BabeLの人々 

出身:

ラクナス

ソレイユ

ハザード

東方三国同盟

その他

異貌

 
所属:

月光

ロードオブ
アビス

タクミ屋

アルフレッド
商会

賢人会議

マクシミリア
旅団

老人会 

――解説―― 

世界規模のネットワークと軍事力で賞金首や異貌のハンティングを請け負う、現在最もメジャーな民間ハンター派遣組織に所属する人々である。
アビスとは違い月光は企業としてのコンプライアンスを守っている真っ当な組織である。無論、上はバケモノばかりではあるが。

アーガード・クロア

 

国籍…東方三国連盟
所属…東方月光
階梯…銃剣士(7階梯)
年齢…22
性別…男性

 


 「こんなことなら国外に逃げときゃ良かったァアアァァア!?(異貌に追い回されながら)」


 月光東方支部に所属している、個性はあっても名は無いモブキャラ団員No.A……
なんて問屋が許さない、名簿録に載せる今こそ真名明かす時。本名:アーガード・クロア。
元々は『いえすざっつ冥土!』(127項にて皆が連れて行かれた店)に調理担当たまに執事として勤務していたところを、ある時ハゲかけのクマ(=ジャギ) に見初められて月光に入団。というか強制連行。その後数年間に渡り21回の逃亡を試みるが全て撃沈、最近では海賊をやっていたが22回目の撃沈を記録し た。
その度に支部長からはキツめの『お仕置き』を貰っているが、翌日にはボコられた痕跡は残していても元気に任務遂行している辺り相当頑丈。時速120kmあ ひるさんボートに撥ねられても、ルナに骨を折られる羽目になっても数分後には元気に真冬の海を泳いでいる姿も目撃されている。

目に見える範囲で片手で持てる重量にのみ作用する念動と、直径2kmまで見通せる遠視と、東方でも珍しい複合型超能力者。先天性のものであり、皿洗いだとか掃除だとか雑用目的で使われていた。というか現在でも雑用している時はしょっちゅう使ってる。
サイコキネシスの制限をより幅広くする為に身体を率先的に鍛えており、
鎧も含めて200kg近いエイルを片手で支えた挙句担ぎ上げていたので結構頑張っているらしい。

逃げたいんだか頑張りたいんだか良く分からない行動をしていることが多いが、周囲曰くして、
『面倒臭がりのクセして一度はじめると凝り始めるタイプだからあんなんになっちゃった』

普通に戦えば普通に強いし、同期の中では優秀な類だがダイズとライスの評判に隠れる事が多い。
それに対して腐っている同士を慰めつつ、今日も元気に一緒に自棄酒を飲む。ただし下戸。
……銃剣士のハズなのに銃の扱いはめたくそ下手。至近距離じゃないと絶対当たらない。 


イロハ・ミナセ

 

国籍…東方三国連盟
所属…東方月光
階梯…武器士(10階梯)超能力者
年齢…17
性別…女

 


 「え、ええと……この衣裳って一回こっきりのはずじゃあ……(ダイズマンの制服を持ったまま呆然と)」


 光東方支部のエースの一人で、言わずと知れたダイズマンの中身。本名イロハ・ミナセ。漢字表記するなら水無瀬色葉。
戦闘訓練や勉強は極めてまじめに行う努力家だが、微妙に人見知りの気があったり頼み事は断れなかったりと、不幸体質の持ち主。
ちなみに先日のダイズマンの恰好は周りの人に頼まれて断り切れなかった結果である。こんなことは日常茶飯事だったりするあたり、フラグ体質よりも悲惨なのではなかろうか。
ミユキとはオフでも友人関係にあり、エース同士ということで任務でもタッグを組むことが多い。

文学少女風の温和な風貌を持った少女で、身長は普通胸は大きめ。
長めの髪は、三つ編みでまとめてあることが多い。
普段はおどおどとした印象を拭いきれないが、戦闘時には覚悟を決めるようで、ふっきれる。

ちなみにハイテク機器は苦手で、通信機の使用でいっぱいっぱいである。

能力は観念動力。サイコキネシスというよりテレキネシスに近いもので、「約三時間以内に自らの身体もしくは既に念動力をかけられている物質に触れているこ と」を条件として「非生命のみ」操作することが出来る。一応視認できない物も操作できるが、出来るだけであり、やはり見えない。
非生命限定で、としたのは自身の念波を送り込んで動かすという能力の特性によるもので、厳密に言えば出来ないわけではなく、現状では効果が薄すぎて使い物 にならないと言うだけである。この際、生命と判別されて操作できない物体には、その生命本体が着用している衣服や手に保持している武器なども含まれる。た だし身体から離れた後はカウントしない。
また、自らの身体にかける際は負担にならないため舞空術のような動きや攻撃のターボ、不自然な挙動も可能とする。
同時に操作できる重量は最大約500kgだが、本人との距離に反比例するように減少していく。50m地点で約300kgまで減り、その後は減少速度が低下、100m地点で100kgとなった後は減少しない。
重いもの、遠くにあるものを操作する際や、細かな制御をする際には指の動きに対応させる必要がある。
大気を介して能力を伝播させることも可能ではあるが、使い勝手異常に消耗が激しいので使いどころが限られる。(PC参戦時はシナリオ3回制限)
先天性の能力であり、伸びしろはまだある。また、日常生活でも頻繁に使用している様子。

初登場時は手甲をつけた拳士として戦闘を行ったが、彼女の本分は「武器士」である。
どれか一つの武器を得物とするのではなく、様々な武器を持ちかえ、時に念動で併用しつつ戦うスタイルは、正しく武器使い。
また、服の内側に多くの投擲武器を仕込んでおり、生きているかのようにこれらを舞わせて攻撃するのは人形師にも通ずるものがある。

火産霊<Jズト・カガリビ

 

国籍…東方三国同盟
所属…『月光』(東方支部・支部長)
階梯…炎術士(13階梯)
年齢…29
性別…男

 


「鋼鉄将軍はくたばったか。オレもそろそろ、ケリの付け時か?」


 東文字で現すと篝火一人。クカイ区域の戦闘その他諸々を受け持つ責任者。
カオスに次ぐ激戦区にして、カオスより人材も物資も足りない熾烈極まる戦場という性質上、
支部長という立場でありながらも、そこらの部隊長ぐらい最前線に出張っていることが多い。
そのせいで身体には無数の傷跡が張り巡らされ、死に掛けたり重傷負ったりは日常茶飯事だとか……
本人は、
『そろそろジャギさんより、異貌殺害数多くなるかな? 記録保持者って、男の子の夢だよねー』
とか言ってあまり気にしていないが、そのうち死ぬんじゃねぇかと冷や冷やさせられる部下一同。

 セミショートの黒髪に、明るい橙色の瞳、傷は多いがクッキリと掘り込まれた面構え、
『月光内部シブメンランキング(諜報室調べ)』にデジマのクマを押し退けて第一位。
おかげでたまに恨めしい視線を向けられ、自分のせいじゃないとか言いつつドヤ顔してるお茶目な人。

 居そうで居ない、知名度は高い割に実用者が少ないパイロキネシスト。
異貌の間では『火産霊(ほむすび)』と呼ばれ恐れられており(最近は人間界でもこの名で定着しているが)、クカイ戦において出る戦死者の三分の一は必ず焼死だとか。リロルでさえ一度、近くに居た側近ごと全身に第二度火傷を負わされて撤退したという逸話がある。

『New!』
鋼鉄将軍in万単位の人間から構成された巨人の下半身を、骨になるまで火で炙った。
失楽園≠ニ協力した際には、巨人の右腕だけ残して灰も残さず焼き払った。

能力の使い方は、ただただ火をぶっ放す。だけ、というか、それしかできない。
(火力調整や方向指定は除くが)本来ならばもっと多岐に渡る用途で活用できると見込まれているが、どうにも自分で自分の能力を制御できていない模様。抑えようにも力が大きすぎてどうにも出来ねぇらしい。
射程範囲はカンザキよりやや劣るぐらい。その日の体調にもよるが大体クカイ一個分より少し小さい。
身体能力も相当なもので、以前ジャギとキャッチ・ガレオン船をして遊んでいた姿が目撃されている。
種別を問わずボール遊びが好きなようで、支部内でも支部員達とよくバスケットやバレーをして遊んでいる。……十年程も前に、カオス・螺旋の塔付近に転がっていた得体のしれない卵(inリロル幼体)で超次元サッカーをしたときにボール遊びに目覚めたとか何とか。

カンザキ並の長距離射程、ジャギに類する身体能力を持つ怪物。
能力の相性も相俟って、海をステージにしたハシヒメと戦えるのは彼一人ぐらいだろうと言われている。

キリュー・T・T・コガサ

 

出身…ラクナス
国籍…東方三国連盟
所属…月光東方支部
階梯…惑乱術士(7階梯)、(超能力者)
能力…後述
年齢…24
性別…男性

 


「オイオイこの流れはもしかしてアレじゃねえ、ほっぺに感謝のチューじゃねえ!? じゃねえ!?(直後、ほっぺにコークスクリュー)」


 ○キリュー・T・T・コガサ○
(己流・トーラス・タイアー・古笠)


180を超すひょろ長い長身に、頭の左右で蒼赤に塗り分けられたトサカ状の髪型が特徴的な青年。瞳の色は、頭の塗り分けと逆に左目が赤、右が蒼のオッドアイ。
装飾がジャラジャラ付いたロングコートを好んで着ている。

東方の月光所属だが、元は、世界行商の旅からは離れ、特定地域に定住して現地支援を行ういわば「分家」的なタイアー家の出。
ラ クナス出身だったが、体や能力がある程度成長してきた頃にコダマに目を付けられ、半ば強制的に行商隊に同道させられる。その後「本家」のメンバーと共に各 地を回るうち、「旅」という行為に行商以外の価値を見出し隊商から離脱。独自に西方大陸を旅して回り、さらなる未知の世界を求めて東方へ渡った末に行き倒 れていたところをコガサ家の老夫婦に拾われた。
月光に所属していたコガサ氏の仕事を手伝うような形で月光に加わり、生活費を稼ぐ傍らでコガサ氏から様々な知識・技術を叩き込まれる。コガサ氏の引退を契機として、元々子供のいなかったコガサ夫妻に養子入りして月光にも正式に加入。
世話になったコガサ夫婦に恩を返すつもりだったが、危険な輸送隊の仕事を押し付ける任せる後継者にするつもりで捕まった拾われたということを知った時には 既にジャギにも顔を覚えられており脱走は不可能だった。以来、月光の東方支部で適度にスリリングで適度に刺激的な日々を送っている。

世界の本質を『流れ移ろい行くもの』ととらえており、『変わっていくこと』『変わらないこと』それぞれに対して感傷を抱ける内面的にはかなりロマンチストな性格。外面的にはかなりオープンな変態(バカ)なのでそれを知るものは少ないが。
役柄上、東方大陸のあちこちを移動していることが多いが、支部内にいる時は、女性隊員にセクハラして壁をぶち抜いたり、ショートカットの為に壁や床天井をぶち抜いたり、特に理由もなくぶっ飛ばされて壁をぶち抜いたりしているところがよく目撃される。
精神的に落ち込んだりしているところにわざとちょっかいをかけて、返す突っ込みで派手にぶっ飛ばされることで周囲のストレスを引き受けているという説もある。単にマゾいだけだという説もある。
なお、月光内での公的な役職としてはさほど地位は高くないが、『月光東方支部ディア・ルード非公式ファン倶楽部』会員ナンバー00002・副会長(実質会長)の肩書も持っている。


能力:コミカリングヘイロウ
自身が関与した“現象”の規模を誇大認識させる。
例えば、包丁でちょっとサックリ指を切ったら血が「ドバ――!!」と間欠泉のごとく噴き出したり、手に持ったねずみ花火に着火したら大爆発を起こして黒焦げのアフロになったり、ぶん殴られたら家具を弾き飛ばし壁を人型にぶち抜いて隣室までぶっ飛ばされたりする。
要するにボケ役御用達のギャグ術式で、日常的にはそのように使っている。
しかし、あくまでも『認識』を操るだけの、いわば幻覚・惑乱系の能力で、能力で誇大化したものがその見た目通りの損害を生むことはない。
ちょっとサックリやっただけで血が間欠泉しても、そのまま失血死することはなく、また衝撃でドアや窓が吹っ飛ぶような大爆発の爆心地にいても、巻き込まれた当人はアフロになる程度で済む。
本人はこれを『「現実」に勘違いを起こさせる程度の能力』と評しており、事実、この能力で発生した損害は、『それを否定ないし修正する動作』によって容易く復元される。
上で挙げた例で言えば、とりあえず何かで拭うような仕草さえすれば、噴き出した血糊は跡形もなく消え去り、爆風で外れたドアや人型にぶち抜かれた壁などは、枠にはめ戻したり何かで塞ごうとしたりしておくといつの間にか元に戻っている。
この能力を敵に使って、派手な流血や吹っ飛びなどのダメージエフェクトを演出しても、その時だけ「大ダメージを受けた!」と思わせることが出来るだけで、実際にはさほどのダメージにならない。
ただし、この能力が単なる幻術の枠で留まらないのは、『現象の誇張』によって発生した結果の一部が現実に残る点にある。
自動修正能によって、本人、他人、及び周囲の器物に「損壊」と言えるほどの大きな痕跡は残らないものの、「誤差」程度の変化はそのまま世界に許容されて残ることが出来る。
上の例で言えば、壁をぶち抜いて隣室までぶっ飛ばされた後、壁の損傷自体は『誇大化』能の解除によって修復されるが、しかしぶっ飛ばされた本人は隣室に残ることが出来る。結果として、壁で隔てられた隣室への疑似的なテレポート移動が可能になるのである。

そ の特殊性から、タクミ屋にいた頃から単なる幻惑魔法などでないとはわかっていたものの、逆に周囲からはわからないままにそれを面白がられて、街頭販売で ヒーロー系玩具のテスター(食らう方)にさせられたり壁抜きで女風呂に叩き込まれたりして、その結果性格が(ユカイな方向に)歪んだ。
東方に来て月光に入ってからは輸送隊の任についており、異貌に襲撃された際にはしんがりを引き受けて「逃げ遅れ力も及ばず、最後には壮絶に自爆する」と いったことを繰り返している。言うまでもなくその自爆は能力を使った演出であり、何もかも燃え尽きたように見えても実際には多少焦げているかどうかという 程度である。そうやって上手く異貌の注意を逸らしたところで逃走し、全ての物資を無事に運搬している。
しかし最近は能力の特性が異貌側にバレつつあり、たまに自爆して見せても騙し切れずにそのまま襲われたりしているが、そこは誇大化能力だと油断して突っ込んできたところを囮の荷物ごとマジ爆破するなどしてメリハリをつけ、そこそこ安定した成果を上げている。

コウヤ・カンザキ

 

国籍…東方三国同盟
所属…『月光』(タカミネ地方責任者)
階梯…魔弓士(11階梯)
年齢…22
性別…男性

 


「…ま、戦わねぇと死ぬしな」


 タカミネ周辺での異貌との戦闘を指揮する青年。
普段は書類の山に埋もれて寝ている昼行灯、賭け事が好きなくせに恐ろしく弱い。
常にやる気の無さそうな態度には、部下の中にも反感を抱くものが少なくない。
だがしかし、普段の様子はブラフに過ぎない。彼は有能な指揮官であり、卓越した戦士である。
三次元での空間把握能力に優れ、彼の敷いた陣形は状況に応じて攻防自在の動きをみせる。
同時に自分は古めかしい弓を携え戦場に赴く。その弓から放たれる矢は魔力で強化され、最新式のレールガンやガトリングガンもかくやという性能を発揮する。
いずれも空戦主体のタカミネの戦場では申し分の無い能力だが、現在タカミネでは制空≠フリロルと撃墜≠フバルバロイが戦場にたびたび(主にリロルの気まぐれで)姿を現している。
彼女達が現れると、途端に戦闘は空戦から地上戦メインに変わってしまうため、陸戦の指揮は空戦ほど得意でない彼は頭を悩ませている。
それでも自ら殿を引き受け、最小限の被害で制空≠フ範囲外まで軍を退却させる手際の良さは、彼の能力の高さを周囲に示し、現場での彼への信頼を高める結果になっている。

ジャギ・サイトウ

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国籍…東方三国同盟
所属…『月光』(東方支部・支部長)
階梯…杭打士(13階梯)
年齢…36
性別…男

 


冥土は文化だ。……さて、話は変わるがお前は戦えるか? 戦線じゃいつも人不足でな、暇ならうちに来ないか」


 東方の文字で書くと「斉藤・蛇義」。『月光』東方支部の長である。
部下からは信頼と愛情を込めてジャギ様などと呼ばれているらしい。
巨大な鉄塊(パイルバンカー)を片手で振り回し、どんな強固な異貌でも粉砕する豪傑。その姿は蛇ではなく大熊そのもの。東方三国同盟の代表的な脳筋である。
東方各地で展開される戦線に適切な戦力と作戦を送り込み、異貌を押し返すのが彼の仕事だ。
因みに3人の子持ちで、子連れ狼の如く戦線に赴くこともあるらしい。
とはいえ、長という立場上大きな戦い以外はデスクワークをしていることが多い。
本人はそれがストレスであるらしく、支部で活きのいいのを見つけては模擬試合の相手にしているとか。
お陰で支部では若手が不足している。
また、彼は裏の顔として東方各地にある「冥土喫茶」なるものの経営も行っている。
最近はストレスのせいか額にM字禿の兆候があり、必死に育毛剤を買い込んでいるらしい。

東方においてのみ『月光』は、東方三国同盟で戦う全ての人間の指揮を行っている。
東方には軍隊が無いので『月光』しかその役割を果たせる組織がなく、『月光』も「企業理念と合致する戦い。無償で協力する」という姿勢を取っているので、自然とそうなったらしい。

スフェラ・ディーク

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国籍…東方三国連盟
所属…月光東方支部(諜報部室長)
階梯…炎界法術士(10階梯)
年齢…22
性別…男

 


「カオスの戦線が荒れてんな。オヤジに報告……あ、そろそろスーパーで特売始まるな」


 月光諜報部にて、周りがほぼ全員年上ベテランという環境で室長を務め(させられ)ている若人であり。アーガードとは同じ孤児院の出身であり。
 護身法鬼ガルガの弟子。兼、19歳という護身法鬼の昇格者最年少記録保持者でもある。
 ちなみに護身法鬼の肩書きで活動していたのは僅か1年。西方では死んだ人間として扱われている。
 というのも、孤児院時代に大人たちの話を盗み聞きした際、自分の父親が護身法鬼だと知り。自分も同じ立場になれば会えるはずと信じ孤児院を脱走、彷徨っていたところを偶然ガルガに拾われて修行に励み。何のラッキーか本当に護身法鬼に昇格。
 ただ、目的の父親らしき人は見つからず。同じ護身法鬼の1人に才能を妬まれ、揉めた挙句に殺してしまい。その死体を自分の死体に見えるよう偽装して西方を脱出した。
 月光にてスフェラの正体を知るのはジャギを含めた幹部やごく一部の親しい者のみで、あまりおおっぴらにすると嗅ぎ付けられるだろうということで普段は極力能力を使わない。
 …というのを建前に多少サボってるという噂も。

 炎系の法術をメインに扱い。結界術も多少ながら齧っている。
 能力値をランクにすると「体術:C 特魔:特A 財具:F」
 特徴的なのは外気から魔力を抽出して術式を発動させるという法術の特性を利用し、目標周辺の外気を発動に用いることで零距離で対象を「発火」させることができること。
 距離や複数選択などで制御の難易度やそのために消費する自身の魔力は増減するものの、視界で確認できる範囲であれば敵を接近や防御を許すことなく焼き尽くす。
 法術士達の中での通称は『纏火(まといび)』
 仕事上あまり大きな武器の形態ができないので、剣の刀身がない柄だけの形をした魔道具を所持。持ち主の魔力を刀身に変えることができる。変化するのは長剣、小剣、ショテルの3パターン。西方にいる頃にとある人物から貰った物。

 カガリビとは系統が似てるせいなのかどうか分からないが仲が良く、要請でクカイに借り出されることもわりとあるが。一度二人でカオスの戦線を(比喩表現無しで)火の海にしてしまい2人揃って正座で叱られたことがある。
 修行も半ばで飛び出してきたことを後悔していたが、最近師匠がこっちに来たので。昔のように同居状態で再び稽古をつけてもらっている。
 それ以来毎日夕方になると、商店街で大量の食料を買いだしてる姿がよく見られるとか。
 ちなみに、本人は知らないが歴代護身法鬼に確かに父親らしき人物はいるのだが。
何らかの事情により「粛清」されたとされ、名簿から存在が除外されている。

ソウ・ヒユキニ

 

国籍…東方三国同盟
所属…東方月光
階梯…賭博師([1d13]階梯)
年齢…13
性別…男の娘

 


「これは運命(ネタ)の神様が私に微笑んでいるのよ! きっとそう!」


 東方文字で表記すると「陽雪似・蒼」。その特徴を一文にまとめると、「前髪属性で普段着は普通の女もので色白黒髪銀眼で本気で乙女な性格で普通の家庭出 身で使用武器も役職もダイス次第でコロコロ変わる女装美少年」。

 容姿は美少女で服装も女もので性格も乙女だがれっきとした男(の娘)。
 けして病的ではない色白の肌に、サラッサラの黒髪は俗に言う姫カット。前髪が長く、満月のような銀眼を隠しているが、これは本人いわく「恥ずかしいから」らしい。無理に素顔を見に行くと照れ顔でてしてし叩かれる。だが男である。
 服装も女の子そのもので、普段は清楚な白ワンピなどシンプルなものを、ちょっとオシャレしたい時にはフリルのついたものを好み、何らかの行事等で機会があれば、振袖やドレスといった普段着ない衣装も積極的に着たがる。だが男である。
 休日には、服飾品店をウィンドウショッピングしたり、スイーツショップの前で右往左往したり(30分くらい葛藤して結局入ることが多い)、女の子同士の恋バナに普通に混ざってキャッキャウフフしていたりするところがよく目撃される。だが男である。
 要約すると、後述の九十九の鍵に運命を弄ばれた結果が全てなのであるが、本人は全く気にせず人生を謳歌している。


所有する九十九の鍵:零和の願望機(リスキーダイス)
 外見は、見る角度によって碧から翠へと様々に色を変える、透き通った不思議な材質で出来た多面ダイス。
「出目に対応した事象を確定させる」力を持ち、何らかの選択肢や物事の可否をそれぞれの出目に割り当ててから振ると、その出目に対応させていた結果を現実 のものと確定させることが出来る。たとえば奇数偶数の別で、一方に「攻撃が当たる」、もう一方は「攻撃が外れる」と割り振ったとする。この状態でダイスを 使用して、「当たる」が出れば、どんなに困難な状況からでも必ず命中するし、逆に「外れる」が出た場合は、どうやっても外しようのない状況からでも絶対に 外れることになる。
 ただし、出目に割り振る選択肢は、生じる結果の損得度合いの総和が零になるよう割り振らなければならない。どれも大差ないような選択肢の場合や、先の例 のように、単純な当たり外れだけであれば調和を取るのも容易だが、これがもし一方を「敵の急所に命中して死亡させる」としたならば、もう一方は「味方の急 所に命中して死亡させてしまう」もしくは「跳ね返った攻撃で自分が死ぬ」などとしなければならず、ダイス運次第でいずれかの結果が確実に発生することにな る。
 ローリスクにはローリターン、ハイリスクにはハイリターンをもたらす、まさに賭博師の業が形を持ったようなダイスである。


 なお、月光に所属しているだけあって戦闘能力も(一応)あるのだが、何もかもがダイス依存なため全く安定しない。

○役職判定[1d30]
1:移動型司令官(支部長より上位)
2〜3:支部長補佐
4〜5:大隊長
6〜8:中隊長
9〜15:小隊長
16〜30:ヒラ隊員

  によって、その日の役職すらも何故かダイスで変わる。たまーに1(司令官)を引いたりすると、「今日は私が一番偉いんだもんね」などと言ってドヤ顔で支部 長を顎で使った後でヒラに落ちた翌日に手痛いお仕置きを食らったりしている。フリーダム。でも可愛いから許す。だが男だ。
 戦闘スタイル(というか、使用武器)もダイスによって変化し、強力なものが出ることもあれば外れとしか思えないものが出たりする。が、階梯判定で10階梯以上が出ていれば、ギャグとしか思えない武器でもそれなりに戦えたりする。本物のカオスの権化。
 ダイス判定で出現する「武器」は以下。何が出るかは(ネタの)神のみぞ知る。

○武器判定[1d100]
1:素手(スカ)  2:大振りナイフ二刀流  3:モーニングスター  4:鎖鎌  5:けん玉
6:グングニル(※一撃必中、ただし投げっ放し)  7:大砲  8:ヨーヨー  9:大剣  10:爆弾
11:太刀&脇差  12:呪杖(炎属性レベル[1d6]相当)  13:ヌンチャク  14:うなぎパイ  15:巨大ペンチ
16:カイトシールド  17:トンファー  18:拳当  19:必滑のバナナの皮  20:名刀MURASAME
21:呪杖(医療魔術レベル[1d6]相当)  22:猫(黒)  23:冥土服(オーソドックス)  24:ハンドアックス  25:方天画戟
26:砲丸  27:ネット(投網)  28:ソードブレイカー  29:妖刀MURASAMA(パチモン)  30:ボウガン
31:ハルバード  32:トランプ  33:風魔手裏剣  34:猫(白)  35:干将&莫耶
36:呪杖(地属性レベル[1d6]相当)  37:デュランダル  38:愛欲の金の矢  39:大戦斧  40:バールのようなもの
41:投げナイフ[1d100]本  42:大鎌  43:夢想権之助の杖  44:冥土服(ミニスカニーソ)  45:アイギスの盾
46:二丁板斧  47:呪杖(風属性レベル[1d6]相当)  48:六法全書(鈍器)  49:フリスビー  50:如意棒
51:アダマンチウム合金の爪  52:弓矢  53:鞭  54:蜻蛉切  55:アゾット剣
56:楼観剣&白楼剣  57:鉄扇  58:仕込み竹箒  59:冥土服(ネコ耳尻尾付)  60:棍
61:脚甲  62:猫(三毛猫オス)  63:呪杖(水属性レベル[1d6]相当)  64:トライデント  65:八卦炉
66:突撃槍  67:ハリセン  68:ガントレット  69:三節棍  70:BCロッド(鈍器)
71:グレネードランチャー(弾数:[1d10]発)  72:身代り人形(効果持続:[1d5]回)  73:忍者刀  74:マンゴー  75:薙刀
76:巨大ブーメラン  77:[ダブルトリガー]  78:ロードローラー  79:ハンマー  80:シャムシール
81:フランベルジュ  82:木刀  83:壷  84:スリングショット  85:カレー
86:全身鎧  87:破城槌  88:ギロチン  89:投げ縄  90:ドリル
91:毒針  92:熊挟み  93:転ばぬ先の杖  94:マジックハンド  95:破魔札[1d20]枚
96:呪杖(無属性レベル[1d6]相当)  97:裁きの車輪  98:オハン  99:猫(七匹)  100:約束された勝利の剣

ディア・ルード

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国籍…東方三国連盟
所属…月光東方支部
階梯…剣士(2階梯)
年齢…15歳
性別…女性

 


「ボクの刃は、友と日常の為に」


 月光東方支部に所属する団員の一人。普段は人手の足りない東方各地の都市に派遣されて任務を請け負っている。
東方の住人としても幼い頃から戦場に立ち、相応の経験と力量は積み重ねているはずなのだが…妙に要領が悪いというか、素人臭さが抜けないというか。
戦闘になる度にあたふた慌て、不慮の事態にはおたおた動揺し。訓練では高い能力を示すくせ、実戦になるとヘタれ、それでもここ一番では覚悟を決める。
とにかく非常に評価がし辛い団員で、そのため階梯も非常に低い。しかし任務でも雑用でも常に一生懸命な姿は周囲に好印象を与え、支部ではマスコット的な人気があったりする。

金髪のショートヘアに翡翠の瞳を持つ小柄な少女。後述する能力の都合で、袖無しやショートパンツなどの露出が多い服装を着ることが多い……が、本人は恥ずかしいらしい。
普段は快活な笑顔で振舞うが、実は照れ屋な上かなりの怖がり。それが前述の成績不振に繋がっているが、任務への責任感は強いので深刻な失敗をしたことは無い。

彼女は数世代前からのクカイ出身者で、代々に渡り高濃度の瘴気の中で生活してきたためか、高い瘴気耐性と"剣山刀樹"と呼ばれる特殊能力を保有している。
名前が付くほどの強力な能力は東方の人間でも数少ないため、それが身内での彼女の評価を高める一因になっている。
"剣山刀樹"の能力内容は、主に次の二つ。
特徴1:体内で刃物を生成し、身体のどこかからそれを生やす。
特徴2:刀剣であれば何であれ吸収、同化し、好きなタイミングで現出させる。
基本戦術は特徴1で手足のあちこちから生やした刃での格闘戦になる。体力の許す限り、かなり大量の刀剣を生成できるため、ハリネズミのように全身刃物の状態で身を守ったり、それらを一斉に体外へ射出するような戦い方も可能。
特徴2は、刀剣であれば魔器であれ何であれ吸収するため、刀剣使いにとっては天敵に近い能力。ただし異貌などに良くある「刃物のような身体の一部」は、吸収することはできない。
過去の任務などで、ディアは何本か強力な魔剣の類を同化吸収しているが、基本的にそれらはディア本人の許容量をオーバーするものばかりなので、現出させることは滅多にない。

ベル・ティドゥル

 

国籍…ハザード
所属…西方月光
階梯…拳士(13階梯)
年齢…15
性別…男性

 


「ニョホホホ〜。お仕事お仕事、がんばるぞーぃ」


 ジャギ休養によりデジマ支部長代打としてハザード首都西支部よりこちらへと召喚されてきた少年。  
ゆったりとした衣装を好んでも隠し切れないほどに小柄、
同年代の同性と比べるより、異性と並べたほうがしっくりと来る、
いいやそれでもまだ小さいという矮躯で本人もその事をとても気にしている。
そんなナリに加えて優しげな笑みがよく似合いそうな目鼻の位置を持ち、女性受けは良さそう……
なのだが、全く似合っていない爺口調とそれっぽく渋い趣味嗜好のせいで実はあんまりモテない人。

庭に出れば盆栽を弄り、カラオケに行けば演歌を熱唱、日中は健康体操や公園で鳩に餌やり、などなど、
そりゃあ今時の若い人は付いてきちゃくれなさそうな渋〜い趣味嗜好であるのは勿論ちゃんとワケ有り。

実年齢が、今年で御歳96歳の誕生日を迎えるから。
何でも、元々は筋骨隆々のジジイであったそうだが、とある時にとある『九十九の鍵』から呪いを受け、
今まで生きてきた時間のうち肉体が経たもの
を吸い取られたらしい。しかも、吸い取られた時間はその鍵を破壊しなければ戻ってこない。
挙句の果てにはそれを取り返さなければ今後とも歳を取ることがないという付与効果付きだとかなんとか。

若返る、歳を取らない。
傍目からは羨ましがられそうな効果だが、じい様本人としてはとんでもなく不服なご様子。


テアケ流と呼ばれる東方由来の武術を扱う。
傍目からすれば重力を操っているようにしか見えず、
技を掛けられた当人もまた似たような感想を抱くほどに、
誰であろうと投げ飛ばす不可思議な技を好んで使用している。
今のところ仲間内だけでしか披露していないが、そのうちに敵に掛けるところも見せてくれるとか……

恐いものは、『うちの女房』と『命賭けの一撃』。捨て身の攻撃とか、自棄っぱちの突撃とか、そういうのとは別で『ただ速い物、ただ強い物、そういうのなら例えそれが雷であろうと物の数では無い』らしい。武を極めた達人らしい物言いである、余人には何のことかさっぱりだが。

ちなみに老人会運営に関わっているらしく魔拳≠"最古の魔法使い≠ニは知古の間柄。

天使セラフ<}コト・キリサキ

 

国籍…不明
所属…月光
階梯…天士(12階梯)
年齢…25歳
性別…男

 


「私たちは正義の味方ではありません。されど、世界を救いたいと願う者達です。月光の名の元となった人物のようにね。あ、これアビスとの違いを聞かれたときに使ってください」


 霧咲真と書く。知る人ぞ知る月光の本部長。月光の"顔"であり、外交官である。
 その気になれば世界を動かすこともできる、という意味では賢者に匹敵する権力者ではあるが。実のところ月光という組織を動かす権限は持っていない。戦力を動かす権限は各地域の支部に割り当てられているのだ。そのため彼は代表者ではあるが、アビスのような支配者では無い。
 とはいえ月光の中長期的な組織目標や絶対厳守の規律は彼が制定するし、各国政府との調整や連携も現状彼一人で殆ど切り盛りしている。そういった政治手腕 的な意味で言えば鬼のような権力を握っているのだが。まぁ、即物的な武力を持ってないのは確かである。それは個人が超巨大戦闘組織を所有している建前でも ある。

 …… が、そんな物騒な肩書きに反してキリサキ本人は、のほほんと紅茶を飲んで読書したりしているのが似合う優男である。どこか浮世離れした、例えるならスーツ を着た吟遊詩人だ。性格も天使然としており、困ってるおばあさんがいれば外交先の賢者を待たせてでも助けるような、壊れてるぐらい良い人。ただ、それと同 じ笑顔で異貌も屠る。「良かった、倒すことができました」などと言いながら笑うのだ。そんな人。

  月光の長は5000年前からこのキリサキで変わりない、ロードオブアビスと同じように同一人物が運営を続けているのである。しかし彼の場合少々特殊で、寿 命には逆らわない方法を取っている。――つまり、壮齢に達すると共に自分は身を引き、若い自分のクローンに次を託すのである。なぜそういった形態をとって いるかは不明だが、今更キリサキの運営や世襲(?)に文句を言う人間もいない。何しろ5000年間続いているのだから。ちなみに現在のキリサキは248代 目、代替わりして5年目である。
 月光のという組織は彼が対悪魔用特効薬によって超能力に目覚めたことに―― いや、彼がその力を持って「悪魔を殲滅する」と覚悟を定めた所に端を発して いる。個人の覚悟であったそれは、彼が戦う内に波及し、やがて月光という組織を作った。世界を守るために。その理想は今も掲げられており、バウンティハン ターズカンパニーとなった今も、月光は積極的に異貌の討伐を請け負っている。

>聖なる毒手

  さて、キリサキの戦闘能力であるが、実のところトップではない。階梯にもある通り単純な戦闘能力ではジャギを始め各国の支部長の方が上である。生けるチー トキャラやバグキャラには及ばず、生けるボスキャラレベルといったところ。それでも12階梯は伊達ではなく、こと格闘術においては独自の流派を編み出すほ どではある。
 ただし、それは人間を相手に戦った場合の分析である。
 彼の真髄は人間以外と戦ったときに初めて発揮される。
 「聖なる毒手」
 これは「相手が瘴気を帯びた存在に限り、直接打撃で与えた傷の回復を許さない」且つ「相手が純粋な人間である場合に限り、その体に触れた傷を癒す」とい うキリサキ独自の超能力である。具体的に言えば瘴気を含んだ細胞の細胞活動を著しく弱体化させ、その逆だと活性化させる能力だ。相手が強力な異貌であれば あるほどその効力は増し、最高潮に達すると皮膚の表面に発現した魔力が青白く光る。その姿は天使にも見えるという。
 例えるならその手は聖水である。異貌が触れれば大火傷を負う、握られれば数十秒で皮膚が炭化し肉が焼ける。しかし逆に言えばそれだけで、触れなければどうということは無い。また、人間の回復については初級の回復魔術と同レベルである。
 なお、キリサキの主要武器は高周波振動ナックルである。これは異貌や自立戦車の強固な外殻を紙のように貫いたり、精密機器を内蔵したLPの振動伝達による破壊を想定して開発されており。人間相手だとただのアイアンナックルである。
 このように、彼の戦力はひどく限定的である。彼は規格外の化け物と戦うという状況においてのみ、全力で戦えるのだから。

 

千の刃<~ユキ・アサノ

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国籍…ラクナス
所属…『月光』
階梯…整備士(9階梯),超能力者
年齢…17
性別…女

 


「御用の方は”何でも屋”のミユキまでっ! (ピピピ…)『月光』から呼び出し!? ごめんなさいちょっと留守にしまーす!」


 依頼があれば東へ西へどこまでも! 持ち前の笑顔と器用さを武器に「ペット探しから異貌退治まで!」、何でも屋を経営する少女。仕事の依頼はホームページまたはフリーダイヤルからどうぞ!
自転車から戦車まで修理してみせる一流の整備士で、人当たりが良く仕事ぶりは真面目、ポニテを揺らしながら作業着で世界中を駆け回っている。
そしてその傍らで『月光』の仕事を兼業するという、ある意味すごい人である。

ミユキの実家は怪しい株の投資に失敗し、一個人では帰せないほどの借金を抱えている。彼女はそれを返済するために必死で稼いでいるのである。ただいつもはそんな境遇を楽しむかのように、素で元気。不幸を大爆笑しながら蹴飛ばしていく精神的な逞しさを持つ。
他にも困ってる人が居ると助けずに居られない性格だとか、単に働くのが趣味だとか。色々言われているがたぶん全て真実。

『月光』内では彼女は先陣を切って危険な任務をバリバリこなす一番槍として有名だ。失敗こそしたが、あの逃亡者たち相手にたった2人で戦いを挑んで見事に善戦したこともあるとか。
そんな彼女の能力は「物質の性質を変化させる」というものである。先の戦いでは地面を全て流砂状に変化させ、逃亡者達を苦しめた。

【戦闘能力】

端的に表せば、彼女の能力は「体技:B 特魔:B 財具:C」となる。何をやっても普通以上にこなすが、何をやっても達人には適わない器用貧乏である。特 化しすぎて変態的な人間の多い『月光』の中では、タイマンで戦って勝てる相手は少ない。しかし、依頼達成率は92%と非常に高く。それはどのような状況・ 相手とぶち当たっても柔軟に対処できる、彼女の柔軟な発想と応用能力の高さを物語っているといえるだろう。

「走」
走ればキャンピングカーとも併走してみせるだけの脚力、持久力があり。20m以上離れていれば銃弾でもかわして見せる動体視力を持つ。いわゆる平均値。

「攻」
得意とするのは棒術で、代々アサノ家に伝わる「根性とアイデアで勝負!」する浅野流棒術を使う。エイル並みのリーチの長さを持ち、攻撃箇所は棒の左右両端と中軸、更には肘打ちや蹴りまで飛び出す多彩さがある。何でもありでアグレッシブな攻撃スタイルが特徴である。
実力はエイルと10本対戦して1本取れる程度、キャンピングカー程度なら持ち上げて見せるが投げ飛ばすには至らない程度の腕力を持つ。

「守」
技術的な守りは得意ではなく、少々の傷なら若さで回復するぜ、うん突撃っ! というスタイルである。実際体は頑丈で小型拳銃程度の銃弾なら2,3発は当たっても平気だが、大型拳銃とかマシンガンなどが出てきたらお手上げである。
無論それは技術的な話であって、実践では棒を板状に変えて盾にしたり、相手の足元を沼に変えたりと、超能力を駆使して対処することが多い。

【超能力:性質変化】
「体の触れている非生物の性質を変化させる」能力である。
これは分子の結合率や、やろうと思えば原子の並びまで変えられる能力で。理解さえしていれば炭からダイアモンドを作ったり、砂鉄を鋼鉄に変えたり、水を水素に変えたりすることが出来る。
しかし戦闘中はそこまで考えることも少ないため、結合率だけを変化させ「物質の硬さを変える」という使用方法が殆どである。たとえば自分の武器を好きな形状に変えたり、相手の装備や足元の地形を崩したりすることに使う。

制限としては、一度の能力行使で変化させられるのは200Kgまで、それは手で触れている物体でなければならない。
一度使用すると30秒間は使用できず、200Kgも変化させれば20Kmマラソンで走りぬく程度の体力と精神力を消費する。
※通常超能力は魔術に近い性質を持つため、消費するのは魔力だが。ミユキの能力はハザマからの継承となるので、消費するのは体力とした。

【ちょっとタンマ! フィールド変更!】(1シナリオ1回まで)
200Kgという制限を開放し、体力の続く限り性質変化を行う技。
そのときの体力にもよるが、体力満タン時に使えばドーム1個分程度の物質を変質させることができる。
以前PCたちの足元を全て砂漠に変えたのはこの技である。