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輸入量と消費量 | |||||
ここでは日本におけるオリーブオイルの輸入量と消費量を調べて見ましょう。 みなさん、ご想像の通りオリーブオイルの輸入量と消費量は近年増加しております。 |
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「B子君、そういえば前々から頼んでおいた輸入量と消費量の調査が進んでいないようだが・・」 (し、しまった・・財務省とか農林水産省とか、なんだか難しそうな資料だったのでついそのままに・・) 数日後・・所長〜!! み、見てください!これってなかなか大変だったんですよぉ。 以下の表とグラフは、財務省貿易統計よりデータを集計したものです。(財務省貿易統計) 国別品別表(各国別にどのような品目(9桁の統計品目番号)を貿易しているかの統計表)1509.10 000 バージン油 ここで言うオリーブ油とは下記のものを指します。 ●オリーブ油及びその分別物(化学的な変性加工をしてないものに限るものとし、精製してあるかないかを問わない。)のうちバージン油に区分されるもの ※このグラフは読者のO様のご好意で、作成にご協力いただきました。O様、ありがとうございます!! これを見ると、93年当時にはほとんど輸入されていなかったオリーブオイルがなんと翌年から 倍々ゲームのように伸びていって、98年にピークを迎えるんです。 これは明らかにイタメシブームの影響ではないでしょうか。 でも、この頃はオリーブオイルといってもそれが、ピュアオイルなのかエクストラバージンオイルなのか なんて事はまだ認識が薄かったと思いますね。 油脂業界では、この97〜98年あたりを第一次オリーブオイルブームと位置づけているようです。 でもその後2000年にかけてそれまでの輸入量増加快進撃がうそのようにパタッと止まるんです。 これはですね、一般にトクホブームと呼ばれるいわゆる健康油が台頭した時期で 「健康」という売りでブームになったオリーブオイルが、トクホに取って代わられたと考えてよいのではないでしょうか。 また、02年以降大きな輸入量の伸びはありませんが、テレビなどでオリーブオイルを使った料理や、その効能を取り上げる番組が増えてオリーブオイルへの認識が高まったと思います。 ピュアオイルとエクストラバージン、産地ごとの嗜好、さらには有機栽培オイルやシングルエステートオイルなどオリーブオイル愛好者のレベルも格段にアップしたのではないでしょうか。 ごく最近08年には、輸入量がピークの98年を超える勢いだったことから、第二次オリーブオイルブームかと期待される向きもあるようです。 産出国を見ると、イタリア産次いでスペイン産のオリーブオイルがいかに日本で好まれているかがわかりますね。なんと2カ国合わせると総輸入量の90%以上を占めるんですよ。 まぁ、イタリア産と言ってもイタリアはオリーブオイルの輸入国としても世界有数ですから 中身はスペイン産とのブレンドということもあり得るのですが・・ 「フム、よく調べたな、B子君。しかし消費量の方はどうなんているんだね?」 あ、あのーー。日本はオリーブオイルを輸入はしているんですが、統計を見ると輸出はしていないんですよ。元々産出量が少ないですから。 だからほぼ輸入量=消費量っって考えられるんではないでしょうか・・? 「ホントに調べたのかね?」(チロ〜ン) そ、それが資料があまり無くって・・ハ、ハイ。追って報告します。。 (そこで!B子よりお願いです) オリーブオイルの消費量について情報をお持ちのかた、是非こちらまでご一報くださいませ!! |
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