YUKO MASUMITSU JAZZ DANCE STUDIO

 2004年12月


12月2日(木)  芝居好きは、語り好き

「芝居好きは、語り好き。語らなきゃ芝居好きじゃぁないよ!!」
電車の中にひときわ、凛と響きわたった男性の声。
仕事帰りに、ぼーっと、比較的空いた、上りの各駅停車に乗っていた私は、声の主を探してあたりを見回しました 。
すると、少し離れたところに、若い男性と若い女性2人が・・・。
先ほどの、男性は、相変わらず響きわたる声で、
「そうだろう?・・・」
と続けていました。
私は、何となく可笑しくて、つい耳を聞き耳をたてました。(まぁ、たてることもない位、その男性の発声は完璧 ?だったのですが・・・)
その後、彼の話しは最近見た芝居の批評に・・。
「脚本(ホン)は悪くないんだよね・・。たださ、装置はねぇ・・金に物を言わせたって言うか、ただそのかけ方 がダサいっていうか・・・。」
本当は、おもしろいから、彼の批評をそのまま、聞いていたかったのですが、電車が駅に着いてしまいました。

彼の言うとおり、往々にして、芝居好きは語り好き。
よく、いぶし銀の俳優さんなどが、亡くなったりすると、仲間の俳優さんが、“あいつは、芝居の話ならいつまで でもしてたよなぁ”とか言われていますよね。
そして、踊り好きも、時として、語り好き、ですね。
踊りの話しなら、いつまででもしてたりします・・・。
特に、舞台を仲間で見に行ったりすると、彼のように、
“照明はよかったよね・・。でもさ、衣装がさぁ・・・”
とか、始まって、ひいては、“舞台ってさぁ・・”とか、“踊りってさぁ・・・”とか、続いていくわけです。
ただ、舞台後の、会場の近くのお店などは、要注意。
さんざん、演説してると、すぐそばに、出演者の関係者、或いは出演者が打ち上げやってたりしますからね。 (~_~;)
しかし、時間を忘れて、芝居道?や、踊り道?を語り合う、ある意味、いつまでも青春できる・・・私は、そういう“芝居ばか”とか“踊りばか”が大好きです。(^.^)



12月3日(金)  モダンの稽古場のHさん

モダンの稽古場に来ているHさんは、もと劇団四季の役者さん、今は一級建築士で、実家の建築会社の取締役として忙しい毎日を送るバリバリのキャリアーです。
いったん踊りを離れていたのですが、今は仕事と称して現場を抜けて出しては?!あらためてまた、自分の身体と向き合い、熱心にレッスンに取り組んでいます。
私よりは、一回りちょっと年上なのですが、華?!の独身貴族で、自分でマンションも買ったし、芝居や、映画、踊りなどを時間を見つけては、いろいろ見ているし、その辛口批評も含め、なかなかカッコイイ女性であります。

そのHさん、仕事が忙しくなって、一週間レッスンに来れなかったりすると、それだけであっという間に、身体の線が違ってしまう。
太る、やせるというのではなく、何かフワン!?という感じで、本人はもちろん、いっしょにレッスンしていても、あれっ?というくらい変化が激しいのです。
もともと、Hさんは、とても身体が柔軟で、先生によれば、筋肉の質が柔らかいタイプの人は、やらないと、“緩む”らしい。
そういえば、バレエに来ている、Hさんと同じようなタイプの、柔らかい人も、“休むと柔らかくなっちゃって、芯がとりにくくなるんだよね〜”と言っていました。
身体の硬い人にとっては、“うらやましい”という感じですが、それはそれで、苦労がいろいろあるらしい。

私は、整体もできる友人によれば、“柔らかいところと硬いところが、混在しているアンバランスなタイプ”らしく、だから、身体を痛めやすいらしいです・・・。(-_-;)
持って生まれた身体は、本当にいろいろで、一長一短。
生まれながらの踊りに向いた身体の人なんて、ほんの一握りだと思います。
しかも、そういう恵まれた人に限って、あっさりと踊りを辞めてしまったりする・・・。
苦労もまた、楽しみの一つ・・・。
そう思うと、どうやら、一生、この身体と付き合って楽しんでいけそうです・・・。



12月5日(日)  殻の中には・・・

昨日は、ミセスクラスの忘年会でした。
出席者の皆様、楽しかったね、お疲れ様でした。
私を始め、お酒の飲めない方と、たぶん?!がんがん飲める方もいらっしゃったと思いますが、一次会の後は、コ ーヒーで、熱く?踊りへの想いを語り合いました。

それまで、踊りとの接点があった人もなかった人も、何かのきっかけで、踊りに目覚め、踊りの道に引き込まれる ・・・。
そんな瞬間に立ち会えて、キラキラした目に出会える事、私としては、そんな事が本当に幸せだなぁと思います。
そして、それに加え、踊りを突き進むうちに、ただ振付を一生懸命踊っているところから、ある時、ふっと、その 人らしい表現、その人の感情が見えた時、秘かに、“やった!!”と喜んでいます。
殻が破れた瞬間、あふれでてくる、その人の生きているオーラみたいなものが見たくて、続けているのかもしれま せん。
はるか昔、私が初々しい?生徒だった頃、いったい私の師匠はどんな感じで、自分の事を見ていたのかなぁ・・・ と今になって、何となくくすぐったいような気持ちで思い返したりしています。
大人になって、特にミセスになって始めた方などの中には、もっと早く踊りにのめり込みたかった、と残念がって いる人もよくいるのですが、それはもう縁以外の何物でもなく、若くして始めても、本当に意味では踊りと出会わ ずに、やめてしまう人もたくさんいるのですから、一人ひとりが無限に持つ可能性に向かって、いっしょに歩いて いければいいな・・と思います。

私は、皆さんの踊りの先生であり、身体の使い方、テクニックや、表現の仕方など、を教えるわけですが、それと 同時に振付師として、自分の中から出てきた作品を、どんな風に感じ、料理してくれるのか、或いは、その世界に おいて、どんな住人になってくれるのか、という事を楽しみにしています。
その振付の世界を共感し、その人なりの呼吸で、そこに生きてくれる瞬間が、とても楽しいのです。
もちろん、日頃よく皆から聞くように、まず振付が覚えられない、とか、テクニックがうまくできないとか、卑近 な言葉で言えば、もっと上手になってから・・・とか、余裕がない、とかいうのはよくわかるのですが、そういっ た山を乗り越えるために、いくらでも手助けをしますから、臆せずに、少しずつ、自分の感性、個性を解放してあ げる事ができればいいな、と思います。

さて、またもや熱苦しい熱弁、失礼致しました。(~_~;)
そんなこんなの忘年会の後、駅に降り立つと猛烈な雨の中、またもやタクシーは長蛇の列・・・。(-_-)
あきらめて、30人近い列の最後尾に並び、長丁場の覚悟を決めて、音を聞き始めました。
あっという間に、音の世界にワープしてしまった私は、気付くと、何となく顔の表情もついて、足も動きたくなっ ている・・・。
ヤバイ、これでは変な人だ!!
こんなところで、踊ってどうする!!
たまーに電車で会う、多分フラメンコの先生は、音を聞きながら、足がかすかに動くのを理性で押えていて、笑え るのですが、やれやれ“同病、相憐れむ”・・・。
危ないところでした。



12月6日(月)  スーパー人類

昨日は、12月だって言うのに、「夏日」の気温25度!!
いったいどういう事でしょう?
朝は、ものすごい強風で、電車も止まったし・・・。
友人の家では、3階建ての隣の家の屋上から、朝の5時に、大音響とともに、物置が何と地上に落下!!
あわや、大惨事になるところだったそうです。
たまたま、大風のせいか、人通りもなく、怪我人もなかったそうですが、いつもなら、早起きの老人が散歩していたり、車の通りも絶えない道路で、本当に危なかった・・・。
隣のお宅は、老夫婦二人で、おろおろ・・・。
落下物にガラスを割られた、反対の隣の家の奥さんは、思いっきり不機嫌そうに、ガラスのカケラをそのお宅の前に掃き寄せていたそうで・・・(-"-)・・・気持ちはわかるけどねぇ・・・そこまであからさまなのっていったい・・?(~_~;)

こんな風に、気象史上初の気温や、季節はずれの台風や、地震や、来年の春には、未曾有の花粉が飛ぶ、(もともと何かのアレルギーの私も、いよいよ“花粉デビュー”かしらん・・・)だとか、いろいろあると、いよいよ地球の終わりも近いのか・・・と心配になってしまいます。
気象変動や、花粉の嵐、そして人間の体自体も変化して、アレルギーや、様々な新種の病気も出てきているし、いったいどうなっちゃうんだろう、と友人と言っていたら、
“そうなったら、新種の、生き残る人類が出てくるんじゃないの”
なんて話しになりました。
スーパー人類!!
そうしたら、年もとってて、あちこち故障してる弱いタイプの我々旧人類は、スーパー人類の奴隷か?
やれやれ・・・(~_~;)
いや、私は、地球が終わりかけ?スーパー人類に支配される世の中になって、奴隷となっても、命ある限りしぶとく生き続けてやる!!(・・・ってSF小説の読みすぎかしらん?!)



12月7日(火)  上質の喜び

私の一家は、父も母も私も、本好きというのだけは共通していて、決して広くない我が家にはかなりの本がひしめいています。
亡くなった父の蔵書のうち、仕事の専門書や、囲碁の本など、母と私が全く興味のない本は、古本屋さん行きとなり、大分スペースがあいたのもつかのま・・・。
その後も本は増殖を続けています。

母と私の共通する分野は、ミステリー。
ミステリーと言っても、昔で言う、いわゆる推理小説の類、本格推理というジャンルよりも、(昔はもちろんそこにもはまったけれど)今は、人間ドラマが主体の、これってミステリーなんだ・・・?!という感じのが、好きです。
本屋さんで、新刊が出ていると、同時に同じ本を買ってしまったりするので、お互いに、
「○○の新刊出てたけど、買うから買わないでね」
などと連絡を取り合ったりします。
実のところ、この辺の駆け引きが微妙で、なるべく母に買わせるようにズルい私は持っていくのですが・・・。(^^ゞ
二人がダブっているのは、いわゆる日本の現代ミステリー作家と言われる著者達で、
桐野夏生、柴田よしき、加納朋子、大沢在昌、貫井徳郎、雫井修介、乃南アサ(最近出ている短編は、ちょっと物足りないかも・・・)などなど・・・・。(まだまだ、今急に思いつかない・・・)

今は、新書で出た本もあっという間に、文庫になるし、(その代わり、あんまり文庫も安くないよねぇ)新書で読むと重いし、手が疲れるのでもっぱら文庫派です。
その他、コミックの類も、実は母とダブる分野があって、はるか昔の池田理代子に始まり、「漫画はダメよ!」なんて全く言わなかった母は、なかなか話せるタイプでしたね・・・。
困るのは、最近またまた、コミックの分野にも大幅に、レパートリーを広げた母が、勝手に、私の本棚をあさっては、コミックを持ち出しているらしい(-_-;)事です・・・。

引き込まれる本にあたると、寝不足になるので、ちょっと困りものですが、やはり本の世界にひたるのは無上の喜び。
上質のミステリーが、どんどん書かれることを楽しみにしている私であります。



12月8日(水)  “読解力ダウン”のニュース

昨日、私の本好きの話しを書いたら、今朝、世界の15歳の学力検査で、日本の15歳の“読解力”が大幅にダウ ンした(40国中8位から14位、と下落幅最大!)とのニュースです。
数学的応用力もダウンし、あらためて、本離れ、活字離れ、そして、メールでの短文のやりとりばかりが普及する 弊害などが、取り上げられていました。

街頭で、高校生の子にインタビューして、「活字離れについてどう思うか?」と聞くと、
何と、その子は、「へ・・・活字って??」ですって・・・。(>_<)
「メールの文章で気をつけていることは?」の質問では、
「うーん、絵文字を使うことかな・・・?あとは、なるべくテンション高めにとか・・・」
と取材側の意図通りの回答。
我々、大人が、メールで気を使うのは、(私は・・・ですが)短い文で、わかりやすく要点を入れる事だったりす るので、メールの普及は、若い子の文章力にとって、あながち悪くないのかなぁなどと思っていたのですが、実際 彼らがやりとりしているメールの文がTVで紹介されたら、
「まじ、(>_<)ヒャー(~o~)」などといった具合で、ほとんど、文としては成り立っていない・・・。
“ゆとり教育”の結果の学力低下という意見もあるようですが、“本離れ”というのも、はずせない要因であるこ とは、間違いないと思います。
創造力の低下、というのも最近よく言われますが、これも、本離れに関係していると思う。
そして、文章、言葉の中に、相手の気持ちをくみとり、自分の気持ちを表現することができなくなっているので、
昔なら、口げんかで終わっていたものが、いきなり暴力、殺傷沙汰になるというのも、うなづけるものがあります 。
教育の現場においても、いろいろな取り組みが始まっているらしく、本を読ませ、自分の読んだ本を他の子供に紹 介させる、という活動が取り上げられていました。
確かに、私がよくやる(周りの人には、往々にしてうるさがれる・・・(~_~;))自分が読んだおもしろい本のあら すじを話すとか、見た映画の筋を話す、なんていうのも、読解力向上の一歩になるのかもしれません。
また、メールで用が足りてしまうのもあって、今は手紙を書くということも少なくなっていますよね。

いわゆる名書、文部省推薦みたいな本に限らず、自分の心にぴったりする本にめぐりあって、楽しく本が読める子 供が増えてくれればいいのになぁ・・・。



12月9日(木)  “15歳学力低下”再び

昨日の、15歳学力低下のニュースについて、再びです。
実は以前、TVで韓国(今回成績が上位で、政府当局者が胸を張る結果となったのですが・・・)のエリート教育を特集していました。
それは、国家的エリートを教育する、特殊な学校の入学試験についてものでした。
半年にわたる試験の最終考査は、3日間にわたる合宿形式のものでした。
数学の試験では、答えを書かせた後、一人ずつ、面接に呼ばれ、
“なぜ、そう思ったか?そう考えたか?”
を、黒板などを使い、試験管に論理的に説明する、というもの。
科学では、何だか特定されていない物質を、与えられた様々な実験器具を使って、各自がいろいろと実験し、結果をまとめ、どれが何の物質であるか、を特定するというもの。
最終段階のテストでは、現在の科学では、まだ解明されていない課題に関する論文を読み、様々な資料を読んで、自分の考えをまとめ、発表するというもの。
エリートではない、普通の大人(私も含めて)が読んだのでは、いったい何が問題なのかもわからない(~_~;)ようなハイレベルの試験でした。
しかし、ただの知識を問うタイプの入学試験とは全く違う、一人ひとりの適性、創造力、論理性、など多方面にわたり審査できる、なかなかおもしろい入学試験だったと思います。

もちろん、これは、国家的エリート、ノーベル賞をとることを明確に目的にした、特別な学校のものですが、国内のいろいろな学校のトップクラスで、先生の推薦があれば、誰でもが受けられるものだそうです。
日本などでは、例えば、もしかしたら地方の田舎の学校に、とんでもない天才がいても埋もれてしまうかもしれない・・・。
日本は、どちらか言えば、底上げ方式、できる子とできない子の格差をなくし、皆のレベルを上げるというタイプの教育をめざしている、というその時のコメントだったのですが、今回の学力検査の結果では、最下位レベルが大幅に増加したとの事。(>_<)
また、詰め込み受験教育への反省からの、“ゆとり教育”に、批判も加えられる昨今・・・。
ゆとり教育で、劣性を隠してしまうのは、危険、という意見や、学習の絶対量が減ることで、選択肢がせばまるという意見、或いは、エリートを育てる教育も必要という意見、などいろいろあるようで、興味深いです。
なんにせよ、どうなる日本の将来!



12月10日(金)  本当の意味での『ええカッコしぃ』

はっきり言って学校に行くのは、キライでした。
別にいじめられていたわけでもないし、嫌な先生がいた、とかいう具体的な理由があるわけではないのですが、毎日毎日同じ場所に、同じ時間に行くというのが、どうも気が重く、朝になると憂鬱でした。
かと言って、積極的に登校拒否をするだけの勇気?もなく、“いやだぁ〜いやだぁ〜”言いながら、通っていました。(それにしても、もうムリと思う時は、風邪をひいて?!お休みしたりしていたけれど・・・(~_~;)
それが、今では、毎日同じ時間に同じようにレッスンに嬉々として行く・・・ちょっと不思議でもあります。

先日の学力検査に関連するデータとして、中学生の3割が、家で全く勉強しないという調査、また、インタビューされた日本の中学生は、将来役にたちそうもないし、勉強する意味がわからない・・・などと答えていました。
私も、苦手な理数系などは、将来役に立つとも、楽しいとも思わなかったけれど、とりあえず、テストの前くらいはそれなりにやったし、それは、ある意味の“ええカッコしい”、であり、そのための“我慢”でした。
実際、学校時代にやった勉強で、今確実に直接的に役にたっていると思えるのは、“読み書きそろばん”ぐらいで、字が読めて、書けて、おつりの計算くらいができれば、別に困らない。
(もちろん、専門分野に、いろいろな学問を役にたてている方もいると思いますが)

ただ、大人として生きる中に、何かにふと興味を持った時に、そういえば、昔やったな・・・と思うことは多々あるし、例えば、仕事として専門的にやってみたいと思うための、とっかかり、可能性を持つためにも、ある程度の教育を受けることは必要だと思います。
そして、何よりも、いい意味での“ええカッコしい”、“我慢”、“努力”ができるための基礎ともいうべきものが、自分に努力を課して、学校へ行き、勉強することで得られた気もするのです。
そして、我慢、努力の先には、何かが得られる。
それは、必ずしも、点数評価という意味でのいい結果、すぐに形として見えるものでなくても、絶対に本人の中に蓄えられる力となること、子供達がそういう風に、前向きにとらえられれば、いいのにな・・・などと思っています。



12月12日(日)  バレエの発表会

今日は、バレエの先生をしている友人の発表会を見に行ってきました。
いつも、私と同じクラスを受けている、バレリーナの友人何人かも友情出演する、ということでなかなか楽しく見 てきました。
しかし、舞台において、チビちゃん達に勝てるものはいない!!
もう歩くだけですごい!くらいの幼児が、お隣の子を見ながら(・・・というか客席ではなく、その子の方を完全 に向いてしまって)踊っている有様に、客席は、
“かわいい〜!!”
のため息の渦です。
無事?!踊り終わって、お辞儀をした後、お姉さん格の子供に手をひかれ、よちよちとはけていく様に、また客席 には、歓声が・・・。
芸がなくても、無条件に拍手をもらえたあの頃が、懐かしい・・・。(~_~;)

さて、今日の会には、そうしたプチバレリーナと共に、友情出演のプロのバレリーナ、そして、その相手役として プロの男性、、友情出演の大人から始めた方、また、友情出演チームの大人の生徒さん、と様々な方々が踊る、3 時間を越える会だったのですが、無責任な感想を言わせてもらえば、バレエって大変だなぁ・・・という事でした 。
日頃、バレエの発表会なるものをそれほど見ない私なので、余計思ったのかもしれませんが、正解が誰にでも分か りすぎるくらい決まっていて、その思いっきり狭い、シンプルなところでの勝負、それで、人を納得させたり、感 動させるというのは、やはり並大抵ではないな・・・とあらためて思ってしまいました。
だから、見るほうもなかなかツライ部分もありますねぇ。
ジャズの発表会、公演などでは、踊り手に、多少上手い、下手があっても、作品として人を納得させるパワーや、 魅せ方で、いくらでもお客様を楽しませる事はできると思うのですが、バレエの古典、バリエーションともなれば 、個人芸の真剣勝負に、見る方もいやでも向き合わされる。
見ていて安心して、しかも感動できる、というのは、考えてみれば、高いチケットを買って見る舞台でも、なかな かない。
ピュアで、正解がわかりやすいからこそ、見る方も、厳しくなるのかもしれないけど・・・。

ジャズがバレエより簡単とは決して思わないけれど、舞台を作る上で、とにかくエンターティメントとして成り立 たせるには、私はやはりバレエは、なかなか大変だな〜なんて思ってしまいました。

来週の日曜は、うちのスタジオでも頑張っている、少女バレリーナ、ルリのバレエの公演があります。
バリバリ動けるジュニアが中心の会、という事で、また楽しみにしている私です。(頑張ってね〜!!)



12月13日(月)  心の呼吸

以前、クラッシックばりばりのバレリーナ(30代半ばで、実力、地位もかなりのもの・・・)なのに、何故か他 の踊り、特にジャズに転向したいという希望の子と知り合い、たまに話すようになりました。
結局、彼女は、あるスタジオでジャズを受けだし、どんどんとのめりこみ、仕事はバレエでしているものの、かな り“ジャズの人?”になっている様子。
もちろん、バレエのレッスンにもたまに現れ、そのたびに、今流行りの、ジャズ(というか、たぶんヒップホップ 風の)ファッションや、髪型にイメージチェンジして、周囲を驚かせていたのです。
彼女は、周囲が、驚いたり、訳を聞きたがったりするのがうるさいらしく、(ジャズに行っているというのも、皆 に言っている訳ではないらしい)こそこそ・・と私の所へ来ては、現状報告をしたりしていました。
私としては、子供の頃からバレエ一筋で、今は、教えやミストレスの仕事、ゲスト出演などで、活躍しているよう なのに、いったい何でまた?という感じだったのですが、なにせ、稽古場以外での彼女の踊り、バレエもましてジ ャズも見たことがないので、何とも言えない感じでした。

さて、その彼女が、昨日のバレエの発表会に賛助出演していたのです。
とても、小柄な彼女にぴったりな、ロミオとジュリエットの演目。
ただし、振り付けは、彼女の先生のオリジナルで(たぶん・・・)、テクニック満載で、大変振り数の多い複雑な パの連続でした。
その振り付けを、完璧に難なくこなし、さらさらとプロの仕事を見せてもらった?!という感じの踊りだったので すが、肝心の彼女自身の心が、ちっとも見えてこない。
もちろん、情感を表す振りなども、感情を入れたように?!こなし、その間にアダージオ、リフトも入り、回転し ジャンプし、キープし、特に問題は何もないようなのに、彼女がちっとも生き生きして見えない。
最初知り合った時、
「バレエって表現が決まってて上っ面っていうか、私はもっと体を使って深い表現をしたいんだよね」
というような事を言っていたのを、ふと思い出しました。
実を言えば、私は、バレエが上っ面とはちっとも思わないし、どんなに型が決まっていても、泣ける踊りはあるし 、それは踊り手の問題だろうな、と思うのですが、彼女のバレエを見て、何となく、彼女がバレエに限界を感じ、 他の踊りへ転向したいと思う訳がわかったような気がしました。
何でもこなせるし、できるし、でも、バレエでは自分の心が、のびのびと息ができない。
本当の、自己表現ができない、と感じているんでしょうね・・・。

大人になって自分でのめり込んだあげく踊っている私とは違って、気がついたらバレエの世界にいるような生粋の バレリーナが、いわば空気のようなバレエに、あらたな魅力を感じ続け、踊っていくのもそれはそれで大変なのか もしれないな〜なんて思ったりします。
でも、踊らないと生きていけない人というのは、確かにいて、私は踊りは何でもいっしょだと思うけれど、どんな 道を通っても、ある日、彼女が本当に息をしながら踊っているのを(それが、バレエでもジャズでも)見たいな・ ・・と思いました。



12月14日(火)  子供の感性

子供って本当に不思議です。
若い頃は、無我夢中で教えていたキッズクラスも、年を重ねるに従って、いつのまにか彼女達のお母さんの年齢を遥かに?!超えてしまい、(~_~;)昔は、思い通りにはいかない宇宙人達だったけれど、今は人数もそう多くないので、一人ひとりをじっと見ると、本当に面白いな、と思ったりします。

小さな頃から、個性というのは立派にあって、同じ事をこちらが言っても、反応は一人ひとり違う。
大人でも、それはもちろんあるのだけれど、大人になると、一応理性や、見得や、照れが出るのが、子供の場合ストレートで面白い。
注意すると、ムッとして面白くなくなっちゃう子や、逆に、かまわれたのが嬉しくてぺったり甘えてくる子や、極端なむら気で、先週は、あんなにやる気で頑張っていたのに、全く今週はやる気が失せている子など・・・。(チェッ!(-_-;)
逆バージョンの、大人の雛形として、大人の○○さんは、本当はこの子のように反応したいのかな、とか見ると、また愛らしい。(大人も子供も、ですよ(^.^))

しかし、昔から、私はどちらかと言えば、大人に対しても、子供に対しても、同じように接してきた部分もあって、子供も(幼児以外は)こちらが、ある程度大人として扱うと、ちゃんと理解してくれたりするのです。
小学生も高学年ともなれば、立派に日本語が通じる大人で、オーケー。
・・・と思っていると、突然思ってもみない子供の部分が見えてかわいかったりもします。

この間、初級のレッスンで、ちょっとマニアックな?モダン風の振りをやっていて、イメージを説明していて、
“雪が降り積もるように、自分の中に積もっていく想いがあって、それがだんだん高まっていく”
そして、最後の方では、パントマイム風に、床にあるものを手のひらですくう振りで、
“確かにつかんだ、と思ったものが、手のひらの間から、さらさらと落ちてこぼれてしまう”などと言ったことがありました。
そうしたら、いつも、お母さんのTさんといっしょに大人のクラスを受けている、中1のA子が、家路の途中、
「今日のコンビ難しかったね」と言ったそうです。
「どうして?」とTさんが聞くと、
「だってね、A子は、雪って言ったら、うさぎしか浮かばないし、手のひらからこぼれるって言ったら、前にバッタをつかまえたのに逃げちゃった時の事しか浮かばなかったもん・・・」
!!!その話しをTさんから聞いて、私は、子供の感性の素晴らしさ、ストレートさにあらためて感じ入り、大笑いしたのでありました。(*^。^*)



12月15日(水)  歌舞伎町のホスト

ちょっと前に“新宿歌舞伎町のホスト”を特集した番組を見ました。
私は、ホストクラブなる所には、足を運んだことがないのですが、一流の水商売の方というのは、かねてから尊 敬に値すると思っていて、(もちろん何でも“プロ”というのはすごいものですが・・・)そういう意味では、 年収一億!!を超えるという彼ら若いホスト達は、まだまだ“プロ”としては甘いようでした。

自分の誕生日パーティの企画で、勧められたお酒を飲みすぎて酔っ払ってしまい、お客様を怒らせてしまったり 、(お酒が売り上げに通じるので、飲まないわけにはいかないのでしょうが、やはりプロはお酒にも強く、断り 方もスマートでないと・・・)
毎月発表されるナンバー1売り上げの座を失いそうなスランプで、やる気をなくしてしまったり、
全く何故そんなにお金が?!という位の額のお金を落としてくれる(一晩に何百万!!)お客様に対するトーク も、まるでタメ口、友達言葉だったり・・・・。
そんな中で、一人、その店の経営者、弱冠27歳の彼だけは、妙にいい味を出していました。

もともと彼は、ホストであり、稼ぎ出したお金を貯めて店をオープンしたそうです。
19歳や20歳のホスト達を、自宅に合宿させ、調理師の免許も持っているという彼が、朝晩の食事をつくり、 店の経営から、ホスト達の教育まで、結構よくやっていました。
趣味は、釣り、だそうで、たまに休日に釣ってきたイワシを、さっそく帰るなり、唐揚げにして、カルシウム不 足になりやすいから、とまかない料理として、ホスト達に食べさせる。
スランプで落ち込んだホストを慰めるために、食事につれだし、
“肉ばっかり食ってると体に悪いから、野菜を食べろ!”と言う。
その背中は、27歳にして、すでに、彼等のお父さん。
“オヤジ”の悲哀さえ、漂わせていました。

物事には、立場があって、それぞれの立場に立たないと見えてこないものはいろいろあります。
27歳にして、雇われる側ホストとしての立場、雇う側の経営者としての立場、両方を経験した彼は、イヤでも いろいろなものを見てきたと思うし、だからこそ、若いホストの側に立ちながら、店を経営しようとしているの かもしれないし、今になって、店のオーナーの立場が身にしみてわかるのかもしれません。
いずれにしても、27歳のお父さんの期待に、若いひよっこホスト達がこたえ、“真のプロ”へ成長していくの か、それとも、若くして、莫大な稼ぎが得られることで、慢心し、つぶれていくのか・・・。
10年経って、また同じ店を(残っていればですが・・・)、同じ人を、取材したらおもしろいかな、なんて思 いました。
いろんな人がいて、いろんな人生がある・・・・。おもしろいですね・・・。(-。-)y-゜゜゜



12月16日(木)  ちょっと困った話

友情にお金の貸し借りは、厳禁ーこれは今さら言うまでもない常識とも言えるでしょう。
しかし、実際、頼まれてしまったら、意を決してこれを断るのは、結構大変かもしれない。
実は、ウチの母の知人で、やっかいな人がいるようで、今日はその人の話です。

何でも、母によれば、その人は前からお金に対してちょっとヤバイという噂がある人だったらしい。
未亡人で、旦那様の残したもので、普通に暮らせば十分やっていけるはずなのに、何に使っているのか、あちらの知人に2万、こちらの友人に5万というように、ちょこちょこと借金を繰り返しているらしい。
ブランドの服を買ったり、贅沢な外食をしたり・・・派手好きで、金銭感覚がないタイプ。
それも、ある中でやるうちは、勝手だけれど、借金はまずいでしょう・・・。
それも、最初のうちはちゃんと返すのだけれど、そのうちに、
“ホントにごめんなさい、今度会った時お返ししますわ”
とずるずるとなってくる。

その人から、とうとう母に借金の申し入れがあったそうで、聞くと、朝の7時(非常識!!)に電話があり、起き立てでモウロウとしている母に、
“ホントにごめんなさい、すぐお返ししますから”
ときたそうです。
「まさか、貸しちゃったんじゃないでしょうね?」との私の言葉に、母は、気まずそうに、
「友人にお金は貸すな、というのが親の遺言だから、と言おうと思ってたんだけど、先に向こうが、そう言うけど、そこを何とか・・・って言うからさぁ〜」
(>_<)
「それで?」
「だからさ、手紙を書いてね、もうお金は返さないでいいけど、今度そういうお話があったらお付き合いはできないからってきっぱり言ったの」
「ふ〜ん」
「そしたら、そんな訳にはいかないからちゃんと返すし、ご忠告本当に感謝しますって・・・」
「ほ〜(-_-;)」

ところが、その後、何とその人が捨ててきた故郷の、昔からの友人という人から母に電話があったのです。
友人は、その人の長女の仲人をしたそうですが、その長女は、母親と同じ病気で、浪費を重ねたあげくにどんどん精神を病み、自殺してしまったんだそうです。
その後、旦那様も亡くなり(何と、もと銀行員だそうで)、家を売って、ある程度のお金を持ってこちらに出てきたらしい。(しかし、そのお金も使い切ったらしい)
次女というのは、結婚し、こちらの今のその人の家のそばにいるそうですが、一人暮らしのその人のアパートの家賃は出しているらしいけれど、あまりうまくはいっていないらしい。
いやいや、それは、考えていたよりももっと事態は深刻です・・・。(@_@;)
まずくすると、いわゆる「境界例」「境界型人格障害」ともいう精神疾患分野の問題にもなってくる。
母には、よく、周りの人と連携とって、場合によっては次女にも連絡をとって、とにかく安易にお金を貸さないよう、対処するように言ったら、
「大丈夫よ」と言ってましたが、いやはや、重いこと・・・・。(>_<)



12月17日(金)  鬱のお話し

先日、鬱病で、ずっとレッスンを休んでいるモダンの先輩から、電話がかかってきました。
少し前に、忘年会のお誘いのメールを出しておいたので、その返事という事だったのですが、残念ながら、返事は欠席・・・。
でも、自分から電話をかけてこられるのだから、少しは状況はよいとも言えます。
しばらく、近況などを伺いましたが、やはり、何もやる気が起きない、ダルイ、家から出れないなどの症状はあるようでした。
本人にも、焦りがあるようで、それがなお、気の毒でした。
が、別の先輩によれば、たぶん、彼女のは、更年期の症状から来る鬱なんじゃないか・・・という事で、それならば、もうしばらくして、更年期が過ぎれば、直るのかも、と思い、そんな事を伝えました。
何しろ、鬱の人に、“頑張って“は禁句だそうで、“ゆったりお休みして”と言うか、後は、ひたすら彼女にたまっているものを聞いてあげられれば、と思いました。(できたかなぁ〜?)

“更年期”説の先輩によれば、私のように、普段から身体の方にいろいろと故障が出ている人(ハイ、ギックリ様ですね・・・(-_-;))や、病気を既にした人などと違って、他が全く元気だった彼女などは、更年期になって、一気に今までの疲れが精神に来たんじゃないか、という事・・・。
う〜ん・・・どっちがいいとは言えないけれど、それもあるかもね・・・。
何しろ、鬱なんかとは全く無縁の、元気人間だった彼女が、いったい何故?という感じなのです。

更年期から鬱症状になる、というのは比較的よくある事らしく、それも、普段から明るく、あの人が?という人程、ストレスを本人も気付かないうちにためているので、なったりするらしい・・・。
やっぱり、適度に愚痴をこぼし、日頃から発散しないとダメなのかな?(私はこぼし過ぎくらい、何でもあけっぴろげなタイプでありますが・・・)

原因はいずれにしろ、彼女にたまった疲れがとれて、少しずつでも、元気が戻り、早く(これも禁句か・・)またレッスンで会えるようになればいいなぁ・・・。(-。-)y-゜゜゜



12月19日(日)  “クララのお友達”

今日は、スタジオの小学生バレリーナ、ルリのバレエの公演を見に行ってきました。
すごく、頑張っていましたよ!!(*^。^*)

演目は、「くるみ割り人形」でクリスマスシーズンにぴったりだったのですが、「くるみ割り」と言えば、大昔 (~_~;)、私も小学生だった頃、“クララのお友達”やりました・・・。
確か、小学4年生だったと思うけれど、女の子役の“クララのお友達”と男の子役の“フリッツのお友達”がい て、身長だったのか(私は小さい方だったけど・・・)、その子のイメージだったのか、わかりませんが、私は 女の子役、そしていろんな色がある中で、きれいなピンク!!のドレスを着せてもらいました。
踊り自体は、ジャンプなんかがいっぱいあって、男の子役の方もやりたかったけど、衣装は、結構気に入ってい ました。
登場は、男の子役の子と組んで、ツーステップみたいなのをしながら出てくるのですが、お互いの顔を見合わせ るところで、たまたま先生にほめられたのが、うれしくて、それだけ覚えています。
(褒められ好きの私は、子供の頃からそうだったらしい・・・)
二部では、ロシアの踊り、“トレパック“で、確か最初で最後の、トウシューズでの舞台でした。(この後すぐ 、バレエをやめてしまったので。(>_<))
これも、身長か何かで、同じクラスの何人かが、“花のワルツ”、何人かが、トレパックでした。
振り付けを、何となく今でも覚えています。
それなりに、一生懸命練習したんでしょうね、たぶん。
バレエをやめた時は、将来、ジャズをやるとも、再び、バレエを始めたりするとも全く思っていなかったのです が、今になって、こうして、バレエの舞台を見たりすると、子供の頃の自分が、どうしてバレエをやめてしまっ たのか本当に不思議で、ちょっぴり残念に思います。

昨日も、たまたま飲み会で、やっぱり舞台はいいし、舞台の照明を浴びる快感は言葉には尽くせない、と盛り上 っていたのですが、子供ながら、その時私は、練習の時とは明らかに違う、“異空間”の快感を、何となく感じ 、それを何となく覚えています。
子供の時、バレエやその他の踊りを習っていても、それを大人になるまで続けるのには、様々な試練があり、そ れを乗り越え、プロの踊り手になるのは、きっとほんの一握り。
かなり、プロを意識して、学んでいる今日の舞台の子供達の中でさえ、きっとこれからいろんな壁や試練に出会 うのは避けられない。
目指した通りの、踊り手になる子供も、或いは、もしかしたら、全く違う道に進む子供もいるかもしれない。
それでも、子供の頃に、真剣に踊り、舞台の照明を浴び、異空間を経験できた、ということは、やはりどんな人 生にも、素適なことに違いない、とあらためて思ったのでした。(*^。^*)



12月20日(月)  Nちゃんへ

私の昔からのジャズの友人で、とても子供好きなNちゃんは、ずっと教えをばりばりやってきたのですが、やは り自分の子供が欲しいと、とうとう結婚をして、かわいい女の子を産みました。
そのお子さんが、もう幼稚園、彼女としては、ぜひ二人目を、と頑張っていたのですが、そこは、授かり物で・ ・・。(T_T)
“一人っ子にはしたくなかったけど・・・”との彼女の弁に、一人っ子の私は、思わず、
“いや、一人っ子も、それほど悪くはないよ”(そう言うしかないしねぇ・・(~_~;)
すると、Nちゃんは、ちょっと慌てて?
“ユウコみたいに育てばいいけど、わがままにならないかな、と思ってさ”とフォロー?!
私もやはり、兄弟を欲しいという気持ちは、子供の頃はありました。

私としては、頭が良くて、宿題をやってくれる優しいお兄さんや、困った時に文句言いながらも助けてくれる弟 や、洋服を貸してくれるセンスのいいお姉さんや、一緒に親の悪口を言える妹が欲しかった。(そんなに都合よ くはいかないか・・・)
それと、私の子供の頃は、一人っ子と言うのはそんなに多くなくて、一人っ子というと、
“何でも買ってもらえて、いいねぇー”とか、言われることが結構イヤでした。
それと、大人に囲まれて育つので、(まぁその子の性格にもよるでしょうが)大人の顔色を見て、おどけてみた り、いい子になったり、ある意味早熟になったりする部分はあるでしょうね。
しかし、ウチの場合は、ダメなものは、ダメ、泣こうが、わめこうが、ひっくり返らない、という“絶対”だっ たので、むしろ私は、あきらめがいい方。(これももとからの性格かしらん・・・?)
一人っ子=わがままを心配するNちゃんに、“育て方じゃない?”とはなはだ頼りない?アドバイスを致しまし た・・・。

むしろ、大人になって、親ともある種友人のような距離で語り合えるようになった今、ここに兄弟姉妹がいたら おもしろいだろうな、なんて思うことがあります。
後、真面目な話、父の葬儀を出す時に、あまりの雑務の多さに、いやはや一人っ子はツライ、と始めて実感しま した。(T_T)
大家族の特集なんかをTVで見ると、生まれた時からの生存競争に、どんどんたくましく育つ子供達、足場を探 して歩く大変な部屋(これは私の部屋も・・・(~_~;)など、微笑ましい感じはします。
でも、私は、今の自分を創ってくれた環境、父と母の愛情、一人っ子として自分が育ってきた過程をとても誇ら しく大事に思っています。
うまく言えないけど、だから、Nちゃん、大丈夫だと思うよ。(^ム^)



12月21日(火)  「ラストクリスマス」と「よーく考えよう」

昨日、ドラマ「ラストクリスマス」の最終回でした。
織田裕二が結構好きなので、見始めて、途中あまりのあざとい展開に、めげそうになりながらも、感動の最終回は、さすがにきっと泣ける!?と期待していたのですが・・・。
(-_-;)
脚本のせいなのか、演出のせいなのか、それとも、相手役の女の子のせいなのか、(織田裕二はあんまり?!悪くなかったと思う)全然ダメでした。
どう考えても、これは、悲恋の話しで、白血病の彼女との悲しいお別れ、そして一年後、二人で約束したオーロラを彼は一人で見ながら、それでも元気に生きて行く・・・というラストだな、と勝手に思っていたのですが、何と、彼女は、見事に復活。
それも、最後の最後まで、まるで死んじゃったみたいに引っ張っておいて、ちゃっかり結婚式、そしてちゃっかり二人で、オーロラを見て、おしまい。
そこで、もうここまであざといなら、テーマ曲のラストクリスマスをかければ、とりあえずクリスマス気分にはなれたものを、それもなく、すぐコマーシャルで、
「えー、これで終わり〜??」とストレスをためた私でした。(-"-)

私は見た事がないのですが、今流行りの韓流のドラマのように、懐かしい作りなら作りで、あざとく、どこまでもあざとくやってくれれば、まだアリだったのに・・・。
やれやれ・・・。(>_<)

ちなみに、相手役の子は、名前を忘れたけど、「よーく考えよう」の保険のCMの女の子です。
話は違うのですが、「よーく考えよう」のアヒルのマスコットを友人が持っていて、
ふわふわの丸いかわいいアヒルで、それだけでもかわいいのですが、何と押すと、
「よーく考えよう」の歌が流れて、最後に、「アフラック」と鳴くのです!!
チョー可愛い!!欲しい〜!!
しかし、その友人は、意地悪ーく、
「どこにも売ってないんだから!いいでしょ〜!!」と見せびらかしていました。(-"-)
こうなったら、保険入っちゃうしかないかしらん??



12月22日(水)  ようこそ、サンタさん!

世の中は、思いっきりクリスマスシーズンです。
子供の頃は、今頃と言えば、クリスマス、そしてお正月とイベント続きで、わくわくウキウキしていましたが、 大人になると、あの盛り上がりが、妙に懐かしい・・・。
昨日も、そんな話を生徒のMとしていて、まだ若くカワイイ彼女が、
「最近は、お正月と言っても、寝正月で・・。戻れるものなら戻りたいですねぇ・・・。」
などと、年よりクサイ事を言っていましたっけ・・・。

子供の頃、我が家でも、クリスマスには、サンタさんがプレゼントをくれる事になっていました。
しかし、我が家は団地住まい、煙突なんかあるわけもなく、いったいサンタさんがどこから入ってくるのかとい うのが、子供の頃の私にとっては大問題でした。
ある時、母に尋ねると、母はすまして、「サンタさんは、玄関のドアが閉まっていても、その細ーい隙間から入 れるのよ。」
そんな・・・ゴキブリじゃあるまいし・・・。
しかし、我が家のサンタは、その言葉を証明するかのように、玄関に、そっとプレゼントを置いていくのであり ました。
そして、私はある年(小学校に行くか行かないかの頃だったと思う)、押入れに隠してあったプレゼントを発見 してしまい、それからは、公然と連れ立って、プレゼントを買ってもらいに出かけるようになったのでした。

前に電車の中で、サラリーマン風の男性が話しているのを、聞いたのですが、最近は、デパートでおもちゃを買 うと、サンタの格好をした配達員が、自宅まで配送してくれるサービスを、一件500円とかでやってくれるそ うです。
ただ、どうせやるなら、デパートの車から降りてくるのを見られないように、まして、子供の前で、
「認印をお願いします」
とか言ってしまったら台無しだし・・・。
子供の夢を壊さないようにするのは、なかなか大変です。(^.^)



12月23日(木)  昔、カウントダウンで・・・

前にも書きましたが、今年は、スタジオのMちゃんが、ディズニーランドのカウントダウンの初仕事。
慣れない振り付けや、いろいろと戸惑う事もあるでしょうが、是非頑張って欲しいものです。

さて、私も若い頃は、年末と言うと、カウントダウンで年越しという頃があったのですが、前にダイアリーで書いた、「衣装の手袋紛失事件」の他にも、いろいろと思い出はあります。
ある年は、ホースレスキャレッジという自動車に乗る役で、体力的には非常にラクをさせてもらった代わりに、カウントダウンの踊りを踊る場所まで、ずっと「グリーティング」と称する、要は、お客様への挨拶、
車から乗り出して、手を振り続けていて、何と、その後、手首が、腱鞘炎になってしまいました。(~_~;)
今考えると、よっぽど、力が入っていたんでしょうねぇ・・・。(^^ゞ

そして、最近は暖冬続きですが、昔は、大晦日や元日は、もっと寒かった気がします。
しかも、あのあたりは、海からの風が強く、もうピューピューと冷たい風が吹いていて、寒いなんてもんじゃない!
踊れば、汗をかくくらいですが、踊るまでの待ちが寒くて死にそうでした。(ギリギリまで、コートを着ていていいんですが・・・)
風と言えば、本番が、かなりの強風で、カツラと、その上に帽子という衣装の時があって、万が一にもカツラが飛んだら、大笑いなので、衣装さんが、躍起になって、ぎりぎりまで、一人ひとりの頭のチェックに余念がない、という年もありました。
それでも、結構重い帽子に、風が吹くたび、頭が振られ、首が痛くなりそうでした。
私の友達は、新体操で使うリボンを振り回して踊る役で、風でリボンがからまりにからまって、団子のようになり、最後はただの棒を振り回していた・・・(~_~;)そうです。
大きな旗を振り回して踊る、フラッグのチームに入った子は、コツがあるようで、なかなか皆それがつかめず、他の人が休憩している間も、駐車場に集合!とか言われて、残されていました。
風がなくても、かなり重労働なのに、おそらく皆、筋肉痛になったのではないかしらん・・・。

カウントダウンがはねた後、もう一度チケットを買って、(中から紛れ込んで、遊ぶ事は決してできません)いっしょに踊った子達と、オールナイトでパークで遊んだ事もありました。
しかし、もともと、乗り物酔いの激しい私は、「ビッグサンダーマウンテン」に、3時間も待って(大晦日から元日の朝のディズニーランドって、めちゃめちゃ混んでいるんですよねぇ・・・)乗って、あっという間に、しっかり酔ってしまい、気持ち悪くて、ふらふらになってしまいました。

乗り物に弱く、キャラクターのぬいぐるみが怖くて大の苦手の私としては、ぬいぐるみがうようよ歩いているディズニーランドは、本当はあまり行きたくない・・・。
まして、寒いのも大嫌いなので、今は、コタツでぬくぬく紅白でも見ながら、Mちゃんの健闘をお祈りしようと思っております。(*^。^*)



12月24日(金)  クリスマス イブ

今日は、クリスマスイブであります。
しかーし、日本にはクリスチャンがそんなにいないと言うのに、何故こんなにクリスマスなんだろう?
世の中には、イルミネーションがあふれ、クリスマスソングがあふれ、クリスマス商戦にしてやられている感もあります。
最近は、普通のお宅で、イルミネーションをつける家が増えていますが、昔は今ほど見られなかったよね・・・。
あれって、家の中からは見えないし、かなり電気代もかかるらしいし、考えようによっては、通る人のため、で偉いよねぇ・・・。
厚木の勤労福祉会館から良く見える、マンションの外のベランダにも、すごくキレイなイルミネーションをつけている家があって、外から見るととてもキレイなのですが、家の中の電気つけてたら見えないからたぶん家は暗くしているんだろうし、もしかしたら、コードを家の中からひいているから、窓を細く開けているのかもしれなくて、それなら寒いだろうし、電気を食うから、家の中で暖房なんかつけたら、ヒューズが飛んじゃうかもしれないし、ホントによくやるなぁ、と思って見ています。
どんな人が、暗い中で?、ガタガタ震えて?、キラキラさせているのかなぁ〜。
ちなみに、ウチの母親は、クリスチャンであり、今夜は、教会へ出かけております。
私は、と言えば、いつものように金曜中級クラス、でお仕事。
せめて、気分だけでも・・・と今週は、金曜、土曜、日曜とコンビネーションは、クリスマスソング特集!
さぁ、皆でクリスマスを踊ろう!!(~_~;)



12月25日(土)  日本語の上手い、外国人

ウチの母親が通う教会の神父さんは、カナダのケベックから宣教に来た方で、もう75歳を超えるご高齢であり ます。
私は、信者ではないので、直接存じ上げないのですが、父の葬儀の際は、もちろん日本語で、とても暖かいお言 葉を頂きました。
フランス系カナダ人の方は、私の母校のミッションスクールにいらっしゃったシスターの中にもたくさんいまし た。
フランス語は、母音の前にくるHを発音しないので、英語を教えているシスターも、HOUSE(ハウス)を「 アウス」とか発音したりして不思議(っていうか、何だかわかんなかった(~_~;)・・・)でしたが、この神父さ んも、
「神の子羊(こひつじ」と言うのが、非常に苦手で、「神のこいつじ?!」となりそうなんだそうです。
しかし、それ以外は、非常に日本語に堪能で、とても勉強家の方のようです。

外国から、日本に来た外国人の方には、声だけ聞いていると日本人だと思ってしまうくらい、日本語が上手い人 と、いつまでたっても、??な人といますよね・・・。
TBSのブロードキャスターによく出ていた、ロバート何とか・・・?というおじさんなんか、声と顔があまり に一致しない位、日本語がぺらぺら・・・。
デイブ・スぺクターも、日本人でも、あまり使えないような難しい言葉を知っていて、使いこなしたり、それで おじさん?ギャグを言ったりするのも(^^ゞ、よく考えると、スゴイ。
例えば、我々日本人が、英語でジョークを言うなんて、よほど、英語に自信がないとムリですよねぇ。
しかし、前に何かの番組でやってましたが、実はデイブは、ものすごい勉強家で、知らない言葉、わからない言 葉は、必ず手帳にメモし、今でも日本語を勉強し続けているそうです。
彼が、日本に興味を持つきっかけとなった、クラスメイトだった日本人は、今でもアメリカ在住で、今では、デ イブよりも、日本語が下手になっていました・・・。(~_~;)

一方、アグネス・チャンなんかは、いつまでたっても・・・(^.^)のクチですねぇ。
何が仕事か、ちょっと判らない?ファッションショーと言うと出てくる、フランソワーズ・モレシャンも、?? な方ですね。
もちろん、努力と、どれだけ真剣に取り組むか、というのはあると思いますが、たぶん外国語のセンスというの があるのだと思います。
それと、結局は、コミュニケーション能力。
いくら、言葉だけを勉強しても、実際に、人と会話して、磨きをかけなければ意味がないですからね。
そういう意味で、外国語が上手くなる人と言うのは、やはり人間的にも幅があるのかもしれません。
・・・にしても、デイブのおじさんギャグは、決していただけないけど・・・。



12月26日(日)  シスターとフランス語

昨日、日本語に堪能な外国人の話しを書いていて、母校のシスターの事をふと思い出しました。
私は小学校までは、ごく普通の公立だったので、日常的に、側に外国人がいる、というのも最初は、慣れませんでした。
しかも、英語や、フランス語などを習う「先生」なんだけど、「シスターベルテ」とか、「シスター何とか」と呼びかけるのも、結構照れくさかった・・・。
私は、特にシスターと仲良くなったりしなかったので、わりと遠くで、そういうシスター達を眺めていたのですが、遠い外国、日本に来て、異国の少女達に、フランス語や、英語を教えて、後は、修道院でお祈りして暮らす・・・って、何か楽しい事あるのかしら?と不思議でしたね。(今もちょっと、不思議・・・)

さて、そのフランス語は、中学1年と、3年の時に、週一時間、必修だったのですが、まるっきり、物にならず、今覚えているのは、英語の「HOW DO YOU DO?」にあたる、
「コマン・タレ・ブ?」(綴りさえ、忘れた!!)と、「WHAT IS IT?」にあたる、
「ケ・ス・ク・セ?」くらいという有様・・・。(T_T)
フランス語をやった方は、おわかりでしょうが、フランス語って何であんなに、綴りが難しいわけ?
ローマ字読みでは、全く歯がたたない読み方で、簡単な単語を覚えるのにも四苦八苦。
そして、発音!!
鼻にぬける独特の発音も、できなかったし、カナダの方ではよく使うらしい、喉の奥で、水なしうがい?をしているような、グルグルという発音も、とても難しかった・・・。
しかも、名詞がすべて、男性名詞、女性名詞、とかいって冠詞が、違う!!(何だ?それって!!(-"-))
よく単語テストで、「LE」か「LA」か、エンピツを倒して、悩みました・・・。
文法も難しい、綴りも難しい、発音も難しい、と私にとって、フランス語は本当の異国語、少しかじった事が逆にトラウマのようになってしまいました。(-_-)
逆を返せば、それだけ、日本語と離れているフランス語を母国語とする彼女達が、日本語をマスターしたのには、おそらくかなりの努力があったのでしょうね。
学生時代は、真面目一方に見えるシスター達に畏敬の念は覚えても、ちょっと敬遠、で、全く個人的にお話しを聞く機会を持ちませんでした。
ひたすら神の道を歩み、異国で暮らす彼女達の、本音や、人となりに近づくくらい、ほんの少しはお話ししておけばよかったかな・・・と今になってふと思っている私です。



12月27日(月)  津波、放火、そして火の元にはご用心!

年末になって、また、大変な災害が起きました。
東南アジアでの地震と津波で、たくさんの方が亡くなった模様!!
津波の警報システムがなかった事が、被害を広げたようですね・・。
日本なんかでは、地震があると、たとえ10センチくらいでも、津波の警報が出るのに・・・。

ドンキホーテの放火は、とうとう東京世田谷までやってきました。
新宿、歌舞伎町入り口にあるドンキホーテでは、入り口すぐ前に、仮設の交番が出来ていてびっくりしました。
怖い、怖い・・・。
だいたい、ただでさえ通路が狭い店内で、火事が起こって、煙が充満し、しかも停電とかしたら、絶対逃げ切れ ない・・・。
皆、事件が終結するまで、ドンキホーテには行かないで・・・(なんて言ったら営業妨害か・・・)。

放火と言えば、つい数日前、私がいつも通っているバレエスタジオのビルの目の前で、火災が発生!
たまたま、私が行っていない時間帯ではあったのですが、次の日行ったら、民家が黒こげになっていてあせりま した。
友人の話しでは、消防車が5台、はしご車まで来たそうです。
地下のスタジオに居て、火災が発生して、万が一、非常口から煙が入ってきたりしたら、全員で蒸し焼きか!?
地上に逃げたとしても、稽古着、レオタード一枚で、外にぞろぞろ出るのは、寒いし、かなり恥かしい。(~_~;)

前にも書いた、私が駐輪している自転車置き場も、数ヶ月前、放火で焼けました。
今は、改装も終わり、新しい契約が始まりましたが、規模を縮小し、一階だけにして、しかも、夜中の不審者警 戒のため、終電時刻後は、一切の出入り禁止。
値段も上がり(-"-)、駐輪者のチェックもやたら厳しくなりました。

私の先生の友人の、バレエの先生は、数年前の冬、出かけた後、おそらく煙草の火の不始末が原因で、火事を出 してしまい、すってんてんになり、スタジオの生徒さんや、私の先生などが、当座の衣類や、日常品をカンパす ることとなりました。
それに懲りて、禁煙とはならず、今でも元気に吸っているそうです!?(^.^)
最近は、空気も乾燥しているし、皆さんも火の元にはくれぐれも気をつけて下さいね!(私は、自宅だけでは( !!)煙草を吸わないので、煙草の火に関しては大丈夫ですが・・・)(^^ゞ



12月28日(火)  シューズの話

この年末に、シューズを新しいものに変えました!
ジャズシューズも、バレエシューズも!!(^.^)
一年近く、ほぼ毎日履いたシューズは、クタクタにくたびれていました。(お疲れ様でした。m(__)m)
本当は、年始から新しいものにしよっかな、とも思ったのですが、かなりの消耗状態で、足を痛めそうだったので(~_~;)、レッスンでは、3日間だけの“今年デビュー”と相成りました。

ジャズシューズに関して言えば、新しく始めようという人には、「あまり安くないものなので、別に最初から持っていなくてもいいですよ、ただし、スニーカーのような底の厚い靴ではなく、底の薄い運動靴のようなものがいいです。」と勧めることにしています。
もちろん自分で揃えてもらっても、構わないし、割り引きが利くので、別にシューズを私が頼む手間は、大した事ないからいいのだけれど、シューズを頼んだはいいけれど、シューズが届いて、お金を払ってもらう前に、すでに挫折して、「行方知れず」になってしまう人がいると、困る!!(-_-;)というのと、まずは、踊りの楽しさを肌で感じてもらって、それから、本気で始めて欲しいという気持ちがあるからです。

ジャズシューズも、昔と比べて、かなり進化したと思います。
私が、最初に買ったジャズシューズは、ベージュ色でした。(今思うと、何でベージュにしたのかな・・・?でもその頃、周りは、結構皆ベージュを履いていましたね。あれっ、もしかして、黒ってなかったとか??)
妙に、高い(と言っても、3センチくらいかな)かかとが、不自然?についていて、そのかかとが、レッスン中に、カパッと外れて、宙を飛んだ人とかもいました。(~_~;)
それって、今、思えば、かなりの粗悪品?ですよね。
底は、今のように、スプリットソール(土踏まずの部分が空いていて、ポイントがしやすいもの)ではなくて、裏前面が一枚の皮で、固かった。(だいたい、スプリットのなんて履くようになったのは、最近です。)
ハイカットができたのも、大分経ってからで、普通のシューズを履いて、足首にレッグウオーマー、というのが定番でした。
最初の頃の、ハイカットシューズは、ふくらはぎの始まるギリギリ位までの長さの、かなり固い皮の、いわば本当に長靴状態で、かなり頑張らないと、ポイントに見えない、難儀なものでした。
今は、ジャズスニーカーとかいう、裏がスプリットソールで、しかも底の厚いゴムのものが出回っていて、ヒップホップ系ジャズや、クラブジャズとかの人は、皆それを履いているようですねぇ。
滑らなくていいのでしょうが、ターンとかにはちょっと不向きかもね・・・。

まぁ、今まで頑張って私の足を守ってきた歴代のシューズたちに、感謝して(うんと古い一足だけを残して捨てちゃったけど・・)、また新しい今度のシューズとともに、来年も踊っていこうと思います。(*^。^*)



12月29日(水)  レッスン前に花いちもんめ?!

私が行っているバレエのレッスンの始まる前というのは、みんな朝だというのに、早く(早い人だと、開始30 分以上前)に来て、ストレッチとかしています。
だいたい、ウチのレッスンはみんなギリギリにならないと稽古場に入れないせいか?!(たぶん、そのせいです ね・・・(~_~;))集まったとたん開始、となっていますが、レッスンの始まる前の雰囲気というのは、その稽古 場の雰囲気をかもしだしていて、なかなかおもしろいものです。
もちろん、遅い人はいつもギリギリで、常連駆け込みさん、というのは稽古場によらず、人によるのでしょうね 。
私は、せっかち&気が小さい方なので、受けるときも、仕事の時も、余裕がないとイヤな方なのですが、バレエ のレッスンの稽古場が、禁煙!!なので、結構ギリギリまで、近くのドトールで、モク仲間とお茶してから、乗 り込む、というペースなっています。
それでも、着替えて、バーの側について、ストレッチなどしていると、いつも近くのバーについている常連メン バーと雑談など、始まります。(もちろん、一人でもくもくストレッチをしている方もいます。)
たまたま、私がつくバーの近くには、大先輩のY先生を始め、お姉さま方がいて、歯に衣着せないトークや、ジ ョークで盛り上っていて、昔は、私も顔をふせ、真面目一方??ストレッチに励むといった風を貫いていたので すが、今では、輪に巻き込まれ?レッスン前に、かなりリラックスできる?ようになりました。

「そんな事言うと、バットマンで蹴りが入るわよ!!」というジョークで、わざと数歩歩いて、蹴る真似を見て 、
「いや、そんな“花いちもんめ”じゃないんですから!!」という私の突っ込みで、話題はいっきに、昔懐かし い遊びの方へと流れ、
「ゴムとびの女飛び」や、「石蹴り」、「グリコ」だとか、“こんなんだったよね!”とパフォーマンスまで入 り、皆さん大変懐かしそうでした。
今の子供は、ゲームやパソコンで忙しく、外で、遊んだりしないのかもしれませんが、多少世代は違っても、私 くらいまでなら、十分そんな遊びをしていたので、話題にはついていけました。(私も懐かしかった・・・)
年内最後のレッスンは、そんなこんなで、楽しく?!始まったのでした。
(むろん、始まったら、もくもくと、真剣にやったよ〜!)

今年も、今日を入れて、あと3日。
今夜は、モダンのクラスの忘年会です。
さすがに、少し部屋の掃除などせねば・・・とは思っている私ですが、さて・・・・。??(~_~;)



12月30日(木)  おバカで暮れる2004年、よいお年を〜!!

この年末に来て、急にこのホームページにアクセスできなくなって、非常にあせりました。(@_@。
だから、コンピューターとかって信用できないし、わからない。
何とかウイルスのせい??
しばらくしたら、アクセスできたけど、原因も不明だし、いやーな感じ・・・。(-"-)

さて、ご存知の通り、私はいわゆる血液型分析のA型らしいところが、ほんの少し?!と、A型としては、あり えないと思うくらいアバウトなところがあるのですが、先日も、レッスンで稽古着に着替え、いつものように教 えだした時、何かズボンの途中がごそごそするのです。
“?”と思い、すその方からそおっと手を入れて、探ると、手の先に異物?の感触!!
引っ張り出してみると、何とタイツが丸まって出てきました!!
脱ぐ時に全部いっしょにまとめて脱いで、そのまま洗濯機、そしてそのまま干されて、気がつかずにそのまま履 いてしまったらしい・・・。(~_~;)
さすがに、自分ながら呆れ、その場では、平静を装い、何気ない振りでタイツを取り出し、リュックに押し込み ました。
見てた人いないよねぇ〜?(ナンテ自分でばらしちゃ仕方ないか・・・)

昨日も、前がファスナーになっているカーディガンと、中に着ていたタートルをいっしょに脱ごうとしました。
1日の終わりで、ほっとして、タートルも洗濯するつもりだったので、そのまま万歳して、よいしょっと!
ちなみに、ファスナーには、しっかりした、わりと大きな金具がついていました。
・・・と、アイタタ!!(>_<)
鼻が痛い、鼻の中に!
鼻の中に、ファスナーの金具が直角につきささったのでした。(T_T)
結構ありえない、しかしホントの話です。
やれやれ・・・。

そんなおバカをやっているうちに、2004年も暮れていきます。
あっと言う間の一年でしたが、生まれて初めてパソコンにトライ、ホームページを始めたり、いろいろと楽しか った。
それでは、私もしばらく、大晦日、お正月をのんびりとお休みしたいと思います。
本年は本当にご愛読有難うございました。
また、来年おめにかかります。
 
皆様、よいお年を〜!!(*^。^*)



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