賢木
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賢木

 

源氏22才の九月から24才の夏までの事。斎宮下向の日が迫るにつれて、源氏はさすがに御息所と別れるのを辛く思い、一日野の宮を訪れる。ことし斎宮は14御息所は30である。九月16日桂川で、御禊があり、斎宮は参内して御門から別れの御櫛をいただき、いよいよ母御息所と一緒に下向される。10月桐壺院崩じ、政権は右大臣に帰する。藤壺中宮は三條の宮に移り、年は改まったが、源氏の邸に伺候する者は目にみえて減っていく。朧月夜は尚侍となり、齋院も故院の喪であさがおと交代する。弘徽殿大后と源氏左大臣との間はどうもうまく行かない。源氏と朧月夜との交通は相変わらずである。藤壺は父御門母后及び桐壺院のおんために、法華八講を営む。最終の日に落飾される。又年が改まったが、世は右大臣一族のものとなり、左大臣も失望して致仕する。夏の初め朧月夜が病のため里に下ったので、源氏は密かに逢っていたが遂にそのことが、右大臣に発見される。巻の名は御息所の「神垣はしるしの杉もなきものをいかにまがへて折れる榊ぞ」源氏の「乙女子があたりと思えば榊葉の香をなつかしみみとれてこそ折れ」などによる。

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