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中薬(漢方薬)、抗酸化サプリメント、遮光レンズのご紹介

1.000  09.6.20

千秋針灸院では眼科領域を専門とした針治療を行っていますが、日常生活上でのサポートと共に中薬(漢方薬)や抗酸化
サプリメント、紫外線や短波長光を効果的にカットし眼への負担を軽減する遮光レンズをご紹介しています。
なお当院は説明や紹介のみを行っていますので、実際の処方や購入は医師や薬剤師、眼鏡販売店にご相談下さい。

○中薬(漢方薬)については、当院に来院された方に限り、体質に合わせてご紹介のみをさせていただいています。
 (患者さん毎の体質に合っているかが最も重要になりますので、全て医師による処方や薬剤師にご相談下さい。)
 (電話等での問い合わせに対しては、患者さん毎の状況や体質が分からないため、お答えできません。)

○抗加齢医学に基づき、眼科領域に関わるサプリメントを紹介する試みを行っています。
  (当院では特定商品の斡旋・販売は一切行いません。全て抗加齢医学会の論文や各種報道を基に、ご紹介しています。)


眼科領域の様々な加齢性疾患に対して、発症や進行予防を目的として栄養補助食品(サプリメント)を用いる場合、数年から
数十年以上の長期間服用しても副作用が出ないことが必須条件となります。サプリメントの過剰摂取による障害を起こさない
ためにも、一日の最大用量より少なくとも低用量で長期間継続して摂取することが大切です。


なお栄養補助食品(サプリメント)については基本的に進行予防が目的であり、治療効果はありません。どのようなサプリメントを
摂取しても、実感できるほど改善するというような変化が得られることは考えられませんので、ご注意下さい。
当院では抗加齢医学に基づき、長期間摂取しても安全で、進行を抑制する可能性のある方法をお勧めしています。
(当院は針灸治療を専門としていますが、日本抗加齢医学会会員として眼の治療に関する総合的な研究を行っています。)


ルテイン/ゼアキサンチン
緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドで、網膜黄斑部に取り込まれ、網膜に負担をかける青色光(446nm)を選択的に吸収する
フィルターの役割を持ちます。また抗酸化物質として網膜色素上皮細胞を保護していると考えられています。加齢性黄斑変性に
対する効果が期待されていますが、網膜色素変性症や類似する脈絡膜新生血管など網膜疾患全般に有効と考えられます。
一般的な食事で摂取する総量は一日1.7mg、当院で推奨する用量は、食事を合わせても10mgを超えない6mg程になります。

アントシアニン
ブルーベリー等に豊富に含まれる成分で、光の刺激を脳に伝えるロドプシンの活性化を促進し、一時的に視機能や夜間視力を
改善する効果が認められています。また抗酸化物質としても、動物実験では新生血管抑制作用や網膜神経細胞を保護する
作用が確認されています。網膜黄斑変性症、網膜色素変性症、糖尿病性網膜症、緑内障など幅広い眼疾患に対して有効と
考えられます。推奨する一日摂取量は120mg程であり、生果実で20〜30粒になります。サプリメントの利用が容易と思います。


ビタミンC
水溶性ビタミンの一種で眼では水晶体に多く存在し、全身に対してもアミノ酸合成やホルモンの分泌、体内で進行する水酸化
反応等に重要な役割を果たしています。血管の脆弱化を防ぎ、免疫力を高め、強力な抗酸化作用も併せ持つ上、過剰に摂取
しても腎臓から対外へ排出されるため、安全性が高いことも特徴です。水晶体に多く含まれ酸化を防ぐことから、特に白内障の
進行を予防する効果が期待できます。当院の推奨する用量は食事と合わせて500mgを超えないよう、一日400mg程となります

サプリメントの銘柄は指定しませんが、長期間の服用を続けるには、一般の推奨される量よりも少ない用量とした方が安全と
考えられます。一日量が何錠などと複数錠になる場合は、一錠とすれば少なめに摂取することができます。他のサプリメントも
含めて、健康被害を防ぐためにも決して多くなり過ぎないようご注意下さい。良いものでも「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。

医療向け遮光レンズのご紹介

当院では様々な眼科領域の疾患に対して、日常生活における紫外線の遮断や眩しさの原因となる短波長光(青色光)
軽減を目的として、医療向け遮光レンズによる眼鏡の使用を推奨しています。遮光レンズのイメージから「濃い色で
使い難いのでは」と思われる方がありますが、最新の医療向け遮光レンズは非常に薄い色で一般のサングラスを上回る
紫外線の遮断効果、短波長光を減少させ眩しさを軽減する特徴があります。

網膜色素変性症や網膜黄斑変性症、白内障等、紫外線により症状が進行する疾患から、屋外作業や長時間のOA作業
等まで、日常生活でも医療向け遮光レンズが役立つ場面が数多くあります。また当院の治療により、視力が向上する等、
眼鏡を作り直す機会が出てきましたらご検討下さい。

以下の医療向け遮光レンズについての資料、および実物のカラーサンプル(CCP/CCP400)を用意しています。
当院の患者さんで必要な方には説明いたします。当院では製品の紹介のみとさせていただきますので、
お近くの眼鏡店等でご相談下さい。

(株)東海光学 http://www.tokaiopt.co.jp/  医療向け遮光レンズ CCP/CCP400シリーズ
(株)HOYA http://www.vc.hoya.co.jp/lens/color_retinex.html RETINEX/RETINEXソフトシリーズ

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本ページの内容は現代の眼科医学及び中医学、抗加齢医学、千秋針灸院の治療実績に基づいて書いているものです。
内容や画像は千秋針灸院の著作物です。無断での転用や複製はお断りします。