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有機栽培のオリーブオイル | |||||
有機栽培のオリーブオイルは、そうでないものに比べて多少値段が張る。 何故なのか? どのような特徴があるのか? 「難しい疑問だが、読者の方からご質問も頂いておるので、調査したまえ。」 所長命令が下った。 |
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野菜の有機栽培あるいは無農薬栽培ならば、一時期すべての材料を専門店で購入していたことがある。野菜だけでなく、調味料などの加工品までオーガニックの物を揃えたので、かなり値が張った。 (モノにもよるが、大体普通のスーパーの2倍から3倍はした。但しデータは10年程前のものです。あしからず・・) 農薬を使わないということは、雑草や害虫との闘いをすべて人の手で行うということだ。また、普通に流通している品に比べれば栽培面積も小さく、収穫量が一定でないので、品薄になることもしばしば。 そんな手間と、リスクを考えれば価格に反映してくるのは当然、と納得がいく。それに、味はたしかに美味しい。野菜には甘みがあり、皮まで安心して食べられた。また豆腐などは醤油をかけなくても、ウマイと思った。 が、いかんせん費用がかかる。続けるには限界があった。。 (残念!貧乏ギリ〜/) ふ、古いよ、B子君・・ オリーブ栽培にも似たような苦労があるのではないか。 有機栽培の認定も、国によって規定基準が違うようだが、土の農薬散布状況等により、数年はかかるらしい。 また、有機栽培オイルの味の判定だが、もともと同じ品種でも栽培された気候風土、天候、収穫時期、圧搾方法などさまざまな条件により味が大きく左右されるオリーブオイルだけに、比べることが難しい。 しかし、オリーブのジュースという生鮮食品なのだから、野菜のように味に変化が出てくるのも当然であろう。ふむ、そうなると購入する側の舌に判断がゆだねられるということか・・科学的に成分などの違いがわかればよいのだが。 生産者の方はどのように考えられておられるのだろう・・ 小豆島の井上誠耕園さんからわかりやすいご説明を頂いたので引用させて頂いた。 「有機栽培とそうでない栽培法でのオイルの違いというのは、とても難しい分析になるかと思います。 その理由は、色々な条件が重なって1つのオイルができるからです。 小豆島でも、理想は有機栽培をしたいところですが、日本にはオリーブゾウムシという害虫がいること、土地柄、広大な農地ではないため近隣の畑の影響を受けてしまうことなどから小豆島では有機栽培は大変難しいのが現状です。」 自生しているものではなく、栽培し加工したものを頂く以上、このような事情はどんな食物にもあるのではないか。 B子君、頭から煙が出ているよ・・ったくちょっと難しい言葉を使うとこれだ・・ |
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