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80mkII愛友会 別館

2016/02/28(日) サイト更新 - PCマシン語ローダー V1.2

お知らせ
本日の更新は,「PCマシン語ローダー V1.2」の動作情報の追加です。



メディアのみの入手で説明書がなかったため,使い方を調べるのに少々手間取りました。
ディスクラベルには"for PC-8001"と記載されておりますが,当時の広告を見るとPC-8001mkII用として販売されていたようです。
実際,N80-BASICで起動した場合には"PC-8001 MARK2"と起動メッセージが表示されています。


「マシン語ローダー」という製品名からは少々わかりづらいですが,実際にはマシン語のセーブもできますし,BASICのロード/セーブも可能です。
ようするに「S-DOS80」などと似たような,カセットテープ版のソフトをディスクにコンバートするのに便利な,ROM BASICと同等のフリーエリアを持ったディスクシステムです。

MATという拡張命令を使用することにより,テープからマシン語形式のデータを読み込んで,先頭アドレス~最終アドレスまでのデータをディスクに保存することが可能になっています。
これにより,PC-8001用マシン語モニタ形式のテープであれば,簡単にディスクへとコンバートすることができます。


基本的な使い勝手は問題ないのですが,本システムの関連命令を使用すると毎回テキスト画面がクリアされてしまうという動作になっていて,その点は少々気になりました。
調べてみたところ,本システムではROM BASICと同等のフリーエリアを確保するため,プログラムをテキスト画面の領域で実行しているようです。
本システムの命令実行時には毎回
  • テキスト画面の表示をOFFにする
  • ディスクのサブシステムからテキストVRAMのアドレスへ本システムのプログラムを転送する
  • 各種処理を実行する
  • 画面をクリアしてテキスト画面の表示をONにする
という処理を行うような実装になっていました。
空きメモリを減らさずに複雑な処理を行うための,苦肉の策と言ったところでしょうか。

1: CD-R 2016年03月05日(土) 午前0時39分

こんばんは。珍しい物がでてきましたね。九十九ソフトというと、ゲームしか思いつきませんがツールも出していたんですね。秋葉のニューセンター店あたりで扱っていたんでしょうか?V-RAMに入れるというのが苦労が伺えます。PC-8001だと、64Kにしていた人はごく少数のためこうしたんでしょうか?DISK側のメモリをうまく使うというのも、このころだと純正品(PC-8031-2W)やエプソン(TF-10)や精工舎(?)の外付けドライブが発売されていたので完全な互換性が無かったから全てに対応するのが無理だったかも知れませんね。

2: apaslothy 2016年03月05日(土) 午前7時34分

本ソフト以外にも,ワープロやパターンエディタが80mkII用に発売されていたみたいです。
「SUPER WRITER」という九十九製ワープロも同時に入手したのですが,こちらはディスクが壊れていたみたいで動作しませんでした。残念。
互換性については,当時の広告を見ると純正品以外も結構頑張って対応していました。九十九はパソコン関連の販売が本業ですから,展示品などを使えば動作確認用の機材を調達するのは比較的容易だったのではないかと思います。

3: CD-R 2016年03月05日(土) 午後11時53分

>ディスクが壊れていたみたいで動作しませんでした
約30年前のメディアだとカビで破損したんでしょうか?貴重なものが・・・


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