▼ 2014/12/26(金) 菅原文太さんとPC-8001mkII
【ゲーム】
先日の高倉健さんの記事に続き，今回は菅原文太さんの思い出。
文太さんの代表作と言ったら，やはり「仁義なき戦い」と「トラック野郎」でしょうか。
先日のニコニコ生放送でも，この2作が上映されていました。
また，俳優の他に声優としても活躍されており，私のお気に入りアニメの1つ「サムライジャック」にも重要な役で出演しています。カートゥーンネットワークでも文太さんの追悼として特別上映を実施するようです。
文太さん関連のゲームと言えば，直接のゲーム化ではありませんが「トラック野郎」をモチーフとした「爆走デコトラ伝説」シリーズが最も有名でしょうか。
続編では実際に文太さんがイメージキャラクターとして起用されています。
個人的に最もやりこんだのは初代爆走デコトラ伝説です。ゲームは当然フルコンプ，一時はカラオケに行くと必ず「男一匹夢街道」を歌う，というハマりようでした。
PC-8001mkII対応作品としては，もう1つの代表作である「仁義なき戦い」がゲーム化されています。以下は「仁義なき戦い シリーズ第1弾」の広告に掲載されたパッケージです。
ジャンルは「抗争アドベンチャーゲーム」。
残念ながら本作は未所持なので詳しい内容はわかりませんが，画面写真には文太さん演じる広能昌三の名前がみられるので，ある程度は原作映画に準拠した内容なのだろうと予想されます。
そして，もう1作「仁義なき戦い シリーズ第2弾」。
ジャンルは「アウトロー・シミュレーション・ゲーム」
こちらは私が所持しているPC-8001mkII版のパッケージです。
本当は第1弾を入手してから遊ぼうと思っていたのですが，プレイすることにしてみました。
起動画面。木屋通商の名前のみで，東映／CSKの名前は無い。
CSGはCOMPUTER SIMULATION GAMESの略称。
タイトルロゴ。映画のロゴを忠実に再現。
ゲーム開始時に，組の名前を設定できます。
設定しない場合は「カントウコバヤシグミ(敵)」「ミノワレンゴウ(味方)」となります。
映画を見た人はすぐに気づくと思いますが，原作にはこんな名前の組は一切出てきません。
同様に味方の組長の名前も設定でき，こちらは設定しない場合は「ヒロシ」となります。主人公の兄貴分である若杉寛でしょうか。この人は組長でなく若頭なのですけど．．．
ゲーム開始。
最初は資金集めを行います。原作映画に登場する組は土建屋，スクラップ工場，風俗業など様々な事業を行っていましたが，本作で行えるのは「賭場の開帳」と「麻薬取引」の2種類です。ヤクザっぽい。
続いて戦闘準備。
情報屋からの情報収集，日本刀／拳銃の買い入れ，助っ人の雇い入れを行います。
そして戦闘フェイズ。
人員／武器を配置して縄張りを奪い合います。
戦闘が終わると，資金集めに戻ります。
敵の組長を殺す，または10ターン経過後の獲得ポイントが60ポイント以上で大勝利，獲得ポイントが30ポイント以上で勝利，味方の組長が殺される，または獲得ポイントが30ポイント未満は負けとなります。
上記は画面は大勝利で終了したときのものです。
ゲーム内容の方は，ゲームバランスの調整が今ひとつの上，プレイ中も同じ画面ばかりが続くので，正直あまり面白いとは思えませんでした。
さらに，原作映画の内容を感じさせるような要素が全然無いというのもガッカリです。
まあ，この当時はまだ原作映画のモデルとなった組が十分に勢力を持っていましたから，実話をベースにしている原作のストーリーを外れて山守組や明石組を壊滅させるというゲーム内容にしてしまったら色々怖いことが起きてしまいそうなので，原作要素を出さないのはある意味仕方ないのかもしれません。
結局このソフトも文太さん要素が全く存在せず，PC-8001mkII用ソフトをプレイして文太さんを追悼しようという企画も失敗に終わってしまいました。
「新幹線大爆破」「仁義なき戦い シリーズ第1弾」を入手できたら，改めてプレイしてみたいと思います。
最後に，必要な人がいるかわかりませんが，このゲームを遊んでみようという人への情報。
■ゲーム攻略のポイント
・情報屋の情報は不要
情報に乱数要素が多すぎて，当てにならない
ゲームに慣れると安全に戦える人員／武器配置のコツがわかってくるので無意味
・麻薬取引はしない
強力な戦闘力を持つ幹部組員が捕まってしまうリスクが大きい
・基本的に日本刀は不要
拳銃の方が圧倒的に強い。ただし拳銃の価格は乱数なので拳銃が全然買えないこともある。
■バグ情報
私が所持しているPC-8001mkII版の「仁義なき戦い シリーズ第2弾」にはゲームがフリーズするバグがありました。
本作では，プレイヤーが賭場を開帳すると同じ数だけ敵も賭場を開くという処理が内部で行われるのですが，敵の縄張りの数以上に賭場を開こうとすると，敵は賭場を開く場所がないので無限ループに入ってしまいます。
問題部分のコードは以下の通りです。空き領域が見つからずひたすら2330～2370を繰り返します。
2330 E=0
2340 I=INT(RND(1)*59)+1
2350 IF E=10 THEN E=E+1:GOTO 2410
2360 IF HX(0,I)<>1 THEN GOTO 2330
2370 IF HX(2,I)<>0 THEN GOTO 2330
前後の流れから判断すると，以下のように修正するのが良いと思います。
2330 E=0
2340 I=INT(RND(1)*59)+1
2350 E=E+1:IF E=10 THEN GOTO 2410
2360 IF HX(0,I)<>1 THEN GOTO 2340
2370 IF HX(2,I)<>0 THEN GOTO 2340
文太さんの代表作と言ったら，やはり「仁義なき戦い」と「トラック野郎」でしょうか。
先日のニコニコ生放送でも，この2作が上映されていました。
また，俳優の他に声優としても活躍されており，私のお気に入りアニメの1つ「サムライジャック」にも重要な役で出演しています。カートゥーンネットワークでも文太さんの追悼として特別上映を実施するようです。
文太さん関連のゲームと言えば，直接のゲーム化ではありませんが「トラック野郎」をモチーフとした「爆走デコトラ伝説」シリーズが最も有名でしょうか。
続編では実際に文太さんがイメージキャラクターとして起用されています。
個人的に最もやりこんだのは初代爆走デコトラ伝説です。ゲームは当然フルコンプ，一時はカラオケに行くと必ず「男一匹夢街道」を歌う，というハマりようでした。
PC-8001mkII対応作品としては，もう1つの代表作である「仁義なき戦い」がゲーム化されています。以下は「仁義なき戦い シリーズ第1弾」の広告に掲載されたパッケージです。
ジャンルは「抗争アドベンチャーゲーム」。
残念ながら本作は未所持なので詳しい内容はわかりませんが，画面写真には文太さん演じる広能昌三の名前がみられるので，ある程度は原作映画に準拠した内容なのだろうと予想されます。
そして，もう1作「仁義なき戦い シリーズ第2弾」。
ジャンルは「アウトロー・シミュレーション・ゲーム」
こちらは私が所持しているPC-8001mkII版のパッケージです。
本当は第1弾を入手してから遊ぼうと思っていたのですが，プレイすることにしてみました。
起動画面。木屋通商の名前のみで，東映／CSKの名前は無い。
CSGはCOMPUTER SIMULATION GAMESの略称。
タイトルロゴ。映画のロゴを忠実に再現。
ゲーム開始時に，組の名前を設定できます。
設定しない場合は「カントウコバヤシグミ(敵)」「ミノワレンゴウ(味方)」となります。
映画を見た人はすぐに気づくと思いますが，原作にはこんな名前の組は一切出てきません。
同様に味方の組長の名前も設定でき，こちらは設定しない場合は「ヒロシ」となります。主人公の兄貴分である若杉寛でしょうか。この人は組長でなく若頭なのですけど．．．
ゲーム開始。
最初は資金集めを行います。原作映画に登場する組は土建屋，スクラップ工場，風俗業など様々な事業を行っていましたが，本作で行えるのは「賭場の開帳」と「麻薬取引」の2種類です。ヤクザっぽい。
続いて戦闘準備。
情報屋からの情報収集，日本刀／拳銃の買い入れ，助っ人の雇い入れを行います。
そして戦闘フェイズ。
人員／武器を配置して縄張りを奪い合います。
戦闘が終わると，資金集めに戻ります。
敵の組長を殺す，または10ターン経過後の獲得ポイントが60ポイント以上で大勝利，獲得ポイントが30ポイント以上で勝利，味方の組長が殺される，または獲得ポイントが30ポイント未満は負けとなります。
上記は画面は大勝利で終了したときのものです。
ゲーム内容の方は，ゲームバランスの調整が今ひとつの上，プレイ中も同じ画面ばかりが続くので，正直あまり面白いとは思えませんでした。
さらに，原作映画の内容を感じさせるような要素が全然無いというのもガッカリです。
まあ，この当時はまだ原作映画のモデルとなった組が十分に勢力を持っていましたから，実話をベースにしている原作のストーリーを外れて山守組や明石組を壊滅させるというゲーム内容にしてしまったら色々怖いことが起きてしまいそうなので，原作要素を出さないのはある意味仕方ないのかもしれません。
結局このソフトも文太さん要素が全く存在せず，PC-8001mkII用ソフトをプレイして文太さんを追悼しようという企画も失敗に終わってしまいました。
「新幹線大爆破」「仁義なき戦い シリーズ第1弾」を入手できたら，改めてプレイしてみたいと思います。
最後に，必要な人がいるかわかりませんが，このゲームを遊んでみようという人への情報。
■ゲーム攻略のポイント
・情報屋の情報は不要
情報に乱数要素が多すぎて，当てにならない
ゲームに慣れると安全に戦える人員／武器配置のコツがわかってくるので無意味
・麻薬取引はしない
強力な戦闘力を持つ幹部組員が捕まってしまうリスクが大きい
・基本的に日本刀は不要
拳銃の方が圧倒的に強い。ただし拳銃の価格は乱数なので拳銃が全然買えないこともある。
■バグ情報
私が所持しているPC-8001mkII版の「仁義なき戦い シリーズ第2弾」にはゲームがフリーズするバグがありました。
本作では，プレイヤーが賭場を開帳すると同じ数だけ敵も賭場を開くという処理が内部で行われるのですが，敵の縄張りの数以上に賭場を開こうとすると，敵は賭場を開く場所がないので無限ループに入ってしまいます。
問題部分のコードは以下の通りです。空き領域が見つからずひたすら2330～2370を繰り返します。
2330 E=0
2340 I=INT(RND(1)*59)+1
2350 IF E=10 THEN E=E+1:GOTO 2410
2360 IF HX(0,I)<>1 THEN GOTO 2330
2370 IF HX(2,I)<>0 THEN GOTO 2330
前後の流れから判断すると，以下のように修正するのが良いと思います。
2330 E=0
2340 I=INT(RND(1)*59)+1
2350 E=E+1:IF E=10 THEN GOTO 2410
2360 IF HX(0,I)<>1 THEN GOTO 2340
2370 IF HX(2,I)<>0 THEN GOTO 2340
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