葵
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葵の巻

 

源氏21才から22才の正月までのこと。桐壺の御門が朱雀院に譲位されて、春宮には藤壺のおん腹の若宮がお立ちになる。源氏は右大将となる。六條御息所と前の春宮との間に生まれた姫君は斎宮になられたが、御息所は源氏のうっとうしい仕打ちを恨んで、斎宮と共に伊勢へ下ろうとする。加茂の齋院も弘徽殿女御の女三宮と交代し、その式には源氏もお供にたつので、葵の上も見物に行くと丁度その日、御息所も忍んで見物に出かけたが、その車を葵の上の下部達が知って、悪口を浴びせ、果ては数多くの物見車の奥に押し込んでしまったので、御息所は口惜しく思う。妊娠中の葵の上は御息所の生霊に悩まされつつも、辛うじて若君夕霧を生む。そしてたまたま源氏や父君や兄君などが秋季の任官式に参内しているうちに、再び急に悩み出して果敢なくなってしまう。両親や源氏の悲嘆は云いようもない。源氏は忌が明けて二條院に帰るのであったが、大殿の人々は限りなく別れを惜しむ。それから間もなく源氏と紫の上と新枕のことがあったらしい。源氏は元日参内の帰途大殿へ寄って今は亡き葵の上のことを嘆く。巻の名は加茂の祭りを葵祭りというのに因み、又源典侍の「はかなしや人のかざせるあふひゆえ神のゆるしのけふを待ちける」源氏の「かざしける心ぞ仇に思ほゆる八十氏人になべてあふひを」などによる

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