かいもん4号のホームページ TRAVEL ヨーロッパ 2015夏
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2015年お盆休み。 少し長めの休暇を頂いて、ヨーロッパへ出かけました。 例によって老齢の同行者連れの欧州の旅は2年振りで10回目です。 しかし体力・気力の衰えは隠せず、どうやらこれが最後になりそう。 これまでの訪問地を再確認するような、仕上げ的ルートの旅です。
尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2017年10月15日 

PART1 出発編  2015年9月13日一部追加            
PART2 ベルンとユングフラウ編  2015年11月29日追加
PART3 ツェルマット編  2015年12月27日一部追加
PART4 ゴルナーグラート観光編  2016年2月28日一部追加
PART5 ツェルマット散策編  2016年4月10日一部追加
PART6 レールジェットでインスブルック編  2016年8月29日一部追加
PART7 インスブルックとツィラータル編  2016年11月27日一部追加
PART8 ライン観光編  2017年6月18日一部追加   
PART9 ケルンとヴッパータル編  2017年9月10日一部追加
PART10 デュッセルドルフから帰国編  2017年10月15日一部追加

<PART9 ケルンとヴッパータル編>

ケルン大聖堂。

 ヨーロッパ最終日はケルンからスタートです。
 本日はここから列車で30分ばかりのデュッセルドルフから、夜20時ちょうど発のフライト。 ということで、日中のスケジュールはゆったりです。
 午前中に1か所、最後に訪問したい場所はありますが、こちらも比較的近隣のため、特にタイムスケジュールを決めてはいません。
 こういう感じのノリで、朝食後は少々のんびりと駅前観光です。
 と言っても、私も同行者もケルンは何度目かの訪問ですので、大聖堂の周囲をゆっくり一周する程度の軽い散歩ではありますが。

ケルン中央駅。

 ケルン中央駅は高架ホーム構造。
 伝統的な大きく古い建物が多いドイツの中央駅の中では珍しい?外観まで近代的な造りです。
 すぐ横にある広いライン川を直角に渡らなければならないための構造でしょうか。 行き止まり式でない点もむしろ特徴的です。
 しかしすぐ前に大聖堂がそびえ、観光客と駅利用客が交錯して、昼間の駅前広場は人が溢れています。
 朝の通勤時間帯は、むしろ日中より空いている感じでしょうか。

ケルン駅前風景。

駅前広場の階段を上ったあたり。 大聖堂の階段からは、国鉄DBのケルン中央駅が、若干見下ろすような視点で眺められます。
 すぐ後ろは大聖堂ですから、もう少し遅い時刻になると、この階段も通行人と座り込む観光客で大いに賑わうはずですが、今のところそれといった感じでもありません。
 と言うより、昨夜のうちに少々雨が降ったようで、石畳は若干濡れており、まだ乾ききっていませんでした。

DB列車。

 石段の最上段、大聖堂への入り口の石畳に立つと、ほぼ同じ高さの目線で、DBの列車が眺められます。
 インターシティでしょうか。 ちょうどICE色の客車が停車中でした。
 こちら側が機関車と反対側の客車後部になりますが、推進運転用の運転台がついているため、この写真だけでは、どちらに向いて出発する列車なのか、よくわかりません。

駅前風景。

 ケルン大聖堂の入り口付近とDBケルン中央駅の風景です。
 日中なら観光客で賑わう大聖堂入口のプロムナードですが、朝9時過ぎではまだまだこんな程度の人波です。
 あまり良い天気ではありませんが、何とか雨は上がり、傘なしで歩くのも大丈夫だろうという感じではあります。

大聖堂を見上げる。

 何度見ても圧倒されるスケールの、ケルン大聖堂。 直近で見上げて写真を撮ると、なかなかフレームの中に納まりきりません。
 単に大きいだけでなく、その細工の細かさにも驚かされます。
 更に、頻繁に保守工事が行われていると見え、大抵いつ見ても、部分的に足場が組まれていることが多いように感じます。

大聖堂入口。

 大聖堂にの入り口付近。 目一杯引けばともかく、人間を入れて写真を撮ろうとすると、広角レンズでもこういうことになります。
 入り口に一番近い人間の大きさと比較すると、そのスケールがよく判ります。
 と言いたいですが、これでは高さの感じが判りませんので、目で見るともっと圧倒される感じです。

工事中。

 毎度のことではありますが、何やら保守工事が行われているようです。 恐ろしく高い所に、足場が組まれています。
 ここから見ると遥か高い所にある足場に見えますが、かなりの大きさに思われます。
 そもそもどうやって足場を組んで、どこに固定しているのでしょうか。
 もっともそんな話になると、そもそもどうやってこの大聖堂を造ったの?ということにもなりますが。

コインロッカー?

 前回ケルンにやって来た時に面白いと思いながら(実際に使っておきながら)、写真を撮っていなかったものがありました。
 ケルン中央駅のコインロッカーです。 (詳細は、2008年の訪問の様子:TRAVELのコーナーの「ヨーロッパ 2008夏」をご参照ください。)
 コインロッカーなのですが、荷物収納庫の扉がずらりと並んでいるわけではありません。 こんな感じのやつが数台並んでいるだけです。

コインロッカー。

このロッカー、内部が自走式のやつで、この部分に荷物を出し入れする扉は1か所だけです。
 それが数台並んでいる感じ。 この場所では、扉が3組ありました。
 地上に出ているのはこれだけで、荷物の本体は地下の収納庫に移動します。
 大きな駅にはよくあるタイプかと思っていましたが、これまで訪れた範囲では、他の駅で目にした事はありません。
 今回はケルン駅前泊まりのため使用しませんでしたが、荷物を預けようとしていたお客も少し戸惑い気味のようです。

ロッカー取扱い。

 取扱方法はここに書かれている通りで、別に珍しい訳ではありません。 今回より7年前の2008年に訪れた時も、「ホントに大丈夫?」と思いながらもちゃんと利用できました。
 大抵のコインロッカーは、旧来の個別キーを抜きとる方式か、番号をテンキーから打ち込む、またはバーコードから読ませる方式のいずれか。
 このロッカーも、操作方法自体は、後者と何らかわるところはありません。

荷物預け口。

 とは言え、荷物入口にはこんなシャッターがあるだけで、荷物の実体がこのすぐ奥にある訳ではありませんから、やはり不安ではあります。
 ちゃんと動作すれば何ら問題はないのですが、何かトラブルがあった時にはどうすればいいのか、係にきちんと説明できるだけの自信は全くありません。

DB車内から大聖堂。

 さて、スケジュールをはっきり決めていないと言っても、夕刻には帰国のフライトですし、実は寄りたい所もありますからあまりグズグズするわけにも行かない。
 時刻表を見たところ、ちょうど目的地に停まる列車がこの後良い時刻にあります。
 ということで、ケルン中央駅からICEに乗車。
 動き出した直後に窓から見えるケルン大聖堂。 おそらく暫く見納めです。
 次に訪れる機会はいつでしょうか。

ICEに乗車。

 乗車したのは、ハノーバー経由ベルリン中央駅行きのICE857列車。
 長距離の高速列車ですが、次の停車駅までほんの一区間だけ、わずか20分ばかりの乗車です。
 今回の旅行、最終日のちょいと寄り道は、ヴッパータル。 宿泊したケルンからも、今夜のフライト出発地デュッセルドルフいずれからも30分足らずの町です。
 ローカル列車に乗っても大した時間ではないのですが、うまい具合にノンストップのICEをつかまえることができました。

ICE2車内。

 どうせ次の駅で降りる訳ですから、適当な座席を見つけて着席です。
 列車はICE2の編成ですが、少々派手目だった初期のICEもICE2も、現在は多くはICE3に合わせた黒いレザーのシートに統一されました。
 そして屋根から吊り下げられた多機能のモニターに、電光式の座席予約表示。
 いずれも最近の車両に合せての改造です。

食堂車。

 食堂車、残念ながらまだ営業を開始していません。
 というか、そもそも20分ほどの乗車ですから、行く訳にもゆきません。
 考えてみると、これだけ食堂車付きの列車に乗車しながら、ヨーロッパでは殆ど利用したことがありませんでした。
 一人だけなら気楽なのですが、やはり手のかかる同行者がいると面倒になってしまいますので。

ヴッパータル到着。

 ヴッパータルに到着です。
 短時間乗車ではありますが、予定通りこの駅で下車します。
 列車はまだまだ始発駅を出発したばかりで、この先遠駆ベルリンまで向かいます。
 ところでホームの列車案内表示。 ベルリン中央駅行きだと思っていたのですが、この案内によると、中央駅経由の東駅行きとなっています。
 何だか間違得やすい感じですが、どうなのでしょうか。

発車。

 わずかの停車時間の後に、ICEが発車です。 機関車が片方だけのICE2編成。 この列車では、機関車が後位の推進運転でした。
 すでに乗客用扉は閉められているのですが、自分の位置だけを手動に切り替えた車掌が他の扉が閉まったのを確認した後に、ホームから前方に合図を送り、乗り込んだ後に残った扉を閉めます。
 高速列車ICEと言えども、やり方は昔ながらの方法が所々に残されています。

ヴッパータル駅列車風景。

 ローカル列車停車中のヴッパータル駅ホームです。
 ケルンやデュッセルドルフ、近郊のルール工業地帯の一角ですから、ローカル列車の運転も多数。 ホームにも頻繁に列車が出入りします。
 もちろんICEが停車する駅ですから、それなりの大きさの町と駅です。
 というか、訪問前に考えていたよりずっと大きな町でした。

モノレール案内表示。

 ヴッパータルの駅案内。
 小さな「バス」や「タクシー」の表示と並んで、懸垂式モノレールのアイコンが並んでいます。
 ヨーロッパ最終日にこの街にやって来た目的はこれで、これからモノレールの車窓から市内を眺めようと言う趣旨です。

モノレール。

 さて、これです。
 ヴッパータルのモノレール。
 ドイツの詳しい日本語観光ガイドブックの中には紹介されているものもありますが、初めて知ったのは1977年の「鉄道ファン」誌の記事でした。
 「ヴッペルタールの首吊り電車」として紹介された記事を見て以来、いつか訪れて見たいとは思っていましたが、ヨーロッパ旅行も回を重ねてようやくの訪問となりました。
 尚、この記事では手元のガイドブックにならい、地名は「ヴッパータル」と表示します。

モノレール車内。

 何しろ古いモノレールですから、(車両は新しくなっているにしても)小さな車体ではあります。
 一昨日に乗車したナローゲージのツィラータル鉄道と比べると、はるかにこじんまりとしています。
 2人掛けのシートに通路は片側だけですが、乗降の扉が進行右側の方側だけですから、これでいいのでしょう。

軌道。

 細かい予備知識もなければ、事前のリサーチも横着してサボったままやって来ました。
 ま、モノレールですから、系統を間違えて思いもかけない変な場所に連れて行かれたり、帰りの便を間違えて戻って来れなくなることもないでしょう。
 という安易な気持ちでの訪問ではあります。
 1系統だけの路線は、ちょうどヴッパータル駅が真ん中あたりですので、たまたま目の前に上り口のあったホームからの列車に乗ることにします。
 列車最後尾からの眺めですが、やはり懸垂式モノレールは面白いです。

川の上。

 このモノレール、全路線のうち中心部を含む大半の10キロほどは川の上に敷設されています。
 そして軌道は、川の両側から逆V型に伸びた支柱で支えられています。 左右(上りと下り)路線の軌道の桁が単独でなく、一枚の平らな板状になっているのが珍しいところです。  川の流れに沿って、線路も所々で大きくカーブします。 懸垂式モノレールの醍醐味は、高速で曲がるカーブにあると言っても過言ではありません。
 一般の鉄道や胡座式モノレールであれば、支点は足元。 カーブで遠心力を受けても車体そのものが横に振られることはありません。
 が、懸垂式モノレールでは、レール=支点が頭のはるか上にあり、カーブに掛かると車体そのものが振り子のように外側に大きく振られます。 このモノレールも、見た目の古さにかかわらず、意外と高速でカーブを通過します。

対向列車。

 ちょうど橋の上で、反対向きのモノレールとすれ違います。
 ここに掲載している写真はいずれも後方からの眺めで、つまり右側通行。 反対側の列車が向こうへ遠ざかっている図です。
 そして、写真に見える側のサイド(後部)には、運転台がありません。 もちろん今私が立ってカメラを構えている後部にも

市街地の上。

 ヴッパータルのDB中央駅前を出たときはヴッパー川の上でしたが、シュタディオン動物園駅付近で川と別れ、ゾンボル通りからは軌道は道路上になりました。
 橋脚は、川の上のいかつい形鋼組のものからややすっきりしたものになりました。

市街地の駅。

 やや遠ざかってしまいましたが、道路上の駅の部分はこんな感じで敷設されています。
 さすがにさほど広いとは言えない道路上。 そして両側には駅よりやや高い建物が立ち並んでいますから、この部分だけ見るとスペース一杯一杯といった感じです。
 とは言えヨーロッパのこと。 120年近い歴史のあるこのモノレールだけでなく、周囲の建物もそれ以上に歴史があるものが多いでしょうから、すでに町に馴染んだ風景なのかもしれません。

交換。

 市街地の道路上空(と言うのは大げさ?しかし「道路上」でもない)で交換のモノレールです。
 見たところ、広告電車の方が多いように思えます。
 駅以外では、必ずしも建物ばかりではなくこのように緑も多い沿線でした。

勾配区間。

 終点のフォーヴィンケルに近づきました。
 道路の上の空間を快適に走っているようですがこの区間。 実は結構な登り勾配です。
 写真では判別しにくいかもしれませんが、建物と歩道の境界あたりの様子で、何となく判るかもしれません。
 しかしモーターが強力なのか車体が軽いのか、この程度の購買などものともしないという勢いで登ってゆきます。
 鉄の軌道と鉄の車輪の組み合わせらしからぬ登坂力いです。

終点駅。

 終点のフォーヴィンケルに到着です。
 乗ってきたのはこんな感じの、真っ白い車体に大きな文字の広告車両でした。
 モノレールとは言えども、ホームからの乗降は普通の鉄道と変わるわけではなく、両開きの広いドアからホームまで大きな段差なしで降りられます。
 ヨーロッパの低いホームと高いステップに数日間慣れているため、段差が無さ過ぎてむしろ違和感も。

発着ホーム。

 さて、到着したホームの反対側には、これから発車する便(つまり今乗車してきた前の便)が並んで停車しています。
 と言いたいのですが、「並んで」と表現するにはいささか不自然な位置関係です。
 つまり、平行に並んでいるのではなく、「ハ」の字形に一方の端部がぐっと開いた形の配置です。
 折返しのループ線の一部に発着ホームが設けられているため、このような配置になっているのでした。
 それにしてもこのモノレール。
 懸垂式なのですが、「ランゲン式」という独自の方法で、鉄の車輪が鉄の軌道の上を走り、モノレールは片持ちでぶら下がっています。
 大胆な構造です。

分岐器。

 到着ホームのすぐ先、左に向かって大きくループ線がカーブしています。
 そして正面には途切れた空間の向こう側にモノレールの車庫が。
 頭上には「ポイント」が設けられていました。
 ヴッパータルのモノレールのポイントは、軌道全体が平行に動いて切り替わるトラバーサ方式でした。
 それにしてもこれでうまく切り替わるのか不思議です。 何しろ地上ではなく、宙に浮いた軌道ですから。

ループ線。

 ここまで乗車してきた編成。
 このまま折返し運転ですから、そのまま左に大きく曲がってループ線を通過してゆきます。
 ポイントのコントロールなどは左の建物から行うのでしょうか。
 さほど大きくない事務所の向こう側をゆっくりと回ってゆくモノレールは、ちょっと変わった光景でユーモラスでもあります。
 珍しいのか、子供連れの乗客のギャラリーも。

方向転換中。

 事務所?の向こう側を回ったモノレールの編成。 先頭部が左側に姿を現しました。
 意外と小さい回転半径です。 パッと見たところ、半径6〜7メートルくらいでしょうか。
 路面電車ではかなり見慣れてはいましたが、やはりモノレールとなると珍しい光景です。

車庫。

 到着ホームの向こう側。 ループを曲がらず真っすぐ行くと、そこには車庫があります。
 もちろん軌道は繋がっていますが、それは頭の上の話で、足元はご覧の通り何もありません。
 日本にも大船や千葉など懸垂式のモノレールはあり、目の前のホームが途切れている風景を見ないわけではありません。
 が、すぐ向こう側に別の設備があり、その間にぽっかりと空間がある風景は、やはり目新しいと言うしかありません。

冷却ミスト。

 さて、急曲線のループ線。 軌道の鋼材はご覧のように非常に急に曲がっています。
 軌道の支持と保安のために大きなカバー上の覆いはありますが、軌道部分はこのIビームの上にレールが載っているだけです。 このレールを挟むように、両フランジの車輪が走ります。
 ループ部分の軌道には、上方から勢いよくミストが吹き付けられています。
 やはり相当な急曲線のため、鉄の軌道と両フランジの車輪では、フランジ部分にかなり無理がかかっているようです。
 先ほど通過する際も、ゆっくりゆっくりながら、かなりキーキーと金属の軋む音が響いていました。

駅1階。

 到着ホームと出発ホームは別ですので、一度地上に降りなければなりません。
 ま、普通は到着からそのまま出発する乗客はいませんから、それはそれで問題はありません。
 それよりも、せっかく終点までやってきたのですから、駅の外の雰囲気だけでも味わってみたいと思います。
 駅の1階は、構内コンコースと言うよりは、道路の中央に色々売店が並んでいる、といった感じ。
 乗降だけの設備ではなくウィンドウショッピングも楽しそうな、賑やかな駅でした。

駅前風景。

 駅の正面(どちらが表か裏かわかりませんが)はこんな感じで、意外にもゆったりした住宅街、と言う感じです。
 国鉄DBのフォーヴィンケル駅は、この反対側の、すぐ隣と言うにはほんの少し離れた場所にありますから、こちら側が「裏側」的ロケーションかもしれません。
 これまでモノレールが走ってきた、特に駅近くの通りの両側に隙間なく古い建物が並んでいる、といったヨーロッパの市街地風ではありません。
 敷地と庭が広々とした新し目のアパートメントが立ち並ぶ、かなり明るい感じのフォーヴィンケル駅前でした。

駅案内?

 大きな駅名表というものが見当たらなかった、というか発見できなかったフォーヴィンケル駅ですが、壁に掲示された駅名と路線図を記念に。  色々と表示があったのですが、オートにしておいたカメラのピントがうまく合ってくれませんでした。
 白地でコントラストが少し不足したようです。

駅風景。

 振返って見ると、駅高架のすぐ下に駅名表の看板がありました。
 さほど大きなものではない、かなり控えめな感じもしますが、ま、これで十分なのでしょう。
 上にも書きましたが、ホームの下は通路と言っていいのか構内と言っていいのかよくわかりません。
 よく見ると、普通の駅にある車道と構内の間の段差が無いのでした。 これはこれでバリアフリーではあります。
 送迎の車で賑やかな駅正面でした。

カイザー通り。

 駅正面から90度視点を変えて、先ほどモノレールでやって来たカイザー通り方向を眺めます。
 いかにもヨーロッパの市街地の(あまり広くない)通りと言った感じの造りです。 モノレールの橋脚とレールが、商店街のアーケードのような感じがしないでもありません。
 更にこの部分特に。 少々道路幅が狭くなっており、車がすれ違うには厳しい広さです。
 モノレールがなかった頃は、とも思いますが、そもそもこの世界最古のモノレールが1901年に営業を開始してから既に(撮影時点で)114年。
 当時は車の通行量などさほど問題にならなかったのでしょうか。
 もっともそのずっと以前から馬車はあったでしょうが。

タクシーの列。

 更に駅正面に目を戻しますと。
 こんな感じでタクシーが待機しており、モノレールの乗客の到着を待ちます。 モノレールとは言え、さすがに終点らしい風景です。
 そういえば、以前乗車した路面電車の終点駅でも、必ずタクシーが待機していました。

カイザー通りの賑わい。

 決して広くないカイザー通りにモノレールの橋脚。
 いくら公共交通機関が発展しているとはいえやはりクルマ社会。 道路はクルマで一杯です。
 というか、道路の両側はパーキングのマークが立ち並んでいます。
 橋脚の付け根部分で両側に歩道が分離され、その内側はパーキングスペースになっているようです。
 市街地の駐車場確保と同時に、走行車両の駐車場接触(激突?)防止の目的のあるのでしょうか。

到着風景。

 次の便が到着です。
 真上に見上げる感じになりますが、こうして見ると、さほど高い所を走っているという感じでもありません。
 列車がやって来なければ、懸垂式ですから高い所にある軌道ですが、これに車両が入るとさほど高く感じません。
 元々無駄に高い必要は全くないわけで、これから見ると日本のモノレールは全体に高すぎるんじゃないかと思ってしまいます。

到着と出発。

 眺めていると、到着便が入った後に出発便が出てゆく、というのがこの時間帯のパターンのようでしたが、今回は左の到着便がホームに入りきらないうちに、出発便が出てゆきました。
 ま、単線と言う訳ではありませんから、定刻になれば発車するのでしょうが。
 頻度の高い運転間隔で、ダイヤもしっかり守られているようです。

フォーヴィンケル駅を後に。

 さて、駅前観察も終えて、DBの乗換駅ヴッパータル中央駅に逆戻りです。 到着とは逆の出発ホームから、やはり往路と同じように最後尾に陣取ります。
 離れてゆくホームと駅。
 空中で突然ぷっつり途切れて足元に何もないと、ホントに異様な光景ではあります。
 何だか危なそう。 と言うほどの乗客転落事故はないのでしょうか。


 市街地区間で、反対側の列車と交換です。
 頭の上の軌道にすっぽりと支持兼覆いが被さっているため、そちらが非常に大きく、車両が小さく感じられます。
 もちろん車両自体、かなり小振りな感じではあります。 加えて車端部が接触防止に細くなっているため、余計細い印象でもあります。

道路事情。

 市街地の道路上。
 こちらは何の障害もなくスムーズに走りますが、道路は結構混んでいるようです。
 ラッシュと言う時間帯ではありませんので、基本渋滞が起きるほどでもないのですが、バスや出入りの貨物トラックなどが入るとこの様相です。
プラス、不法駐車の山?
 こちらはそうではなくて、正規のパーキングエリアでした。

街路上を離れて。

 カイザー通りからオイゲン・ランゲン通りと辿り、続いてのゾンボルナー通りがヴッパーに突き当たって終わる交差点。
 ここで辿ってきた街路は終わり、ほぼ直角にカーブしてヴッパー川の上に出ます。
 何だか交差点がすぐ下の、手が届きそうな場所に感じます。

川の上へ。

 市街地からヴッパー川の上に出たモノレール。
 橋脚も、市街地向けの四角い門型から、川の両岸をまたぐ形の斜めの大規模なものに変わります。
 後は川に沿って真っすぐに、と言いたいですが、道路と違って若干蛇行していますので、モノレールもそれに合わせて左右に振られながら進みます。

交換列車。

 川の上での対向列車との交換です。
 第一印象が川の上だったせいか、街路上を走っていた時よりも、こちらの方が自然な風景に見えます。
 市街地の中なのですが、ヴッパー川の両岸。  緑が非常に多いです。
 これも市街地と対照的です。

川上の駅。

 川の上に設けられ駅。
 市街地の道路上に設けられていたのとは違い、こちらもゆったりと大きな構造です。
 しかしよく見ると、駅舎を支える柱は川岸にどっしり立てられてるのではなく、柱自体が橋の上に架かったような構造です。
 川岸の要地への影響を最小限に考慮したのでしょうか。

カーブ。

 川の向きに合わせて、列車はダイナミックに曲がります。
 駅間では結構なスピードのため、車体も大きく外側に振られてスリル満点です。
 懸垂式のモノレールの醍醐味と言っても過言ではありません。
 写真では窓のピラーに軌道が隠れてしまったために、傾きの感じが今一つですが、ピラーと建物の角度からご推察ください。

中央駅で下車。

 DBとの接続駅、ヴッパータル中央駅に戻ってきました。 ホームに着いてしまうと、普通の電車の乗降場ではあります。
 3車体の編成ですが、前後の車両は比較的長く、中間は対照的に短い、窓一つだけの車体。 そして間を繋ぐのは、中間車と変わらないほどの長さの幌です。
 終点の急なループ線を回りきるための構造です。

2017年9月10日追加

発車を見送る。

 DBの接続の中央駅は、モノレールの路線では概ね中間地点。
 今乗ってきた列車も長い停車があるわけではなく、乗降が終わるとすぐに反対側のオーバーバルメンに向けて発車して行きました。
 本日の乗車はここまでです。
 再度訪れる機会があるかどうかはわかりませんが、初めての印象としては、音も振動も思ったより大きな、少々旧式の設備ではありました。
 コンクリート軌道にゴムタイヤとは違い、鉄の軌道に鉄の車輪ですから、ムリもありません。
 ま、開業以来115年の間、大きく姿を変えていないということでしょう。

モノレール。

 ヴッパータル中央駅のモノレール風景です。> 名残惜しくて下車してからも何本か眺めてしまいました。
 115年前から営業しているとか、世界最古とかの言葉から事前に思い描いていた印象とは、かなり異なっていました。
 しかし生活の足になっている様子は、やはり思っていた通りかもしれません。

案内表示。

 駅舎の外、入り口部分には、こんな出発案内が掲げられていました。
 5〜6分おきの短い間隔の運行ながら、待ち時間までが表示されており、至極わかりやすい案内です。
 これは100年前からあったわけではないでしょうが、最近はバスでも路面電車でも、市内の交通機関ではこんなわかりやすい表示が多く取り入れられています。

発車。

 フォーヴィンケル行きのモノレールが発車。
 何だか空に向かって飛び出してゆくようなイメージです。
 色々な色の編成がありましたが、どうやらこの色が現在の標準のようです。

川の上。

 川の上を走るモノレールの姿。
 訪れる前に思い描いていた、「ヴッペルタールの首吊り電車」のイメージです。
 ただ一つ、思っていたより近代的だった点を除けば。

ヴッパータル。

 川の緑と都心の近代的なビル、そしてモノレールとがマッチした、ヴッパータルでした。
 いささか駆け足でしたが、この列車で見納めにしようと思います。
 この後は帰国の出発地・デュッセルドルフへ列車で移動。 若干の市内観光後に夕刻空港へ、というスケジュールです。
 何だかもう一度やって来たくなった、そんなヴッパータルでした。


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