夕顔
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 2006/03/04

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夕顔の巻

 

この巻は源氏16才の夏から10月までの事を書いている。源氏は六條御息所の許に通う途中の五条あたりで夕顔の花が咲いている屋敷に思いの外上品な女を見出しやがて名を秘して繁く通うようになる。そして八月十五夜の月明かりに女とその侍女の右近とを連れ出して某の院に隠れたが、その翌晩女は怪しい生霊に取り付かれて急死する。然しこの女こそ、かって頭の中将が通って子まで儲けた女であることが、右近の物語によって分る。空蝉は折々源氏に消息をするけれども、靡こうとはしない。軒端の萩には、蔵人の少将が通っている。兎角するうちに伊予介は空蝉を連れて任国へ下る。巻の名は「あの白く咲いておりますのを夕顔と申しますという詞、及び女の「心あてにそれかとぞ見る白つゆのひかりそへたり夕顔の花」源氏の「よりてこそそれかと見め黄昏にほのぼの見つる花の夕顔」などの歌による。

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