YUKO MASUMITSU JAZZ DANCE STUDIO

 2005年 3月


3月2日(水)  Sさんの乳癌闘病秘話?!

乳癌が見つかって、しばらくお休みしていたSさんが、久しぶりにモダンのレッスンに顔を見せてくれました。
他の曜日のレッスンには、すでに復帰していたそうで、もう全然元気そのもので安心しました。
幸運にもリンパの方には、転移が見られなかったそうで、片方の乳房の下半分を切除したそうです。
本人曰く、「こっちの下半分をこう切ったんで、ちょっと位置が違うでしょう?」
しかし、ピッタリした稽古着を着ていた上から見た目には、それもほとんど気にならない程度で、本当によかっ たよかった・・・。

レッスンの後のお茶で、手術談を含め、いろいろと話しを聞いたのですが、前向き、好奇心全開のひょうひょう としたキャラクター、B型人間の彼女によると、全てが明るく聞こえる!!
自分であれっ?と思って病院に行き、その後、組織検査を、部分麻酔で行ったそうです。
その時は、目が覚めている状態なので、カチャカチャいうメスの音や、自分の皮膚がひっぱられるのがわかって 、大変おもしろかった!?そうです。
その結果、先生が「ちょっと悪いものがでちゃったねぇ〜」
とのことで、手術が決まったそうです。

入院の際、病院で着るガウンには、何と、コマの舞台の時に使ったもので、個人買取になっていた衣装を着たそ うで!!
確かに、膝丈より少し長い程度、前開きで、打ち合わせになっているその衣装は、舞台の時から、
「これって、バスローブみたいだよねぇ」
と皆で秘かに言っていたのですが、まさか、それを病院のガウンに本当に使うとは!
色は、生成りっぽい白なのですが、素材がレースで、
「やっぱり、ちょっと目だっていたみたい」
だそうです。(^_^;)

さて、手術という事で、ストレッチャーに乗せられたら、彼女曰く、
「これって、ER、救命病棟の世界だ!!」
実際の手術の時は、「数を数えてください」との声と同時に意識が飛んだそうで、次に目覚めたら終わっていた そうです。
そこで、ウンチク人間(おっと失礼、全ての事に造詣が深い)S君の注釈によれば、
「理想的なのは、1から数えて7くらいで意識がなくなるのがいいんだって」とのこと。
(何で、そんな事まで知ってるの?(~_~;))
そして、目が覚めたら、早速ベッドの上で、手が上がるか確かめてみたところ、脇の方を切っていないので、問題なかったそうで、本当によかったねぇ〜。

その他にも、放射線を照射するために、身体に直接、線を書かれ、一ヶ月くらいそのままでいさせられたそうで す。
その状態の胸の写真を、記録として、携帯で自分で撮ったそうで、見せてくれました。
バックに花が加工されたその写真は、妙にアーティスティック!!
が・・・友達にメールで送った!?って言ってたけど、これを送られても・・・????(~_~;)

とにかくも、Sさんの健康と、前向き、元気な精神に拍手!でした。



3月3日(木)  我慢強さ?!

先日、バレエの更衣室で、次のクラスを受けるために来ていた方が、次のクラスを教えているM子先生に、
「先生、ちょっと怪我しちゃって・・・」
と言っていました。
「どうしたの?」
「それが、昨日、ちょっと足をぶつけちゃったんです。そしたら腫れて歩けなくなっちゃって・・・。でも朝起きたら平気そうだったから今歩いてきたら、また痛くて・・・」
「そっか、それは病院行ってレントゲン撮ってきた方がいいよ。それで今日は帰ろうか?」
せっかく、来たのに、とちょっと不服げなその生徒さんに、M子先生は、きっぱりと、
「ダンサーは、ちょっと変だから、普通の人なら痛くて歩けないところを、痛くても平気で歩けちゃったりするからね。」

確かに・・・と思いました。
痛さの感じ具合というのは、人それぞれです。
ダンサーというのは、初期の段階からハードな訓練、怪我や故障を乗り越えて来ているので、結構、痛みに鈍いというか、必要以上に我慢強くなっちゃったりしている。
痛さというのは、身体の危険信号の場合もあるのに、ある意味で、マゾ的な、身体をいじめてナンボみたいなところがあったりする。
本当に危険な状態も、気力で乗り越えてしまって、取り返しのつかないところまで行ってしまったりするものです。
何故痛いのか、どんな風に痛いのか、注意深く身体の声に耳を傾け、必要ならば検査をして、自分の身体を大切にすることは大事な事です。
(ちょっぴり、自戒!)

しかし、ご夫妻で教えておられる先生方、旦那様(こちらに普段私はお世話になっています)は、穏やかで口調も丁寧、イギリス紳士のようです。
奥さまのM子先生は、美形でスタイル抜群、見るからにバレリーナで可憐な感じなのに、話されると、「頼りがいのあるお父さん」?!みたいになってしまうギャップがとてもステキでした。



3月4日(金)  スーパーウーマン

母が先日、ばったりと大学の時の同級生に会ったそうです。
その友人Hさんは、現在に至るまで(母の同級だから、もうすぐ70歳)ずっと趣味で社交ダンスを踊っていて、(いつも持ち歩いているのか?)先日踊った衣装の写真を見せてくれたそうです。
昔から、祖母(母の母)に、
「Hさんは、姿がいいねぇ」
と言われていたそのままに、すっと背筋がのび、スタイルがいいままで、パンツスタイルに派手めなジャケットを合わせて、目だっていたそうですが、
「この前、白内障の手術をしたら、自分の顔のしわが見えちゃって、これじゃ、皆が派手だって言うわけだわ、と思ったわ」
と笑っていたそうです。(^_^;)

「なに、じゃ、いいとこの奥さまなの?」
と私が尋ねると、これが大違いで、Hさんにはそれはそれはいろいろな苦労があったらしいのです。
若い頃に結婚した旦那様が、腰を痛め、半寝たきりになってしまい、それを苦に荒れ狂う毎日。
母や友人連中が、
「別れちゃえばいいのに!」
と気をもむ中、二人の子供を抱え、「写譜」(オーケストレーションの楽譜をパート別に楽譜に起こす仕事)で一家を養い、ご主人が亡くなると、今度はお姑さんの介護をし、今は、ぐれてしまった後、やっと御寿司屋さんで働くようになった未婚の次男と暮らしているそう。
次から、次へと襲う面倒を全て抱え、それでもしゃっきりと背筋をのばして生きているスーパーウーマンだったのです。
母に言わせると、
「ああいうしっかりした人ほど、周りがみんな甘えちゃうのかしらね・・・」
という事ですが、そんな苦労の中でも、踊りを続け、今も輝いているって本当にカッコイイねぇ。
ちょっと会ってみたい気がしました。



3月5日(土)  魔の“クイックタイム”!

3月5日(土)  魔の“クイックタイム”!
実は、ここ一週間くらい、ある動画を見るために四苦八苦しています。
ルリママから聞いたバレエコンクールの映像が見れるというので、探してみたら、「動画をご覧になるには、“ クイックタイム”が必要です」とあるのです。
Windows XP には、そんなものはないぞ・・・?と思いながら、早速ダウンロードにとりかかりました。
ところが!!
ちゃんと、指示通りにやっているのに、(ホントだってば・・・)これが、何度やっても上手くいかないのです。

“ダウンロード おめでとうございます”となって、その後にセットアップ(??)という作業に入ると、棒グ ラフみたいのがさっと現れたとたん、消えてしまい、その後はウンともスンとも言ってこない。
パソコンに詳しい友達に電話をしたけど、セットアップになったら、後は指示してくる通りに、イエス、イエス ってやってればいい、と言うんだけど、それが何にも言ってこないんだってば・・・!!(-_-)

とりあえず、デスクトップにクイックタイムの変な時計のマークみたいのが出てるから、それを使おうとしても 、ファイルが見当たらないとか言われちゃうのです。
もう!ちゃんとしてよ〜!!(-_-;)

動画見たさに、検索で、パソコンのトラブルのサイトや、質問コーナーをさまよって、拡張子がどうたら、こう たらとかさんざん見たけど、全然わかんない!(@_@;)
まるで、宇宙人の話しを聞いてるみたい。(-_-;)

明日から始まる、4月3日のカルチャーの発表会の振り付けは考えなくちゃいけないし(~_~;)、音は録音しなく ちゃいけないし、キッズクラスの衣装はやらなくちゃいけないし、やることは山積みなのに・・・。
クイックタイムのせいで、時間がどんどん過ぎていくのです。
悔しい〜!!
誰か、これが原因だ、と分かる人教えてちょ〜らい!m(__)m



3月6日(日)  魔の“クイックタイム”その後

クイックタイムに苦しめられている事を書いた昨日のダイアリィをアップしたとたん、ルリママから電話。
旦那様のアドバイスもあり、ダウンロードできないのなら、プログラムの“アップデイト”なるものをした方が よいのでは、ということ。
やぁ、持つべきものは、頼りになる親切な生徒さん(^^ゞ、(有難うございます)と早速ウインドウズの教えても らったページに行って、やってみました。
何しろ、このパソコンになってから、1度もそんな事したことがなかったので、更新するプログラム22個!と かで、その時間のかかること・・・。(~_~;)
途中、パソコンが何かカチカチ考えていた?かと思うと、作業がぱたっと止まり、その後ウンともスンとも言わ ない、いわゆるフリーズ状態に!
どうも、原因が半端にダウンロードされたクイックタイムにあるらしい、と1度、強制的に終了し、それをゴミ 箱に捨てて、また最初から・・・。
果てしない悪戦苦闘の約3時間の末、やっと、めでたくすべてのプログラムがインルトールされた、という表示 !
やった!!(T_T)
これで、クイックタイムが見れる!

しかし。
それでもやはり、クイックタイムは、ダメだったのでした・・・・。(>_<)

その後、念のため、勇気を奮って?インターネットセキュリティをいったん外してやってみたり、いろいろやっ てみましたが、ダメ・・・。
しかも、その最後にダウンロードした、半端なクイックタイムの悪さなのか、時を構わず、クイックタイムのセ ットアップ云々という表示がちらちらと出没し、今まで見た事もない表示が数多く出没。
ゴミ箱に捨てようとすると、また、セットアップ云々だから何とか、ともうこれは、クイックタイムの祟りとし か思えない?!(半端クイックタイムのアイコンは、結局捨てられました。)

パソコンの迷宮?!を力は全くないけれど、勇気だけがある?主人公?私は、様々な冒険を重ね、旅していくの でありました・・・。(酔っている場合か?(-_-;))
それでも、クイックタイムを手に入れ、何とか動画を見たい、ともうこれは、私の執念です。
いつの日か、晴れてクイックタイムをインストールし、踊りの動画を見てやるんだ!(-_-)



3月7日(月)  バナナと飛んでったバナナ

今朝バナナを食べていて、ふと思ったのですが、バナナの皮ってすべるって言うけど、本当なんでしょうか?
よく、昔のマンガなどで、バナナの皮を踏んですべって転ぶシーンとか、転ばせようとわざと皮を置いておく、とかいうのを見た気がするのですが・・・?
そういえば、子供の頃、外でバナナの皮の落ちているのを踏んでみた事があるのですが、その時はすべらなかった。
やってみたことありますか?(最近、外にバナナの皮が落ちているのを見かけません)
しかも、バナナの皮が路上に落ちているということは、誰かが外でバナナを食べたということ?
???

バナナと言えば、私が子供の頃、大好きだった童謡で、「飛んでったバナナ」という歌があります。
私くらいの世代の方なら、「みんなのうた」なんかでご存知なのでは?
あの歌は、実はストーリになっていて、とても長く、おもしろいのです。
思い出したら、非常に懐かしくなって、つい調べてしまいました。


バナナがいっぽん ありました
青い南の 空の下
こどもが二人で 取りやっこ
バナナがツルンと とんでった
バナナはどこへ 行ったかな
バナナン バナナン バナァナ

小鳥がいちわ おりました
やしのこかげの すの中で
お空を見上げた そのときに
バナナがツルンと とびこんだ
羽もないのに ふんわりこ
バナナン バナナン バナァナ

きみはいったい だれなのさ
小鳥がバナナを つつきます
これはたいへん いちだいじ
バナナがツルンと にげだした
食べられちゃうなんて やなこった
バナナン バナナン バナァナ

ワニがいっぴき おりました
白いしぶきの 砂浜で
おどりをおどって おりますと
バナナがツルンと とんできた
おひさまにこにこ いい天気
バナナン バナナン バナァナ

ワニとバナナが おどります
ボンボコツルリン ボンツルリ
あんまり調子に 乗りすぎて
バナナはツルンと とんでった
バナナはどこへ 行ったかな
バナナン バナナン バナァナ

おふねがいっそう うかんでた
おひげはやした 船長さん
グーグーおひるね いい気持ち
お口をポカンと あけてたら
バナナがスポンと とびこんだ
モグモグモグモグ 食べちゃった
食べちゃった 食べちゃった


昔の童謡は、本当に楽しくて夢がある、と思います。
最後の、食べちゃった、食べちゃった、のところなんて、画面のアニメの画まで覚えている気がします。
懐かし〜!!(*^。^*)



3月8日(火)  ラ・シルフィード

一昨日の日曜日、教育TVで、パリオベラ座バレエの「ラ・シルフィード」をやっていました。
ご覧になりました?
モダンのクラスの友人達も、先生も結構見ていて、その話しに花が咲きました。

友人の1人Bちゃんの、お嬢さんNちゃんもバレエを始めたので、見ていたそうですが、あの独特のスコットランドの男性の衣装(スカートになっている)が不思議でならなかったようです。
しかも、腰には、ポシェットのようなものがついている。(あれは私もちょっと不思議?!)
「あれはなあに?中には何が入ってるの?」
とさかんに気にしていたそうです。
(私は、中に何が入っているまでは、気にしなかった・・・。う〜ん、子供ってやはりおもしろい!)
魔女の役をやっていた男性(だよね?)には、
「あの人、おじいさん?おばあさん?」を連発していたそうです。

一方、Hさんは、男性ソリストの首が長すぎるのが不満だったらしく(長い分にはいいように思うけどねぇ・・・?)「やっぱり、身体のバランスってあると思う。男性としてセクシーさにかける・・・」
とちょっぴり辛口。
妖精達が、かなり高い位置で、宙を飛ぶ演出には、私もちょっとびっくりしたので、
「猿之助のスーパー歌舞伎状態」と命名。(~_~;)

いつもわりと辛口批評の先生は、
「シルフィードの人は、踊りはきれいだけど、シルフィードの顔じゃない!あれは、黒鳥の顔だ!」と断言!?
(確かに、キツイ顔立ち・・・)

さすがオペラ座で、一糸乱れぬ群舞はもちろんですが、皆足先の使い方がとくに美しく、細かい足技は完璧でしたねぇ。
しかし、私が、どうも不思議なのは、筋立て自体の「妖精って死ぬんだろうか?死んだらどうなっちゃうわけ?」というところで、そう言ったら、
「子供のNちゃんじゃないんだから。そういう話しなんだよ!」と言われてしまいました。(^.^)
しかし、またもや、この話しも、婚約者がありながら不実な男の浮気話で、ホントにクラッシックの作品の男ってどうしよもないのばっかり・・・。
男性が創っているから、かえって同性に厳しいのかねぇ???



3月10日(木)  大丈夫、幸せになろう!

一昨日、フランスに音楽の勉強で留学しているRisaが一時帰国しているので、一緒に飲みました。(ジュースを !(^.^))
Risaが、私のクラスに来ていたのは、彼女が、高校生の頃、留学する前の事です。(もう8年も前になる・・・ !(^^)!)
芯の強い、賢いお嬢さんというイメージだった彼女が、自分の道を選択し旅立った後も、帰国するたびに大人に なって顔を見せてくれることは、私にとってとても嬉しい事です。
今回は、彼女とほぼ同年代のスタジオのMINAとMINEも一緒に飲んだのですが、3人とも、それぞれに成長し、大 人同士の話しができる素適な女性に育っていることをあらためて感じ、何だか嬉しいようなくすぐったいような 感じでした。

しかし、実は今回Risaが帰国したのは、体調がすぐれないためで、ここ何年は、Risaにとって決して順風万帆と いうわけではありませんでした。
ピアノに向かうと発生する原因のわからない指の故障に加え、最近は原因のわからない発熱に苦しみ、検査のた めの帰国でした。
そんな中でも、今までも帰国のたびに連絡をくれ、何でもないことのように近況を語り、明るく楽しく話してく れていた彼女。
素人考えですが、発熱は頑張りすぎのあげくの、身体の信号、悲鳴なのではないかと思ったりします。

こうありたい自分と、等身大の自分とのギャップというのは誰にでもあって、理想とする自分に向かって頑張る 、そのことはとても素晴らしいことです。
しかし、人間の一番の、そしてたぶんたった一つの使命は、幸せに生きることであり、今の自分を否定し、いじ めるところから始まる頑張りは、空回りしがちで、その代償も大きかったりします。
踊りでも何でもそうですが、力を抜くということが、実は結構難しいことで、性格なのか、自然体で思うままに 力を抜いて生きることが易しい人と、つい力み、自分でつくった壁と格闘してしまう人がいるように思います。

Risaが、フランスでレッスンを受けているアレクサンダーテクニック(前にもダイアリィでちょっと触れました が、偶然Risaは、身体のため、心のために始めたそうです)の先生は、彼女に、
「あなたは、目の前に壁があったら、一番乗り越えにくいところをわざわざよじ登ろうとする人ね。」
と言ったんだそうです。
「もしかしたら、もっと低く乗り越え易いところがあるかもしれないし、ドアがついていてただ開けさえすれば 向こうへ行けるのかもしれないのに・・・。」
なるほど!!
これは、人生自体に通じる指針のような気がします。

私自身も、どちらかといえば、壁をつくり格闘しがちなところがあったし、歳を重ねた現在でさえ、自分の踊り 、そして教えの仕事に関しても、ともすれば、“頑張り”を自分に強要するところがあるように思います。
ただ、私が、アレクサンダーの本をいろいろと読んで、一番気に入ったのは、人間の身体の仕組みの素晴らしさ であり、その神の神秘ともいえるメカニズムを学び手に入れるのではなく、思い出すという考え方でした。
“こうあらねばならない”ではなく、ラクで、しかも機能的なところに“戻る”、のです。

人間の骨の仕組みが機能的に創られているように、たぶん人間は、幸せに生きられるように、原始的なところで 生命力を与えられていて、複雑にからみあってしまった想いの檻の底には、きっとある種のパワーが潜んでいる のだと思ったりします。
そして、そのパワーはきっと、必ず思い出せるものなのです。

「頑張らなくていいんだよ」と自らRisaに言っておきながら、
別れ際に、
「じゃ、頑張ってね!」と別れ際の挨拶がわりのように言ってしまった私・・・。
Risaに「頑張らなくていいって言ったじゃない」と突っ込まれ、はっとしました。
日頃私は、頑張って!頑張ります!頑張らなきゃ!と口グセのように、言い過ぎるのかもしれません・・・。(- _-;)
何だか、一生懸命に生きている人たち全てが、いとおしく、エールをおくりたい気がして、つい使ってしまう言 葉ですが、頑張って、というよりは、大丈夫、幸せになろうよ、という感じかもしれません。
大丈夫、力は自分の中に潜んでいるから・・・。



3月11日(金)  ただの自分

学生の頃、自慢じゃないけれど?(~_~;)そんなに成績は悪くなかったけれど、試験前にがちがちと真面目に勉強するのが何故か、かっこ悪いと思っていました。
遊んでるよ、って顔して、成績がいいのが理想だったのです。
今思えば、ええかっこしい、でいやらしいと思うけど、成績なんてどうでもいいという顔をして、実は気にしていたし、勉強しないでいるのもちょっとハラハラしていたところが、しょせん小物で、恥ずかしい。(^^ゞ
それでも、高校までは、そんな自分のスタイルを何とか維持し、受験勉強も真面目にやらず、(これは将来のビジョンも何もなかったから、実際どうでもよかったんだけど)とりあえず、体面を保つくらいのところにすべり込み、たぶん、そのまま行けば、今でもそんな風に生きていたのかもしれません。

が、人生、そうは問屋がおろさない!
お気楽極楽トンボで、でも頭がいい、という仮面を捨てて、今度は、私立女子校出身のぶりっ子お嬢様の仮面をかぶって、私立文系大学の「女子大生」になろうとして完璧に失敗し、引きこもりを経て、飛び込んだ世界は、「踊り」という肉体勝負の、仮面が全く通用しない、裸の自分との闘いでした。
「努力する」のを見せるのがかっこ悪い、なんて思う間も、余裕もなく、ちっぽけで何にもできない自分をさらけ出し、一番後ろからついていくので精一杯。
できない「自分」の快感。
かっこ悪い「自分」のいとおしさ。

教えるようになって、様々な職業、顔、を持った人に出会うけれど、稽古場では、皆ただの人、ただの生徒、ダンサーになって汗をかくわけで、その1人1人の一生懸命が時々ホントにかわいく、いとおしくなったりします。
稽古場を去ると、皆それぞれの顔に戻ったり、もしかしたら仮面をかぶってそれぞれの人生に出て行くのかもしれないけれど、素の自分を取り戻す場、自分を思い出す場として、踊りがあって、その踊りを通して、人生自体に華やぎや、癒しや、リズムや、アクセントがつくならば、うれしいな・・・なんて思います。

今では、今さらポーズや、仮面をつけようにも、私がどんな人間かは、たぶんかなり透けていて、その小心者、或いはおとぼけかげんもかなりばれている?!はずです・・・。
「ただの自分」が、そんなに悪くない、結構おもしろい奴であること、そして、自分が思うほど、他人は自分に期待も落胆もしていない、ということ、かっこ悪い自分のかわいらしさ、そんなものも踊りを通して、教わったところがあるなぁ、とあらためて思いだしたりする今日この頃です。(~_~;)



3月12日(土)  魔のクイックタイム、まだまだ!!

またもや、“クイックタイム”でご迷惑であります。
先日、動画を見たいためにクイックタイムをダウンロードしようとして、悪戦苦闘している事をダイアリィに書 きましたが、実はあれはまだ続いているのです。
今日、ルリママの旦那様から、メモリーカードなるものをお借りすることになり、今度こそ、クイックタ イムを手に入れる!!と思ったのですが・・・。
それが・・・またもや、失敗の巻、とあいなりました・・・。(T_T)
とうとう、電話をかけて、ルリパパと初めての直接の対話!ということになったのですが、パソコン不案内の私 でありますから、どうも話しが、ツーカーとは、行かないのでして、パソコンの達人にしても、さぞや歯がゆい 想いをなさった事でありましょう。m(__)m
とりあえず、ルリパパは、再度、クイックタイムをダウンロードして、再度、メモリーカードを貸して下さるこ ととなりました。
本当に、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
そして、こうなったら、クイックタイムでバレエコンクールの動画を見るまで、何年かかっても?歩んでいこう と決意するのでありました。(大げさ!)
・・・というわけで、今日のダイアリィは、以上とさせて頂き、目の疲れを(目がぐるぐるです・・・)癒した いと思います。
(-。-)y-゜゜゜



3月13日(日)  “空間把握”のお話し

例えば、行った事のない人にある場所の地図を書いてあげたりするとして、そういうのって得意な方ですか?
悪いけど、(-_-)私は、ものすごく不得意です!
よく、男性は、女性より空間把握能力があって、3次元的に、物をとらえるのが得意だとか言います。
そういう言う意味では、私の脳は完璧女性!?で、自分を中心に思い浮かべて行くものだから、気がつくと、目 的地が、紙の端っこの端っこで、収まり切らなくなったりしてしまうのです。
自分が地図を見て、どこかへ行くのも、ものすごく不得意。
紙をひっくり返したり、回したり、四苦八苦・・・。
自分が車を運転しないので、道も覚えないし、たまにタクシーに乗っても、自分の家を説明するのに一苦労とい った有様です。(~_~;)
(余談になりますが、TVで、ジャン・アレジが、ドリフト駐車をしていて、ちらっと見ただけでも、それはそれは 芸術的!あれもやっぱり空間把握ですよねぇ。)

しかし、この空間把握能力とは、実は舞台などで作品を踊る上で、結構大切だったりします。
一般的に、空間把握能力が全く欠けている私ですが、こと踊りとなれば、ステージの広さ、天井の高さ、その中 で踊る自分、全体の隊形の中での位置などを自然に感じでいるようです。
普段の生活では、欠落している部分ですが、踊りを踊る中で、自然に培った勘なのかもしれません。
また、振り付けをするようになってからは、空間を使った芸術ということで、意識せざるおえなくなりました。

何故踊りだと、感じられるのかといえば、もちろん慣れというのもあるのですが、たぶん、お客様の目、つまり 外から見た場合のイメージが浮かべ易いのだと思います。
上手い人の地図は、まるで、飛行機に乗って空から見た航空写真のように、位置関係がわかりやすかったりしま す。
反対に、私が書いた地図などは、自分の中からの感覚しかないので、思い浮かべる時も、こっちに曲がるからえ っと右だな・・といった感じ、結果、全体としての位置関係がわかりにくく、自己中心、外から見た感覚に欠け ています。
それと、同じように、踊りの上での空間把握というのは、ある意味、客観性に通じるのかもしれません。
言葉通り、客の目になる、ことです。
もちろん、完璧に幽体離脱するわけにはいかないけれど、(1度、実際に客席から自分の踊りを見てみたいものだ 、と思っていたけれど、実際見たら、頭にきちゃうかも・・・(-_-;))皆さんも今度踊るときに、ちょっぴり外 から見た自分をイメージしてみたら、どうでしょうか?



3月14日(月)  “苦労人”?!の私

バレエの友人のIちゃんは、最近あるバレエの稽古場を持つ先生の助教や、代講の仕事で、かなり“教え”のお仕事が増えました。
その中には、人間以前??の3歳児のクラスから、大人になってから始めた人のクラスもあるようで、助教(私は、全部一人でやっちゃうから、ほとんど頼んだ事ないけれど、テープ係りをやったり、見本を見せたりするらしい)のお仕事で、プリエの形を見せるために何秒もグランプリエで止まっていて、筋肉痛になったり!(^_^;)いろいろと苦労しているようです。
だいたい、その稽古場というのが、Iちゃんの自宅のあるS県からは、やたらと遠い、C県にあり、通勤時間に二時間近く(往復4時間!)かかるというのだから、かなりハード!
当然、交通費も千円をラクに越え、助教のアシスタント代では、なかなかペイしないと思われます。
しかし、教えのお手伝いなんてそんなもの、近い将来的には、クラスを任せてもらえる予定もあり、バイトの曜日をうまくずらし、汗水たらして働いて頑張っています。

しかし、生粋のバレリーナ、子供の頃からバレエをやっているIちゃんみたいな人にとって、大人になってバレエを始める一般ピープルとの間には、どうもかなり深い川が流れているようです。
ある日、真顔で、
「大人になって始める人って大変だねぇ〜」
と言うのです。
「なんかさぁ、OLの生徒さんに、先生みたいな背中になれますか?って聞かれちゃってさ〜。その人がまたすごい猫背でね。私なんか、姿勢とかって意識する前に、もうそういう風に慣れちゃってるから、あんまり考えないけど・・・」(そりゃうらやましい・・・(~o~))
「・・で何て言ったの?」
「一生懸命意識すれば、大丈夫じゃない?って。でもさぁ、一ヶ月に二回くらいやっても難しいだろうねぇ。なか大変だねぇ・・・」
「そりゃ、そうだよ、私だって大人からやったからわかるよ。筋肉つけて、骨組みの意識を変えていくって大変だよ!」
「そうだろうねぇ〜・・・・」

経験、実感のないものは仕方ないわけで、昔、ジャズの代講でいらっしゃった素晴らしく身体能力のある若い先生は、「何で回れないの?軸とって、首さえつければ、ほら!」とくるくると3回回って、不思議そうにおっしゃいました・・・。(@_@;)
皆さん、一ヶ月に二回じゃさすがに難しいけど、(-_-)、要は、慣れ!
大人になってからだって、幾つからだって、絶対に進歩はある!!
よかったねぇ?!私が、大人になって苦労した苦労人先生で・・・。(自分で言うなって?(^^ゞ)



3月15日(火)  パタリロ

「パタリロ」をご存知ですか?
いわずと知れた?魔夜峰央先生のマンガであります。
何しろ、私の好きだった中学・高校の政経の先生で、担任でもあったE先生は、あだ名がパタリロで、ちょっと頭が大きく、足があまり?長くなく、小柄で、その顔の感じもパタリロにそっくり!
教室の教卓の真上には、少し大きめのパタリロの画が雑誌から切り抜かれ、貼ってあったほどでした。
E先生は、雑談の大家で、教科書は一年間で、ほんの数ページ(~_~;)しか進みませんでしたが、私はE先生には大変お世話になり、のびのびといられた数年間を過ごし、とても感謝しています。

さて、この「パタリロ」は、全75巻、現在も連載中というロングセラー。
私が、持っているのは、55巻くらいで、最近はちょっと離れてしまいましたが、まぁかなりのファンと言っていいと思います。
でも、正直を言えば、パタリロの中で好きなのは、やはり初期の方の作品で、ギャグ中心の中にたまに混じる、ほろりとさせられる話し、「雪がやんだら」とか、「Fly Me To The Moon」とか、「忠誠の木」とか「旅立て、ジャック」とか・・・。

パタリロで検索したら、山ほどデーターが出てきて、世の中には、それはそれは熱心なファンの方がいて、各巻別のギャグの元ネタを細かく分析したサイトや、何と、タマネギ部隊の出演表なるもの(何号が何巻のどこに出てきた、という細かい表!!)などがあってちょっと感動しました。

一応、十歳にして、一国の王でありながら、ひねくれていて、でも頭がやたらよくて、でも変なところが抜けていて、金にがめつく、成人病のかたまりで、妙なところが純粋で、タマネギ部隊に守られて、バンコランやマライヒと繰り広げる騒動や、ちりばめられた言葉遊び、ギャグは下らないんだけど、ハマりますよ。(~o~)


☆タマネギ部隊出演表☆
タマネギの総数は400名ほどらしい・・・
ほんの一部をご紹介。
23号→大腿部骨折。
21号→タマネギに嫌気がさし悪い事をやりかける。
32号→コペンハーゲンの63号が恋人。
    52号になげかわしいと言われる。
  などなど・・・けっこう楽しい♪
http://www.urban.ne.jp/home/rie/pata/tamanegi1.html


3月16日(水)  「半落ち」

横山秀夫著の「半落ち」を読みました。
寺尾聡が主演した映画が公開になったので、そちらでご存知の方もいるかもしれません。
ミステリー好きの我が家では、母親が先に単行本を買ったので、(やった!(^^ゞ)、「ま、おもしろかったよ」 との感想の後、私も二日間で読みました。

2003年の「このミステリーがおもしろい」大賞の第一位をとった作品ということで、気にはなっていたので すが、まもなく文庫になるだろう、との見通しが甘く、(最近は、ホントにあっという間に文庫化されるので、 下手に単行本をあせって買うと損した気になる・・・(-_-;))なかなかならないので、遅ればせながらやっと読 んだ作品でした。

題名の「半落ち」とは、全面自供の「完落ち」に対する言葉として、容疑者が犯行の一部を黙秘している状態を 指す言葉です。
警察官だった梶が、アルツハイマーに犯された妻に懇願され、妻を殺害し、自首してくるのですが、犯行後、自 首までの、二日間の行動については、決して口を割らない「半落ち」状態・・・。
その梶にかかわる、警察の取調べ刑事、検察官、弁護士、裁判官、新聞記者、そして、刑務所の刑務官が、それ ぞれの立場、組織の中で、その謎と対するわけですが、犯人の梶の澄んだ瞳、穏やかな、でもきっぱりと何かを 守る態度にひかれ、からんでいく・・・。
“人生、50年”という謡曲を書にしたため、人生の中でどうしても大切にするものを守るために、恥辱のまみ れることを覚悟で自首してきた49歳の男が、いったい何を隠しているのか、という謎と、たぶん、綿密の取材 によってリアルに描かれる犯罪者にかかわる男たちの思惑が、一人ひとりの視点によって書かれていくミステリ ー的要素が、一気に読者をひっぱります。
まぁ、最後に明かされるその謎自体は、私としては、イマイチあっけない感じだったし、謎がわかる課程もちょ っと偶然すぎる感じなのですが、その分、今度は、一気にヒューマン小説的な意味合いとしての感動は誘い、ち ょっぴり涙(T_T)しました。

しかし、ウチの母に言わせると、
「どうも、日本のミステリーは、真面目すぎるねぇ〜。抜きがないっていうか・・・」
ということで、それは私も感じました。
主人公を始め、それに関わる男たち全てが、真面目で、こちゃこちゃいろいろと考え、大切なことをなかなか伝 えられず、結局は情に厚い、いわゆるいい意味でも悪い意味でも、昔からの「日本の男」で、たぶん著者もそう なんでしょうね。
余裕や、ダイナミックさ、ユーモアには欠ける、というか・・・。
しかも、重要な役としては、殺された妻と、妻の姉がちょろっと出てくるだけで、女性の存在はほとんどありま せん。
男の人には、ウケル小説だと思います・・・。

映画の方は見ていないのですが、寺尾聡は、イメージとして、澄んで、穏やかな、キッパリとした・・・という 主人公の性格には、マッチするのですが、どうも警察官というのがピンとこないんだけど・・・。

小説としては、文章も読みやすい、おもしろいことはおもしろいので、よかったら読んでみて下さいね!(*^。 ^*)



3月17日(木)  私は皇族にはなれない!?

皇后様が、口腔ヘルペスとかで、ご公務を数日お休みされるというニュースが流れました。
いつも思うのですが、皇族の方々って本当に大変ですねぇ〜。

雅子様も、その後なかなかご病状が芳しくないようで、愛知国体の当日キャンセルなどが、話題になっていたし、天皇陛下も、しばらく前は、お体を壊されていたし、それでも決められたご公務は、簡単にはお休みできない・・・。
だいたい、分刻みのスケジュールで、毎日知らない人に会って、ニッコリして、お言葉を述べて、お食事中だって気は抜けないし、移動の間も口を開いて寝てたりしてられないし、背中はいつもピンとまっすぐ、あくびなんかしたら大変だし、車に酔って気分悪くなっても、(私じゃないから、ならないか?)大事になっちゃうから、きっと多少なら我慢するんだろうし、庶民が手を振ってたら、振りかえして、知らない土地の知らない枕で、あちこちに気を使いながら、お休みになる・・・。
そんな繰り返し・・・私には到底勤まりません。(当たり前か・・・(^^ゞ)
どうしてもはずせない外国がらみのご公務以外、国内の行事なんかは、なるべく少なくしていくわけにはいかないのかなぁ〜!?
庶民だって、55歳や60歳になれば、定年で退職して、余生を楽しむのに、天皇陛下なんかは、よほどのことがない限り、生涯働き続けるわけで、その後を継ぐ皇太子様だって、中年もとうに過ぎてから、初めての立場につかなくてはならないわけで、それもやっぱり大変だと思います。
だいたい皇族の方が、ストレス性のご病気になってしまうというのは、なんか哀しい・・・。

特に、深い考えがあるわけではないのですが、全く無責任な意見を言わせてもらえば、一庶民としては、シンボルとしての皇族の方々には、元気で、お幸せでいて欲しいと思うのです・・・。(-。-)y-゜゜゜



3月18日(金)  先祖のロマンス

島根県の沖と韓国の間にある竹島の領土問題、私は、ニュースで初めてそんな島があるのを知ったし、たぶん大部分の日本人は、ふだんあまりそんな島のことは意識していないのではないかと思いますが、この竹島、韓国の人はみんな自分の国のものだと思っていて、結構怒っているんですねぇ〜。
領土問題として考えた場合、どっちの言い分が正しいのか、とか外交的な問題はさておき、日頃そんなにクローズアップされないこの島根県、という場所に、私はぴぴっときた事があるわけで・・・。

実は、もうとうの昔に96歳で亡くなった私の父方の祖母というのは、この島根県の出身だったそうなのです。
私の父ももう他界し、詳しい事情などは全くわからないのですが、どうやら、祖母は若い頃、家が倒産か何かで、師範学校を続けることができなくなり、働くために横浜に出てきたらしい。
そして、やはり宮崎県から出てきた祖父と同じ会社になり、姉さん女房になる祖母をゲット?!した祖父と祖母の間に父が生まれたということらしい。
私自身は、島根も宮崎も1度も行ったことがないし、宮崎の方には、権利を放棄した土地(ただの荒れ山らしいけど)や、古い先祖のお墓があるらしいと聞いたけど、島根とは全く付き合いもなく、たぶんこれからも行く機会もないと思います。
しかし、何か、自分のルーツというのを考えると、見知らぬ土地で産まれ育った祖母と祖父のロマンスがあって、父が産まれ、私がいると思うと、ちょぴり不思議な気がします。

昔、私が子供だった頃、「ルーツ」という黒人が主人公の壮大なTVドラマが放映され、我が家も結構夢中になって見ていました。(確か、クンタ・キンテとかいった主人公が、奴隷船で連れてこられたところから始まった・・・)
その頃、その影響で、世の中には、自分の「ルーツ」を探るみたいなブームが生まれ、自分の先祖や歴史を探るといった企画が流行していました。
子供だった私にはあまりわからなかったのですが、ちょっと個性的だったらしいその父方の祖母、そしてその島根のルーツなんか探っていったら絶対おもしろい!とウチの母親が言っていたのを覚えています。
会った事もない、でもどこかに血のつながりがある人々がいる。
もしかしたら、あなたの先祖と私の先祖が道ですれ違っていたりするかもしれません・・・。(^.^)



3月19日(土)  “仲良くいこう!”

今まさに、花粉症まっさかり!という感じで、右を向いても左を向いても、カラス天狗のマスクや、クシャミ、 涙目におめにかかる今日この頃、皆さんは如何ですか?
昨日も、キッズクラスのCちゃんは、鼻も目もぐじゅぐじゅで真っ赤か、痒いらしく、ずっと目を掻いていて、踊 りどころではありません。
「掻かないで、目薬つけないとものもらいになっちゃうよ!」
と6年生のNちゃんに言われても、なかなか我慢できません。
う〜ん、かわいそう・・・。(T_T)
中級クラスでは、Cちゃんの姉のA子が、やはり花粉症真っ只中。
ティッシュの箱をかかえながら、薬でぼおっとする頭で頑張ったけど、とうとう途中でドロップアウト。
A子の他にも、なんとクラスの約半数が花粉症!
この分では、今に日本人のほとんどが花粉症にやられるのではないか、と思ってしまうほどです。

(余談ですが、TVで見たけど、なんと動物園のサルも花粉症に苦しんでいるらしい。鼻水たらして、目を掻いてい るんですって!!)

子供が苦しんでいるのを見たりすると、ホントかわいそうに思うけれど、つまりは、受け入れて、いろいろな方 法を試し、何とかつきあっていくしかありません。
これは、花粉症に限らず、自分の身体、心、すべてに言えること・・・。
まずは、向き合って、よく見つめ、どんな症状、(あるいは病気や、故障でない、特性にしても)どんな特色な のかよく把握する。
病気や、故障で治療法がすぐあるならお願いすればいいし、長くかかるようなら、ケアをしながら、上手くつき あっていく。
例えば、特性として、身体が硬い方だ、とかいうのもそうです。
どこかどんな風に硬いのか、よく観察して、手なずけられるなら、時間をかけて、改善し、上手くつきあってい く。
心について言えば、自分がどんな性格、特性のある人間なのか、観察してみる。(明るいけど、ちょっぴりおっ ちょこちょいだとか、真面目だけど、結構へこみやすい、とか、好奇心があるけど、根気がない方だとか、・・ ・)
そして、まずは、そのまま受け入れて、もし気に入らないところがあるなら上手くそこと付き合う方法を探す。
何でもそうですよねぇ。
分析、そして、傾向と対策!(受験予備校か?!)
与えられた身体と心を上手く活かすように、仲良くつきあっていく・・・。
そんな風にできたらいいね!\(^o^)/



3月20日(日)  “カルチャークラスミニコンサート”振り付けは!?上がりました!

只今、カルチャークラスのミニコンサートのリハーサル真っ只中!
今日、振り付けは!?上がりました。(^.^)
今回は、短期決戦なので、一人ひとりがなるべく振り付けを頭の中ででも復習して、少しでもよいものに仕上が ればいいですね!(*^。^*)

皆さんの振りを覚えるのを見ていて思うのは、やはりごくシンプルに言えば、“踊りはポーズと重心移動ででき ている”ということです。
つまり、逆に言えば、振りを覚えるのに苦労している人は、重心移動が曖昧である、ということです。
人間は、二本しか足がないのだから、極端に言えば、右足に乗っているか左足に乗っているか、両足に乗ってい るか、しかないわけです。
もちろんジャズにはオフバランスという手があるので、徐々に重心を移していくという場合があるし、形によっ ては、両足に乗っているんだけど、片足がハーフになっていたり(踵が上がっていたり)、足の踏み替えをして いるんだけど、あまり足を床から離さず、それをあまり見せない振りとかあったりして難しいのかもしれません が・・・。
それにしても、何故次の振りが出にくいのか、皆さんを見ていると、大抵、ちゃんと重心が移動していなかった り、しかも、自分でそれがよくわかっていない、意識が飛んでいる場合が多いようです。(~_~;)

先日行われた、フィギュアスケートを見ていて、踊りとして見ても芸術的なスケートは、まるで、その人が振り 付けたように、或いは、まるでただ音に乗って気持ちのよいように滑っているように見えるなぁと思いました。
どうも、ピンとこないものは、段取りが見えてくる・・・。
これは、踊りも同じです。
いわゆる“振り付けを自分のものにする”という状態になると、まるでその人が好きなように踊っているかのよ うに見えたりします。
そして、お客としては、段取りで踊らされている人を見ても、よく覚えたねぇと感心はしても、決して感動はで きない。
せっかく踊るなら、自分も楽しく、見ている人も楽しく、の方がいいですものね・・・。

今日、スタジオメンバーMINAが振り付けた児童合唱コンクールに行ってきました。
ミニミュージカルといった感じでストーリーのある何曲かの歌で、みんな熱演していてかわいらしかったです。
そのストーリーもなかなか感動的でした!
ふだん踊りを習っていない子供達が、すぐできて、でも音に合った振りを考えていて、MINAもよく頑張ったね! (*^。^*)
同じくスタジオのMICHIKOは、ピアノ伴奏(これは、間に合いませんでした・・・)と、先生達で合唱をしてまし たよ。(どれかMICHIKOの声かはわからないけど、とてもキレイでした)



3月21日(月)  “お達者で?!”

しばらくぶりにバレエのレッスンに来られた方(40才半ばかな?)に、どうかなさっていたのか尋ねたら、
「女性特有のさぁ、あっ男性にもあるのか・・・」
「えっ、更年期?」
「そうなのよ。あれって急にくるのね。」
「そうなんですか?」
すると、もう一人の方(たぶん50歳くらい)が、
「そうよ。私なんかある朝、お茶碗がぱっと手からすべって、変だな?と思ったら、それからどんどん、のぼせ るかと思えば、冷えるし、めまいはするし、イライラするし、昔痛めたところが急に悪くなったり・・・」
「そんな、急に?」
「そう、花粉症みたいに、ある一定量に達すると症状が急に出てくるのかしらね?!」
そんな??

いやはや、決して他人事ではありません。
もう少し若い、30歳半ばの友達も、
「わかるよ、それって。私も前よりなんか怒りっぽくなったり、たまにめまいがしたりするよ。」
えーっ?
「少しずつ花粉がたまるみたいに、症状がたまって、ある日爆発するのかね?」
やれやれ・・・。

一般の人なんかには、運動したりすると症状が軽減するとか言うらしいけど、毎日踊っているバレリーナでさえ 、つかまってしまうんですねぇ〜・・・・(-_-;)
今の所、特に自覚はない私が、「怖いですねぇ〜(>_<)」
と言ったら、先輩連は、笑って、
「まぁ、例え多少具合悪くなってきても、“あぁ、私も人並みなんだな!”と思えばいいのよ。」
なるほど・・・。

人並みと言えば、私が(前にも書いたけど)腰で病院に行ったら、“加齢のせい”って言われたといっていたら 、
別の友達が、
「30過ぎたら、みんな加齢のせいって言えばそうなんだよ。何だって使えば痛むんだから。」

そっか。それもそうだな。
長年使ってちょっとずつ疲れ、痛んでくる身体や心をなるべく大切に、長持ちするように?!つきあえばいいわ けね。
皆さん、お達者で?!(*^。^*)、自分と仲良くいきましょう!!



3月22日(火)  言葉の大きさ

人と人とのコミュニケーションって時に、ちょっぴり難しい時があるなと思います。

IちゃんとMちゃんは、とても仲がよく、お互い尊敬しあう間柄。
私が二人と知り合ったのは、わりと最近ですが、二人はもう10年近くもいっしょにレッスンをしたり同じ舞台に立ったり、旅行をしたり、よい友達同士です。

二人とも常識人で、優しく、頭もよく素適な女性なのですが、同じ血液型B型の二人でも、若干タイプが違うようです。
Iちゃんは、いろんな所に気がついて、くるくると気を使う。
朝には比較的強く、私同様、朝のレッスン前にはお茶を飲んで、一服し、余裕を持ってレッスンに臨みたい方。
一方、Mちゃんは、大らかで、どちらかといえば社交的。
けれど、あまり人の動向には惑わされず、自分のペースは守るタイプ。
朝はどうやら苦手。早く起きてレッスン前の一服タイムを欠かさないIちゃんは、Iちゃんと、悠々とギリギリにやってきます。

昨日、二人が会っていて夜別れる時に、Mちゃんが、
「明日、私レッスン行くから。明日ね〜」
と言ったそうです。
ところが、朝のレッスンにMちゃんは来ませんでした。
Iちゃんは、具合でも悪くなったか、何か用事が急にできたか、と考えていたら、
朝のクラスが終わった後、昼のクラスに悠々とMちゃんが現れました。
Iちゃんは、えっ?!(-"-)と思ったらしいのだけれど、一方のMちゃんは、全く悪気も何もなく、
“私は、昨日から昼に出るつもりだったよ”

う〜ん・・・。(-_-;)
Iちゃんとしては、いつも朝に来ているのだから、昼のクラスに出るつもりなら、明日ね〜なんて言わなくてもいいし、昼に出るつもりなら、“私は昼に行くから、すれ違いだね〜”とでも補足してくれてもいいのに〜!というところだったのですが、Mちゃんに悪気が全くないので、言えなかったらしい・・・。

私は、自分に置き換えて考えれば、わりと予定変更に弱いし、変なところが気が小さいので、行くとなったらよほどの事がない限り、行くし、それでも、万が一のことを思い、伏線を張って、“何もなければ朝行くから会えるね!”と言うか、何も言わずにおくか、のタイプなので、Iちゃんの気持ちはよくわかります。
悪気の全くないMちゃんを思って、何も言わずに胸に収めたらしいIちゃん・・・。
しかし、それだと、たぶんMちゃんはIちゃんの葛藤がわからないまま・・・。
「なんだ、明日ね〜って言うから、朝来るんだとばっかり思っちゃたよ(^^ゞ」
くらいに軽く言ったらダメなのかな?

そういえば、大分前、一回だけ、慌てた声でIちゃんから私に電話があって、
「行くってMに言っちゃったんだけど、寝坊して行かれなくなっちゃったの。後で電話する、って伝えてもらえる?」
という事があったのですが、
そうMちゃんに伝えると、彼女は、笑って、
「Iちゃんは心配症だからねぇ〜」と言ってたっけ・・・。

感じ方、感覚の相違は、誰にでもある。
二人は、大人で頭もいいし、この先もずっと仲良しだと思うし、今回の事は全く大した事じゃないとは思います。
ただ、誰にしても、他人同士が長く大事に付き合うには、そんな相違を補うように、なるべく言葉でこまめに、コミュニケーションをとる、というのも一つの方法かもしれません。



3月23日(水)  “甘い紙”

「ローションティシュは甘い」
知ってました?
だいたい、ちり紙をなめるなんて、ヤギじゃないんだから普通はしないでしょうが、私の友人の一人が、そう言 ったのです。
一同、嘘〜!!と叫んだのですが、たまたま一人がローションティッシュを持っていて、恐る恐る舐めてみたら ・・・。
甘いんです!!
それも、かなり甘い。人口甘味料的なはっきりとした甘さです。

「何で知ったの?紙舐めるの趣味なの?」
などと相変わらず?!能天気な突っ込みがされたのですが、もちろん彼女もわざと舐めたのではなく、鼻をかむ 時にたまたま口もふいたら、気がついたのだそうです。
そういえば、TVで普通のティッシュ、それも街で配っているようなガサガサの紙を、お鼻に優しいローションテ ィシュに変える方法、をやっていました。
確か、アルコールと何か(忘れちゃった・・・)を混ぜた液体を霧吹きで吹いて、少し濡らすんだった・・・。
あれは、何だったっけ?
とりあえず、市販のローションティッシュにしても、何らかの物質が沁みこませてあって、それが甘いんだろう ね・・?

なんて話しを私の母にして、数日後。
冒険心豊かな彼女は、家にある様々なティッシュを舐めてみたそうで・・・。(~_~;)
「甘くないよー?」
と言うのです。
見てみたら、彼女が舐めたのは、ローションティッシュではなく、ただの高級?ティッシュ。
これじゃないんだって・・・。(-_-;)
私が持っていた、ローションティッシュを差し出したら、舐めてみて、
「ホントだ〜!」
と喜んでいました。やれやれ・・・。(^^ゞ
さぁ、皆さんも舐めてみて〜。



3月24日(木)  「尊厳死・安楽死」@

アメリカでは、テリ・シャイボさんの尊厳死問題で、大統領を巻き込み、論議が行われている模様です。
15年前に心臓発作で倒れた彼女の夫(尊厳死を求めている)と両親(回復の可能性がある、と反対)が対立している、ということで、栄養管のチューブをはずしたり、つけたり・・・(3回めにはずされたチューブは今はずれていて、このままいけば、彼女は2週間位で死亡する模様)という状態のようです。
この問題に、ブッシュ大統領が、「生命を守る」云々と言って、介入してきたことで、事態はいよいよややこしくなっていて、私から言わせれば、あれだけ戦争で人の命を奪っている彼が、何をかいわんや!ということなのですが・・・。

尊厳死といえば、私の両親も「尊厳死協会」なる所へ登録していて、母は、植物人間として長く生きるのは本意ではないから、よろしくね、とか言うのですが、これはなかなか複雑な想いがします。
身内としては、どんな状態でもいいから、死んで欲しくない、と思うのは当然だし、かといって、意識もなく、やせ衰え、或いは、ぶよぶよに太り、回復の見込みのない状態をずっと見るのも辛いだろうし・・・。
現実問題として、植物人間となった患者の入院費はかさむ一方で、そのために破産寸前、マンションを売って7年も頑張った末、妻を亡くし、心身ともに疲れ果てた人を知っています。

実は、私の父は、亡くなる1日前までは、自宅で生活していて、状態の急変で救急で入院しました。
その際、このままでは、呼吸の不全でいつ心臓がやられるかもわからない、ということで、いったん人口呼吸器をつけられたのです。
ところが、呼吸器をつけてしまったら、一切しゃべれないし、ものも食べられないということを聞き、慌てて本人の意向、そして母の承諾で、はずしてもらうことを決断しました。
医者は、それでは命の補償はできない、ということだったらしいのですが、つけなければ、意識もあり、ものも食べられるのに、呼吸器をつけたら、そのまま意識も薄れ、植物人間化することもあると聞き、あえてはずしてもらいました。
結果、翌日、父の容態は急変し、亡くなってしまったのですが、亡くなる直前まで意識もあり、カトリックだった父には、来て下さった神父様の、「最後の告解」なるものもなされ、本人も最後までしっかりと自己の決断には自信があったようでした。
さすがに母親は、あれでよかったのか、と一時期悩んでいたようですが、今は、父の意向もあったし、あれでよかったのだ、と納得しています。
冗談で、「ウチじゃあ、あのままパパが何年も植物人間になってたら、路頭に迷ってたよ!」(~_~;)
と言ったりしています。

ある意味での尊厳死を選び取った、父の決断を、すごいなと思うし、尊敬しています。
ただ、自分ならできるか、と思うと、今はわからない。
母を尊厳死させてあげられるか、といってもわからない。
「やっぱりどんな状態でも生きていて欲しいかも・・・」
と言ったら、
母は、「じゃあ、いよいよ貧乏でどうしようもなくなったら、外して〜!」
と冗談めかして言っていました・・・。
しかし、実際そういう場にあって、尊厳死協会のカードを見せたとしても、すんなりチューブを外してもらえるのかはわからない。
(父の場合は、本人に意志があったからね・・・)
はぁ〜・・・。



3月25日(金)  「尊厳死・安楽死」A

前にダイアリィにも書いた「半落ち」の映画が、早速TV放映されたので、つい見てしまいました。
原作は、ミステリー色が強いのに対し、映画の方は完璧にヒューマンストーリ、としての色合いが濃く、微妙な点で色々と設定が違ったりしましたが、寺尾聡、そして原作ではそんなに存在が大きくない、被害者の姉役の樹木きりんの熱演で、また違った感動もありました。
そして、この映画の重要な要素は、ある意味での「尊厳死」、ただこの場合は、妻の頼みによる嘱託殺人ということであります。

アルツハイマー病で壊れていく妻に懇願され、妻の首をしめた夫。
「私は、妻を愛していました」
と絞り出すように言う夫の言葉に、
同じアルツハイマーの父を持つ裁判官は、同じく絞り出すように、
「魂がなければ、命ではないんですか?」とつきつける。
原作では、実際介護をしている裁判官の妻が、
「私は、お義父様をそこまで愛していないから、頼まれたけれど、殺せなかった・・・」
ともらし、裁判官が動揺するシーンがあります。
映画の方では、
「誰もそれは決めることはできません」という夫の言葉になっていました。

魂がなければ、命でないのか?
もちろんそれは誰にも決められないことなのかもしれません。

人間としての尊厳ある死を望むという「尊厳死」。(日本尊厳死協会のHPのトップには、「尊厳死と安楽死はちがいます」と書かれていますが、自らが、尊厳死のために安楽死を望んだ場合は・・など考えれば、はらんでいる問題の根源は、どちらも命、そして死、ということでは近しいテーマでありましょう。)
苦痛の中の生、意味のない生から患者を解放し、尊厳死を意図的に迎えさせるという意味での「安楽死」についても、また様々な意見があります。
オランダでは、安楽死が法律的に認められているそうです。
以前、TVで末期で、圧倒的な苦痛があり、回復の見込みのない癌患者とその家族が、安楽死を選びとるドキュメントをやっていましたが、“甘ちゃん”の私には、涙なくしては見られないほど、シビアでした。
本人を含め、家族一人ひとりが、とことん話し合い納得した上で、安楽死の注射が医師により打たれる・・・。
本人も、そして家族一人が個人としての意思を強くもった上での合意、死を選び取る権利が認められるという瞬間・・・。
私には、かなりショッキングな事実の映像でした。
こういったいわば、積極的な安楽死は、日本ではまだ認められていません。

「もうこうなったら、生きていても意味がない」
そこまでの苦痛に、もし本当にそれを癒す手立てが「死」以外に何もない場合、(もちろんこれには厳重なチェックが必要ですが)人間としての尊厳を保つために安楽死を望んだ場合に、それでも安楽死を否定することが、どんな風にできるのか・・・。

まだまだ考え不足ですが、私個人としては、かなり尊厳死を望み、厳重な条件のもとでの安楽死についても肯定する場合があるのではないか、と考えています。
皆さんはどうお考えですか?



3月26日(土)  MKがヘルニアに!!

初級クラスの高校生MKが、椎間板ヘルニアで倒れてしまいました。
ずっと元気にレッスンに来ていたのに、調べたらヘルニアということで、あっという間に今は状態がかなりひど く、寝たきりということです。(T_T)
お母さんに聞くと、何と子供の頃から、時々腰が痛かったりしたそうです・・。(子供のヘルニアっていうのも 多いらしい。)
この緊急事態に、慌てて私も、ヘルニアから見事立ち直ったバレリーナMちゃんに連絡をとり、いろいろと治療の 情報を得たり、病院を聞いたり・・・。
(Mちゃんは、とても親身になってくれ、いろいろとアドバイスをくれました。有難う!)

K家では、お母さん、お父さん(最近ミセスクラスに登場!)MK、そして妹のYKと一家4人が私のクラスに来てい て、皆頑張りやなのですが、この緊急事態に加え、お父さんも腰の調子が思わしくなく、妹のYに至っては、お母 さんが仕事にいない昼間の家事と看病を一手に引き受けていた(えらいぞ!Y!)そうですが、とうとうインフル エンザで39.5度の発熱!!
まさにK家大ピンチ!!です。
そんな中、レッスンで私がちょっとMKの事を皆に話したら、ルリママはパソコンで病院のHPをプリントしてきて くれ、Tさんも本や、A子もお見舞いのお手紙を持ってきてくれたり、心配しています。
(皆の優しい心に感動!(:_;))

調べによれば、今は、よい治療もたくさんあって、バレリーナAちゃんのように今ではほとんど何の支障もなく踊 っている人もいます。
考えようによっては、まだ若いMKだから、回復も早いでしょうし、身体もいくらでも作り直せる!
K家がこのピンチを切り抜け、MKの明るい笑顔が見れる日を心から祈っています。
フレーフレーMK!フレーフレーK家!



3月27日(日)  「最近、ムッとした事」

朝、売店でいつも煙草と「インターバランス」という飲料を買うのですが、その売店のおばさん(毎日同じ人で はないので、シフトなのかな?)がはっきりいってトロくて、しかも話し好き!
「インナーバランス?ごめんなさい、ないわねぇ」
「いや、そこに!」(あるの見えてるから!(-_-)しかも、「インター」だから!)
「えっ?あぁこれか。はい!」
「あっそれはウィダーゼリーで、その横の・・・」
「あら、ごめんなさい、はい、それとなんだっけ?マイルドセブンだっけ?」
「いや、セイラムピアニッシモ。(-"-)」
「あら、ごめんなさいねぇ、はいこれね!これは身体にいいのよ〜。」(そんなことはどうでもいいけどね。 (-"-))
「今日は、寒いわねぇ」
「そ、そうですねぇ。どうも。」
・・・と慌てて階段を駆け上ったのですが、電車は既に行った後。
ホント、お願いしますよ!(-"-)

ロマンスカーで、指定した窓側席で、さぁゆっくり寝ようと体勢を変えたとたん、隣の席にドタンと荷物を投げ る音。
(何も投げなくったっていいのに。何なわけ?(-_-))
そしてその席にどっかりと座ったのは、かなり大柄の若い男性。
窓枠の上の席番をじろじろ見てから、何となく不機嫌そう。
(何で?だって私この席だよ〜)
やがて、足を開いて、肘を張って、マンガを読み出した。
(キツイよ〜。)
真ん中の肘掛をそっとおろしたけれど、その境界線を明らかに越えてる!!
足も明らかに真ん中の境界ラインをオーバー!!(-"-)
しばらくして、車内改札の駅員さんが来て、隣の男に、切符の提示を求めました。
駅員さんは、その席番を見ると、首をかしげて、私にも切符の提示を求めました。
(ほら、私は合ってるでしょう!)
すると、その男性の持っていた切符は、明日の日付の、私の座っている席のものだったのです。
本人も気付かなかったらしく、或いは本人のせいでなく、駅側のミスだったのか、相変わらずふてぶてしい態度 のまま。
駅員さんは、その場で、「では、再発行しますね」
私が、自分の席に座っていると思ったから、あんな不機嫌そうにしてたのか!
それにしても、だったら、一言私に聞けばいいじゃん。(-"-)

全くこの温厚?な私でさえ、時にはムッとくる出来事はあるわけで・・・。
ま、いっか。
そんな時は、チョコでも食べよう。???(-_-)



3月28日(月)  稽古場の床

私が生徒として、この16年通っているモダンダンスの稽古場は、3年くらいまえ、稽古場が入っていたビルの改築のため、駅から少し離れた場所を移転しました。
貸し稽古場なので、ウチの先生だけでなく、いろいろなジャンルの先生が入っているようですが、そんなにキツキツのスケジュールでないのか、他のチームと鉢合わせした事は1度もありません。
壁に貼ってあるスケジュールを見て、へぇ、ジャズもあるのか、とかこの日はバレエか、とか思うくらい。
しかし、そんな他の団体の存在を確かに感じられるのが、実は稽古場の床だったりするのです。

例えば、松脂。
バレエの時に、滑り止めに使う松脂が、壁際のバーのそばに、キラキラと光って落ちていたり、細かい破片となって床に落ちていたりします。
モダンダンスは、裸足で踊るので、この細かい破片が、実は凶器となって足にささったりするのです・・・。(~_~;)
また、回ったりするときに、強力なブレーキとなって、足の裏がひっかかったりします。
まぁ、こっちは、10何年も裸足で踊っているので、足の裏も固く、強くなっているから、多少のことでは、もう皮もむけないからいいけどね・・・。(-_-;)

それから、これは推測なのですが、多分整髪料(ムースとか)みたいなものをたくさん髪につけた人が、床に寝て、ストレッチなんかしたのか、場所によって、一箇所だけホントに異常に滑ったりすることもあります。
どちらかといえば、こっちの方が、怖い。

もっと恐ろしかったのは、木の木目の間に入っていたのか、衣装や、新品のシャツ(誰か、ここで衣装つきのリハかなんかやったのか?)などに止められてある、虫ピン。(針)
床で動いているうちに、それがたぶん、顔を出したのか、一人の仲間の足につきささりました!
ひえぇ〜!!(大した傷ではなかったので、よかったのですが・・・)

床に寝ころび、床を転がり、裸足で床を踏んで踊るモダンダンサーにとって、床はとても身近で、大切なもの。
同じ稽古場を使っている、他の団体の存在をそんな風に感じるのは、ちょっぴり寂しい。
私は、ジャズもバレエもモダンも踊るし、その他どんな踊りも好きだからこそ、よけいにそう思ったりするのです。



3月29日(火)  そしてまた、お菓子・・・

今日、コンビニで小パックの「ハッピーターン」を買いました。
最近、おせんべいや、スナック菓子も一人用、食べ切りサイズのものが増えて、便利!!
ハッピーターンなんか、私の子供の頃からある、歴史のある?!おせんべいだし、あの甘っからい味が、時々妙に食べたくなったりするのです。
おせんべいと言えば、「うすやきサラダ」も一人用のが出ています。
うすやきサラダも、実は好きで、最初に食べた時のことまで覚えている位!!
(ちなみに、それは、小学一年のバレエの発表会の時の楽屋で、隣の鏡前の子のお母さんからもらったのです。
我が家では、食べたことがなかったため、異常においしく感じました。)
「ソフトサラダ」の思い出は、やはりバレエのお稽古の帰り道の駄菓子やさんで、初めて買い食いしたことです。瓶に入っていて、確か2枚セットの個包装で、10円とかだった。

そういえば、子供の頃始めて食べたポテトチップス系のスナックは、「湖池屋」の「シューストリングス」。
今は、見かけないけど、もう作ってないのかな?(ご存知ありませんか?)
カラムーチョのもうちょっと細いような、ポテト菓子です。

今は見かけない(コンビニとかでは見かけないので、私が食べないだけかな?)と言えば、千鳥屋の「チロリアン」。
缶でよく贈答品としてもらったりした気がします。
チョコ味と、ストロベリー味と、バニラ味のクリームが入った、固めのコロンといったお菓子。
「ちろ〜りあ〜ン!!」というCMがあったのですが・・・。

贈答品と言えば、「神田精養軒」の「ピット」。
赤い包装の「アーモンドピット」(クランチキャンディ)と青い包装の「チョコレートピット」(チョコレート)があって、両方入っているんだけど、大抵先にチョコがなくなっちゃうんだ・・・。
調べたら、今は、クランチキャンディの方が、アーモンド、カフェオレ、アールグレー味の3種になっていました。(ほう・・・(^.^))

文明堂のカステラもよくもらったけど、私はカステラはあんまり好きじゃない。(今でも)
(ケーキもスポンジベースのより、パイとか、タルトとかの方が好き。むろん食べられるけどね。)
でも、好きじゃないと言っても、おやつとかに、結構無理やり牛乳かけて出てきたりしてた・・・。(~_~;)

あんまり好きじゃないといえば、「ボンタン飴」。
オブラートにくるんである、にせキャラメル?みたいなものですが・・・。
今でも売店でみかけます。
祖父が九州だったから、よくくれたけど、あんまりうれしくなかった・・・。(-_-)

子供の頃から、今に至るまで、“妙なもの好き”、と言うと、「都こんぶ」。
これも、よく駅の売店で売ってるでしょう?
あの味が妙に懐かしくて、たまに、買ってしまったりします。
子供であんなのが好きだったって・・・変かしら?

あ〜、お菓子の話しはつきません・・・。(^。^)



3月31日(木)  「桜開花宣言」

東京に平年より3日遅く、やっと「桜開花宣言!」ということです。
あれもなかなかおかしなもので、気象庁の人が、公園行って、桜のつぼみをじーっと観察して、最低5輪咲いて たら、晴れて“開花宣言”となるのだそうです。
5輪というのが、一体誰か決めたのかわからないけど、今日の午前中は、頑張っても?!3輪しかなくて、開花 宣言は午後にもちこまれたわけです。
何も、そんなに頑張って、“宣言”しなくたって、近所の桜が咲けば、みんな気がつくわけで、それじゃダメな のかな?
しかも、気象庁様?が宣言するのは、数ある花の中で、桜だけで、やっぱり日本人はそれだけ桜が好きなんです ねぇ・・・。

話は、ずれますが、気象庁の宣言と言えば、もう一つ「梅雨入り」、「梅雨明け」というのもあって、あれも大 騒ぎですね。
梅雨入りっていうけど、どこが?と言うくらい、雨がなかなか降らなかったり、毎日、夏日で、実はとっくに梅 雨明けしてるんじゃないの?という時もあるし・・・。
決断する責任者の人は、胃が痛いくらい、悩んでいるのかもしれないけど。

私個人は、そりゃ桜並木、(ウチの駅から、隣の駅にかけて、結構長い桜ロードがあるんですが)の満開の桜を 見れば、キレイだなぁとは思うけれど、散りかけた桜や、雨で花びらが落ちてびちゃびちゃに踏まれているのな んかは、何だかみじめっぽくてあんまり好きじゃありません。
皆大好きな「お花見」って言うのも、結局、外で宴会するのが楽しいわけで、酔っ払って騒いでいるグループの 中には、(桜なんかどこいったの?)と言う人達もいるわけで・・・。

・・・と斜にかまえた事を言ってはみましたが、気象庁や、ニュースで、桜が咲いたよ〜とか、梅雨になったよ 〜とか、十五夜だよ〜とか言ってもらわないと、日々の生活に追われ、なかなか季節を意識することもない現代 社会、せっかく四季がある日本に生まれたんだから、素直に「桜開花」を楽しむとしますか・・・。(-。-)y-゜ ゜゜



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