<アガリクスについて>
ハラタケ科Agaricus属のキノコで、ヒメマツタケ、カワリハラタケとも呼ばれています。
ブラジル(サンパウロ付近)や北米(フロリダ〜カロライナ州)の海岸草地に自生します。
主な生育地はブラジル東南部サンパウロにあるピエダーデの山地であり、
アメリカのフロリダやサウスカロライナの海岸草地にも生育します。
原産地であるブラジルのピエダーデ山中は、日中35℃、夜間20〜25℃、
平均湿度80%と高温多湿で、定期的にスコールが発生する特異な地域といわれています。
傘(径6〜11cm)は半球形で、表面は淡灰褐色、繊維状の鱗片に覆われています。
現在は、ブラジルのほか中国や日本でも栽培されています。ブラジル産のアガリクスは、
表面の鱗片は調製加工の段階で、剥離されるため中国産より表面がきれいに
仕上がっています。原体には特異な匂いとうま味があります。
35年程前アメリカペンシルバニア州立大のW.J.シンデン博士、ランバート研究所の
E.D.ランバート博士が、ピエダーデ山中住民に長寿者が多く、成人病が少ないことに着目、
調査したところ「神のキノコ」「太陽のキノコ」と呼ばれるキノコを常食していることを突止め、
研究の結果、初めて特異な活性があることを発見し、その後一気にアガリクスの名が
知られるようになりました。
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