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更新情報

・一般に眼科領域の重篤な副作用を生じやすい主な医薬品類を記載
・当院で実際に確認した、目の健康に影響を与える医薬品情報に抗コリン作用を記載

医薬品関連情報

◆当院で実際に確認した、目の健康に影響を与える医薬品情報


・医薬品の副作用については、処方された薬を受け取る際の説明書等にも記載がありますが、一般に頻度の多い副作用に絞り簡略化されたものであり、既に眼科疾患を持ち、副作用が生じやすい患者さん向けの記載ではありません。ここでは当院で実際に確認した、眼科領域から見た場合の副作用に絞って書いていますので、眼科関連の患者さんの参考になれば幸いです。

◆一般に眼科領域の重篤な副作用を生じやすい主な医薬品類

・視野狭窄、視界内の歪みや暗点、近くにピントが合わせ辛い、色が分かりにくい、眼を閉じても光が見える等
(網膜や視神経が障害を受けている可能性があります)

・精神安定剤、抗癌剤、抗リウマチ薬、免疫抑制剤、抗てんかん薬、インターフェロン剤、女性ホルモン製剤、副腎皮質ステロイド剤、抗菌剤、抗真菌薬、抗不整脈剤、強心剤等
(医薬品毎に副作用の有無は異なりますので、該当する全ての医薬品が副作用を持つ訳ではありません)


・頭痛、吐き気、目の充血や痛み、かすみ目等、視野欠損、視野狭窄等の緑内障の関連症状


・副腎皮質ステロイド剤、散瞳薬、抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬、血圧昇圧剤等


・非常に多くの薬剤で眼科領域の副作用を生じる可能性があり、特に医薬品を数多く服用している高齢者では、眼の症状が何から生じているのか、全く分からないケースは少なくありません。当院で最も多くの医薬品を服用されていた患者さんは、内服薬35種類、頓服・外用薬10種類を常用されていたケースさえあります。医薬品の効果を期待する余り、副作用は余程重篤な場合でない限り見過ごされがちになります。必要な薬を止めるわけにはいきませんが、あまり重要でない薬は副作用の影響だけを受けていることもあります。眼科領域の副作用を生じる可能性のある医薬品は多岐に渡りますので、服用は必要最小限にしていただくことを願って止みません。

・当院では医療機関向けの医薬品データベースを常備していますので、副作用を生じる可能性のある医薬品を指摘することができます。気になる方は来院時に服用されている医薬品のリストを持参いただき、ご相談下さい。