BabeLの人々 

出身:

ラクナス

ソレイユ

ハザード

東方三国同盟

その他

その他

 
所属:

月光

ロードオブ
アビス

タクミ屋

アルフレッド
商会

賢人会議

マクシミリア
旅団

老人会 

――解説―― 

それぞれの国の国政を動かす人物を”賢者”と呼ぶ。
その賢者の集う会議、いわば内閣府に相当するものが賢人会議である。

"最古の魔法使い<Aンリ・サーストン・ペレルマン

 

国籍…ラクナス
所属…賢人会議(ラクナス)
階梯…博士(階梯なし)
年齢…不詳
性別…女

 


「理解できない?僕にとっては簡単な問題なのだけれどね」


 ラクナスの国政を預かる賢者の一人であり、現代に生きる二人の「自然哲学者」、その片割れである。
ラクナスの科学者には幾つかの分野を両立して研究している者も多いが、彼女もそのクチであり、専門の数学以外に幾何学、物理学の権威として知られる。
数学をこよなく愛し、数とは人類最古にして究極の偉大なる発見である、というのが持論。彼女曰く、数学によって世界の在り方を認識することは、人類が最初に見つけた「魔法」なのだという。
“最古の魔法使い”というのも彼女の持論に基づく自称であり、ラクナスにもソレイユにもこの二つ名にいい思いをしない者は多い。
しかし、『叡智』に基づいた未知の技術によって物質生成、重力操作、空間歪曲といった数々の超常現象を指先ひとつで引き起こす彼女の姿は、まさしく魔法使いを連想させるものである。
その頭脳はラクナスでも群を抜いており、こと計算、演算能力においてはラクナスの最新鋭コンピューターすら凌駕するという。
彼女の発見した叡智は『世界方程式』とも『心の方程式』とも言われ、数式の形で表される「何か」だと言われているが、その実態を知るものはアンリ本人しか居ない。
外見的には十代半ばの少女だが、ソレイユの伝説的大魔術士オズワルドと親交があったことが知られており、外見どおりの年齢で無いことは疑いようもない。名前も偽名。
古代の遺跡や建築物巡りが趣味で、何かと混乱した現在でも、頻繁に賢人会議を抜け出しては国外にまで足を運ぶ。
その道中で出会った人物に、気まぐれのように助言や助力を行うこともある。交換条件として、難解な数学問題を出して相手を困らせることも多いが。

“賢者”エリファス

 

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国籍…ソレイユ
所属…賢人会議(ソレイユ)
階梯…攻性魔術師(11階梯)
年齢…27
性別…男

 

「未来を危惧するのか?ならばこそ、今この瞬間を惜しむべきだろう」


 ソレイユの国政を握る大統領の一人であり、賢者達の中でも急進派で知られる人物。在任中の賢者の中では最年少。
幾度と無くソレイユの政治体制の抜本的な改革を訴え、その殆どは否決されている。彼の意見は市民の反対や混乱を省みない理想論、というのが大方の賢者の考えである。
領土内の開拓や異貌の討伐に関しても積極的で、過去に大規模な異貌掃討作戦を自ら指揮し、大きな成果をあげている。
そのため軍事的な手腕においては高く評価され、軍事、警察関係者からの支持も篤い。
自身も凄腕の攻性魔術師と言われているが、彼が具体的にどのような魔術を使うのか、不思議なことに見た者は誰もいない。

彼の生家であるペラダン家では数代に渡り、魔術的能力の低下が囁かれており、劣等感からか貴族の肩書きばかりを重んじる風潮が余計に強まっているという。
親戚達の多くはエリファスの魔術の才能に嫉妬し、貴族制に敵対する彼の政策に激しく反対しているが、彼自身は全く意に介していない現状である。

“賢者”シーヴァー

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国籍…ソレイユ
所属…賢人会議 (ソレイユ)
階梯…召喚士(12階梯)
年齢…70
性別…男

 


「儂はこの肩書きが嫌いでな。聡き者などいないというのに、誰もが無知に気付かん」


 ソレイユの国政を握る大統領のひとりであり、古より続く大貴族の長である。
変わり者揃いの賢者達であるが、彼はその中でもオーソドックスに魔学と政治力を高レベルで維持する賢者らしい賢者である。
40年近く政治活動をしており、年の功という意味で顔が広く発言力は強い。
また国立魔術学院で召喚術を教えていた経歴もあり、学院にも影響力を持っている。
彼の政治手腕は堅実そのもので今まで失敗らしい失敗は一度もしていないが、特別大きな政策を打ち出すということもしていない。
個性的な賢者達の間に立ち、意見をまとめ、国民の納得する形に治めるというのが今のシーヴァーの立場である。
そのような言動をするため温厚な老人、というイメージが国民には浸透しているようだ。
国民を愛し、文化を愛で、国威を誇る。模範的な為政者。
一見完璧に見えるが、唯一の欠点がある。彼は一貫して『ラクナスとの戦争』を公言し続けていることである。
非現実的であり、その論議を始めるとなぜか彼は我を忘れたように熱くなる。
他の賢者の反対によってそれは実現していないが、堅実そのものである彼がなぜそのような言動をするかは謎である。
九十九の鍵を使い、ラクナスを滅ぼそうとしたこともあるというが……

“賢者”ダグラス

 

国籍…ソレイユ
所属…賢人会議 (ソレイユ)
階梯…魔剣士(11階梯)
年齢…41
性別…男

 


「それで、貴様は何ができる? 返答次第では取り立てよう。逆もまた然りであるがな」


 ソレイユの国政を握る大統領のひとりであり、覇道の賢者≠ニ呼ばれる剛胆な人物である。
ミラを治めており、違法スレスレの薬物の製薬を許可し、国防に異貌を利用し、大型空港の建設で経済を循環させる等大胆な政治手腕で常に政界を揺るがしている。
彼の代になってからミラの貿易黒字は4倍にも膨れ上がり、国内外から英雄と呼ばれて久しい。
些か粗暴な面も目立つが。魔剣士11階梯の腕もあり、良くも悪くも豪快であると捉えられている。
しかし彼の生まれであるグラッドストーン家は歴史が浅く、半ばミラの政権を奪うような形で現在の地位に上ったこともあり、国民はともかく他の賢者からの評判は悪い。
「彼に代替わりしてからミラに吸血鬼が出没するようになった」との噂もあり。彼を妬む人物は多いようだ。