目にではありますが、何回か見ています。
 しかし、この仁科神明宮だけは、長野県内国宝建築物の中で唯一、僕の人生にかすったことすらありませんでした。
 はっきり言って、僕の自宅からは簡単には行けません。片道2時間は覚悟しないといけない距離です。
 しかし、平成25年5月22日、休日だった僕は、午前中に用事を済ませると、急遽「天気いいなぁ。写真を撮るには絶好の日だなぁ。長野県内国宝巡り、やっちゃおうかなぁ。」と思い立ち、車で出かけました。



所在地・・・長野県大町市大字社字宮本
創建・建立・・・永承3年(1048年)(諸説あり。神域として成立したのは3世紀ころという説も。)
国宝指定年(文化財保護法)・・・昭和28年(1953年)
社格・・・旧県社
参考・・・日本七神明の一つ。日本最古の神明造りで、神明造りの原型式を保存していると言われる。


仁科神明宮の社殿です。



仁科神明宮 神門(この神門は国宝ではありません)



仁科神明宮 社殿案内図
 見えにくいのですが、本殿・釣屋・中門にそれぞれ(国宝)と添え書きがあります。



仁科神明宮 本殿(写真右半分の建物・国宝)及び中門(写真左半分中程にある建物・国宝)
 3時方向から撮影。釣屋は中央の木で遮られていて見えにくくなっています。



仁科神明宮 本殿(国宝)
 4時方向からの撮影です。釣屋と呼ばれる、中門(国宝)との連結屋根のような部分も国宝です。



 7〜8時方向からの撮影です。
 写真右側大部分を占める建物は拝殿です(拝殿は国宝ではありません。)。



 9時方向からの撮影です。
 国宝としての仁科神明宮を紹介する場合には、写真はこの構図がベストのようです。


 建物の素晴らしさを知ることができた、とは言いません。そんなに目は肥えていませんので。観光資源というよりは、神社建築資料としての価値の高さが、この仁科神明宮を国宝たらしめているのでしょう。
 さて、この仁科神明宮を参拝している最中、驚くべきことが。この日は5月22日です。なのに、セミが鳴いていました。大町市って北アルプスの麓ですよ。北アルプスにはまだ雪がたくさん残っているんですよ。何ですか、この季節感。