YUKO MASUMITSU JAZZ DANCE STUDIO

 2004年 9月


9月1日(水)  泥縄

もうすぐ(日曜からですね)11月の文化祭のリハーサルが始まります。(ヤ、ヤバイ・・・(~_~;))
だいたい、私はかなりの泥縄タイプでして、その昔の学生時代のテストから、勝負は前の日。(威張るな!って?)
もちろん、私なりのざっとした見積もりと勝算?はあるのですが、手をつけるのは大抵前の日。
テストなんかは、その勝算が見事にはずれ、夜も明けて空が白々としてきた頃、“負け”を実感したことも何度もありま す。
追い詰められないと、パワーが出ないタイプ?、というか単なる泥縄ですね。
(余談ですが、“泥縄”というのは、泥棒を発見してから泥棒をつかまえようと縄を編み出すということで、最初から“ 間に合わない”というニュアンスなんだよね)
私の母校には、全校一斉の英単語テストがあって、その範囲となる何枚ものプリントを、ひたすら辞書を引き、友人のあ らかたが、単語帳を作り勤勉に暗記しているのに、私はまだプリントのままで、前の日に猛然とダッシュをしたのですが 、最後には力つき、一種のすがすがしさ?“最初から知らない単語は書ける訳がないから”という開き直りで、落ち着い て?、テストにのぞんだ事もありました。(^^ゞ

さて、この1週間、“文化祭は、どんなのやるんですか?”とか、“難しいんですか?”とか聞いてくる方が何人もいま したが、そんな事を今の私に聞いてはいけません。
もちろん、私なりの勝算?はあるのだけれど、今はイメージとパワーをひたすらためる時期?
元来、気の小さい方だから、ご心配には及びませんが。
何しろ、今回の文化祭は、久しぶりの大所帯、皆の力を合わせていい作品を創っていきましょうね。(^_-)-☆



9月2日(木)  苦笑い

昔、人気のあるジャズの先生で(今は押しもおされぬ振付家で、帝劇や数々のミュージカルの振付を手がけ、教えは引退 なされたようですが・・・)、何度かレッスンを受けた方がいるのですが、その先生がある時、振付を何度やっても間違 えている生徒で、(たぶん苦笑いだったのだろうけど)笑っている(声を出していたわけではありません。たぶん笑い顔 だったのでしょう)生徒を、一喝したのに出会ったことがありました。
「私は、間違えて笑っているような奴はキライです!出てって下さい!」
一同、シーン。
空気が凍りつき、時間が止まったくらい恐かった・・・。

私自身も、その先生に慣れているというわけではなく、振付も覚えにくくたぶん間違えたりしていたから、冷や汗がツー と出ました。(-_-;)
しかし、その先生が怒ったのは、たぶん間違えて笑っていることを、不真面目、不謹慎、緊張感がない、ととらえたので 、間違えていることを怒ったのではないと思う。
苦笑い、という状態は、たぶんできない自分が可笑しいという状態で、私にももちろん経験があります。
“何でこんなに変な格好になっちゃうんだろう”とか、“私は、アタマ悪すぎる”とか自分で自分の頭を叩きたくなるよ うな状況。
思わず、笑いが出ちゃうというのもわからなくはありません。
しかし、自分で自分を笑えるというのは、ある意味、余裕がある状態。
もっと、悪意にとらえれば、“私は、自分で自分ができていない事は重々承知です。”というアピールだったり、もっと 言えば、“こんなはずじゃないのですが”という言い訳だったりするのかもしれません。
その時は、ただただ、恐い、という気持ちしかなかったのですが、教えるようになった今、先生自身も、文字通り真剣勝 負で、レッスンに臨んでいる時に、苦笑いを見て、カーッときたんだな、と少し気持ちがわかったりするのです。

ただし、私自身は、その人にはその人のペースがあり、その人にとって一番パワーが出たり、発見があったりする瞬間は 、人それぞれというのもあると思うし、必ずしも、真剣道場のような張り詰めた空気だけがいいとは思わないので(たま には、それも必要ですよ、皆さん!!(~_~;))、なるべく私自身が余裕のある受け入れ態勢でいれればな、とは思います が・・・。
何かを学ぼうという真剣さ、と何かを伝えようという真剣さが上手い具合にかみ合って、一つずつ共に進んでいけるよう に頑張っていきましょう。



9月3日(金)  丁寧口調

先生って優しいですよね、と言われたりします。
たぶん、私は、あんまり怒るのが得意でないからだと思います。
先生と呼ばれるようになって、二十年近く・・・。
これは、はっきり言った方がいいだろう、という時でも、どうも“空気が震えるほど”怒鳴ったり、雷を落としたりした事は、あまりないように思います。

私ももちろん人間ですから、感情的にムッとしたり、アタマにきたりする事はあるのですが、自分的にはかなり怒っている状態の時でも、どうもそうはとられなかったりする・・・。(>_<)
たぶん、優しいんじゃなくて、気が弱いのかもしれない・・・。
考えれば考えるほど、アタマにくると、結構スーッと丁寧口調になって、生徒に怒っているのに、
「すみませんけど、」とか、「申し訳ないけど」とかから始まってねちっこくなったりする。

過去にダメ出しや、演出で生徒を泣かせた事はあるけれど、それも、その生徒が真剣になっていればこそ、で、かなり厳しいダメ出しをしても、「そうなんですよね〜」とか笑われちゃうと、こっちも笑うしかなかったりして、最近はホント怒ってない気がします。
体育会系?の「なにやってんだ〜!!」的な一種陽性な怒り方に、ある種の憧れもあったりするのですが、性格だから仕方ない・・・。

わからないかも知れないけど、顔色が白ーくなって、丁寧口調になって、目が死んでたら、怒ってるんだから、そう思ってね・・・。(・・・とあらかじめ言っておこう?)



9月4日(土)  謎のお店

ウチの近くの例の(前のダイアリィー参照)自転車屋さんは、なんと、お婆さんの言葉通り、8月いっぱいで終わり、9 月1日から取り壊し、あっという間に木材の瓦礫の山、さら地となんてしまいました。
何か、寂しい・・・。
お婆さんは、今どこに行ってしまったのだろう?(どこかの老人ホームかしらん)
形あるものはいつか終わるといえども、柿生の一つの歴史が終わったようで、感慨深いものがあります。

さて、その自転車屋さんよりさらに3軒くらい駅寄りに、もとコンビ二の空き店舗があります。
だいたい、何故か、何をやってもダメな場所ってあるらしく、そこはわりとメジャーなコンビ二が2回も撤退し、(駅に すぐ近い所なのに、何でかわからないのですが)ずっと空いていたのです。
先日、そこに動きがあり、いったい何のお店になるのか楽しみにしていたら、思いっきり怪しい“自然食品”のお店らし いとわかりました。
怪しい、というのは、お店といいながら、ガラス張りの店舗(もとコンビニですから)のガラス一面を、まるで中を見せ ないように、チラシ(それも具体的な商品のではなく、ただ安心な自然食品・・・としか書いてない)ですべて覆い、ど うも何かを売るといったスペースではなさそう・・・。
隙間から見える様子では、パイプ椅子がいくつも設置された講演会場のような感じで、お爺さん、お婆さんを中心に十数 人が座っていて、説明を受けている時があった以外は、シーンとしている。
しかも、陳列された商品は一つも見当たらないのです。
一ヶ月くらいたった今、すべてが撤収され、またもとの空き家に・・・。
あれって、いったい何だったのでしょう?
母の話によると、今まで空き店舗になっていた同じ柿生の他の場所でも、同じような怪しいお店、会合が行われていたこ とがあるらしく、一種の宗教団体の活動か何かだったのでしょうか?
誰か、何かご存知だったら、あの謎のお店について教えて下さい?! (゜o゜)



9月5日(日)  文化祭リハーサル第一日目

11月3日の文化祭のリハーサル第1日目が無事?終わりました。
出演者の皆さん、お疲れ様でした。
やっぱり、人がたくさんいると、賑やかで楽しいね!
本厚木駅周辺しか行ったことのない私が、車に乗せてもらい、始めて、“温水”(ぬるみず)という地名の(珍しいねぇ ・・・)体育館へ。
本厚木も、ほんのちょっと入ると、思いっきり田園地帯で、びっくり!!
その周辺の景色といったら、まるで林間学校に来たみたい!!
山が、すぐそこではありませんか!
あいにくの天気でしたが、リハの終わった後の、雨上がりの、もやっている空気は、なかなか悪くない感じでした。
しかし・・・つ、疲れた・・・(~_~;)
できるだけ、無駄な時間のないように、あちらのチームをやったらこちらのチームと、ないアタマをぐるぐる使ったおか げで、アタマの中では、あの曲、この曲がぐるぐるとめぐり、かなり飽和状態。
今日は、もう店じまいとさせて頂きたく思います。ふー。(@_@;)



9月6日(月)  ロシア学校占拠テロ

ロシアの学校占拠テロの事件、あまりの残虐さに言葉もありません・・・。
犠牲者は、子どもがほとんどということで、政治的な事や、大人の自分勝手な思い込みを武力で通そうとする、しかも全 く関係のない子どもを利用するなんて、卑劣以外の何ものでもない!!
食べ物も水も与えられずに、恐怖の中で耐えていた、生存者の子どもの中には、うつろな目をしてぼーっとなってしまっ ている子もたくさん映ったし、“渇きのあまり、尿を飲んでいた”と淡々と語る子どももいて、そのショックは、尾を引 くのではないか、と心配です。
そんな中、TVの映像にチラッと映った生存者の一人の少年。
たぶん、小学校低学年くらいの小柄な男の子なのですが、戸板に横向きになって頬杖をついて、果物か何かをむしゃむし ゃ食べているのです。
ほとんどの子が、ぼおっとした目で、保護者に世話をやかれたり、泣いたりしているなかで、異色!ともいえる感じ。
その目を見ると、思いのほか澄んで、しっかりして、強い光を放ち、どちらかといえば怒っているよう・・・。
“いい加減にしてくれよ、バカな大人たちよ〜!!”とでも思っているか?のようでした。
プーチン大統領も、相次ぐテロ事件に、苦渋の表情で、その目の下は疲れでシワシワ・・・。
今まで、コーカサス地方とか、グルジアと言って私が思い浮かぶのは、“ヨーグルト”を中心とするのどかーな感じだっ たのですが・・・。
人間って、何でこんなにひどい事ができるんだろう?
次から次へ起こってくるテロや戦争の報道に、麻痺しそうになる神経にカツを入れ、澄んだ子どもの目に恥じない、少し でもまともな世界にしていく責任を、せめて、しっかり目をあけて世界を見ていかなければ・・・と思ったりしています 。



9月7日(火)  集中と客観

モダンの先生や仲間とおしゃべりしていて、たまたまバランスの話になって、“バランスは集中力だ!”という事になりました。
確かに、私もそう思う。
体の中の細かい感覚をたよりに後は、そこに集中する!

先生のお知り合いの男性のバレエの先生は、パッセのルルベ(アップ)のバランスでどこまで立ってられるか時計で測ったそうで、何と6分間だって!!
それっていったい!!(゜o゜)

その後、バランスだけじゃなくて、ピルエットや、シェネの首をつけるのは、集中力じゃないかという話しになって・・・。
私も、よく生徒の皆さんに、“一点を見て!”と言っていますが、それを見ていられない人は、或いは意識が拡散しているのでは?

まぁ、そんな事言ったら、踊りは全て集中力、振りを覚えるのなんかは、しつこいようだけれど(~_~;)、絶対集中。
ただ、集中しながらも、いろんな事に気を配りながら、客観性を持っていくという所が、やはりミソ。
舞台で、自分の踊る位置なんかは、右、左を見て合わせるというより、客観的な空間把握能力だと思う。
舞台空間のどこに自分がいるかというイメージがあればベスト。
むろん、慣れるまでは、横の人、前の人を感じて(実際横向いて見たりしちゃダメですよ)合わせて下さい。

癖で、前に出ちゃうタイプの人と、引っ込んじゃうタイプの人がいるんですよね・・・。
センター割りの時も、間をあけちゃうタイプと、センターにセンターにと寄っちゃうタイプといて、センターに近づいて言っちゃう人を、センター病とか言ったりしてましたが・・。
まぁ、いずれにしろ、集中と客観、踊りは奥が深いですねぇ。(^_-)-☆



9月8日(水)  “ママ帰ってこないの?”

行ってきました!
あの懐かしい?麻生文化会館(スタジオ公演1.2回の会場)に、原付免許の書き換え講習に。
大ホールを久しぶりに、客席から見て、何か不思議な感じでした。

講習に集まったのは、百人程度で、そこで、交通安全の映画を見ました。
あれって、書き換え時には、全国共通なのかしら?
皆さんの中にも、ご覧になった方がいらっしゃるのかもしれませんが、私は、不覚にもあまりにかわいそうで涙をこぼし てしまいました。

その題は、“ママ 帰ってこないの?”。(T_T)

物語は、兄、妹、弟の3人兄弟の母親(沖 直見が演じてました)が、ある日、買い物帰りに車にはねられたという電話 から始まります。
お父さんは、国広富之で、慌てて3人の子どもと病院に駆けつけるのですが、脳に損傷があり、母親は意識不明の重体。
一番下の子は、まだ保育園。
仕事、家事、病院とふらふらになりながら頑張るお父さんの努力もむなしく、お母さんは帰らぬ人に・・・。

荼毘にふされたお母さんの葬式に帰り、末っ子が、“ママは煙になっちゃったの?”と無邪気に聞くと、
お姉ちゃんが、“そうよ、ママは煙に乗ってお空に行ったの”。
末っ子が、手に持っていた紙飛行機を空に投げながら、
“じゃあ、飛行機に乗れば、近くに行けるのかな”
そこで、バックに流れる音楽!!(私もポジティブ2の“未来の国“で使った曲)
もう、涙ぼろぼろ・・・。
しかも、その後、母を失った一家はどんどん不幸に・・・。

結局、手のかかる末っ子を、仕事を抱えたお父さんでは育てられない、と泣く泣く、末っ子を田舎の祖母に預けることに なるのですが、仲の良い兄弟は別れが辛くて、河原で、走り去る電車に手を振り続ける・・・。
電車の中では、末っ子がこらえきれずに泣き出す。
子どもの泣き声が、本当に胸をえぐるのです・・・・。
そこで、お姉ちゃんの独白、“お母さんさえ生きてたら、こんな悲しい想いしなくてよかったのに・・・。”
ウオ〜ン!!(T_T)

交通安全目的の、あまりに狙い見え見えの映画に、ここまで涙をこぼしてしまうとは・・・。(~_~;)
しかし、会場でも、何人か鼻をすする音がしていて、(何故か男の人の方が多かった)、やられてしまったのは、私だけ ではなかったようです。

私は、完璧ペーパードライバーで、ゴールドを狙う者ですが、どうか皆さん、運転には気をつけて下さいね!!m(__)m



9月10日(金)  3点倒立

バレエレッスン前のストレッチタイム。
皆すごく早く来て、好きにいろんな事をしています。

いつもその元気さには感心している、70歳(たぶん)の今もバレエの先生をしているお友達が、いきなり壁に向かって3点倒立!!!
ヨガをやっているもうひとりの先生が、補助をしようとそばに立ってたけど、ほとんど一人で静止していました。
すご!すごすぎない??
「Y先生、何やってんですか?」
と思わず聞くと、
「年取ると、内臓が下がるからいいのよ」
とすましています。
Y先生も昔ちょっとヨガをやっていたそうで、(じゃなきゃできないよねぇ〜)、二人に、その他にも簡単なポーズをちょろっと教えてもらっちゃいました。

しかし、ポーズの形というよりは、ヨガの基本は呼吸だそうで、修行を極めた人だと、麻原じゃないけど、アグラのまま呼吸の力で、ホントに少し浮くんだって!!
でも、ストレッチとしても、いいのがいっぱいあって、私もグラハムのレッスンで教わったのとかもありました。
グラハムは、ヨガもやっていたそうで、だからだと思いますが・・・。

しかし、何といっても、バレエのレッスン前、あまり激しいのやって、それこそギックリ様が来たら困るので、遠慮させてもらいましたが・・・。
いやはや、彼女達のパワーには、本当に頭が下がります。
私も、もっともっとガンバロっと!(~_~;)



9月12日(日)  Mちゃんのお父様の訃報

一昨日の夜遅く、久しぶりの友人から電話があって、共通の友人、Mちゃんのお父様が亡くなったとの知らせ。

Mちゃんは、ウチのスタジオ公演にも参加してくれた、ジャズを始めた頃からの友人で、出会ってから20年近く!!経 ちます。
バリバリのキャリアウーマンで、二束のわらじで踊りを続けてきたMちゃんですが、最近は、仕事の方がめちゃめちゃ忙 しいらしく(私とスケジュールも合わず)、全然会っていませんでした。

踊りの方も、最近は何とジャズから、雅楽に合わせて踊る(舞うかな?)舞楽の方に(私は全然わかんないんだけど)転 向していて、その発表会を次の日に控えた日の訃報でした。(出られなくなってしまいました)
Mちゃんが、雅楽に興味を持ったのは、東儀秀樹さんの音楽からで、私も勧められて聞いたんだけど、どうも今一つ、Mち ゃんの言うように、“日本人の心に触れ、何故か懐かしくて、涙が出る”という訳にはいかず、正直言うと眠くなっちゃ った・・・。(^^ゞ

昨日、お通夜に行かせてもらったのですが、お父様は、私の父と一つ違いの80歳ということで、(生きてたら父も79 か・・・)、私の父の葬儀の時の事など、想い出してしまいました。(T_T)
その際は、スタジオの皆様にも、いろいろとお心遣い頂き有難うございました。m(__)m
ちょうど、第3回公演のリハーサルの最中、本番2ヶ月前の事で、いろいろと大変だったけど、皆さんに助けられ、無事 に舞台が出来ました・・・。

身内が亡くなるって、もちろんその時も悲しいけど、何年かたってふとした瞬間に、よみがえる喪失感もまた哀しいです よね。
とにかく、今は、お母様、お兄様(本人もお兄様も独身で、仲がとても良さそうなご家族です)もいるので、少しは心強 いはず・・・)を助けて、頑張って欲しいなと思います。
そして、亡くなられたお父様のご冥福を心からお祈りします。



9月13日(月)  りんごの実

ロシア学校占拠事件の続報を見るにつけ、新たな怒りがわいてきます。
命からがら逃げて助かった幼い子どもが、たどたどしい言葉で語る事件の全貌は、耳をふさぎたくなるような残虐さです。
ロシア政府が報道統制をかけているというのも、きな臭いし、この先いったいどうなるのかを含め、不安材料は山ほどありますが、何にせよ、子どもがひどい目にあったというのが許せません。
TVに出て、インタビューに答えられる子どもは、精神的に強い子で(それでも、きっとうなされたりしているはず・・・)、恐らく事件のショックが後を引く子どももたくさんいるに違いありません。

ロシア、北朝鮮、そしてアメリカ(加担している日本も)、イラク・・・。
世界中で、皆が、自分達の利益のみで動き、殺しあっている・・・。
人間って何でこんなにバカなんでしょう。

アダムとイブの時代に、食べてはいけないと言われた知恵の実(よくりんごに例えられますよね)を食べて、エデンの楽園を追い出された時から、神の意志にそむいた人間は、いったいどこに行ってしまうのでしょう。
使い方もわからないのに得た様々な知識は、時として、凶器となって他人も自分も傷つける。

事の真偽はわかりませんし、私は特にカトリック(親はそうだけど)信者ではないのですが、ローマ法王だけが、知っているファティマの第3予言というのがあるらしく、
その内容はたぶん、傷つけあい、殺しあう事で迎える人間世界の最期に関する事で、だから法王は病気、高齢の身でありながら、必死で平和を訴えているのでは・・・と思ったりするのです。

終末思想にかぶれているわけでも何でもないのですが、(そういえば、オリンピックのマラソンを妨害した人は、たぶんちょっと頭のネジは狂っているのだろうけれど、世の中に終末が迫っている事を訴えたかったとか・・・?)いい所も少しある人間という生き物が、破滅に向かって、突っ走っている事が、幼い子どもの目の中に、透けて見えているようで、恐いのです・・・。 



9月14日(火)  頭も体もストレッチ!

最近TVなどで、頭の体操的なクイズの番組をやっていたりしますが、
あぁいうのってどうも苦手な方です。(普通の知識を問う、タイプのではなくて)
よく、出演者は答えられるなぁと感心して見たりしています。

発想の転換、が大切で、答えを聞くと、ちょっとバカにされたような悔しさを感じたりするのですが、結局は納得してしまいます。
私って、頭固いのかなぁ〜・・・?
以前、TVでやっていたIQではなくて、人生に必要な知恵という(PQだかなんだか?忘れた・・・(~_~;)テストの番組では、大学教授や国会議員より、お笑いの人が点数が良くて、それは私なんかの盲点をついた発想で、感動してしまいました。

自分では、わりと何でもあり・・の方で?!そんなに頭固いとは思っていないのですが、
よく考えれば、あまり出世するタイプではないし、
教えの仕事も、どちらかと言えば、“伝統工芸の頑固職人”的なスタンスで、
マイク持って“押すな、押すな”の大人数をさばいていく・・・というのは性に合わないかもしれません。

よく、頭固い人は、体も硬いとか言うのですが、ホントでしょうか?
だとしたら、ストレッチして体が柔らかくなったら、頭も柔らかくなるのかなぁ?
頭固いと言えば、固定観念に縛られやすい人は、ボケやすいって言うし、どちらにしても、頭も体もやはりストレッチは大切?!という事になるのかもしれません・・・。(^^♪



9月15日(水)  隣の席

今日、レッスンの始まる前に恵比寿のハンバーガー屋さんで一人でコーヒーを飲んでボーッとしていたら、隣の席の女性 が声をかけてきたのです。
“あのーもし間違ってたらごめんなさい、増満先生の”・・?”
“?はいそうですが?”
すると、その人は、私の母の所に小学生の時にピアノを習いに来ていた同じマンションに住んでいた女の子だったのです !
何しろ親も、“先生”だし、私も“先生”、てっきり昔私がジャズを教えていた人かと思った・・・。
それで、増満先生の・・・、だったわけか・・・。
しかし、彼女が小学生、私がたぶん中学か高校の頃で、それっきり会っていなくて、よくわかったこと・・・。
しかも、実家の近くなどではなく、恵比寿で、約25年ぶり。
彼女は、小学生の頃は、かなりやんちゃで、私が、帰ってくると、私の部屋に入りたがってきかなかったりしたものでし た。
今は、留学、結婚、離婚後に一人暮らしで通訳の仕事をバリバリしている、といううわさは聞いていたのですが、実際会 うと、かすかに小さな頃の面影は残っているものの、素適な大人の女性でした。
趣味で、フラメンコを始めて、それにはまっているそうで、
“先生(母の方)には申し訳ないけど、こんなにはまるなら、ピアノじゃなくてバレエかなんかやってればよかった”と か言って笑っていました。
聞けば、私より7歳年下だそうで、私が、
“そんなに違うのかぁー”
と言ったら、
“でも、子供の頃は、途方もなく大人のお姉さんと思っていたけれど、今は7歳位年上のお友達とかもいますし・・。”
確かに、子供の頃の年の差と、今の年の差は、全然違う・・・。
大人になると、30才も40才もそんなに変わりなく、つき合えるというのはありますね。
昼休みをぬけて来ているとかで、ほんの数分の出会いでしたが、
“踊りっておもしろいよねぇ”
とジャンルは違うのですが、お互い言い合って別れました。
今は、住んでいるところも、仕事も、全く違うのに、ふとした偶然でまた会える、人生っておもしろいですね!(*^_^* )



9月16日(木)  長崎佐世保の事件、その後

長崎佐世保の小学生殺人事件の裁判が結着をみました。
加害者の女の子は長くて2年、強制施設で個室に入れられ、行動の制限を加えられて暮らすそうです。
被害者の父親、御手洗さんは、“自分にとっては、いったい何が終着なのかはわからない”と言っていました。
愛しい者を失ったやり場のない想いをいったいどこに持っていったらいいのか、この先どんな風に生きていくのか・・・と思うと本当に何も言えない気がします。

加害者の子は、泣いて甘えたりすることのない、一人遊びの好きな感情の希薄な、ある意味“育てやすい”子だったそう です。
しかし、そんな子供はいっぱいいるでしょうし、その結果他者との関係を会話で作ることの苦手で、その居場所をインタ ーネットや交換日記に求めたという分析ですが、今、そんな大人もいっぱいいるではありませんか?!!
怒りの処理も苦手で、同級生からは“おとなしいけど、怒ると恐い子”という見方をされていたとのこと・・・。
その子に限らず、だいたい事件を起こした人間を、後から、周囲の人が語ると、“普段はおとなしい”というコメントが 出てきますが、それはつまり“怒り”の感情のコントロールが出来ないという現象そのままなのでしょう。
でも、キレた時に、人を殺めるところまで、行ってしまうか、踏みとどまるかの分かれ目はいったいどこにあるのでしょ うか・・・。

今の時代、大人も子供も、人との関係を築くのが苦手で、ほんの些細な事で、限界線を越えてキレてしまう。
毎日毎日、何らかの恐ろしい事件が、山のように報道される。
その背景には、必ず、“他者との関係“を築くのが“苦手”な、独りよがり、想像力のない孤独な人間というのが浮かび 上がる。
人間というのは、“人と人の間“の生き物であるはずなのに、それが揺らいでいる現在。
佐世保事件の加害者の子供は、専門家の分析によれば、根本的に、自分の感情や欲求を受けとめてくれる他者の存在とい う自信が希薄だったとの事で、つまりは、それは“愛”だよねぇ・・・。
愛を感じる気持ちも、愛する気持ちも、希薄なまま、人としての根本が揺らいでいるから、他者との関係が歪んでくる。
いったい、どうしたらいいのか、この先どうなっていくのか、本当に恐いと思います。



9月17日(金)  不思議な力

予知能力までいかなくても、勘の鋭い人っているものです。
私の母の、歌の先生が、そのタイプで、今までにも何度もそういう予感のようなものを口にして、それが的中という事があったそうです。
ご自分でも、“私はイタコ入っているから”と笑っているそうで、歌を歌うと、その役に心からなりきれて、その表現力は半端じゃないらしい・・・。
しかし、それが、冗談では済まされない事がまた起こったらしいのです。

母の友人で、同じその先生に習っているNさんは、ずっとパーキンソン病を患っていて、四肢の震えや、体のだるさに悩まされていたそうなのですが、薬が効いて、ここのところかなり調子が良くなっていたそうです。
ところが、この2週間位お休みが続き、皆が心配していると、しばらくぶりに顔を出したNさんは、かなりげっそりして、また具合が悪そうになっていました。
本人も、何かだるい、という事で、医者に訴えたら、強い薬に変えてくれたそうで、その副作用なのではないかと言っていたそうです。

そんな時、用があって、その先生がNさんに電話をかけると、例の予感がふっとしたそうで、私の母に電話があって、Nさんが変だから、電話してあげて!の事・・・。
母が、電話をすると、電話に出るのもしんどそうなくらいの、ただならぬ様子。
慌てて、母が、今すぐ救急車を呼んで、病院に行くように言ったそうです。
結果・・・。
Nさんには、癌が見つかり、すぐ入院となりました。(回復をお祈りします・・・)

実は、その先生は、私の父が亡くなる直前、(父は病気は持っていたものの、自宅でかなり元気にしていたのです)母が主人(私の父)が風邪気味なので、様子を見て、レッスンに遅刻して行くと連絡したら、かなり強い調子で、
“今日はお休みしなさい!”と言われたそうです。
結果、その次の日には、父は入院、危篤状態となり、翌日帰らぬ人となりました。
どんな風に、予感がするのかわからないけれど、やはりその先生には何らかの力があるのだと思います。

そういえば、昔ジャズのお友達で、やはりその人のオーラが見えると言っていた人がいました。
その人の具合が悪いところが、色が違って見えるそうで、あんまり詳しく聞かなかったけど、やはりそういう力を持った人はいるのだと思います。
そういう力が、開発されて、例えば、治療に役立てるなんて事ができたらいいのに・・・とか思ったりもするけど、いずれにしても、不思議な話しです・・・。



9月18日(土)  男振り、女振り

クラッシクバレエは、女性の振りと男性の振りがもとからはっきり分かれていて、男性も女性も同じように受けているレ ッスンでも、振付の段階から、女性はこう、男性はこう、と指定があったりします。
ごく大まかに言ってしまえば、女性はたいていお姫様、男性はたいてい王子様だから、女は美しく女らしく、男は女性を 美しく見せるサポートをして、あとはテクニックがないと話しにならない。(跳んで、回って“なんぼ”みたいな・・・ 。芸術性ももちろんですが。)

ジャズは、組んで踊る以外は、あまりそういった差はないし、女性がいわゆる“男振り”、男装してびしっと踊るのもま たかっこよかったりする。
ですから、振付の先生のイメージ、曲のイメージや、衣装によって、同じ振りでも踊り方を変えないといけなかったりす るわけです。
女性が、“孤独な男“のイメージで踊る場合もあったりするという事です。(そういえば逆のパターン、男性が女性の踊 りをするというのはかなり特殊な場合だけですね・・・・)
ただ歩くだけの振りだって、長いドレスかなんかの衣装で、前後の振りの感じで、きれいな女性のイメージなら“つま先 から”床について軽やかに、スーツ着た男振りなら、わざとかかとからついて、歩幅を大きめに、とかいろいろできる・ ・・。

そんなのは、もちろん一曲踊る舞台の振りなら、振付の時のイメージでわかるけれど、たまーにコンビニネーションなん かで、何小節かだけ、振付てもらったりすると、大きな勘違いをやらかしたりする・・・。
過去に、男性の先生のレッスンのコンビネーションで、そんな事があったのです。
私の思い込みだったのかもしれませんが、これこそは、“男振り”と思い、いかにかっこよく踊るか、とか意気込んで踊 り、レッスンの後に、先生に、
“この踊りの衣装を考えるとしたら、どんな感じですか?”
と質問したら、
“うーん、セクシー系ドレスかな?”
え???
女性の振りなの?
慣れ親しんだ先生じゃなかったからか?(・・・と言い訳する)はたまた、男性が振付た女性の振りだったからか?(先 生のせいにするわけではないけど・・・)とにかく私は大きな勘違いで踊っていたわけで、たいそう恥かしかった・・・ 。(~_~;)
まぁ、とりあえず、何でもできないとダメなのが、ジャズで、何でもできるのが楽しいジャズであるわけです。



9月20日(月)  男振り、女振り 2

男振り、女振りで、思うのですが、ジャズダンスの後に世に広まったヒップホップなんかを見ると、思いっきりの“ユニ セックス”状態ですよね・・・。
着ているものも、振付も男女の性差はほとんどありません。
まぁ、踊り自体が、イメージ云々というよりは、曲のリズムの刻みかたや、技の表現で、踊っていたら楽しいとは思うし 、たまに一曲くらいはさまるならいいけど、個人的にはやはり舞台向きとは思えませんが・・・。
男でも女でも、かっこよければいいわけだし、そのかっこよさというのも踊るその人が作り出すニュアンスで、(もちろ ん技の練習というのはあると思うけど)個人のセンスだけが勝負の世界なのかもしれません。

ちょっと話しはずれますが、ある意味、男性の方が、女性、または理想の女性がわかったり、女性の方が男性のかっこよ さ、理想の男性がわかったりすると言うのもあると思います。
歌舞伎の女形なんかの魅力は、男性だからこそできるという話しを聞いたことがあります。
踊りにしても、男性の方が、女性の魅力を活かせる振付をしたりする場合もあります。
宝塚の男役なんかの踊りは、本当の男性なら絶対にしないだろうけれど、かっこいいという独特の世界ですね。

さて、男女の役割がきっちりと決まり、表現形式も決まっているクラシックから、少しその境界を超えた群舞だったり、 女性の男振りなんかがあるジャズやショーダンスの世界、そして全く境界のないユニセックスのヒップホップまで、踊り の中でもいろいろな変遷があるように思います。
きっとそれは、社会自体の変遷にも関係があって(たぶんそれはファッションなんかにも投影されている)、男らしさ、 女らしさの定型が求められた時代から、個人の能力、センス、人間そのものが求められる時代に・・・というのと似てい る気がします。
実生活において、どうのこうのとは思いませんが、踊りにおいては、やはり定型もでき、イレギュラーもでき、踊り手そ のものの人間、センスにも魅力がある・・・というのが私の理想であることは言うまでもありません。



9月21日(火)  整形

バレエでいっしょのYちゃんは、パッチリお目目で、笑顔が華やか。
難を言えば、確かに歯並びが今一つだけど、別に私は気になるほどとは思っていませんでした。
ところが、何か最近感じが変わったなかな?と思ったら、歯並びを矯正中だそうで・・・・。
今の歯列矯正は進んでいて、昔のように金属の金具が歯に一面・・・というのではなく、透明なプラスチックのようなカバーをかけているだけで、近くに寄ってじっと見なければ、全くわかりません。
本人曰く、朝から晩まで、鈍痛がしているそうで、美の追求はやはり容易ではないようです。
しかも、それが終わったら、今度は、アゴの外科手術をするそうで、歯に合わせてアゴを広げ、出っ張っている部分を削る!そうで、そうなったらもちろん入院して、(4日ほどですむそうですが)一週間はレッスンもだめ、その後腫れがひくまで一ヶ月、かなりの大事になりそうです。

いったい何でまた?と思ったら、何ヶ月か前、アメリカに行ってレッスンを受けた時に、向こうの人は、歯列矯正なんかは当たり前らしく、人前で踊るのに、そんな事もしてないのか!とかなりバカにされてしまったそうなのです。
彼女曰く、“歯並び治して出直して来い!”といった感じだったそうで・・・。
う〜ん・・・。
そんなもんなんでしょうか?
それで、日本に帰ってきたら、友達でやはりアゴの手術をしたバレリーナがいて、よい医者を紹介してくれたので、思い切ったという事です。
ちなみに、費用は全部合わせて、90万円!!
自己投資だと思ったら、安いし・・とかYちゃんは言っていました。
まぁ、それで長年のコンプレックスがなくなって、しかも美しくなるならいいのかもしれないけれど、どうも私は古い人間なのか、整形というのには、ちょっと抵抗もあります・・・。
今だって、全然キレイなのにな・・・。

もう一つ、これは、本人には言えませんが、整体を勉強した別の友人曰く、股関節と顎関節というのは密接な関係があるから、アゴを手術すると、たぶん股関節の感じも変わるはず!ということで、ダンサーにとっては、安易にはできないらしい・・・。
まぁ、美しくなる、それで前向きになる、と言う面では、とてもよいことだし、ただの杞憂に終わることを願うのですが、周りの若い子たちは、皆興味深々、私もやりたい・・・ぐらいの感じで、そんな反応にも、ちょっぴりビックリしている私でした。(@_@;)



9月22日(水)  解放区

人は、皆、自分を解放できる場所がないと生きていけない・・・といったような一節が、昨日読んでいた小説(池袋ウエストゲートパーク3 骨音 石田衣良著)に出てきて、本当にそうだと思いました。
(この本が原作になったTVドラマも前に放映されていましたね・・・。私はドラマは見てないけど、主人公マコトの視線は愛に満ちていて、生きる力を思い出すことのできる、なかなか暖かい本です。)

日常生活で、生きて行くことは、誰でもみんな多少は、シンドイ部分があって、気がつかないうちに自分の中に澱のようなものがたまってくる。
或いは、仕事をしていくうちには、ある意味、鋳型のようなものに無理やりにでも自分をあてはめ、その形になって頑張っていたりする。
もちろん、中には、完璧にマイペースを貫き、何のストレスもない、という人もいるのかもしれませんが、やはりそれは数少ない人で、人間は一人では生きていけないくせに、人と関わるだけで、何か疲れたりするやっかいな生き物であることも事実だと思います。

自分を解放できる、そして、自分を取り戻す場所、というのは何でもいいわけで、私にとっては、それがやはり踊りなわけです。
しかし、考えてみると、日常のほとんどを踊りで費やしている私にとっては、踊り故に抱える澱もあるわけで、一見矛盾するようですが、やはり自分を取り戻せるのは、自分が踊っている瞬間だったりするわけです。
踊っている瞬間、或いは自分の身体と向き合って汗を流している瞬間、決して孤独ではなくて、でも一人でいられる。
他との関係においての“自分”でなくて、本当の自分でいられる。
そして、できない自分、思うようにならない自分の身体さえ、何かいとおしく、謙虚に何か絶対的なものに向かい合える気さえするのです。

そして、そうやって自分を取り戻すと、日常の景色が少し変わり、他への視線が少しだけ暖まっていたりする。
踊りのために闘える・・位の気持ちになっていたりする。(大げさか・・?!)
そして、踊りをしに、私のもとに来てくれる皆さんにとって、少しでも、そんな解放できる場所、自分を取り戻せる場所であってくれれば・・・と思ったりするのです。



9月25日(土)  放火?

急に涼しくなったと思ったら、風邪っぽくなってしまいました・・・。(>_<)
やれやれ・・・。

さて、今朝、いつものように自転車に乗って駅に向かい、新しく契約した(例の自転車屋さんは、もうすっかり壊され、 さら地状態です。なんか寂しい・・・)自転車置き場に自転車置こうとしたら・・・。
なんと、パトカーが止まって道をふさぎ、白いロープが張られているのです!!
何!???
“入れないよ!”と警官の声。
っていうか、じゃ、この自転車はどうしたらいいの?

・・と自転車屋さんのお母さん(今度の自転車屋さんは、たぶん私と同じ位の年の男性で、でも、頭のてっぺんがすっか り禿げていて、仕事のやる気があるんだかないんだか・・・?という感じの、引きこもりのまま大きくなっちゃった?と いう感じ。おそらく独身で、いつもしっかり者のお母さんが、会計等を担当し、自転車置き場の下でリサイクルショップ を営んでいるのです)が、慌ててとんで来て、
“とりあえず、こちらへ止めて下さい”と奥の駐車場へ案内してくれました。
いったい何が起こったの?
と見上げると、二階にある自転車置き場が、黒こげで、下のお店もびしょびしょ!!
火事だ・・・!!
“放火ですか?”と尋ねると、
“火の気のないところですからねぇ・・。”との返事。

表の道から、ひっこんでいるため、夜などは、よく若者がたむろっていたりするらしく、そうした若者の煙草の不始末か 、或いは悪意の放火ということらしい。
でも、昨夜は雨で、火の不始末っていったって、消えるよねぇ〜?
やっぱり放火かしらん?

しかし、昨夜の雨で、よっぽど自転車乗るのやめて、置いていこうかと思ったけど、傘さして乗ってってよかった・・。 雨に負けて、置いていった人の自転車は、黒こげ・・・!!
やれやれ、恐ろしい世の中です・・・。



9月26日(日)  振付地獄???

市民文化祭の振付も大詰めを迎え、参加者の方々も、頭ぐるぐる(@_@;)、身体へとへと?ではないかと思います。
しかし、皆で一つの舞台を創り上げていくのは、なかなか貴重な体験で、悔いのないように、ぜひ一緒にもうひと頑張り していきましょう!!
今回、参加されていないあなたも、次回は、是非ごいっしょに!

さて、振付も残すところあと少し(ホントは今日で上げたかったけど・・・(-_-;))、私としては、やっとめどがつき、 楽しく、苦しい“振付地獄??”から抜ける道が見えてきたところです。
よく言うのですが、私は、家に仕事を持ち込まない?方で、振付も、めったに家考えたりしないのです。
私の先輩も、“家はそういう場じゃない”と言っています。
一方、私のもとの師匠は、どうやらお宅で、しっかり踊って振付を考えていらっしゃった事があるらしく、(いつもかど うかはわかりませんが・・・)一度、何かのビデオをお借りした時に、お家の居間らしき場所で、しっかりと稽古着を着 て、しかも頭にはバンダナまでした!!先生のお姿がちらっと映っていて、何度も巻き戻してしっかりチェック!
生徒間で秘かに話題になったことがありました。(^。^)

家で考えないで、どこで考えるかと言えば、基本的には、振付期間中は一日中、ふっと頭に浮かんだ時ですね・・・。
集中して、ぐっと決めてしまおう、というのはドトールが多いかも・・・。(^^ゞ
振付を始めた頃(15年以上前)は、たったの一小節を考えるのに、脂汗たらたらで、家のタンスや机の間でドタンバタ ンして、(何しろマンションなので)近所迷惑もはなはだしいありさまでしたが、最近では、キーポイントになる振りや ポーズを、鏡で見て、後は音を吐くほど?!聞いて、頭の中で映像を見る・・・というパターンが多いようです。
どうしても私は、“音先行”で、特にジャズなんかは、音の感じ、色にイメージ、振りを合わせることにこだわりがあり ます。
先日のレッスンで、Mさんは、非常に無邪気に、“音に合ってる!!”とか言って喜んでいましたが、
私としては、“合わせて創ってるんだよ!!(-"-)”(その場でも、そう言ったけどね。(~_~;))

まぁ、いずれにしても、振付期間中(日常のコンビネーションも含め)は、宿題とおもちゃ?を抱えているようで、楽し く、苦しい、一種の業みたいなものかもしれません・・・。



9月27日(月)  公演創り

舞台創りの楽しさは、いろいろありますが、それがウチだけの公演、2時間近くの舞台ともなれば、規模も違い、大変さ、楽しさもひとしおです。
過去3回、自分で主宰したスタジオ公演で、何が一番きつかったかと言えば、資金繰り?(゜o゜)以外は特に思い出せないくらい、終わってしまうと楽しいことばかりだった気がします。
よく考えれば、2回目も3回目も、自分の体調的には絶不調で、ギックリゴシーンの真っ只中で、歩くのもキツイくらいだったのですが、不思議なもので、本番というのは何とかいけてしまうのですよ・・・。(細かい事は抜きにしよう?!)

生徒として参加した、過去のジャズのスタジオ公演では、ホントに楽しいことばかりで、若かった事もあり、全精力を傾けて燃えました。(~_~;)
公演となれば、いわゆる雑務も膨大で、係りとしてその一部を生徒がやらせてもらったのですが、私はずっと広告担当でした。
まぁ、衣装は全く無理(@_@;)、スケジュールも何しろ家が神奈川で(スタジオは新宿)あまり動けない、DMといって、公演の案内を出す係りも、悪筆の私は使えないし(^^ゞ・・・と唯一使えそうだったのが、広告だったのかもしれません。(他にもプログラム係=公演チラシ、パンフレットの作成の雑務担当や、チケット係=チケットを公演メンバーに配布し、その販売状況を管理、などがあった気がします)

時代がよかったのか、広告も(バブルがはじける前の事で・・・)お願いして回れば、かなりの企業、お店が快く、公演パンフレットに広告を載せて下さり、その広告収入が、何と50万円を越える快挙だったんだよ!m(__)m
一応、企画書なんかを作り、公演の主旨や、内容を説明し、配布プログラムであり、観客動員数もこのくらい見込まれるので・・・みたいなトークをがんがん押して?広告をとって来る・・・・というのが仕事の内容でした。
メンバーのコネで、話がついている所は良いのですが、全くの飛び込みで、トーク命で、頂いた広告もあり、それなりにやりがいがありました。
あと、宣伝も担当で、新聞や、雑誌で、タダで宣伝を載せてくれるところを探したりもしました。
しかし、後年、自分で主宰した時には、バブルもすっかりはじけきり、世の中不景気で、あまり知名度のないジャズダンスの公演に広告を出してくれるところもなかなかなく、私自身も、そうしたノウハウを生徒に伝え、動いてもらう事もあまりなく(声はかけたけど・・・)、今になってちょっと反省したりしています。

今から思えば、過去に、公演創りのノウハウの一端を少しでも手伝わせてもらった事が、私にとって貴重な体験だったな・・・と感謝しています。
次回(いつになるかは、未定ですが、絶対またやります)公演の際は、特に前回あまり熱心に動けなった宣伝の分野にも力を入れ、一人でも多くの観客を動員し、熱い舞台を創りたいな・・なんて思っています。(*^_^*)



9月28日(火)  枕草子?!

私は夏生まれのせいか、夏が一番好きです。
今年の夏は、異常なくらい暑くて、さすがにあきれたけど(~_~;)、暑い時に動いて汗かくのが好きだから、結構嬉しかった・・・。
ただ、蒸し暑いばかりで天気の悪いのは、あんまり好きじゃないけど・・・。
いかにも、夏〜!といういいお天気の日は、何もなくても、なんか張り切ってしまったりします。

次に好きなのは、冬のいいお天気の日。
空気が、ぴんと張り詰めたようで、でも穏やかで風がない、お正月みたいな?お天気が好きですね。
寒くても、いっぱい着れば暖かいし、空気が澄んでて、気持ちもひきしまってきます。

さて、今はもう秋。
どうも、季節の変わり目には弱く、早速風邪気味になった私ですが、やはり秋は何か寂しい・・・。
あんなに暑かったのが、嘘のように涼しくて、長雨なんか降ると、理由なく、寂しい気分になってしまうのはいったい何故なんでしょう。

キライなのは、春です。
空気が緩んできて、暖かくなり始める3月くらいが、一番キライです。
心の奥がさわさわして、落ち着かないし、移動や、さまざまな環境の変化、お別れがいっぱいあるからかもしれません。

まぁ日本は四季があって、いろんな気候を楽しめるのがいいところなのですが、最近は異常気象か、季節の変わり目も心なしかずれて、ヘンな感じ・・・。
春はあけぼの・・・夏は夜・・・(昔、意味も考えずに暗記したっけ・・)と日本ならではの季節を愛した清少納言も、びっくりの日本にならないように、“地球がんばれ!”といったところでしょうか?!



9月29日(水)  反復練習

只今、文化祭リハーサル真っ只中のスタジオですが、もちろん通常のレッスンは普通に進んでいます。
昨日、レッスン前、誰もいないから、皆来ていないのかと思ったら(確かに来ていた人も消えていて・・?)、上の階か ら妙な?声が・・・。
“ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ・・・”
“???”
階段を上がっていくと、踊り場の狭いスペースにみんな集合して、自主練習中!
えらいじゃない!!(^。^)

何かその真剣さがうれしくて、思わず、
“やる気満々でいいじゃない!”
と声をかけたら、
“いえ、そんなんじゃないんです!!全然覚えてないから。”とSさん。
カクッ、なんだ・・・そんなんじゃないんかい?(~_~;)
(先生に何か言うとすぐダイアリィのネタになっちゃう、と言われそうですが・・・。(^^ゞ)

しかし、真面目な話、やはり振付を覚えて、まして舞台で踊るとなれば、反復練習は不可欠であることは言うまでもあり ません。
一回覚えたらいいというわけではないし、それから、いろいろな事に気を配り、練習し、自分のものにしていく事が大事 。
練習で、100パーセントと大丈夫と思っても、その成果が、舞台で70パーセント出れば“御の字”とよく言われます 。
ということは、やはり練習では、120パーセントのつもりで励みなさい、という事なのでしょう。
しかし、反復練習というのは、すごいもので、舞台で頭が真っ白になっても、ある程度練習していれば、身体が自然に動 いてくれたりするものです。
昔、私の友人がまだ若い頃、舞台で緊張のあまりか、頭が真っ白になって、振付がとんでしまい、楽屋に戻ってきて大泣 きしていたことがありました。
友人皆で、“そこなら、そんなに目立たないし大丈夫だよ”とか、
“気にしてもしょうがないじゃない?”とか、さんざん慰めたのですが、後でビデオを見たら、何のことはない、その子 は、頭は真っ白でも身体はちゃんと動いていて、全くちゃんと踊っていたことがありました。
なぁんだ、心配して損した・・・。
・・・ということもあるので、時間さえあれば、何度でも、そして頭の中のイメージトレーニングでも反復することは重 要だったりしますよ・・・。
どうせやるなら、全力投球、やる気満々で行こうじゃありませんか?!



9月30日(木)  蛾

私の家は、マンションで、10階にあり、しかも裏に山のような自然が残った場所があるので、鳥もいっぱいいるし、虫もいっぱいいます。
前に遊びに来た友達は、都会育ちのせいか、本物のウグイスが鳴いていたのに、“どっかがテープで流してるんだよ!”とか言ってました。(~_~;)

近頃は秋も深まり、夏のセミとは一味違った?虫が多発しています。
先日、夏の間はセミが飛び込んで、バタバタ暴れていた、エレベーターを降りて家のドアまでの廊下に、びっくりするような大きな蛾が落ちていました。
一瞬、ぎょっとして、バタバタ飛んだらどうしよう・・・と思い、こわごわのぞいたら、もう死んでいて動かない様子でした。
帰宅したとたん、母が、“見た?”
と言うから、
“うん、蛾でしょ?”と言うと、辛そうに、
“あれを、どうするかよね・・・。”
確かに、さわるのは、ムリ!という気持ちの悪さ。
しかし、そのままにしておくのもどうなの?ということなのですが、我が家のまん前というわけではないし・・。
“あの蛾の前のウチは?”
“それが、ほとんどいらっしゃらないのよねぇ・・・。”
“う〜ん”
“男の人がやってくれればいいのよねぇ。”と男手がないウチは、早くも責任回避。
結局、次の日曜日に行われる、マンション一斉の掃除の日に、どなたか男の方にお願いしよう、ということになりました。
それまでに、どなたが取ってくれれば、いいし・・・ということだったのですが・・・。
それから5,6日たった今日も、まだ廊下には、相変わらず蛾が存在を主張しているわけで・・。(^^ゞ
図鑑を見たけど、どうもどの蛾かは、特定できないのですが、かなり大きくて(全長15センチ近い)そうそう見るタイプではない(私はね・・・)ことは確かです。
どなたか、ご存知の方、名前教えて下さい。(もしかしたら、ウチのそばには、こんなのいっぱいいるよ・・・と言う方ばかりだったりして?)(@_@;)



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