眼科領域の針灸治療     当院は中医学による、眼科針灸を専門とする治療院です 本文へジャンプ

更新日   10.6.17     1.022  
    
        

はじめに
現代医学での概要と、当院の針灸治療の実際
●網膜黄斑変性(滲出性・萎縮性)、●脈絡膜新生血管(近視性黄斑変性症)、●網膜色素変性、●緑内障(開放隅角緑内障、正常眼圧緑内障他)、●小児眼科領域、●白内障、●網膜裂孔・網膜剥離、●糖尿病性網膜症、●中心性漿液性脈絡膜症(中心性網脈絡膜炎)、●中心性滲出性脈絡網膜症(特発性脈絡膜新生血管症)、●網膜静脈閉塞症(網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症)、●視神経炎、●近視(学校近視、成人近視を含む)、●弱視、●飛蚊症(加齢や眼精疲労、糖尿病性網膜症、硝子体剥離等を原因を含む)、●アトピー性皮膚炎に伴う眼の合併症、●眼球突出(甲状腺眼症) 
中国での眼科治療の実際、眼の治療で大切なこと
当院での眼科治療の受け方(当院や提携治療院で治療を受けられる方はお読み下さい)
千秋針灸院で行う治療法について
千秋針灸院で行う測定法について
眼科針灸全般についてのQ&A 
追加
現在取り組んでいる当院の課題について 
(連携治療、漢方薬、抗酸化サプリメント) 
院長からひとこと
関連リンク、参考文献 

はじめに


・眼科医学は医学全般の中で、やや特殊な領域といえます。特に治療において多くの医薬品が十分な効果を発揮できません。眼の深部である網膜の外側には血液-網膜関門が存在し、前眼部では角膜が薬物の眼内への移行をブロックしています。このため内服薬は多くの場合、分子量の小さな一部の医薬品しか眼内には届かず、また点眼薬での眼内への移行は1〜10%程しかなく、残り90%以上は全身に吸収され、全身的な副作用に繋がってしまいます。眼科疾患の治療の多くで有効な治療薬が少なく、いきなりリスクを伴う手術になってしまうのは、人間にとって重要な器官として眼が厳重に守られていることに他なりません。

・当院で行う針治療は眼周囲の血流を高め、眼の各器官の健全性を向上させることで、可能な限り自然治癒力を発揮させて、少しずつ自分の力で回復させていく治療法です。多くの場合に数ヶ月以上の時間は必要なものの、現代医学に付きものの副作用や合併症のリスクは心配ありません。
・また適切な治療を続けた場合では、眼を含めた全身状態が健全になることで再発や悪化の可能性を大きく減らすことにも繋がります。現代医学とは異なる眼科疾患への治療法として、当院の針治療を検討していただければ幸いです。

・当院は年間延べ約3.000名の眼科領域の治療実績があり、様々な眼科疾患に対応した針治療を行っています。また全国の実力のある治療院と提携した連携治療や、全ての患者さんに対し、詳細な測定結果や治療法を記載したカルテの写し等をお渡しできるため、日本国内のどの地域でも、眼科疾患への針治療を受けることが可能です。(但し提携治療院以外では、結果が期待できる実力が伴うかどうかは不明です。)
・針治療の効果判定も、現代の眼科医学に準じた測定に加え、患者さんの実際の見え方を重視した評価法により、変化していく実感が得られ、治療への意欲も湧き易くなります。また眼科分野へ特化して力を入れているため、日常生活での留意点等のお話も、十分に時間をとることができます。


当院の歩み

・当院は眼科疾患を専門領域と位置付けています。眼科領域の難病には上海留学時代から興味を持ち続けていたのですが、その治療方法は眼窩内へ強刺激を加える方法が主でした。内心「これは日本では使えない・・・」。目の周囲のツボに2〜4センチも安全に針を入れていく技術は、ほとんどの日本の鍼灸師にはできない位、難しい技術です。以前は当院でも行っていましたが、現在は当院の治療方法が進歩したため、行う必要はなくなりました。

・当院では様々な目の病気や症状のある患者さんが多いため、中国での眼窩内刺針並に効果の発現が早く、かつ安全に安定した結果が得られることを目標に、中医学を基本とした新しい治療法(疾患・証ごとの選穴の見直し、刺激強度・方法、治療プログラムの作成等)と、簡易測定法(視力・視野・変視症等)を準備、開発しました。当院に来院される方全体の6割にあたる、年間延べ3.000例(08年以降)もの治療に役立てています。

・当院で治療対象となっている眼科領域の難病には、現代の眼科医学では回復不可能な疾患が含まれています。通常ですと、患者さんは変化している実感があっても眼科医に「変わっていません」「誤差の範囲」で片付けられてしまいます。しかし当院は最新の眼科医学を基に、医学的にも認められる測定方法や視野検査表の写しの比較、眼底写真等の検討も含め、現代医学の常識に囚われず、測定結果に従って客観的な評価をお伝えすることができます。こうした積み重ねを続けた結果、眼科医も驚くほどの回復が得られる症例も少なくありません。

・当院は眼科疾患を唯一の専門領域として全力を挙げて取り組んでおり、眼科医学の正確な専門知識を身に付けるように努め、当院の針灸治療の実績と合わせて、最も確実な針灸治療が行えるよう日々研鑽を重ねています。
その結果、2007年以降、様々な疾患への統計的な症例報告を発表しています。
・関連リンク...
統計症例報告集 

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現代医学での概要と、当院針灸治療の実際


●加齢性黄斑変性 

●脈絡膜新生血管(若年性黄斑変性) 

●網膜色素変性症 

●緑内障 

●小児眼科領域 

●糖尿病性網膜症 
以上は各疾患の専門ページをご覧下さい。

●白内障 
・水晶体が白く濁ってくる病気で、多くは加齢によります。また他の疾患の合併症として発症したり、外傷や薬による副作用が原因となる場合もあります。目のかすみや視力低下、光をまぶしく感じる等が代表的な症状です。

・当院で散見される白内障は、加齢によるものや手術後の後遺症、長期のステロイド使用による薬害、網膜色素変性症等の他の眼疾患の合併症が多いです。白内障への鍼治療については、他の病気に合併したもので手術を回避したい場合等に限って行います。鍼治療により治癒した症例もあるのですが、全ての白内障に対して確実に鍼治療の効果がある訳ではなく、通常の加齢による白内障は外科的な手術が進歩していますので、原則として鍼治療の対象とはしていません。

白内障の手術については主に人工水晶体(眼内レンズ)挿入が行われていますが、人工水晶体は日進月歩のため、できるだけ手術を遅らせた方が最新のレンズが使えます。白内障は緑内障等の合併も起こりやすいのですが、緑内障については鍼治療で一定の効果が期待できますので、網膜色素変性症のように白内障、緑内障を合併しやすいケースでは鍼灸治療が適応です。

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●網膜裂孔・網膜剥離 
・網膜裂孔とは、加齢等により網膜と硝子体の接着部分が強く引かれることから、網膜に孔が開いた状態です。網膜剥離は網膜裂孔等により、網膜と網膜色素上皮細胞の間に硝子体の水分が入り込むことから、その圧力により網膜が剥がれてしまうものです。

・網膜の物理的な損傷ですので、原則として鍼治療の対象ではなく、眼科領域としては代表的な不適応疾患です。(但し黄斑疾患に伴う浮腫による剥離の場合等は、状況により針治療のみで回復する可能性があります。)
・視野の一部に黒い影がある飛蚊症や視野内の上部や下部等の比較的大きな視野欠損、瞼を閉じる等、光のないところで光を感じる光視症がある場合には、眼科医の診察を受け眼底検査を行って下さい。網膜裂孔・網膜剥離は外科的な手術が必要になりますが、手術により完全に治癒していくものではなく、再発や術後の不具合が生じる場合があります。術後の再発防止や症状の緩和、回復の促進には鍼灸治療を役立てることができます。


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●中心性漿液性脈絡膜症(中心性網脈絡膜炎、黄斑部浮腫)  当院での累積症例は20〜30名
・網膜の中心部(黄斑部)の裏側に漿液が溜まり、黄斑部の網膜が浮き上がり剥離を起こす為、歪んだり小さく見える変視症が起こります。視力低下の程度は0.7以上と軽く、3〜6ヶ月程度で自然に治癒することも多いことから、循環改善薬やビタミン剤等の服用で経過観察となるケースが多いようです。

・通常は眼科での経過観察や治療で問題ありませんが、炎症等により新生血管ができ出血し、新生血管黄斑症や黄斑変性症等へと変化していく可能性もあるため、順調な回復経過を辿らない場合には、鍼治療も選択肢の一つになります。水分の摂り過ぎや飲酒により悪化している場合もありますので、思い当たる方はご注意下さい。
・針治療を加えることにより浮腫の消退は比較的容易になりますが、数年以上の長期間に渡る場合には変視症が残る場合があります。やや回復が悪い場合には早めに針治療を開始されることをお薦めいたします。

・当院に来院される患者さんは、視力低下の程度が軽いとされる通常の中心性網膜炎よりも、0.5以下まで視力低下の進んだ重度の方が来院されています。病院での治療で改善が見られない場合でも、鍼治療を始めることにより大きく改善していく症例があります。当院は中心性網膜炎にやや類似し、より難易度の高い黄斑変性症では100名以上の実績がありますので、ご相談下さい。

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●網膜静脈閉塞症(網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症)  当院での累積症例は10〜20名
・加齢や高血圧、動脈硬化等により血栓ができ、静脈内部を詰まらせることで浮腫や出血が網膜に拡がります。視野の一部や全体が急激に暗く見え辛くなり、著明な視力低下が起こります。中心静脈閉塞症では有力な治療法が確立されておらず、最近は合併症を防ぐためにアバスチンの眼内注射が試みられていますが、視力の回復はまだ不十分です。網膜静脈分枝閉塞症では出血や滲出物は通常数ヶ月で吸収されますが、網膜中心部に黄斑浮腫を伴う症例では変視症や視力の回復は難しくなります。

・基本的に初期は眼科での治療に頼ることになりますが、鍼治療は視力回復や変視症の改善に優れ、発症初期に行われるアバスチン眼内注射による新生血管への抑制効果(約2ヶ月)が消失した後にも、新生血管の抑制効果を維持するようです。また黄斑浮腫については、軽度であれば浮腫は消失し、変視(歪み)も治癒することが多いのですが、他疾患の合併症などの重度の黄斑浮腫では、浮腫の悪化を防ぎ視力を維持する程度に留まる症例もあります。視力の向上や変視症、黄斑浮腫の改善が一定度まで達成されれば、鍼治療を終了させることができる疾患です。
 
・鍼治療の効果については障害の程度にもよりますが、中心静脈閉塞では視力等、視機能の改善幅が少なく、あまり大きな期待は難しい症例もあります。当院で鍼治療を希望される場合は、症例毎に期間と治療(数値)目標を予めお話しています。静脈分枝閉塞の場合では、視機能の改善幅にも優れ、鍼治療での十分な効果が期待できる疾患ですが、糖尿病等の基礎疾患がある場合には、不安定になり易い症例も見られます。

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●視神経炎  当院での累積症例は10〜20名 (多発性硬化症・視神経萎縮・虚血性視神経症の症例を含みます)
・視神経炎は副鼻腔炎等の目周囲組織からの炎症の波及、自己免疫、感染症、多発性硬化症等での脱髄が原因とされています。視力障害や様々な視野欠損が特徴で、球後視神経炎では眼球運動に伴う眼痛が見られることがあります。様々な検査で原因不明の場合には「特発性視神経炎」と呼ばれることが多い疾患です。予後は約12%に見られる多発性硬化症を除けば、通常は適切に現代医学の治療を行うことができれば良好です。

・視神経炎における針灸治療の役割は、現代医学による治療を主に血流改善の面からサポートすることです。特に「特発性視神経炎」と診断され、眼科ではビタミンの投与のみで経過観察とされている場合等、針治療を行うことで視力低下や視野欠損が解消される症例に度々出会います。視神経炎において針治療は現代医学の治療効果を高め、順調な回復を助けることが可能ですのでご相談下さい。

・鍼治療の効果は、比較的発症から期間が短い場合や、視野欠損の程度が軽い場合に、良好な症例が多い傾向があります。発症からの期間が長く、視野欠損の程度が大きい場合では、大きな改善は難しくなりますが、症状の悪化や多発性硬化症、視神経萎縮に移行した症例はありませんので、一定の予防効果はあると思われます。症例は僅かですが、視神経萎縮についても大幅な視力の向上が得られた症例があります。日本では経過観察とされることも多い視神経疾患ですが、中国の病院では眼科・中医科で一般に針治療が行われる疾患ですので、ご相談下さい。

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●近視(学校近視、成人近視、強度近視を含む) 当院での累積症例は100名以上 (近視性黄斑変性を含む)
・近視には、眼軸長が長くなるために起こる軸性近視、角膜や水晶体の屈折力が強すぎる屈折性近視に分類され、-3Dまでを弱度、-6Dまでを中等度、-10Dまでを強度、それ以上は最強度近視と呼ばれます。合併症の無い単純近視と、新生血管黄斑症をはじめとした合併症の危険が高い病的近視があり、-8Dを超える近視の9割以上は病的近視です。
・近視の進行は概ね25才頃までとされてきましたが、近年30才以降でも進行する成人近視が問題になっています。原因は目を酷使する社会環境とも言われていて、パソコン、テレビ、携帯電話等へ向き合う時間の長さが目に多大な負担をかけ、強度近視や病的近視にまで進めてしまうのかもしれません。

・針治療による小児の学校近視(仮性近視)については、小学校高学年以降では一時的な視力回復はあるものの、勉強等に忙しくなる時期ですので、治療間隔に比例して視力低下に歯止めをかける程度の効果しか得られない場合もあります。裸眼視力が比較的良好な場合には、眼鏡が必要となる時期が遅れる可能性はありますが、適切な刺激による視機能の発達も必要なため、過矯正にならない程度の眼鏡が必要となる場合もあります。初診時の状況や針治療の経過によっては眼鏡の使用をお勧めいたします。

・成人近視に関しては仕事等での眼精疲労を軽減して
飛蚊や光視症を抑え、近視の進行や合併症のリスクを減らすことが針治療の目的になります。視力低下を防ぐばかりでなく、当院の推奨する医療向けの遮光眼鏡の使用や、目に負担をかける環境の改善等、針治療とともに様々な方面からサポートできますのでご相談ください。

小児眼科と針治療のページも参考にして下さい。

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●弱視
・視力は通常6才頃までに完成されますが、目そのものに異常が無いのに、何かの理由により視機能が発達しないと視力や両眼視機能障害を起こすことが弱視と呼ばれます。視能訓練等で改善を目指しますが、眼科医学では概ね9才頃までが限界とされており、この年齢までに十分な視力(矯正可)等が得られない場合には、生涯に渡って小児期を上回る視力が得られることはありません。当院でも症例数は多くは無いものの、弱視の改善に向けて取り組んでいます。

・当院の弱視治療について、5〜8才では当院考案の眼科向け小児はり(小児打鍼術)を使用します。体に刺さない針のため、痛みや内出血等のリスクも無い、最も安全な治療法です。8才以上からは成人と同様に針治療(小児用は可能な限り細い針です)が適応になります。数名の小児の患者さんで視力(矯正)は0.5前後から1.0以上へと改善しています。針治療が適応かどうかは数ヶ月程で結果が出てきますので、7〜8才頃まで弱視が改善されない場合は試されることをお勧めします。
・なお10才以降の場合、落ちている視力が改善することはあるのですが、やはり9才頃までの最高視力を上回ることは難しくなります。弱視への針治療は原則として7〜9才頃までの期間限定とお考えください。

・当院は2008年より、独自の技術である小児打鍼術を実用化しており、これまで針治療の難しかった7〜8才以前の小児の患者さんでも、治療が可能になっています。鍼の痛みは全く無く、打鍼による「体の奥に響く」感覚に、「気持ち良い」と言われる程です。小児はりの分野としては新しい治療法ですが、当院では今後も改良を続けながら治療に取り組んでいきます。

小児眼科と針治療のページも参考にして下さい。

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●飛蚊症(加齢や眼精疲労、糖尿病性網膜症、硝子体剥離等を原因とする飛蚊症を含む) 当院での累積症例は30〜50名
・目の前に虫が飛ぶような症状や、水滴状のしみ等、様々な見え方を飛蚊症と呼びます。加齢によるものから眼精疲労によるもの、網膜剥離の前兆、糖尿病性網膜症による眼底出血、後部硝子体剥離によるものまで、様々な原因があります。このため眼科での検査は必ず必要です。

・針灸治療は硝子体内の物理的な繊維等の遺残や、加齢による硝子体融解・液化、後部硝子体剥離による瘢痕は生理的飛蚊症と呼ばれ、治療の対象ではありません。眼精疲労の改善や網膜剥離、糖尿病性網膜症等での眼底出血の予防として、針灸治療は有効です。こうした飛蚊症では治療直後に消失したり薄くなったりしますので、針灸治療が適応かどうかは一回の治療で分かる症状です。特に体調の変化や毎日・毎時ごとに増減する飛蚊症には、針治療を特にお薦めします。

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●アトピー性皮膚炎に伴う眼の合併症
顔面に生じるアトピー性皮膚炎には眼瞼部に生じ、眼瞼皮膚の腫れ等を伴うアトピー性眼瞼炎、白内障、網膜剥離も見られます。アトピー性皮膚炎では眼周囲に強い痒みがある場合が多く、叩く掻く等の外的な刺激が要因になります。進行した白内障や網膜剥離に対しては手術が行なわれています。

・針治療は直接的には、白内障や網膜剥離に対しての治療効果は難しいものがありますが、原因となるアトピー性皮膚炎に対しては効果的な治療法です。また白内障や緑内障はステロイドの長期使用が原因となる場合も少なくなく、針灸治療によりステロイド等の薬物に依存することが無くなることで、皮膚症状の改善だけでなく白内障や網膜剥離、緑内障の予防や進行を阻止する役割も期待できます。

当院ページ
「アトピー性皮膚炎」も参考にして下さい。

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●眼球突出(甲状腺眼症)  当院での累積症例は5〜10名
・甲状腺機能亢進症に多く発症する眼窩内で生じる局所的な自己免疫性炎症であり、外眼筋が炎症により肥厚し複視を生じることもあります。甲状腺疾患の軽快に伴い改善する場合もありますが、眼球突出のみ残存する場合もあります。眼球突出が残存する場合には、障害の程度により眼窩減圧術や斜視手術が行われる場合があります。

・眼窩内での炎症を伴う進行期の甲状腺疾患では、針治療を取り入れることで甲状腺疾患自体の早期治癒につながり、また局所的に眼周囲への治療を加えることで外眼筋の炎症を抑え、眼球突出の改善や進行防止も期待できます。多くの症例で視力の向上や眼痛の改善が得られています。眼球突出については当院での測定ができないため改善幅は不明ですが、患者さんの自覚的として比較的良好のようです。
・ただし重篤な場合や非炎症性で脂肪組織が増大したタイプの眼球突出には、効果が期待できない場合もありますので、状況に応じた対応とさせていただいています。中国における報告でも効果の有無は五分五分というところです。

●中心動脈閉塞症  症例数は1名のみと寡少です
・針治療でも難易度の高いと考えられる疾患ですが、治療開始から4週間程度(当院での集中治療)で、発症後10年の症例で中心部の改善はまだ見られないものの、周辺部での視野・感度の改善や3段階以上の視力向上が得られています。中心部の改善が得られるかどうかが今後の課題です。

●ぶどう膜炎  症例数は5名以下と寡少です
・眼科での治療の多くはステロイドの点眼(リンデロン等)や内服が中心ですが、治療が長引くと白内障や緑内障といった副作用が生じてきます。ステロイドを減らすと視力が落ち、視界が白っぽくなる症状と共に増悪する場合が多いため、ぶどう膜炎の治療は長期かつ困難を極めています。

・針治療により網膜の健康状態を改善し、ステロイドを少しずつ減らしても視力を落とさないことで治療が前進し、ぶどう膜炎の改善を目指していきます。他の眼科疾患とは異なり、視力低下が顕著でなければ通常最初から週一回の治療ですが、半年から数年といった長期間の粘り強い通院が必要です。
・一年以上緩解と増悪を繰り返してきた症例で、それまでの眼科のステロイド投与等に加えて、針治療を開始したところ症状が安定し、半年間で眼科での診断により治癒できた症例があります。視力低下や視界が白っぽい等の症状は消失しました。再発も多い疾患ですので油断はできませんが、眼科での治療に加え針治療を行うことで、良好な経過を辿る可能性がある疾患の一つと思われます。今回の症例については完治の診断ということで、眼科での治療も終了し、経過観察のみです。

・その他、治療実績のある眼科疾患(眼科での治療を優先・併用すべき疾患や、病状により針治療でも難治である疾患を含む)

●眼瞼疾患...眼筋無力症、麦粒腫、眼瞼炎、
●涙器疾患...ドライアイ、涙小管閉塞、涙濃炎、涙腺炎
●結膜疾患...充血、眼脂、アレルギー性結膜炎
●網膜・硝子体疾患...眼底出血、黄斑ジストロフィ
●外眼筋疾患...眼球運動障害
●眼窩疾患...甲状腺眼症、副鼻腔粘液嚢胞
●眼に関わる全身病...高血圧性変化、ベーチェット病、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群
●医原性疾患・中毒...手術後後遺症、ステロイド緑内障、エタンブトール中毒、メチルアルコール中毒、アルコール弱視
●外傷...外傷性視神経症、外傷性黄斑円孔、網膜硝子体出血、その他外傷による様々な視機能障害
●様々な諸症状...視力低下、眼の違和感、両眼での明るさの違い、眼精疲労や関係する諸症状など


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中国での眼科治療の実際、眼の治療で大切なこと


中国での眼科医療の実際

・中国での眼科領域への治療は、一般に病院内の眼科や中医科で行われており、現代医学による薬物治療、手術、中医学による中薬(漢方薬)、針灸を、疾患の種類や必要に応じて組み合わせた治療が主に行われています。以前は検査機器や医薬品では日本に比べて遅れていましたが、現在では例えば光干渉断層計(OCT)等も導入されており、中国全土からの症例数も集まり易く、様々な治療法が積極的に開発、試験段階にあります。臨床現場での取り組みも進んでおり、日本では経過観察のみとされている難治疾患に対しても、様々なアプローチが行われています。

・私は日本人から見る一般的な印象から、中国の医療を見誤らないようにすべきであり、優れた治療法は取り入れていく必要があると考えています。中国の医療事情を理解する為には現代医学だけでなく、中薬や針灸をはじめとした中医学、医学中国語、歴史を含んだ社会背景の理解が必要になります。日本では医学の常識と思い込んでいる治療が、海外では大きく異なる場合も少なくなく、例えば私の持病であるクローン病や、眼科では網膜色素変性症が当てはまります。様々な病気を治すための努力は
日本だけで行われている訳ではありません。中国をはじめ海外で実際に行われている医療を謙虚に見つめる必要があります。

網膜黄斑部も回復する可能性があるという事実

・『眼科プラクティス2 黄斑疾患の病態理解と治療』 文光堂 という眼科専門医向けの書籍があります。杏林大学、樋田哲夫教授が報告しているP14-図18では、外傷性黄斑円孔の自然閉鎖過程を示すOCT像が5枚の画像で紹介されており、発症から四ヶ月で黄斑部が自然に修復された症例が掲載されています。また同じくP248でも同様な症例が紹介されており、OCTの画像と共に、視力も0.3→0.6へと回復したと報告されています。黄斑円孔とは、網膜の黄斑部が硝子体に引かれ穴が開いたものです。
・またOCTとは光干渉断層計という最新の検査機器です。大切なことは、この黄斑部の物理的な損傷が自然に閉鎖して、元どうりの黄斑部を形成していく姿こそが自然治癒力そのものであるという事実です。外傷性で元々の病気は無いことから、自然治癒力が十分に発揮されたものと考えられています。

・病気は外傷などの突発的なものでなければ必ず原因があり、ゆっくりと時間をかけて発症してくるものです。眼の病気も例外ではなく、当院では現代医学や中医学に加え、多くの患者さんからの問診などから、病気によって異なるものの、目への過大な負荷(OA作業、コンタクトレンズ、携帯等)、食生活(甘いお菓子、アルコール、大食等)、睡眠不足、喫煙、紫外線曝露(屋外作業、スキー等)、出産(体への過負荷)、医薬品等の副作用、遺伝・・・が分かっています。多くの方に何かは当てはまるとは思いますが、眼の病気の多くは上に挙げた複数の原因が関与しているはずです。

針治療は回復のきっかけ。病気が発症した背景を変えることが大切

・針治療を含めた中医学では、これらを含めた患者さんごとの体質を捉えて、治療を進めていきます。重要なことは、患者さん自身も発病の原因と考えられるものを取り除いたり、何か別の方法で解決していただくことが必要になります。煙草を止めたり、甘いお菓子は控えていただいたり、コンタクトレンズは眼鏡に替えたり、OA作業は仕事なら止められませんが、ディスプレイを調整したり、医療向け遮光レンズを使ったりという対策は立てられます。針灸治療に加えて、病気が発症した環境が変われば、自然治癒力は発揮されやすくなり、多くの眼の病気は回復に向かいます。逆にどんなに優れた治療をしても、病気が発症した環境が変わらなければ、悪化する可能性が無くなることはありません。

・最新の優れた治療法や様々なサプリメントを摂取しても、何度も再発を繰り返してしまうのは、病気が発症した環境が変わらず、十分な自然治癒力が発揮されていないことが原因かもしれません。私は針治療が比較的良好な結果を残す理由に、治療者と患者さんが向き合う時間が長く、患者さん自身が原因を自覚して、環境を変える努力をされることが大変大きいと感じています。
・患者さん自身が発症した原因を自覚して、環境を変える努力を始めることができたら、眼の治療の半分は成功です。現代医学も中医学も関係なく、残り半分は医師や治療者の技量でもあります。高度に発達した現代医学と、伝統的な中医学による針灸。私はアプローチ方法は異なっても目指すものは同じと思います。

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当院の眼科治療の受け方


・眼科領域の針治療は、「止まっている車を動かす」ことに似ています。止まった車を押して動かすには大変な力が必要です。しかし少しずつ動き始めてしまうと、それほどの力は必要でなく、ゆっくりとですが動いていくものです。眼科領域の針治療も、長期間状態が固定しているか、徐々に悪くなっている病気を、少しずつ良い方向へ動かしていく治療です。直ぐには結果が出ないことも多いのですが、数ヶ月という期間をかけて少しずつ改善していく症例が数多くあります。こうした事実は大学病院の眼科などでも確認されていますが、中には現代医学の治療では不可能とされている病気も含まれ、私は自然治癒力を引き出す針治療の凄さを日々感じながら、毎日の診療に臨んでいます。

・眼科領域で多くの患者さんが来院されるようになり、遠方から来院される方や、仕事などで時間が取れにくい方があります。当院でも様々な理由により必要な治療が行えない場合、十分な効果が得られ難くなるケースがあり、当院との提携治療院からも患者さんによっては「来院回数が少なく治療にならない。」という話が出ています。
以下は当院での傾向や測定結果からみた、眼科領域の治療に必要な治療間隔となります。

0.週3回ペース...短期間に集中して高い効果を狙う治療になります。遠方の方が滞在される場合の治療間隔。

 
(集中した治療を行った後に、お近くの提携治療院で治療されることを前提とした治療間隔です。)
・遠方の方が数週間程度まで、滞在されながら当院で集中した治療を行う場合の治療間隔です。遠方からの患者さんが主に治療効果が見込めるかどうかを確認するという目的で来院されます。自覚できる程の効果が得られれば、通院可能な当院の提携治療院や、地元の通院し易い治療院等で、同等の治療を継続して受けられています。

1.週2回ペース...積極的に視力の向上や視野の拡大、症状の軽減、病状の好転を目的とした治療間隔。(通常の治療間隔)

・当院で治療を開始される当初の標準的な治療間隔になります。3ヶ月程で一定の効果が得られることが目安で、良好であれば更に概ね1ヶ月単位で効果判定を続けながら継続します。概ね週2回ペースの通院ができていれば当院の適応疾患については良好な結果が得られることが多いです。(概ね週2回ペースは1ヶ月で8回、3ヶ月で24回)

2.週1回ペース...時間をかけて視力や視野、諸症状の改善を目指し、病状の安定を目的とした治療間隔。(軽症例の治療間隔)

・週2回ペースで良好な状態が得られた場合や、病状が良好で視力低下や視野狭窄が進んでおらず、治療上の課題が少ない場合や、週2回ペースを試みた上で状況により時間がかかると判断した場合の治療間隔です。概ね3ヶ月単位で治療を進めていきます。治療上の課題が少ない症例とは、一般に矯正視力1.0以上で、進行性では無い疾患の場合などを指します。

・週2回ペースと比較して同等の効果を得るために概ね数倍の時間が必要になりますので、軽症でない限り治療開始当初から週1回ペースにすると、効果が判然としなくなり治療が続かず、本来は回復が見込める症例でも可能性を潰してしまう場合があります。当院では治療上の課題が少ない場合に限り、当初から週1回ペースをお勧めする場合があります。(概ね週1回ペースは1ヶ月で4回、3ヶ月で12回)


3.隔週1回ペース...病状が安定しており、主に再発や悪化を防ぐ目的です。向上は目的としない治療間隔。

・既に視力や視野などが一定まで回復し、週1回ペースで状態が安定して良好な場合、眼科専門医療機関でも3ヶ月に1回程度の経過観察や、来院は必要ないと言われるほどの回復や安定している場合の治療間隔です。基本的に視力や視野の改善は見込めない治療間隔ですが、病状が安定していれば悪化や再発の予防は十分に見込めます。現在のところ網膜色素変性症では隔週1回ペースが病気をほぼ進行させない限界となっています。

・治療開始当初から隔週1回ペースでは効果が見込めませんので、当院の場合には治療をお受けできません。通院可能な治療院で治療を受けるようお願いしています。お近くの治療院と当院の両方で必要な治療回数を受けることが可能であるならご相談下さい。(概ね隔週1回ペースは1ヶ月で2回、3ヶ月で6回)

4.月1回ペース...病状が良好で、経過観察と再発予防を目的とした治療間隔です。治療が終了する手前です。

・順調に治療が進み、長期間に渡る病状の安定も確認され、治療が終了する手前の治療間隔です。概ね1年程度様子を見た上で、治療を完全に終了されるか、予防の意味合いで継続されるかをご自身で決めていただきます。当院では通常、治療開始から2〜3年程で月1回ペースとなります。現在のところ再発や悪化は回避できており当院で治療を受けられた全ての患者さんが、この段階まで到達できるよう願っています。

5.随時...提携先治療院で通常の治療をする連携治療や、治療を終了された方が状態を確認される場合です。

・主に治療は提携先治療院や、お近くの治療院で行い、当院は治療と共に効果判定やアドバイスを受ける目的で来院される場合です。眼科領域の症例を多く持つ治療院は少ないため、状況に応じた治療方針の転換時期や、最新の針治療に関わる情報等、当院ならではの内容があります。また当院での治療が終了した患者さんも時々状態を確認するために来院されます。
・高度な検査機器で眼底や視野を測定する眼科の医療機関と異なり、実際の見え方に準じた測定法や、治療により「その場で目が楽になる」ことが理由です。時々診せていただける ことで私も安心しています。

・概ね当院の治療方針を挙げてみました。病医院での治療と同じく、針灸治療も状況に応じた必要な治療間隔や回数があり、ある程度以上の治療が行えない場合は手の打ちようがありません。当院は眼科領域の多くの症例から症例報告やデータを作成していますが、順調に回復しなかった症例では、十分な治療回数ができていない場合が多いという事実もあります。
・当院では状況に応じて必要な治療間隔を提案しており、また漫然と治療を続けることの無いように指導しています。治療間隔や回数が適切でも難しい疾患や症例はありますが、治療する側としては、出来る限り回復の可能性を潰さないようにお願いしたいと思います。

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千秋針灸院で行う治療法について


・網膜黄斑変性症・網膜色素変性症・緑内障をはじめ、眼科疾患に関しては概ね共通した治療法になります。患者さんごとの証(体質)や症状の重さにより若干変わりますが、後頚部、背部、下腿、目の周囲の経穴に対して針をします。(一部に疾患ごとに有効な異なるツボを取る場合があります。)

・顔面部に使用する針は、高品質な日本製の0番針(直径0.14o)です。また女性や子どもさんには鍼灸用の鍼としては最も細い直径0.10oの極細鍼を使用しています。非常に細いため無痛であり、内出血の確率もほぼありません。注射針との比較として、(株)テルモの、先端が0.2mm(33G)であり世界一細いインスリン用注射針「ナノパス33」(販売名:「マイクロテーパー針」)と比較しても直径は半分しかありません。当院で顔面に使用する直径0.10oの鍼は、ディスポ針では品質や安全性の面で製造不可能な細さのため、個人専用針の方のみ導入しています。(当院の個人専用針は治療代に含むため、別途費用は不要です)

・初期は視力や視野の上昇や症状の緩和が確認されるまでは週に2回程度(3〜6ヶ月程)、その後は状態が維持できることを目標に治療間隔を週1回〜月1回程度へ拡げていきます。元となる疾患が無く、症状のみの場合には完全に終了することも可能です。これまで当院の指示通りの間隔で治療を行えた症例の多くで良好な結果を得ていますが、上記期間内で効果が認められない場合には治療の中止をお薦めします。また指示通りの間隔で治療できない場合には、通常数倍の期間が必要になるようです。前述の当院の眼科治療の受け方も参考にして下さい。

・時々問い合わせがあるのですが、治療効果が高いとされる眼窩内刺針(深部への針)は出血の恐れが高いため、当院では用いることはありません。眼窩内へ刺針を行わなくても充分な効果が得られています。上海では実際に眼窩内刺針で効果を上げているのですが、効果が早く現れることと引き替えに目周囲が腫れる確率も高く、私は積極的にお薦めはできません。2006年から採用している当院の改良された治療法は、眼窩内刺針と比較しても、効果の発現に遅れることは無く、目周囲が腫れる可能性の無い部分での優位性があります。

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千秋針灸院で行う測定法について


・眼科領域の一部の難病に関しては、一般に眼科医が疾病の改善に否定的なため、客観的な診断さえいただけない場合があり、
治療の道も閉ざされてきました。このため当院は医学的に可能な限り正確で、客観的な測定方法を取り入れることに踏み切り
ました。当院の測定結果と眼科医の検査・診断結果を併せて評価していく仕組みです。

眼科針灸の測定・評価法について

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眼科針灸についてのQ&A


Q.眼科医から経過観察のみとされている眼疾患でも、針治療の効果はありますか?


A.外傷や手術の後遺症等、難しい場合もありますが、それ以外の疾患では良好な場合も少なくありません。

・例えば特定疾患に指定されている網膜色素変性症では、当院は2008年に39名78眼について、針治療の効果を統計的に報告しています。他にも萎縮型黄斑変性症、視神経萎縮など、眼科での投薬・手術が無効な病気に対して、針治療を行うことにより大きな改善を得られる場合は少なくありません。当院では眼科医学を基本とした各種の測定法により、客観的に治療効果を検証していきますので、治療法が無いとされている疾患でも、例えば週2回で3ヶ月程度の期間、針治療を試してみる価値は充分にあります。

Q.直接目に鍼をするのでしょうか? 痛くはありませんか?

A.眼球を傷つけるような鍼を行うことはありません。主に全身の目に関わるツボに鍼をします。

・中国や日本の一般的な眼科領域への鍼治療では、眼窩内(眼球の脇)への深い鍼を行うことが普通です。しかし千秋針灸院では、リスクを伴う眼窩内への鍼を行わずに、充分な治療効果を挙げることに成功しています。目の周囲への浅い鍼を含めて、全身への針治療を行いますが、8歳前後の子どもさんから治療を行っていますので、鍼の痛みで治療が行えないというケースは、成人では現在までありません。

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現在取り組んでいる当院の課題について


・当院の針治療は、網膜黄斑変性症、網膜色素変性症等の実績が上がっている疾患では、既に効果の検証から、「いかに少ない治療回数で良好な状態を保てるか」が課題です。やや遠方からの患者さんや、転勤等のため長期間は週1回程度の通院が難しい患者さんが増えていることもあります。こうした問題を解決する必要に迫られている為と、更に効果的な治療効果を実現するために、全国の実績のある治療院へのご紹介、針治療と併用可能な中薬(漢方薬)、抗酸化サプリメント、遮光レンズをご紹介しています。

○遠方から来院される患者さんについて、一部の地域で提携先治療院との連携治療を開始する試みをしています。
 (初回と数ヶ月に1回程度は当院で治療・検査を行い、通常の治療は提携先治療院で行っていただく方法です。)

宮城、茨城、千葉、東京、神奈川、静岡、岐阜、愛知、滋賀、福井、大阪、兵庫、広島、福岡、熊本 2010.6 現在

眼科領域の難病治療を提携治療院で

○更に高い効果と良い状態を長期間保つことを目標に、中薬(漢方薬)との併用治療を紹介する試みをしています。
 (当院で一定期間治療を受け、体質等を把握できている患者さんに限ります。また希望される方のみとしています。)
 (処方名だけで服用することは危険ですので、この件の問い合わせには一切お答えすることができません。)
 (当院は紹介のみですので、販売はできません。全て医師による処方もしくは、薬局で購入して下さい。)

○抗加齢医学に基づく眼科領域に関わるサプリメント、眼への負担軽減を目的した遮光レンズを紹介しています。
  (当院では特定商品の斡旋・販売は一切行いません。全て抗加齢医学会の論文や各種報道を基に、ご紹介しています。)


中薬(漢方薬)、抗酸化サプリメント、遮光レンズのご紹介

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院長からひとこと


○頭痛や目の奥の痛み等、目に関係した症状がある場合には、当院での測定を受けていただいています。
 (目に関する不明な症状で来院される方で、当院の測定結果から、眼科医でも診断が付くケースが出ています。)

○眼科領域を専門とする治療院は多くはありませんので、通院が可能でしたら当院の受診をお勧めします。
 (遠方の方は、●眼科領域の難病治療を提携治療院で から、通院可能な治療院を探してみて下さい)

・当院は眼科疾患を専門領域と位置付けているため、目に関係した測定を行う用意があるのですが、意外にも整形外科系や内科系疾患の患者さんが目に関わる症状を訴えられた際に、直ぐに測定ができるため、これまで黄斑変性症、黄斑部出血、網膜剥離、緑内障、白内障(外傷性)等を眼科医より先に見つけることができました。当院で測定ができなければ「眼科で診てもらって下さい」となるのでしょうが、根拠ある結果を提示できないと眼科医へ行かれない方もあるので(たいてい眼科はいつも混んでいますからね。)、こういう時は当院で直ぐに測定ができることが大切であることを実感します。

・また医学的に回復不能とされている疾患は、たとえ結果が出ていても、眼科医からは「変わっていません」等と言われてしまいますので、それで終わりになってしまいます。このあたりが日本の鍼治療では、眼科領域の難病に対して本当の意味で役割を果たすことができなかった理由なのでしょう。他の疾患も同じことですが、医学的に根拠のある治療効果を病医院だけでなく千秋針灸院でも証明でき、その結果を次の症例へと生かしていくことができるのが当院の針灸治療の強みです。

・当院での眼科疾患の治療は他の疾患と比べても好成績を上げていて、完全に治癒しているわけではありませんが進行性の眼疾患に対して回復や進行を遅らせ、特に視力(矯正視力)の向上と維持、症状の軽減に特徴があり、眼科医による検査でも良好な結果を得られています。当院の治療に限らず眼窩内刺針を含めた針治療は眼科疾患に対して効果的で、有力な治療方法のひとつです。特に発症して数年以内の場合には治療効果も高く、かなり短期間に改善する傾向があります。

・また症例数が多くなってきたことから、残念ながら当院へ通院中に進行してしまったり、十分に効果の上がらない症例も確認しています。当初は頑張って通院されても、好結果が得られた後に治療間隔を空けて、目標を状態の維持へと切り替える際に、患者さん自身の希望で治療間隔を空けすぎてしまう例です。概ね1〜2週程度までは治療間隔を空けても状態の維持は容易ですが、これ以上に治療間隔を空けた場合には視力をはじめ、諸症状が徐々に不安定になる場合があります。当院では患者さんごとに、良い状態を維持できる適切な治療間隔を設定しています。また当初から週に1回未満等、集中した治療間隔を取れない場合も、測定の結果が安定し辛く、十分に効果が上がらない症例もあります。

・千秋針灸院には様々な病気や症状の方が来院されますが、当院は特に網膜黄斑変性症・色素変性症などの眼科関連疾患の患者さんは既に各100名を超え、来院される方全体の6割以上、年間延べ3.000名に上ります。こうした結果、眼科領域の疾患に関しては臨床例が圧倒的に多く、データや治療法、経験も豊富に蓄積されているため、一般の治療院と比較してお話できる内容も、治療結果にも大きく差がつくと思われます。遠方の方は提携治療院等、紹介可能で充分な治療水準の治療院がある場合には、通える範囲にある治療院を紹介していますが、眼科領域の疾患に対応できる治療院は非常に限られていますので、通院可能な場合は出来る限り当院もしくは提携治療院での治療をお薦めします。

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関連リンク、参考文献


関連リンク

当院の統計症例報告集 (当院ページ)

眼科領域の難病治療を提携治療院で (当院ページ)

(株)NIDEK...眼科医療機器全般、液晶チャート

眼科医療機器ワック...眼科医療機器全般、鈴木式アイチャート

(株)東海光学 http://www.tokaiopt.co.jp/  医療向け遮光レンズ CCP/CCP400シリーズ
(株)HOYA http://www.vc.hoya.co.jp/lens/color_retinex.html RETINEX/RETINEXソフトシリーズ

参考文献

眼科学関連
『加齢黄斑変性』 医学書院
『今日の眼疾患治療指針 第2版』 医学書院
『眼科プラクティス2 黄斑疾患の病態理解と治療』 文光堂
『眼科プラクティス7 糖尿病眼合併症への診療指針』 文光堂
『眼科プラクティス9 屈折矯正完全版』 文光堂
『眼科プラクティス 11 緑内障診療の進めかた』 文光堂
『眼科プラクティス12 眼底アトラス』 文光堂
『眼科プラクティス15 視野』 文光堂
『眼科プラクティス16 眼内炎症診療のこれから』 文光堂
『眼科プラクティス18 前眼部アトラス』 文光堂
『眼科プラクティス20 小児眼科診療』 文光堂
『眼科プラクティス21 眼底画像所見を読み解く』 文光堂
『眼科プラクティス22 抗加齢眼科学』 文光堂
『眼科プラクティス23 眼科薬物治療 AtoZ 』 文光堂
『眼科プラクティス25 眼のバイオメトリー』 文光堂
『眼科プラクティス26 眼科レーザー治療』 文光堂
『眼科プラクティス27 標準コンタクトレンズ診療』 文光堂
『視能学・増補版』 文光堂
『現代の眼科学 改訂第9版』 金原出版

抗加齢医学・栄養学関連
『アンチ・エイジング医学 2008 vol.4-2〜6』 メディカルレビュー社
『アンチ・エイジング医学 2009 vol.5-1〜6』 メディカルレビュー社
『アンチ・エイジング医学 2010 vol.6-1〜2』 メディカルレビュー社
『アンチエイジング医学の基礎と臨床 改訂2版』 メディカルレビュー社

中医学関連
『針刺治療 眼病図解』 北京科学技術出版社
『視神経疾病 中西医結合診治』 人民衛生出版社
『眼科専病中医臨床診治』 人民衛生出版社
『中医臨床 102号 眼科の中医治療』 東洋学術出版社
『難病の針灸治療』 緑書房 他

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    本ページの内容は現代の眼科医学及び中医学、抗加齢医学、千秋針灸院の治療実績に基づいて書いているものです。
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