「世界はいつも残酷で、天秤の上のどちらかを選ばなきゃいけない時が必ず来る。素直に従うかどうかは任せるけど、逆らい続けるとボクみたいになるよ」
ミサキ家二十三代目当主にして、五千年前に魔王を討伐した月光メンバーの一人。その後世界が大戦へと移行していった後も悪魔の残党狩りを行っていたが、
敵の奇襲により率いていた部隊が全滅。自身も瀕死の重症でいたところ、取り入ろうとした悪魔を逆に吸収して悪魔化。その際何故か魔王討伐で消えたはずのけ
もみーセットも復活。
長い時間を放浪し続けた後、偶然再会したマスター・ゼアノートことカイトとアオイ夫妻の養子に。律儀に書面での手続きを行っているので、正式な苗字は『スフィーリア』(東方名『マガツ』)になる。
デッド・オア・アライブ式の修行に打ち込みながらひっそりと暮らしていたが、ひょんな事情から『星の再来事件』に足を突っ込む事になり。その際に肉体が耐
えきれないほどの魔力暴走と引換に事件を終結、カイトにより携帯していた雪消月に魂を移し変えられ身体を再生する術を見つけてこいとぶん投げられた。
千年ほどその状態でハザードに保管されてみたり幼女と逃避行したりしてるうちに最近肉体が再生。カイトの元へと帰り修行を再会しながら、ロードオブアビスの一員として働いている。
組織内ではアビスの計画や行動指針に真っ向から反抗する事もあり、口論が発生することも多々あるが。それを除けば実に忠実に従っている。
最近はよくシェリルを混ぜた三人で格闘ゲームに興じてはレッドに怒られたりしてるとか。
昔に比べて性格が変わったかといえばそうでもなく。あえて言えば大胆さと刹那を楽しむ気概、長命者故の達観は身に付いた。ただ価値観や信念は既に確固たる
ものができているが、またそれが「自分の守護対象のためなら世界すら犠牲にできる」というはた迷惑極まりないもの。本人も自覚はしているが、治さない(む
しろ治せるような正常な人間が周りにいない)
若い頃は自己犠牲精神もあったが、自分の命を代償に助けられた立場を知ったせいかその考えは改まっている。
気に入った相手には懐っこく、そして知り合い同士の確執を気にしないので、デリクと手合わせした後で酒瓶片手にダグラスの居城に突撃したりとフリーダム。
人の世話を焼くのは好きだが、焼かれると逆に戸惑う。甘え下手と頼り下手は昔より輪をかけて酷くなっている模様。おちゃらけるセンスだけは無駄に成長中。
【戦闘能力】
ランクで表現すると「体技:A 特魔:A
財具:F」
身体能力と魔術攻撃を組み合わせた事により、遠近両用の戦闘タイプに。その代わり防御は薄いままなので、接近時は一撃与えては距離を開けるヒット&アウェイ戦法を相変わらず使用。
「走」
最高時はイオンの半分程度、10秒の持続時間が過ぎれば更にその半分のデフォルト速度に戻ってしまうが、即時開放と即時停止ができるので瞬間移動もどきになる。
その他跳躍力に長け、垂直ジャンプだけでも2メートルを記録。然るべき準備を行ってから飛べば更に縦にも横にも飛距離を伸ばし、100m程度の高度からであれば落下と着地の衝撃をものともせずに即時行動が可能。
「攻」
刀の扱いは基本居合術。神速で斬りつけるか、刺突も用いて状況に柔軟に合わせる。一度接近した場合、辺りをうろついて他への集中を乱し他からの攻撃が入った瞬間を狙って追撃など。うっとうしいことこの上ない戦術を取る。
また、体術にも多少の覚えがあり。刀での攻撃が防がれると蹴りを飛ばしたりする事がある。
「守」
前のめり精神なので防御は二の次になりがち。攻撃を当てるために攻撃に当たる事もしばしば。とはいっても致命傷になりかねないような攻撃はさすがに防ぐか流す。
効果的な防御手段を持たないので、雷撃での相殺を利用するか。攻撃そのものを避ける法が多い
【特殊能力:雷属性】
ハイリの扱う雷撃は一般の魔術と違い、雷を発生させる魔術を組んでいるのではなく本人の持つ属性に魔力が染まって放出されている。つまりそれ以外の属性魔術はきちんと習得しないと使えない。
その分通常の魔術の形式に則ってないので、自分の手元から出したり空から落としたり足元から突き上げたり、人の周りを囲んで身動きを封じたりと扱いは割と自由。
本人限定&短時間ながら足場となる雷を空中に作ることで滞空も可能。
威力が上がればその分一度に出せる本数は少なくなり、レベル5と同等威力のものになると同時に二発程度しか出せない。当然乱発すると魔力が著しく消費する。
【魔人化】(1シナリオ1回まで)
暴走の恐れがあるため普段意識して制限している魔力のリミットを外し、本来の悪魔としての能力を開放した状態。体現する事象は『不斬』
持続時間は『視認した標的が自身の刀の間合いに入るまで』その間、物理攻撃や魔術攻撃、結界等々の標的への接近を妨害するものが自分に触れた瞬間全て切断される。
ただし、まだまだ力を使いこなせておらず暴走癖が抜け切れていないハイリの場合。長時間の使用は危険なため一戦闘中に使えて一回。普段は使用をカイトに固く禁じられているので、後でしこたま怒られるおまけ付き。
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