BabeLの人々 

出身:

ラクナス

ソレイユ

ハザード

東方三国同盟

その他

異貌

 
所属:

月光

ロードオブ
アビス

タクミ屋

アルフレッド
商会

賢人会議

マクシミリア
旅団

老人会 

――解説―― 

主に賞金稼業、金融業、建築業の三つの部門から成り立ち、その部門事に会社が設立されてソレ等全てを束ねてマクシミリア旅団≠ニ呼ばれる。消えずの老兵こと魔拳<}クシミリアを筆頭に酒と戦力には定評のある大組織である。

絡繰の腕<Uトー・ローラン

 

国籍…ソレイユ
所属…マクシミリア旅団
階梯…13階梯(商い士)
年齢…68
性別…男

 


 「さて。それではそろそろ、アルフレッドと戦ろうか?」


 マクシミリア旅団所属・総括部門管理者及びマクシミリアン専属秘書。
精密な経済見通しと、その見通しを活かした運営を主にその手腕を本社で奮い続ける老人。会長がやるべき仕事までこなしているせいもあり、実質社長という位置に居るような彼だが、あくまで代理という立場を押し通す。
元々はアルフレッド商会において経理を担当していたのだが、マクシミリアと出会い『彼の夢のほうが遣り甲斐がありそう』だからと急に仕事すっぽかして旅団へ移る。おかげで商会社長とは非常に折合いが悪い。
当時二十代にして有能さをアルフレッドに見出されクレーム課の方面にまで手を伸ばしていた事もあり、散々に引き止められた挙句どうしても退社するというものだから、社内機密を漏らすわけにはいかないと命を狙われた経緯がある他色々と事情がある様子。

……マクシミリア本人の助力もあるにはあるが、当時のクレーム課相手に数年程逃げ回ったり撃退していたりするので武力による実力も相当なものと予想される。ローゼン辺りの証言によると、『あの爺に銃とか持たせると手に負えねぇってマジで』、ということなので銃器類の扱いに長けるらしい。

それと彼だけに限った話ではないが、会長に近づけば近づく程酒好きの度合いが上がる(というよりマクシミリアに声を掛けられる者の必須条件は大酒飲みだが)例に漏れずお酒大好き。ただ酒癖が少々悪いのは自覚済みなので一人きりで飲んでいることが多いのだが、彼の私室には酒瓶がバー宜しく無数に並んでいる。

魔拳<}クシミリア・テルミドール

 

国籍…ソレイユ
所属…マクシミリア旅団(会長)
階梯…13階梯(拳士)
年齢…92
性別…男

 


「美味ェ酒の前には、国境も種族も関係無ェのよ。分かったなら一杯呑れ!」


 消えずの老兵こと史上最強の爺衆≠ェ一人。マクシミリア旅団総括会長とはこの男の事。
かつてはその拳で山一つを解体しただとか、ドラゴン相手に道具一つ使わず縊り殺しただとかいう伝説を持つ爺。その戦歴においては鋼鉄将軍すら敬意を表するというレベルなので正直人間かどうか疑わしいが、一応ホモ・サピエンスらしい。
その数々の出来事から付けられた二つ名は魔拳≠ニ謳われているが見た目はぶっちゃけ年食ったザン○エ○。白いモヒカン頭、女性のウエストより余程太い二の腕とそれに見合って筋肉で覆われ尽くした身体は、なんとコダマ・S・タイアーよりデカい。
おかげでよく扉の上部に頭をぶつけるし車乗れないし電車乗れない。故に普段の移動はバイクであり特注品の巨大な代物なのだが、彼が跨るとちょっとバイクが可哀相に見える不思議。

因みに、かつては、と前述では述べたが別に今でも普通に現役。
現在はマクシミリア旅団・賞金稼業第0部『特別出社東方支部』に身を寄せており、人的被害が酷い異貌を刈り取る業務を元気に遂行している。東方戦争自体には加担せずに、あくまで東方連盟軍の手が届かない場所の露払いに専念中。
流石に現在においては全盛期程の力は無く拳一つで山を崩すことは出来ないらしい。ただし異貌がよく利用する河川を拳で叩き割る姿が目撃されたりしているので、それについて本人は結構気落ちしているらしいが傍目見分け付かない。

無類の酒好きで酒信奉者。美味い酒は世界を救う≠信条としており、『将来の夢』は全ての種族に分け隔て無く酒を楽しんで貰う酒場を全国チェーンにすること。マクシミリア旅団はその足掛かりで、ザトーやローラン他従業員はその協力者だと公言している。でもやっぱり関係者以外には誰にも信じて貰えない。
しかし本人達はヤル気満々で、既にテスト店舗として『争いを持ち込まない限り種族関係無し』の酒場を一つ作っているとか。場所は不詳ながら知る人ぞ知るというものらしく、ひょっとしたら何処かの荒野にでもぽつんと立っているのかもしれない。

処刑剣<香[ゼン・ドレィル

 

国籍…ソレイユ
所属…マクシミリア旅団
(賞金稼業・第二部団長)
階梯…12階梯(剣士)
年齢…39
性別…男

 


「今日も元気だお酒が美味い! ……で、此処は、何処だ?(ソレイユで飲んでたのにハザードに居る)」


 マクシミリア旅団所属・賞金稼業第二部団長。処刑剣≠ニ呼ばれる程の剣術使い。
本社付近に居を構える第一部、ハザードに根城を下ろす第三部とは少々気色が違う第二部を任されており、その性質は遊撃隊に近い。固定された棲家を持たず団員は常に全国各地で散開し、彼等特有の通信網マッちゃんネットワーク≠駆使して情報交換を行う。賞金稼ぎ集団というよりは賞金稼ぎ組合。
そんな変わった隊を任されているだけあって情報関連の技能に長け、剣士階梯の他にも情報士7階梯を取得していたりするインテリな一面も。流石に一流ハッカーには及ばないものの、総括部門方々のお手を煩わせない程度には単独で活動出来たりする。
……玉に瑕と言えば、酒好きが高じて大抵酔い潰れているおかげで滅多にそういう技能が活かされないということ。同じ酒好き同士達の助けを借りて仕事を遂行しているものの、それが無ければ普通に駄目なおっさんである。
その酒好き同士の中には賢者ダグラスや最古の魔法使い≠ワで含まれている辺り、彼が所有する人脈は幅が広すぎるのもまた、普段の駄目っぷりを余計に加速させている結果になっているとか、いないとか。

普段が普段だけに実力を疑問視する者も数多く、マクシミリア旅団の一角を担うには不適格だとされる声もひっきり無しに上がる。そも処刑剣≠ウえ人脈を使って得た名前だろうとまで言われてしまう程普段は駄目過ぎる彼ではあるが、その剣力たるやタングステン鋼(戦車砲に使われる素材)さえ断つ程。
実際メンバーと戦った際には終始挟撃という不利に置かれながらも、ルナとイオンに善戦を続け、更には後もう一歩のところで胴体泣き別れの目に合わせ掛ける。そのうち13階梯へと上り詰めるであろう人物。

広い人脈、高い技能、確固たる実力――……
酒さえ無ければ、本当に、本当に、素晴らしい人物だった。
現在はミラでダグラスと酒をかっ食らう日々だが、近い内に移動し東方へ移る予定。