▼ 2016/03/21(月) サイト更新 - パックランド ディスク対応コンバータ
【お知らせ】
本日の更新は「PC-8001mkIISR用テープ版パックランド ディスク対応コンバータ」の追加です。
最近ちょっとしたきっかけがあって久しぶりに80SR版パックランドを遊んでみようと思ったのですが,テープ版は全部遊ぶとロード時間だけでも2時間以上もかかるという厳しい環境なので,快適に遊べるようにフロッピーディスクにコンバートしてみました。
効果は抜群で,普通に遊ぶと起動まで約20分/各面クリア毎に5分程度の待ち時間が発生していたのが,起動10秒/各面クリア時の待ち時間も数秒となりました。
実は,プレイ環境の厳しさと難易度の高さに負けて今まで一度も最終面をクリアしたことがなかったです。
今回は動作確認も兼ねて初めて最後までクリアしてみましたが,後半の面は恐ろしく難易度が高いですね。
特に印象に残ったのは17,22,27面でしょうか。
17面は高速かつ長時間の連打を必要とするロングジャンプが2カ所もあります。1カ所だけでも成功確率が低いのに2カ所もあるので非常に苦労しました。実は,今までの最高到達面がここだったりします。
22面は足場の小ささに泣かされました。モンスターからの攻撃以上に,操作ミスによる崖&水場へ転落死の方が多かった気がします。
27面は事実上の最終面だけあって物量的な攻撃が凄かったです。大量のモンスターによる波状攻撃に加えて画面下からの水柱攻撃が嫌らしくて,何度も投げ出しそうになりました。
面によっては,キーの反応が鈍くて自キャラの操作が思うようにいかずストレスを感じることも多かったです。
まあ,当時のPC用アーケード移植作品にはよくあることでしたし,ある程度は仕方ないでしょう。
本作品が,ハードウェアの機能をフルに活用した,PC-8001mkIISRを代表する名作であることは間違いないと思います。
あと,どうでもいいことですが,TRIP5の次が何故かTRIP7になっているのがちょっと気になりました。TRIP6どこいった?
今回ディスクに対応させるにあたって少しプログラムの内容を解析してみたところ,いくつかの隠しコマンドが見つかりましたので紹介してみます。
■隠しメッセージ
PASS NUMBERの入力画面で"67890"と入力すると開発者からのメッセージが表示されます。
ディスク版は全48面もあるのですね。テープ版は全28面ですから,かなりの大増量です。
■VRAM TEST画面
PASS NUMBERの入力画面で不正な番号を入力した後,[T],[E],[S]を同時押ししたままSHIFTを押すとVRAM TEST画面が表示されます。
ただでさえロード時間が長いのに余計なデータを入れるな,などと思ってはいけません。
■無敵
ゲーム中に[A],[C],[D],[E]を同時押しすると,一定時間無敵になります。
実機では問題なく使用できますが,一般的なWindows PCで使われているキーボードは同時押しを3つまでしか認識しない場合が多いので,エミュレータではうまく使えないかもしれません。
j80のVIRTUAL KEYBOARDを使用するなどの方法で対応してください。
■1UP
各TRIPの3面目(ROUND 3,7,11,...)で[C]を押すと画面左下のCREDITが増加します。
これを続けて100まで増やすと,以下の画面が表示されてパックマンの残りが1人増えます。
ゲーム進行しながら[C]を連打するのは大変なので,無敵を使わないと再現は難しいと思います。
■キャラクタの一覧表示
フェアリーの国で青い靴を貰うデモ画面で[C],[H]を同時押ししたままにしておくと,キャラクターの一覧を表示します。
スペースキーを押すと,次の面に進みます。
■鍵を増やす
14面など,館のステージで[F・2],[K]を同時押しするとゲームが一時停止します。
この状態でスペースキーを押すとゲームが再開して,鍵の所持数が1つ増加します。
軽く調べただけでもこれだけ見つかりました。本格的に解析したら,もっと他にも見つかるかもしれません。
ちなみに,ディスク版パックランドを解析したUME-3氏から頂いた情報によると,ディスク版ではテープ版に無い隠しコマンドが色々と存在しているとのことです。
なんともサービス精神旺盛な作者さんですね。
最近ちょっとしたきっかけがあって久しぶりに80SR版パックランドを遊んでみようと思ったのですが,テープ版は全部遊ぶとロード時間だけでも2時間以上もかかるという厳しい環境なので,快適に遊べるようにフロッピーディスクにコンバートしてみました。
効果は抜群で,普通に遊ぶと起動まで約20分/各面クリア毎に5分程度の待ち時間が発生していたのが,起動10秒/各面クリア時の待ち時間も数秒となりました。
実は,プレイ環境の厳しさと難易度の高さに負けて今まで一度も最終面をクリアしたことがなかったです。
今回は動作確認も兼ねて初めて最後までクリアしてみましたが,後半の面は恐ろしく難易度が高いですね。
特に印象に残ったのは17,22,27面でしょうか。
17面は高速かつ長時間の連打を必要とするロングジャンプが2カ所もあります。1カ所だけでも成功確率が低いのに2カ所もあるので非常に苦労しました。実は,今までの最高到達面がここだったりします。
22面は足場の小ささに泣かされました。モンスターからの攻撃以上に,操作ミスによる崖&水場へ転落死の方が多かった気がします。
27面は事実上の最終面だけあって物量的な攻撃が凄かったです。大量のモンスターによる波状攻撃に加えて画面下からの水柱攻撃が嫌らしくて,何度も投げ出しそうになりました。
面によっては,キーの反応が鈍くて自キャラの操作が思うようにいかずストレスを感じることも多かったです。
まあ,当時のPC用アーケード移植作品にはよくあることでしたし,ある程度は仕方ないでしょう。
本作品が,ハードウェアの機能をフルに活用した,PC-8001mkIISRを代表する名作であることは間違いないと思います。
あと,どうでもいいことですが,TRIP5の次が何故かTRIP7になっているのがちょっと気になりました。TRIP6どこいった?
今回ディスクに対応させるにあたって少しプログラムの内容を解析してみたところ,いくつかの隠しコマンドが見つかりましたので紹介してみます。
■隠しメッセージ
PASS NUMBERの入力画面で"67890"と入力すると開発者からのメッセージが表示されます。
ディスク版は全48面もあるのですね。テープ版は全28面ですから,かなりの大増量です。
■VRAM TEST画面
PASS NUMBERの入力画面で不正な番号を入力した後,[T],[E],[S]を同時押ししたままSHIFTを押すとVRAM TEST画面が表示されます。
ただでさえロード時間が長いのに余計なデータを入れるな,などと思ってはいけません。
■無敵
ゲーム中に[A],[C],[D],[E]を同時押しすると,一定時間無敵になります。
実機では問題なく使用できますが,一般的なWindows PCで使われているキーボードは同時押しを3つまでしか認識しない場合が多いので,エミュレータではうまく使えないかもしれません。
j80のVIRTUAL KEYBOARDを使用するなどの方法で対応してください。
■1UP
各TRIPの3面目(ROUND 3,7,11,...)で[C]を押すと画面左下のCREDITが増加します。
これを続けて100まで増やすと,以下の画面が表示されてパックマンの残りが1人増えます。
ゲーム進行しながら[C]を連打するのは大変なので,無敵を使わないと再現は難しいと思います。
■キャラクタの一覧表示
フェアリーの国で青い靴を貰うデモ画面で[C],[H]を同時押ししたままにしておくと,キャラクターの一覧を表示します。
スペースキーを押すと,次の面に進みます。
■鍵を増やす
14面など,館のステージで[F・2],[K]を同時押しするとゲームが一時停止します。
この状態でスペースキーを押すとゲームが再開して,鍵の所持数が1つ増加します。
軽く調べただけでもこれだけ見つかりました。本格的に解析したら,もっと他にも見つかるかもしれません。
ちなみに,ディスク版パックランドを解析したUME-3氏から頂いた情報によると,ディスク版ではテープ版に無い隠しコマンドが色々と存在しているとのことです。
@apaslothy ディスク版も調べたことがあったりするのですが、またテープとは別の隠しコマンドいろいろありましたよ(^^;
— UME-3 (@ume3fmp) 2016年3月20日
@apaslothy ディスク版の隠しコマンドでは魔法のブーツ装着とかできるコマンドがあるので、インチキすればデバッグ楽そうです(笑)
— UME-3 (@ume3fmp) 2016年3月21日
なんともサービス精神旺盛な作者さんですね。